「うーん信義信義」
今、愛と信義を求めて全力疾走している某は
ごく一般的な浅井家当主。
強いて違うところを挙げるとすれば
市とは相思相愛ってとこかナ――
そんなわけで、最愛の市の実家である岐阜城にやって来たのだ。
ふと見ると、評定の間に一人の魔王が座っていた。
ウホッ!いい魔王。
そう思っていると、突然その魔王は某の見ている前で
市の帯をはずしはじめたのだ…!
パサッ…
「クク…興じようぞ」
そういえばこの魔王は破天荒な事で有名な当主だった。
市の恥らう姿に弱い某は、誘われるままホイホイと
そのか細い市の両足を抱えこんじゃったのだ。