「んっんあっあん!」
「稲…私はもう…。」
「はぁ…はぁ…信之様…信之様ぁ…。私も…。」
「うむ。わかった。一気にいくぞ。」
「はぃ…。」
二人の接合部からぐちゅぐちゅといやらしい音を立てながら、信之は突く速度を上げた。
「くっ、ふぁっ、あっあっあんっあぁん!私…もう…果ててしまいますぅ!」
「いいぞ。一緒に迎えよう…稲。」
「あ、あん、あああああああああ!」
「くっ……」
二人は同時にイキ、稲の膣からは愛液と白濁液が流れ落ちた。
「…………はっ、ここは…………。」
今稲がいる所は関ヶ原の陣営、丁度家康が将に向かい、打倒三成を唱えている所だった。
「稲よ…夫婦の営みはどうであったか?」
と、父である忠勝が顔をねじ曲げながら言った。勿論顔は引きついている。
家康を始めとする将達は顔を赤くしながら、あるいは不自然な前屈みになりながら、別の方向を見ていた。
「も…もしや…夢?」
最近戦続きで夫婦として時間を共にする事が無かったらしい。
そのためその夢を見て、しかも恥ずかしい寝言を周りに聞かせていたのだ。
「も、ももも、申し訳ございません!」
そう理解した稲姫は、顔を赤くし、慌てながら恥ずかしそうに詫びるのであった…。