まずは正常位。  
頬を真っ赤に染めつつも、あからさまに拒絶の表情のガラシャ。  
「誰がそちなんかと!!本当は、すっごく嫌なのじゃ…」  
そんな言い分は意に介さず、かわいいすすり泣きをBGMに、ねちっこく何度も膣を突き上げる男。  
一度目の射精。 ふと見ると、ベッドについた自分の右手にいつにまにかガラシャの左手がそっと重ねられているのに気付いた。  
 
次は、後背位。  
バックから獣のようにずんずん突きまくる。  
ガラシャの背中にキスの雨を降らせながら男が言う。  
「服のために偉いよな、ガラシャは」  
「そ、そうなのじゃ、これも服のため……あっ。そこ……」  
「ん?」  
「な、なんでもないのじゃ!!べ、別に気持ちよくなったりなんか……んっっっっっっ!!」  
くびれた腰をぐっと限界まで引き寄せ、ガラシャの最奥で射精。  
中年の濃い精子がどぷどぷと俺の味しか知らない俺専用の膣内に注ぎ込まれる。  
息を荒げ、ぐったりと疲れた様子でベッドに突っ伏すガラシャ。その放心した表情はどこか満足げ。  
そんなガラシャに男が訊く。  
「気持ちよかったか?」  
「……」  
「いった?」  
「……………………うん」頬を赤く染めたガラシャがこくりと一つ頷いた。  
 
最後は対面座位。  
ここまで来ると、もはやガラシャもデレ全開。男に貫かれ、四肢をぎゅっと絡ませたしがみつき抱っこの格好で  
うわ言のように呟きながら、男にちゅっちゅしまくる。  
「好きなのじゃ…大好きなのじゃ…一番好きなのじゃぁ…」  
「俺もだ…一生手放さない。俺以外の男に…細川家の連中になんぞ指一本触れさせるものか」  
そう言って乱暴に突き上げまくる男。そのリズムに合わせて自らも健気に体を動かすガラシャ。  
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっっ!!!」  
やがて、絶頂。  
気を失ったガラシャ。その口に舌を差込み、唾液を流し込む男。  
意識はないはずなのに、ガラシャはこくこくと喉を動かして、男の体液を上の口でも受け入れた。  
 
目を覚ましたガラシャに命じて性器を口で綺麗に掃除させた後  
男は腕枕の中にいるガラシャにいった。  
「約束では、やった回数マイナスいった回数が、新しく与える衣類の数だったな。  
今晩、ガラシャとは三回交わった。ガラシャは何回いった?」  
「……4」顔を真っ赤にしたガラシャがそっぽを向いて答える。  
男は笑った「それじゃあ衣類を一枚取り上げる計算になるぞ。  
ガラシャはおもしろいなあ。本当にそうだったとしても、正直に答える必要はないだろうに」  
「だって…わらわの体…もう、そちのものだし…嘘ついても絶対ばれるし……それに、なにより…」  
「なにより?」  
「心を捧げた相手に嘘をつくのは……嫌なのじゃ」  
ガラシャが俺にだけ見せるデレの表情でそう言った。  
 
…ちなみに、この一連の流れの中でガラシャが忠興のことを考えたことは  
 
 
 
一瞬たりとも無かった…  
 

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