剣玉を持ち直すと屈みこみ、真っ直ぐに彼の顔を見る。  
好きな異性を目前にして締まり気の無い表情をしているせいか、いつもより珍奇な顔である。  
「後悔させてあげる」  
その鳶色の瞳に、子供の特性を表す無邪気さと残酷性が交互に揺れている。  
遊ぶだけ遊んでやろう。  
 
彼女の中に眠る魔王の血が、今…覚醒しようとしていた。  
 
 
徐に剣玉本体にある先端部分で彼の股座を軽くなぞってみた。  
「うっ」と秀吉は淫らに息を漏らし、背筋を硬直させるのを見て、市の好奇心が騒ぎ始める。  
「ふーん。サルにも気持ち良い部分はあるんだ?」  
馬鹿にしたようにそう言うと、受け皿の部分で股間を刺激した。  
「お、お市様?」  
普段、それこそ猿の尻のようにほの赤い秀吉の顔は更に紅潮しており、息が乱れに乱れている。  
早くも股間に膨らみが生じてきていた。  
どうせやるのならとことんやろうと思い、市は袴に手をかけた。  
どれだけ自分の仕打ちに堪えているのか、今すぐ確認したくて仕方が無かったのだ。  
強引に下へずり落とすと、贔屓目に見ても決して大きいとは言えない黒々とした陰茎が顔を覗かせた。  
「げっ・・・市の剣玉以下じゃな〜い」  
「お・・お市様…酷いぎゃあ」  
泣き言を言いそうな猿を無視し、半立ち状態のペニスを剣玉で弄び始めた  
 
 

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