浅井家との戦いが終わった数日後、濃姫は安土城に帰還した。  
ずらりと並んで出迎える家臣達に、織田家が天下を取った事を改めて宣言した。  
皆、長い戦がようやく終わった事に安堵している。  
なすべき事が山積みだったが、光秀や秀吉などの忠臣が積極的に動いたおかげで  
少しずつ民にも落ち着きとやる気が戻ってきたようであった。  
魔王は家臣には恵まれたようだ。  
「信玄公も人の大切さを説いていたわね・・」   
刃交わして討ち取った強敵を不意に思い出す。気づけばもう紅葉が  
色鮮やかに主張する季節だ。  
濃姫はこの日宴会を催した。大名も、雑兵も、城の中や外で杯を交わし疲れを癒した。  
誰もが織田家の天下統一を喜び、未来に希望を持っているようであった。  
出雲から旅をして来た巫女・阿国が美麗な舞を見せ、皆拍手喝采した。  
それを見た秀吉が見よう見真似で真似をし、皆の笑いを買って  
地団太を踏んでいた「なんでわしの時は笑うんさ!?」  
濃姫は軽く酒を嗜んだ後、後を光秀らに任せ、湯浴みをして自室に戻った。  
艶かしい絹の布団の上に横たわり、今までの事を思い返す。  
信長が亡くなった時、自分は狂った様に笑い叫び。光秀が安土城まで連れ戻した。  
泣いていた蘭丸も自分に駆け寄ったが、蝮を振り回して拒絶した。  
あの時の蘭丸の捨て犬の様な表情は今でも覚えている。  
子供の頃から、蘭丸は一家で斉藤家に仕え、  
もののふとしての作法と剣術を叩き込まれていた。あまりに厳しい修行の時、  
一度だけ影で泣いている姿を見た。心が軋んだ。  
こっそり菓子を投げてみたら、不思議そうに辺りを見回した後  
拾って旨そうに食べ、涙をぬぐってまた稽古場へ戻っていった。  
いつか嫁ぐ日が来ても、必ず蘭丸は自分の傍に呼び寄せようと思ったのに。  
帰りの道中何度も自分に光秀は言い聞かせた。  
「姫君様、今お気をしっかりお持ちにならずにどうするのです、  
天下人殺しの浅井公、市様の暴走を止めるのは姫君様しかおりません!  
どうかこの光秀のためにもお堪え下さい!」  
光秀は信長を裏切ろうとしているのでは、と微かに思っていた濃姫は驚いた。  
数日間さんざん笑って号泣した後「もう大丈夫よ」と微笑んでみせ光秀を安心させた。  
信長を殺すのは自分だと常日頃から思っていたが、  
敵の多い夫は、常日頃彼の事を心配していた妹夫婦に討ち取られた。  
その後、義妹を死ぬより辛い目にあわせてやった。  
こちらに嫁いできた時に純粋に自分に好意を寄せ、自分も好意を持った市を。  
突忍の陵辱によがる市を思い出すとぞくぞくする。  
 
「織田家の女は、覇王の妻か、湯女や夜鷹になるかのどちらかね・・。」  
だいぶ夜もふけた頃、濃姫付きの侍女から呼ばれた蘭丸が参上した。  
丁寧に挨拶をして目を伏せ部屋に入る。布団の上から濃姫が声をかける。  
「蘭丸、本能寺で敵を千人討ち果たしたそうね、あなたは古今無双の兵だわ。」  
「もったい無きお言葉・・、」蘭丸は床に頭を摩り付ける。  
蘭丸は大きな恐怖とわずかな期待を抱いていた。  
(姫君様・・、また、私にあのような時間を下さるのか、  
しかしあの時の事をお許しになるはずもない・・。)太平が訪れた今、  
きっと自分は処刑されるはず、主に呼ばれた時は、命がなくなる時だ。  
濃姫は微笑んで手招きした、蘭丸は躊躇っていたがゆっくり濃姫に近づく。  
その刹那、濃姫は蘭丸に襲い掛かった、「わっ!姫君様!!」  
蘭丸は避けずにその場にいた為、弾かれて布団の上に転がった。  
濃姫が仁王立ちで蘭丸を睨み付ける。  
「蘭丸、私を踏み台にして、あの人を手に入れた感想は?何回あの人に気をやったの?」  
「!」蘭丸は目を伏せた。  
濃姫との情事の後、気を失っている濃姫の隣で、蘭丸は信長に嬲られ何度も絶頂に達した。  
その翌日から、信長の夜伽の相手役を勤めてきた。  
しかしそれは自分が望んだ事であり、濃姫と同じ思いを分け合いたかった。  
信長は丁寧に執拗に自分を愛撫しつつ囁く。  
「ここはお濃の感じるところだ、またあれを抱きたいであろう?」  
「は、はい!んあぁ!」よがる濃姫と自分が重なり、快感が一層強まる。  
蘭丸は必死になって技を覚え、濃姫の体が与えられるのを待ち望んだが、  
主が生きている内に機会が再び訪れる事はなかった。  
信長は亡くなり、濃姫は自分と二人きりでは逢おうとしない。  
光秀に恋焦がれた時もあったが、彼には誰よりも愛する妻がいる。  
快楽を一度覚えると忘れるのは難しい。廓に通おうかと一度近くまで行って見たが、  
陰間に間違われて襲われかけたので、慌てて逃げた。  
観念した様に動かない蘭丸を、濃姫は冷たく見ていた。  
魔王の性技は相手を荒々しく絶頂にやりつつ、自分も快感を味わう極上のものだった。  
実家を滅ぼした時の夜は、数えられない位何度も抱かれ、頂点に登りつめた。  
何度懇願しても、魔王は明け方まで自分を放さず、睦言とありったけの性技で  
濃姫を昇天させた。  
夫の政策も戦ぶりも心から愛していた、が、ある日夫はあっさり自分を裏切った。  
情事が終わり前後不覚の自分を小姓・森蘭丸に下げ渡したのだ。  
夢の中で追い込まれ目が覚めて逃げようとしたら  
蘭丸は自分を押さえつけて犯し、子種まで打ち込んだ。  
 
夫の目の前で陵辱されたのに達してしまった事が悔しい。  
あの時蘭丸は自分への恋心を告白したが、恐らく戯言であろう。  
「渇きを癒して欲しい?」  
優しい言葉に似合わぬ瞳の鋭さに蘭丸は震えた。  
濃姫は蘭丸に圧し掛かり、長政の時と同じように蘭丸を露出させた、  
「ああっ、お止めください!姫君様!」  
濃姫との目合は唐突だ、準備もできないままその時を迎える。  
確かにこの瞬間を望んでいたが、やはり憎しみをぶつけられるか。  
哀しくなりながらも、体はすぐに熱くなる。  
 濃姫は胸で蘭丸を挟み込み、亀頭をちろちろと舐めた。「うぁ、あ!」  
蘭丸から透明な液が滲み出し、それをじゅるじゅると音をたてて吸い出す。  
濃姫は両手で、自分の透き通る程白くまろやかな両胸を寄せ  
蘭丸の茎を愛撫し、飴をしゃぶるように先を舐める。「あぁ、あぁ・・、んんっ」  
柔らかな胸と舌の種類の違う快感が蘭丸を包む。  
濃姫の舌が、縦横無人に蘭丸の茎を這う、れろれろ・・ちゅ、ぢゅぷ、ぢゅぽ・・。  
「あぁ、姫君様の、胸、やわら、かいです・・」限界が近づいて喘ぐ蘭丸を、  
蔑む様に一瞥して軽く歯を立ててから、身を離して濃姫は寝転がる、  
「あう!!ひ、姫君様?!」  
「自分でやりなさい。胸は貸してあげる」「は、はぃぃ・・」  
蘭丸は自分を握って濃姫に軽く跨がる、谷間に自分を挟めゆっくり動く。  
豊かな乳のせいで、挟まれている茎の部分は殆ど隠れてしまっている。  
濃姫の姿を見るとどうしても興奮するので、蘭丸は目を閉じる。  
が、次第に余裕がなくなり、濃姫の胸で鷲づかみ自分を挟み込みながら速度を速める。  
亀頭が濃姫の柔らかい口内を犯す。  
むぎゅ、じゅぽ、ぐぽっ、しゅる、しゅる!!  
「んん!んっっ!うぐううう!!」  
「あぁ!あぁあ!出ます!あぁ!あぁぁぁ!あぁ!?」解放の時が近づく。  
蘭丸が達する瞬間に、濃姫は陰茎の根元を強く握り締め、  
袂に隠し持っていた、絹の腰紐をそこに括り付けた。  
「はぅあ!」「やっぱり、私も欲しいわ」耳元で囁かれ、蘭丸はぞくりとした。  
濃姫は、寝ている蘭丸の上に跨った。しかし通常の騎上位と違い  
濃姫は後ろを向いた。紫色の着物を捲くったせいで、張りのある尻と、  
女陰が見える。蘭丸を掴み、ゆっくり確実に腰を落とした。  
じゅぷぷぷぷぷぷぷぷ・・。「あぁぁ・・。」二人の口から同時にため息が漏れる。  
(私の愛撫も無しで、こんなに濡れてしまうのですか・・)  
悔しさと快感で蘭丸は唇を噛み締める。  
 
そのまま濃姫は自由に動き始めた、「あはぁ、ぁぁぁ・・!くっ!はあっ!」  
大量の子種をせき止められているせいか、蘭丸はいつもよりもさらに熱く硬い。  
「うあぁぁぁ!あ、や、ひ、姫君様、そんなに、動かれてはっ!」  
「やぁ、ああぁああ!」  
顔は見えぬが、濃姫の艶のある黒髪と、白い尻が激しく振られる。  
膣内から伝わる愛撫が蘭丸を濡らし、締め付ける「ひ、姫君様!!」  
乳を揉もうとしたが、手でなぎ払われる。  
濃姫は、眼を閉じて一身に腰を振った、  
「あ、あぁ、いい、あ、あなた・・!も、もっと、もっと頂戴っ!」  
どうやら、信長との目合を思い出しているようだ。  
しばらく、誰とも寝ていなかった為か、玩具を手に入れたせいか、  
濃姫はあっという間に登りつめた。じゅっ!じゅぷ!ぷじゅるるるっ!!  
「あ、なた、気持ちいいっ!い、いあぁぁあああああ!!!」濃姫は上り詰めた。  
「くあっ!あはぁ!!」蘭丸は子種をせき止められて、苦しんだ。  
 暫く後、息を整えた濃姫は蘭丸の上から退いき、しどけなく布団に寝そべる。  
乱れた着物を直し、頬に汗で張り付いた髪をかきあげながら命じる。  
「あの人の変わりにはならないわね・・。今日はもう、いいわ、戻りなさい・・」  
それを聞いて、蘭丸は怒りが内側から湧き上がるのを感じた、  
玩具でもいい、私を見てくれるなら。  
しかし姫君様は信長様の事を思って、自分と目合ったのか!  
蘭丸は自分を拘束していた腰紐をするりとはずす。  
「姫君様は私を処分されるおつもりでしょう、それならば姫君様が、  
私との目合を生涯忘れぬ程させて頂きます!」怖いものは今更無い。  
驚く濃姫を無視して蘭丸は上体を起こし、濃姫の着物を剥ぎ取った。  
「!」間髪入れず濃姫の両手を腰紐で縛り、両膝裏を掴んで、  
ぐいっと濃姫の頭の方に押し付ける、「っ!何をするの!!」」  
尻が高く持ち上げれる、主以外誰も見た事のない、きめの細かい裏太腿  
先程まで蘭丸を犯していた、濡れ輝いている開ききった女陰と、  
ひくつく菊門が露になる。蘭丸は誰の口付けの後もない透明感のある  
純白の裸体をねっとりと視姦しながら、楽しげに告げる。  
「民はこれをまんぐり返しと言うそうですよ」  
清潔そうな笑顔で語られる卑語の猥雑さに、濃姫は思わず息を飲む。  
蘭丸は、遊女の中でも最下層で道端で春を売る夜鷹と、身分卑しい男が、  
廓の近くの裏道で目合ってるのを見た。男は一方的に夜鷹に卑語を浴びせて、  
荒々しく腰を動かし、それでも夜鷹は受け止めていた。  
野外で平気で目合う下品さに、蘭丸は吐き気と興奮を覚えた。  
 
夜鷹と目が合い、夜鷹の目から憎悪の涙が流れた。  
あの時の夜鷹と濃姫が重なる、金を得る為には身を売るしかない女、  
泣こうが喚こうが自分の欲望を満たすまでは放すつもりはない・・。  
左手で濃姫の左乳をまさぐりつつ、右手は女陰を苛める。  
ちゃぷ、ぴちゃ、くりりりりり「や、やめ、て!!あ、あぁぁぁんん・・」  
「あぁ、いやらしい匂いですよ・・、浅井公もこの色香にすっかり  
骨抜きにされて、極楽浄土へ旅立たれたのですね」蘭丸の言葉が濃姫の心に突き刺さる。  
「そ、そんな、こと・・」  
薬指と小指を濃姫の菊の周辺をなぞる「んんんんん・・」  
暫く周辺をなぞった後、濃姫の愛液を菊の皺本に丹念に塗りこんだ。  
「ひ、ひぁああ・・」不意に付き刺す。  
「ぐ!!あうううううううう!ぐうう!あ、やめ、て・・!!」  
信長は肛門での目合を何故かしなかったので、  
濃姫にとってこれは大きな衝撃であった。腸を指でなぞられる  
「う、うぅぅぅ・・」慣れない感覚に体が冷たく濡れる。  
「ここは、いつかあれが愛することであろう、な」  
最後に目合った時に、絶頂を向かえ喘ぐ自分を見ながら魔王は笑って言った  
「な、こんな事だったなんて・・」  
そんな濃姫をよそに、蘭丸は真珠を親指で責めながら、  
女陰にも人差し指と中指を勢いよく差し入れ、膣内でこねくりまわす。  
「ぐっ、や、やめなさいっ!!ひあぁ!!くぁぁぁぁぁぁぁ・・」苦悶する濃姫。  
「いいえ、これからまだまだですよ」そのまま蘭丸は濃姫に圧し掛かり  
右の胸の実をゆっくり舐め上げてから、甘噛みしてやる。  
「きゃうううぅぅぅぅ!」  
複数の箇所を同時に責められ濃姫は戦いた、「あぁぁぁ!な、ど、どうして、?!」  
「信長様が教えてくださいました、お濃は相手が積極的に責めると  
まるで猫のように大人しく、生娘の様に恥ずかしがると」  
「な、な・・!無礼な!!はぁぁ・・」濃姫は一層赤面した。  
言いなりになるはずの犬が自分に楯突くとは。  
「あぁん、くああああああ!!」右手が動く度に、  
操り人形の様に濃姫の体も跳ねる。後ろの穴もじんわり濡れてきた。  
「姫君様は、こちらの穴も気持ち良いのですね。  
早く気づいていれば信長様に愛してもらえて、私がお相手する事もなかったのに」  
蘭丸に対してすさまじい殺意が沸いた、ありとあらゆる方法で苦しめてから、  
蝮で切り刻んで・・。  
「・・姫君様、私の事を考えて下さっているのですね」  
 
 蘭丸は腕全体の力を右手の全ての指に込めた。  
「うあああああぁぁぁぁ!!あうぅっ!!あはぁ!!」  
「ここで姫君様が達して下されば良かったのに」  
「な、んですって・・」  
菊門から指が抜かれた!ずるるる・・!「んふう!」  
「こうやって信長様は私を嬲り尽くしました、数え切れない程。」  
蘭丸は濃姫の体を反転させた、震える白い背中と尻を見ると加虐心に火が付く。  
「いきますよ・・、力を抜いて下さい・・」  
「あうぁぁ!!え、え?い、いったい、何?」怯えて濃姫は涙に枯れた声で囁く。  
蘭丸は後ろから濃姫の尻を抱え、自分を濃姫の菊に当てがい、  
確認するように濃姫に浸入した、  
ぶじゅ、じゅぷ、ぶちゅううううううう・・ぐぷぷぷぷぷぷ!  
「いぎぁぁぁぁぁぁぁ!あはぁ、あぁぁぁぁあああああああああああああ!!」  
濃姫はいつもの姿からは想像できぬ程絶叫した。華奢な蘭丸とは思えぬ圧迫感に苦しむ。  
同じ事をされた市が一瞬浮かび、消えた。蘭丸はゆっくり動く。  
「あぁ、どうです、これがあの人のやり方です」  
「ぐ、あ、ぬ、抜いて!抜いてぇ!!痛い、痛いぃぃぃぃぃぃ」  
「嫌です」  
蘭丸の返事は明快だ。濃姫は逃れようとしたが、無駄な抵抗に終わった。  
美少女が美女を犯している様だ。  
廓でもこの様な美しくおぞましい目合はなかなか見られないだろう。  
腰を少しずつ早く動かしながら、蘭丸は挑発する。  
「あぁぁ、素晴ら、しい・・。どうです、夫を寝取った小姓に尻を犯されるのは・・?」  
「あ!あ!!、こ、殺・・す」  
「あはは、でも腸の滑りもどんどん良くなっていますよ」  
「う、うううっっ!ひあ!」残酷な事実に濃姫は泣いた。  
蘭丸は濃姫の膣内とは違う腸の締め付けに恍惚となりながらも、  
他の箇所の愛撫も忘れない。  
濃姫の耳に息を吹き掛け優しく唇で愛する。「あう、あ、あ・・」  
白桃の様な尻を撫で回す。「いやぁああぁ・・」  
感じすぎて硬く立っている乳首を、凝りを取るように揉み解す  
「うああああ!!きゃぁ、ひっ」  
「乳首が感じますか?姫様の中もキュッとしまります・・」  
「あ、い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・こ、壊れる・・」内部がどんどん濡れる。  
濃姫は完全に蘭丸に屈した。蘭丸への殺意も無い。  
「ああ、もう私も限界です、はうぁ!!」  
右手で女陰と真珠をいたぶり、指を突き刺しこねる。  
 
「あひ、ひ、あはぁぁぁ・・」  
左手で濃姫の髪を掴み上体を起こさせる、涙を舌で舐め取る。  
最大の動きで濃姫を責め尽くす、じゅるっ、ぐぷぷっ!!ぱん!ぱん!!  
「あなたが達する顔を見ながら私も参ります、う、あ、あああ!!」  
「あぁ、いやああぁぁぁっぁぁぁぁあっ・・!!」  
びゅるるるるっ!!るるるるるるるる!!  
先程から我慢させられた分、多量の子種が濃姫に注がれる。  
長い射精の間、蘭丸は濃姫の両胸を鷲づかんでいた。全てを打ち込んだ後  
濃姫から離れ、布団に寝かせた。  
射精の瞬間は濃姫の後ろを一番最初に奪った事に恍惚としたが、  
凄まじい欲望が冷めると、結局欲望を優先させた自分を嫌悪した。  
これから死ぬ身とは言え、濃姫をここまで追い詰めるとは。  
「う、う、ううっ・・」  
濃姫は横たわり蘭丸に背を向け啜り泣いていた、  
(私は、濃姫様の笑顔が見たい)  
蘭丸は濃姫の背中をそっと抱きしめた、最早抵抗はない。  
しばらく黙っていたが、蘭丸は語り出した。  
「私を抱いた後、いつもあの方はおっしゃっていました。」  
「お蘭・・、お濃を常に傍で支えて悦ばせるのだ、できる、な?」  
濃姫が涙で汚れた顔を上げる。「・・あの人が・・?!」  
濃姫に考える余裕を与える為、ゆっくりと続ける。  
「最後に私を抱いた時、信長様は自分が市様に討ち取られる事を予想されていました、  
何度も私にお濃を頼む、と・・」  
「こうも言っておられました、あれは見た目とは違い、古き血に縛られた哀れな女よ、  
うぬの力であれの呪縛を断ち切るのだ、と」  
濃姫の瞳にみるみるうちに涙が溢れる。  
「う、う、うう・・うああああああ!!うああぁぁぁん!」濃姫は声を上げて泣いた。  
「・・姫君様」蘭丸は子供をあやすように濃姫を抱きしめた。  
艶のある髪の毛を手櫛で梳く。  
「私がどれだけ姫君様を欲したかお分かりですか、  
どんな汚い、酷い事でも姫君様の為ならやります。死ねと言われればすぐ死にます、  
でも私の唯一の願いは姫君様が信長様の元へ行かれる迄、傍でお仕えする事です」  
「蘭丸・・」「お願いです・・」蘭丸は愛する人の涙を手で拭い、  
頬を両手で挟み、そっと口付けた、濃姫は目を見開いたが、  
ゆっくりと目を閉じて、蘭丸を受け止めた。柔らかい唇に二人とも陶然とする。  
 やがて、唇と唇を挟んだ後、舌を絡めて互いを味わう。  
 
(そうだ、口付けしたのは最初に姫君様を汚した時だった。)  
今度は相手の全てを奪う様な目合ではなく、穏やかで暖かいものであった。  
蘭丸は柔らかく濃姫を抱きしめた。指をしっかりと絡めて、  
深い口付けを交わす。ゆっくり濃姫の乳間に顔を埋め、  
優しく胸に吸い付き、手で揉み上げる。  
ちゅっ、ちゅくっ、ちゅばっ・・。「あぁぁ、ら、蘭丸・・、可愛いわ・・」  
顔を上げた蘭丸に、濃姫は自分で女陰を広げて見せた。  
「もう、すっかり濡れているの、誰のせいかしら」愛液を掬い取って舐める。  
小姓は赤面した。さっきの傍若無人さとは、うって変わってしおらしい。  
犬のように濃姫にしゃぶりつく「あぁぁぁぁ!!ら、蘭丸、あなたにも・・」  
濃姫は蘭丸の股間に顔を埋め、陰茎をくわえ込む。  
「ううぅぅぅ!ひ、ひめいみさまぁ!」蘭丸は感じたが、主への愛撫はやめない。  
「うぷっ、はぁ!あぁぁぁぁぁ!!」濃姫が懇願した  
「蘭丸・・、このまま達するのは嫌、あなたを頂戴・・」  
「姫君様、わかりました・・」蘭丸は微笑んで己を握り、濃姫を組み敷く。  
まるで、濃姫と初めて目合うかの様に胸が高鳴ったが、同時に安心もしていた。  
(自分のやるべき事がよくわかったからだ)  
ぢゅぷぷぷぷぷぷ!、ぬぬっ・・、「「はぁあ、あっ!あっ!」」  
先程までの激しい交わり合いのせいか、たやすく蘭丸を濃姫は受け止めた。  
濃姫が、蘭丸を包み込み暖かく、優しく締め付けた。  
「あ、あ、姫君様、動きます・・」「はふっ、え、ええ、して・・」  
ちゅぱん!ぱん、ぱんっ・・。蘭丸は濃姫の膣中でも、特に敏感な場所を  
ゆっくりと刺激した。  
「あっ  あっ・・あっ・・ぁぁああああああっっっっ・・っ!!」  
頭の中が爆発しそうになりながら、蘭丸は濃姫を愛した。  
「ふあっ、あはっ・・  姫君様のなか・気持ち良い、ですっ・・」  
すぐに果てそうな自分を抑えて蘭丸は腰を打ち込む。  
「あっあぁぁっ らん、まるっ!蘭丸うう!!」  
濃姫は快楽に屈しながらも、愛しい男の名を呼んだ。  
蘭丸はそんな濃姫の優しげな顔を見て叫んだ。愛しさで動きが大きく激しくなる。  
「あぁ、姫君様ぁ、なんて、いやら、しい・・うぅぅぅっ!!」  
男女の生々しい熱気と、甘い香りが部屋を包む。  
「あぁ、あな、た、ありが、とう、蘭丸を愛でて、くれ、て・・」  
その言葉で蘭丸は弾けた。「姫君様、お慕いしております、だ、大好き!!」  
子供のような告白に、濃姫は微笑んだ「ありがとう、蘭丸、私も好きよ・・」  
「嫌いじゃない」が濃姫の「好き」の意味だと思っていただけに  
 
とても嬉しくなる。  
「ひ、姫君様!!ああ!な、膣内に・・!出したい!!あ、あぁ!!」  
濃姫は蘭丸に強く絡んで、締め上げた  
「ら、蘭丸・・、きて、来てぇぇぇぇぇぇ!ぁぁぁあ!!」  
薄く目を開けた侭互いの舌と唇を味わいつつ、微笑みながら濃姫は達した。  
その顔を見た蘭丸も己を放出した。「うわぁぁぁ!!で、出ます・・!!」  
膣奥で先程よりも多い子種と蘭丸が暴れまわる「あ、あ、溺れちゃう・・」  
時間が過ぎた。  
「ずっと傍にいるなら、いつでも殺せるわね・・。」物騒な睦言に蘭丸は笑みを浮かべた。  
「先に私があなたを昇天させてさしあげます」濃姫は無言で蘭丸に背を向けた。  
二人はぴったり身を寄せ、そのまま深い眠りについた。  
暫く後、濃姫は、突忍部屋の哀れな湯女を引取り最期を看取った。  
湯女は突忍達からの凄まじい暴力で心身が蝕まれていた。  
いつでも体を求めるので、濃姫が目合の相手を努めて満足させた。  
濃姫の性技に湯女は快楽のみならず、愛情を感じているようだった。  
美しい女が二人で絡む淫蕩さに欲情した蘭丸が乱入して、  
濃姫と湯女を陥落させる事もあった。  
最期に湯女は、織田信長の妹であり、浅井長政の妻に戻った。  
「あ、おねえ、さま、いち、みんなの、とこに、さきにいくね、あ、りがと・・」  
咽び泣く濃姫を蘭丸はしっかりと抱きしめた。  
小姓と姫は祝言こそ挙げなかったが、本当の夫婦の様に仲睦まじかった。  
やがて、織田家の治める日の本は、ゆっくりと繁栄を極めていき、  
時代も移り変わっていった。  
 

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