ぐっちゅ、ぐっちゅ。
「ホホ、よいのうよいのう」「うっ、うっ……」
公家の屋敷の寝間。そこでは中肉中背に白顔と、異様な様で知られる義元が一人の女を正上位の形で繋がっている。
繋がっている女の名前は稲姫。
本田忠勝の娘にして、戦では鬼のごときもののふとして誉れ高い武将。
しかしその彼女が今は一糸纏わぬ姿で義元に弄ばれている。
先の城攻めで稲姫は義元を降伏寸前にまで追い詰めたのだ。
だがその際に命だけは助けてほしいと泣きながら懇願され、稲姫はその哀れな義元を討つ価値も無しと言い放ち見逃そうとしたのだが、背を向けた稲姫に突如義元が粉状の眠り薬を浴びせた。
そして眠り落ちた敵の大将の命をダシに優勢であった敵を退かせた。
敵が完全に退き、それから数刻して目を覚ました稲姫は両手を後ろで縛られ、さるぐつわをされて義元から屈辱を受けていた。
「ほっほ、本田の娘は男よりも男らしいと聞いていたが、使い心地は誠によいのう」
義元はリズミカルに腰を振り、稲姫は顔を苦痛に歪めてそれを受ける。
子宮を重点的に攻め抜いていた義元はふいにGスポットをモノで強く擦った。
「!?」
突然の衝撃に稲姫は身体を強張らせ、声にならない音を発してしまった。
「なんじゃなんじゃ。いかに強いもののふといえども、女子は女子か」
稲姫の反応に満足気な笑みを浮かべ、義元はGスポットを激しく攻めた。
「……ぁっ!……ぁっ!」
さるぐつわをされて鮮明には聞き取れないのだが、頬を紅潮させてつつ身をよじらせ始めた姿から、ここが弱く、そして感じ始めたのだと容易に想像がつく。「締め付けるのぉ。そんなに一物が好きでおじゃるか」
スラングを浴びせながら、膣の入り口まで亀頭を持ってきてGスポットから膣の最奥まで一気に貫く。
「……ぅっ!」
稲姫は女の快楽と卑怯者の凌辱に必死に耐えようとするが、声が漏れてしまう。
義元はしばらくそのスタイルで稲姫を攻め遊んでいたが、突如稲姫の中にモノを佇ませながら動きを止め呟く。
「今川と徳川のよしみか。……いいかもしれぬのっ!」
その言葉を皮切りに、義元は稲姫を怒涛の勢いで攻め立てる。
それは先程みたいに屈辱を味合わせるものとは程遠い、一方的な暴走。
それを稲姫は一身に浴びせられた。
「稲よ……くれてやるでおじゃる」
激しく腰を降りながら義元は息荒く呟く。
「まろのかわいい子種をのう!稲、お前はまろの赤子を孕むでおじゃる!」
その言葉に稲姫は今までにない動揺を顔に表す。
そして今出る力いっぱいに義元から逃れようとする。
だが稲姫は義元に腰をがっちりと掴まれているため、脱することはできない。 それどころか、限界近く高ぶった義元が醜い贅肉を稲姫の整った身体に押し付け、更に深く稲姫の中に入りこんで腰を打ち付け、両の手で持て余すほどの巨乳を力いっぱいに歪ませる。「おおっ……!」
子宮を貫かんばかりの勢いで稲姫の最奥を突き上げ、上体をのけ反らせて低く獣のように醜い声を上げ、膨張する。
信行様……!
見事なまでの艶やかな肢体をうねらせ、必死に抵抗する稲姫は心の中で叫ぶ。
出会った時から慕い、やっと夫婦の契りを認められ、数日後には祝言を迎えられるはずだった。
それなのに自分は今醜い獣に蹂躙され、汚されようとしている。
信行様以外の子は嫌。
助けて信行様……助けて!
「うぅーーーーーー!」
稲姫は信行の名を叫んだ。
……義元は息を一つついた。
表情は開放感に満ち溢れ、目線を下に向ける。
そこには眼からは大粒の涙を、秘部からは大量の子種を垂れ流し、もののふでもなく、徳川の将でもない、いち女性のとしての稲姫が小さく泣いていた……。