小谷城の城主の寝所。敷かれた布団の上で絡み合う男女が二人。
城主たる浅井長政とその妻の市だ。
二人は互いの股に頭を埋め、互いの敏感なものを舌と口と手で刺激しあう。
「市、気持ち良いか…っ?」
長政は問いながら指で市の濡れた秘唇を愛でる。
ふっくらとしたそこを突き入れた二本の指で押し広げるように開けば市の背が反り返る。
「は、いっ…気持ち、いい…長政様っひ、は、どうです…あぁっ!」
市が快楽に途切れ途切れに答えるのを、指と舌によるお大事への刺激で妨害する。
「気持ち良いよ、市…」
溢れ出す愛液をすすり出すように市のお大事に口をつけて吸う。
市は細い腰をよじって逃げようとするが、長政の手が市の白い尻を掴んで放さない。
「やあっ!あっ長政様の、いじわっ、ぁっ、る…」
言うや、仕返とばかりに市の小さな紅色の唇が長政の槍を深くくわえ込む。
そのまま、頭を上下させ、前後に動かし時折左右に揺らしながら舌を絡ませ白魚の指で扱く。
市の猛攻に息を荒くする長政。市より先に果てそうな己を恥じ、せめて負担をかけまいと腰を浮かせる。
「市…出るっ…!」
しかし、長政の気遣いを知ってか知らずか、長政の腰に腕を回してくわえたものをはなさない。
「いちっ…」
「んぅっ…!む…」
耐えきれずに市の口中に果てる長政。
市はしばし口内に放たれたものを転がし、飲み干した。
「っは…」
様子を心配し、体勢を変えて市の顔を覗く夫に妻は弱々しい笑みを浮かべる。
「長政様…おいしい…」
市の称賛台詞が「おいしい」と聞こえる件について