ムラサメは初めて触るにしては、そうとは思えないほどの指使いで亀頭や裏筋を巧みに攻め立てる。
緩急をつけてシゴき、さらにはシャツの中にまで手をいれ、俺の乳首を弄り始めた。
耳も甘噛みされたり息を吹きかけられたりで、もはや達する寸前まできている。
「ふふ…すごく固くなって脈打ってるわよ…出したい?」
「う、うん…でも、できればムラサメの膣内に出したい…」
「もう、本当に正直なんだから…」
ムラサメは手を離して立ち上がり、おもむろに着物に手をいれ、スルー…ッと穿いていた下着を脱いだ。
裾に隠れて大事なところは見えないが、下着の中央にはシミらしきものが確認できた。
ムラサメも、俺のを弄っているうちに感じてくれたんだ…そう思うと感慨深いものがある。
ついにムラサメと一つになれる…と興奮に打ち震えていると。
「でも今はダメ…その代わり…」
「う、うあぁっ!」
「この西洋下着の中に出させてあげてもよくってよ」
ムラサメは脱いだショーツで俺のペニスを包み込んだ。そして勢いよく上下にさすり始める。
さっきまで穿いていたため、温もりが感じられる上、柔らかいその感触に我慢汁が溢れてくる。
達しようかと言うところまで来ていたうえに、こんなフェチ心をくすぐる様なことをされては…!
さらに、左手で玉をフニフニといじられる。
手だけを使ってイカされるなど恥辱的この上ないが、10日も溜めただけあり、背筋を物凄い勢いで射精感が走る。
「お露も沢山出て…うふふ、下着がグショグショになってしまうわ」
「む、ムラサメ…!もう、もう…!」
「んん…更に固くなって…いいわ、ヤスヒロが達する時の顔を見ていてあげる…さぁ、イキなさい!」
「はぁはぁ…あぁ…うっ、くあ゙ああぁぁっ!!!!」
ムラサメがより一層シゴくスピードを増した瞬間、脊髄から脳までシビれるような感覚が走り、足の指は硬直し、
目の前が白くなるほどに、ムラサメの手にした紫色のショーツの中に溜めに溜めた彼女への想いを吐き出した。
それはショーツに収まりきらず、彼女の手へ、そしてソファーにまで飛び散った。
「きゃっ!すごい…こんなに沢山…それに、今あなたすごく素敵な顔してる…んっ、はむ…」
腰が砕け、何も考えられないほどの射精感を味わい、だらしなく空いた俺の口にムラサメは唇を重ねた。
射精した後もシゴき続け、全て出し尽くされた。
「はぁっ…はぁっ…ムラサメぇ…」
「こ、これが本物の精液ね…すごくねっとりしてて…このむせるような匂い…」
ムラサメは手に飛び散った俺の欲望の権化を、おそるおそる舌で舐め取った。
「んっ…こくん…すごい…喉に引っかかるぐらい濃いわ…ふふ、癖になっちゃいそうね…
それにこの量…これじゃあこの下着はダメね…穿いたら妊娠しちゃうかも…うっふふふ」
なんてエロい表情をするんだ…出し切ったはずの欲望が、どこからかまた湧いてくる。
ムラサメもその変化に気付いたのか、ペニスを一瞥すると、いたずらな笑みを浮かべた。
「汚れちゃったから洗わないとね。さ、いきましょう」
風呂場に入ると、ムラサメは俺を先に中にいれた。
そして遅れて中へと入ってきたのだが…
「振り向いちゃダメよ」
もう良い仲になったのだから、見たっていいじゃないか…。
そう思っていると、目の前が暗く…またタオルで目隠しをされてしまった。
「え、また目隠し…?もういいじゃないか…」
「贅沢言わないの。文句の多い男は嫌われるわよ?」
「は、はい…」
ぬるま湯で身体に付いた精液を流し落とす。
ひととおり綺麗になったところで、ムラサメは身体を洗ってくれると言う。
「この私がここまでしてあげるんだから…本当にヤスヒロは恵まれているわねっ」
「そう嬉しそうに言われても…」
ムラサメは俺を後ろから抱えるように洗ってくれているわけで…当然前のほうを洗うときに
背中に例の感触がちょいちょい感じられる。やばい、さっきは少し勃っただけだけど…
ムラサメがペニス周辺を洗い始めたときには既に遅し、完全復活を為していた。
「あら…?ふふ、もうこんなにしちゃったのぉ?」
「お、お恥ずかしい…」
「でも洗いやすくて助かっちゃうかな〜」
「うぁ…こ、これは…」
目には見えないが、石鹸をつけてタオルでしごかれているのはわかる。先程の情景を思い出すほどに。
「本当に節操のないこと…もう、特別よ?」
「え?お、おわっ!」
ムラサメはその豊満な胸を俺の背中に押し付け、両手で竿を勢いよくシゴき始めた。
目隠しをされているせいか、胸の感触が余計に感じられる。さらに石鹸のヌルヌルで比べようがないほど気持ち良い。
「んっ…出したばかりなのに…もうこんな固く…今にも出そうなくらい、ビクビクいってるわ…」
まさにご名答というわけで、我ながら早いとは思うが、敏感になりすぎて今にも射精しそうなのだ。
そしてあっけなくその瞬間は訪れる。目隠しされたまま、後ろから手でシゴかれてイッてしまうなんて…
傍から見れば、非常に情けない姿であろう。
ビュッ、ブビュッ…
「あぁん…すごい…まだこんなに出るのね…ふふっ、とんだ色欲魔だこと…」
「くっ…あぁっ…だめだ…ムラサメの手が気持ちよすぎて…」
すっかり腰砕けになってしまった…。とほほ、全て手でイカされるとは情けない…。
だというのに…まだまだ出し足りないのか、未だ半立ちでひくついている我が息子。
「はぁ…信じられないわね…じゃあこういうのはどうかしら?」
「うわっ、いてて…」
風呂場のマットに押し倒されてしまった…。そして下半身にかかる体重。
こ、この感触…太ももかっっ!!俺の大好きなムラサメの柔らかそうな白い太もも…
念願の太ももでしてもらおうというのに、目隠しされていては楽しめる物も楽しめない。
外そうと手を伸ばすと、両腕をまとめてつかまれてしまった。
「ふふ…おいたしちゃだめよ?」
くちゅん、にゅぐ、にゅるん…容赦なく繰り返される上下運動…射精しすぎで痛くなっていたペニスも
また快楽のみを感じるようになっていた。
「はぁっ…はぁっ…どう?ヤスヒロ…気持ち良い…?」
「す、すごく…気持ちよすぎる…!ムラサメ…ムラサメ!好きだ、好きだぁ!!」
「ふ、ふふっ…可愛い声出して…んんっ!はぁっ…すぐに…イカせてあげるっ…」
視覚を封じられたためか、音がよく聞こえる。太ももでこすりあわされる石鹸交じりの音に隠れて…
くちゅくちゅと水っぽい音…そしてムラサメの荒ぐ息遣い…まさか!じ、自分で慰めながら!?
「あっ…はぁっ…また…こんなに脈打って…んっ、出そう…なのね?」
「ぐっ…も、もう…出る!ムラサメの太ももに出すよ!」
「んんっ!あ、ぁ………〜〜〜〜っっっ!!!!」
ムラサメが声にならない声を出し、一段とペニスが締め付けられる。
それを合図に、堰を切ったようにムラサメの太ももに降り注ぐ彼女への想い…。
気を失いそうなほど、全てを出し尽くした…。
「ぁ…はぁ…はぁ……。もう…また汚れちゃった…」
──────────────────
その後、全てを洗い流し、目隠しが取れたのは彼女が着替えてからだった。
そして、彼女の要望どおり、一緒に寝ることに。
久々の自分のベッド。そのうえ、可愛い女王様まで付いている。
流石に手を出すと後が怖いので出さなかったが、ほんのりとした幸せの中、眠りに落ちていった。