一人の男が二人の女に奉仕されていた。否、その男の様子は自分の力で  
女達を侍らせているというより、陵辱を受ける無力な女を思い起こさせた。  
4本の手が男の精悍な躰を這い回る。それはまるで伴天連の楽器を扱うかのように  
繊細だが淫靡な動きであった。  
「義姉上、市と某をもう自由に‥、うあっ!あ、あぁ!」  
浅井長政は安土城の地下牢で、義兄・織田信長の妻の濃姫と、  
出雲の巫女の阿国に嬲られていた。  
「天下一の美女が市の筈ないでしょ、全く軍まで出して応援するなんて、  
本当に馬鹿だわ」  
「違う!市が其に取って何より大切で美しい女人だ!」  
「五月蠅いわね」  
濃姫は下駄と足袋を脱ぎ、足で陰茎をぐいぐい踏みつける。  
「ぐああああああああっ!!や、やめてくだされっ‥、せめて市だけでもっ!」  
痛みと屈辱に耐えながら長政は懇願した。  
「嫌よ」  
濃姫のほっそりした足指が長政の陰茎を挟み、荒く扱く。  
「はうあっ!!や、やめよ‥!」自慰に似た快感が陰茎を走る。  
「阿国、口でしてやりなさい」  
「へぇ‥」  
二人の女は楽しげに長政の陰茎を弄び始めた。濃姫は足指で陰茎を擦り上げ、  
阿国は袋を揉みながら、袋と不浄の門を舐め上げて行く。  
「ぐああっ‥!もう、戯れをやめっ、うあ!」長政は目を閉じ、その感覚に耐える。  
阿国の吐息が陰茎にかかるが、阿国は中々陰茎を咥えず長政は身悶えした。  
その途端、阿国が陰茎を咥えた。「んんんんっ!!」  
阿国の舌が踊る様に陰茎に絡みつき、音を立てて精を搾り取ろうとする。  
「阿国‥!」快感に負け阿国の頭を掴んだ途端、濃姫の蝮が長政の首筋を掠めた。  
「うわっ!あ、ああああっ!」死の恐怖が長政を覆う。  
「貴方はただの玩具よ、市がどうなってもいいのかしら、ふふ」  
「あ、そ、それだけは‥、はあっ」  
「ほんにええ男やなぁ、嬢ちゃんだけのものにしとくには惜しいわぁ」  
阿国は長政の首筋を流れる一筋の血を舐め取った。  
足指の荒々しい刺激と熱い咥内が長政を導く、  
 
「おおっ、い、市、すまないっ!うぐっ、ぐあああああああああああっ!」  
長政は一度目の絶頂を迎えた、「きゃ、いああぁぁぁ!!」  
仕返しするかの様に濃姫の足と阿国の顔を子種で汚す。  
「たくさん出たわね‥」  
「んふうっ、ぷあっ、濃いなぁ‥」  
 
「長政、綺麗になさい」濃姫は子種にまみれた足を長政に差し出し頬に軽く当てる。  
長政は惚けた目でしばらく見つめた後、濃姫の足指を舌で清めて行った。  
「可哀想に、阿国」  
濃姫は阿国を抱き寄せ、顔中に浴びせられた子種を舐め取り、  
阿国の頤を掴んで唇を重ねた、  
その甘さに阿国は、思わず自らの舌を濃姫のに絡める。  
「ふうっ、ううっ、うむうっ‥ううん、濃姫様‥」  
「んんっ、阿国、綺麗よ‥」  
濃姫は阿国の襟元を大きく開け、柔らかな乳房に手を這わせ、再び足で長政の  
陰茎を嬲りだした。濃姫の着物の裾が捲れて、奥に咲く花が見え隠れする。  
長政に濃姫と最初に出会った時の事を思い出した。  
豪奢な椅子に座っていた濃姫は、不敵に長政を見下ろしながら、  
優雅に形の良い脚を組み替えた。その度に太股の奥がちらりと覗き  
長政は目を伏せようとしたが、濃姫はそれを笑みつつ叱咤した。  
後に見た市のとは違う、男の味を存分に知り尽くした花がそこにあった。  
かつて濃姫は阿国と共に出雲で数ヶ月過ごしたらしい。  
安土に戻って来た後の濃姫にはさらに淫蕩な雰囲気が増していた、と  
「あの方は遊び女と変わりがありません」  
市が忌々しげに語っていた。同意しつつも義姉に対する妄想と  
欲が育ち始めたのを思い出した。  
やがて濃姫は阿国の裾を広げ、太股から花へと手を伸ばしていった。  
阿国が嬌声を上げた。  
「あ、濃姫さま、あっ、あ、あ‥」  
取り残された長政は睦み合う女達に思わず声をかけた。  
「あ、そ、其も入れてくださらぬか‥」  
二人の花がくっきり見えるのに自分は相手にされず、気が狂いそうだ。  
「なら、言いなさい。何がしたいの?」  
「お、お願いです、猛りきった其を、満足させて下さい‥」  
長政は頬を赤らめ、小さな声で懇願した。  
「いやらしい男ね」再び主張し出した長政を濃姫は一瞥した。  
 
「長政様‥」阿国は濃姫に嬲られつつも、長政を哀れむ様に見つめた。  
「欲しければ、まず自分が与えなさい、私を満足させて頂戴」  
長政はゆっくり濃姫の脚を広げ、舌を足から奥へと走らせた。  
花に辿り着いた途端、犬の様に舌で濃姫に奉仕し始めた。  
「ふうっ、んんん!まずまずだわ‥、あの貧弱な躰の市にもしてあげてるの?」  
「くっ、市は、市は‥」  
「どうでもいいわね」長政の金の髪を掴み、顔を花に押しつける。  
「うぶっ!」  
「うう‥もっと貪欲に食らいなさい、もっと舌を使って!」  
義姉の命令は厳しくも甘美だ、長政は夢中になって濃姫の蜜を啜る。  
真珠に吸い付く度に、甘い嬌声が上がる。女の香りが立ち上り、  
阿国は濃姫の美しい乳に吸い付いた。  
「んんん!そこよ!うあ、いいわっ!あ、いく、いく!いあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」  
長政の顔に濃姫の潮が掛かる。  
 
 
やがて濃姫と阿国は四つんばいになり、長政に美尻を向けた。  
男を求めてひくつく濡れた花と、不浄の門が並んで見える。  
「さぁ、どっちで楽しむの?選ばせてあげるわ」  
ふらふらと長政は濃姫に近寄った途端、濃姫の蹴りが長政の腹に入る。  
「ぐぼっ!げほっ、ごほごほっ!」  
濃姫は長政の上に乗り、自らの潤んだ花にゆっくり怒張を押し付ける。  
「あ、義姉上!は、早く下され!ぐああああっ!」蝮が再び唸った。  
「まだわかってないのね、貴方は生きる張方にすぎないのよ」  
濃姫は長政をさんざん焦らしてから呑み込んだ。  
「おおっ!うおおおおおおおおおおおおっ!」長政は熱い肉に翻弄された。  
躰を起こし、濃姫の乳房にしゃぶりついた。  
「うあっ!あああああああああぁん!」濃姫は仰け反った。  
「あぁん、羨ましいおす!」阿国は濃姫の唇を奪う。  
「くうっ、お、阿国、いらっしゃい、ああっ!貴女も、長政の上に跨るのよ。あああっ!」  
阿国は豊かな乳を長政の顔に押しつけ、長政の上に乗った。  
濃姫は暴れつつも、後ろから阿国の真珠と乳房を嬲るのを忘れない。  
「ひうっ!濃姫様!き、気持ちええ!あ、ああっ!長政様の躰も逞しい‥」  
「あひっ、あ、ほら、しっかり、動きなさいっ!あ、ああ、んんんん!!」  
「あああっ、ぷあっ!や、柔らかいっ!んんうう!」  
二人の女達と一度に目合っている事実が、長政の理性を押しつぶす。  
 
長政は赤子の様に阿国の乳に吸い付いた。  
「ああっ!濃姫様、う、うち、もう、た、耐えられまへん!」  
「まだよ阿国。ねぇ、長政、市と比べてどう?」  
「あ、あああああああ、良いっ、義姉上の方がっ!ずっと良い!ああああっ!き、きつい、  
あ、あ、ああああああ!」熱く淫乱な肉に精がどんどん搾り取られていくが、  
長政はさらに大きく腰を動かした。  
「あひっ、あ、当たり前でしょ、あ、ひっ!」濃姫はにやりと笑って腰を大きく回す。  
「あ、の、濃姫様、うち、もう、あかん!あ、あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!」  
二人の間で阿国が先に達した、長政の頭をしっかり抱き締め、  
潮で長政の腹を汚す。阿国はひくひくと痙攣していて快感を受け止めている。  
「うあ、あああ!も、もう出そうです、義姉上、義姉上っ!」  
「ふふ、だらしない男ね、私と市どっちが綺麗?」濃姫は意地の悪い質問をした。  
「あ、義姉上、義姉上の方が、ずっと美しい!あ、あ、出るっ!出させてくださいっ!」  
どこからか聞こえてくる女の啜り泣きを聞きながら、濃姫は微笑んだ。  
一番言わせたい事を言わせたのだ、もう目的は果たした。  
「いい子ね、来なさいっ!あ、あああん!ああああああああああぁぁぁぁぁ!」  
子種の奔流が女の奥を襲った。  
「―――――――――――――っ!!あ、あねうえっ‥!あっ、あ‥」  
 
三人は暫くの間、折り重なったまま荒い息をついてぐったりしていた。  
濃姫は後を阿国に任せて牢屋を後にした。今日は遊び相手が多くて忙しい。  
長政と阿国は取り残された。その途端阿国は顔を覆って静かに泣き出した。  
「阿国‥、どうしたのだ?」  
「うち、濃姫様に脅されてたんどす。長政様にどう償えばええんやろ‥」  
阿国は仰向けのまま両手を伸ばし長政の頬を挟んだ。桃色に上気した躰が艶めかしい。  
その言葉に弾けた様に長政は阿国を抱き締め、荒々しく唇を重ねた。  
阿国の着物を剥ぎ取り、市に対してはしない荒さで乳房を掴み果実を甘噛む。  
「きゃうっ!あ、あかん、もっと、優しく‥!あ、ああああっ!」  
うつ伏せにし、両手で花を広げ、怒張を熱く狭い膣内に埋め込んだ。  
「あああああああああああああっ!あひっ、そんな、激しすぎます‥!うあっ!」  
獣の体位で阿国を犯す。長政は気が狂ったかのように腰を打ち付けた。  
阿国の揺れる乳房をこねくり回して先端の果実をさんざん捻る。  
その度に阿国は悲鳴を上げた。  
「あ、お、おっぱい、あきまへん!きゃうっ!あ、ひぃぃ!そんな、うあ、  
い、いんでまうっ!うち、もうあひっ!うあっ!あああああぁん!あ、もう、許してぇ!」  
「許さぬ、不義の輩は其が成敗いたす!こんなに其を銜え込むとは‥、ぐあっ!」  
長政の癖のない金色の髪が揺れる。濃姫相手では許されなかった、  
自分の意志で女体を貪る機会を長政は充分堪能していった。  
「あ、で、出るっ!だ、出すぞ!」  
「やあ!中はあかん!や、あ、あきまへん!」  
「全部受け止めるのだ、あ、あああああああああああああああ!!」  
「あかん!あっ、あ、ひっ!あ、熱いっ!いあああああああぁぁぁぁぁぁ‥!!」  
 
長い陵辱が終わり、長政は意識を手放した。  
『阿国、好きなだけ長政を貪りなさい。壊すも出雲に連れ帰るも貴女の自由よ』  
『まぁ、ほんまですの?でも嬢ちゃんがちょっと可哀想やなぁ』  
『本当にそんな事思ってるの?』  
『言ってみただけどす、あぁ、ほんま楽しみやわぁ!』  
『でしょ』  
(次は嬢ちゃんの番や。でも長政様、また来ますえ!)  
阿国は微笑んで長政の頬に口付け、足取り軽く牢屋を出て行った。  
 
 
 

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