「おい、飯はまだか!」  
 「は〜い。ただいまお持ちします!」  
 「早くせんか!!」  
 俺は夕餉のご飯桶を三つほど持って急いで信玄様の部屋へと走り出す。  
 半年前の桶狭間の戦いで今川義元様を失い、織田勢から逃げていた所を信玄様に拾われて以来  
、信玄様の食事係を命じられている。  
 「お待ちしました!」  
 「遅い!何をしとるか!!」  
 ゴツン。  
 拳骨。めちゃくちゃ痛い。見上げると顔が修羅のようになっている。  
 「すいません。」  
 急いで大茶碗にご飯を盛り付け差し出す。すると、うって変わって満面の笑みに変わる。  
 この無邪気な顔はいつ見ても見とれてしまう。  
 「いただきます。」  
 信玄様は健啖家で、そりゃあもう食べる量が凄まじい。あっという間に一杯目を平らげて二杯  
目を寄越せと茶碗を突きつけてくる。  
 「お、おい。」  
 六杯目に突入した頃、信玄様が恥ずかしそうにこちらを向いた。  
 「なんですか?」  
 「お、お前は私のような女をどう思う?」  
 「素敵だと思います。」  
 的を得ない質問。とりあえず思ったとおりに帰すと信玄様の顔が真っ赤になった。  
 「そ、そうか・・・。」  
 「はい。」  
 「ヤスタカ、お世辞はいかんぞ、お世辞は。」  
 ふすまが開いて見慣れた女性が入ってきた。信玄様がムッとする。  
 「お世辞ではありません、山県さま。」  
 「ヤスタカ、お前も真に御館様の事を思うなら、言ってやれ。毎度毎度食べすぎだと。」  
 「昌景(まさかげ)!」  
 部屋が響くような大声。ついでにご飯粒飛び散ってるんでやめてください。  
 「おお怖い。私も馬には蹴られたくないんでね。さっさと退散しますよ。」  
 「昌景!!」  
 だからご飯粒飛んでますって。山県さまは何をしにこられたんだろうか?  
 「・・・。」  
 気まずい。  
 「あの、食が細いよりはいいと思いますよ?」  
 ダンッ!!  
 乱暴に置かれる茶碗。  
 「・・・食事はもういい。下げてくれ。」  
 「あ、あの・・・。」  
 「下げろ!!」  
 まずいことを言ってしまったのだろうか?どうしよう、信玄様を怒らせてしまったようだ。  
 本当にどうしよう。とりあえず、食後にお茶とお茶菓子でも持っていこう。  
 
お茶に御菓子。信玄様もこれで機嫌を直してくれればいいのだが・・・。  
 「ヤスタカ殿、ヤスタカ殿。」  
 チョイチョイと手招きするのは・・・馬場様か。  
 「なんでございましょうか?馬場様。」  
 「いやなに、ヤスタカ殿が御館様を怒らせたと聞いてな。」  
 「怒らせた・・・のでしょうか?」  
 「親父は一度怒ると中々機嫌が直らん。そこでお主の為にいいものを持ってきたのよ。」  
 「いいもの?」  
 「高坂の作った薬だよ。なに、これを呑むと気分が良くなって気軽に相手に話しかけられるよ  
うになるだけの薬だ。飲んでみな。」  
 「・・・はぁ?」  
 丸い丸薬を口に入れる。嫌な臭いがしたので一気に飲み干した。  
 それを見て笑う馬場様・・・なんで?  
 「そら行った行った。御館様の機嫌が直らなきゃこっちも困るんだ。よろしく頼むよ。」  
 「はぁ。」  
 一体何なんだろうか?とりあえず信玄様のところに行こう。  
 「信玄様、ヤスタカです。お茶とお菓子をお持ちしました。」  
 「や、ヤスタカかっ!?ちょ、ちょっと待て今は入って――」  
 ガラ。  
 「やぁ、丁度いいところに来たねヤスタカ君。それじゃあ私は失礼しますね御館様。」  
 「あ、秋山!貴様謀ったな!!ってヤスタカ見るな、見るんじゃない!!」  
 秋山様が去った部屋には綺麗な着物を着た信玄様がいた。  
 「し、信玄様。その着物は」  
 「こ、これは秋山が俺にどうしてもと言うからせっかくだから着てやろうかと・・・」  
 きちんと着こなす前だったのか肌蹴て扇情的な格好に・・・  
 ドクン!!  
 あ、あれ?頭がぼーっと・・・  
 ドクン!!ドクン!!  
 信玄様って元々可愛いお人だったけどこんなに可愛いお人だったっけ?  
 ドクン!!ドクン!!ドクン!!  
 「お、おいヤスタカ?どうした。」  
 そんな格好でそんな可愛い顔されたら・・・  
 気付いたら信玄様を押し倒していた。  
 「お、おいっ!ヤスタカ、大丈夫か?」  
 「綺麗です。」  
 「・・・は?」  
 「綺麗です信玄様。物凄く綺麗です。」  
 「な、ななな、なにをんんうぅ!!?」  
 唇柔らかい。もっと、もっと欲しい。  
 ニュル。  
 「んんっ!!」  
 信玄様の唇、歯、歯肉、涎、舌。全てを感じたい。  
 れろっぴちゃにゅるれろぬる  
 「お、おいんっ・・・あっ・・・ヤスんんぅっ・・・はぁ。」  
 開放してあげたら顔を真っ赤にしてぽーっとしている。可愛い。  
   
そういえば、信玄様の胸・・・けっこうあるよなぁ。  
ムニュ。  
 「あっ・・・。」  
 柔らかい。世の中にはこんな柔らかいモノがあるのか?  
 「はぁ・・・んっ、やぁ・・・やめぁあっ!・・・っくぅ!」  
 結構大きいなぁ。柔らかくて張りが合って、この乳首おいしそうだなぁ・・・。  
 チュパッ。  
 「んはあはぁっ!!ヤスタ、カ・・・な、何、を・・・」  
 ついでに舐めちゃえ  
 「や、やぁっダメぇ、それダメぇ!!あ、あぁっダメダメダメぇ!!」  
 もう片方はいじっちゃえ。どんな反応するのかな。  
 「りょ、りょうほ、う・・・いじ、るっなぁ・・!」  
 かわいいなぁ。信玄様可愛い過ぎるよ。乳首甘噛みしちゃえ!  
 こりっ。  
 「ひぐぅっ!!か、噛むなっあぁ・・・んっはぁ。」  
もしかして乳首弱い?このまましたらどうなるんだろう・・・。  
「だ、ダメダメダメダメ!!そ、そんなに乳首、っばかりいじったらぁああぁぁ」  
もしかしてイキそう?もう一押し。  
「だ、だ、ダメだって言ってるだろうがぁあああ!!!!!」  
「ぐばあぁっ!!?」  
信玄、巴投げ。ヤスタカ壁に直撃の後仰向けにぶっ倒れる。  
「ゴホッ!!エホッ!!」  
ドスン!!  
「ごほおっ!!」  
ん?あれ、俺どうしたんだ?何か今まで凄いことしてたような・・・  
「ヤ〜ス〜タ〜カ〜!!!」  
し、信玄様!!?な、なぜに馬乗り!?  
「主君の俺を押し倒して、あまつさえ俺に・・・す、すけべぇなことをして・・・覚悟は出来ているんだろうなぁ。」  
「す、すいませんっ!!言い訳は色々あるんですが、兎にも角にも信玄様が綺麗で、可愛くて愛おしく思えて、気付いたら・・・すいませんすいません!!」  
「なっ、き、綺麗!?可愛い!!?い、いい、いと、愛おしい!!!?」  
「は、はい!!なんていうか大好きです信玄様!!」  
やべっ!俺何言ってんだ。相手は大名だぞ!!?殺される。確実に殺される!!  
 「や、ヤスタカ・・・。」  
 「はいっ!!」  
 「・・・お前、初めてか?」  
 「え?」  
 「だ、だから、よ、よと、よと・・・じょ、女生と枕を共にするのは初めてか聞いている!」  
 え?なに?どういうこと?  
 「む、昔に義元様とそのような約束を交わした覚えはありましたが」  
 「なっ、初めてじゃないのか!!?」  
 「約束は交わしましたが、果たす前に義元様亡くなられましたので、ど、童貞でございます。」  
 「は、初めてなのか!?」  
 「はい。」  
 「そうかそうか。いいかヤスタカ、俺がお前の初めての女になってやる。光栄に思えよ。」  
 「そ、そんな信玄様と交わるなんて恐れ多い!!」  
「と言っている割には、お前の息子は喜んでいるようだが?」  
するっと股間を握られる。やばいっ!握られるだけで気持ちいい!!  
「ん〜?どうした?」  
「し、信玄様。その、そのようなことをされてはお、お手が汚れます。」  
「なにヤスタカが汚さないように我慢すればいいんだ。」  
「そ、そんなむ、無茶、な。う、動かさないで!!」  
「ん〜、いい声でなくなヤスタカは。・・・俺の中にいれたいか?」  
 
いれたいいれたいいれたいいれたい!!信玄様の中を、信玄様を感じたい!!  
「いれたい、です。」  
「誰の何処に誰の何をいれたいのかくらいはっきり申せ。俺には良く分からんよ。」  
顔を真っ赤にさせながらニヤリと笑う顔。ずるい。  
すでに股間を這わせ、焦らしている状態。いつでもいれられるのにいれられない。  
ここまでされて生殺しはあんまりだ。  
「お、俺のチン○をし、信玄様のお、おま、おま○こにいれたいです。」  
「あっはっはっは!よく言えた!」  
ずるりと棒が一気に暖かい何かに包まれる。  
「あっ!!!」  
びゅくっ!どくっ!どくっ!とくっ!とく!  
「んっ、んんっ!!?あ、あっはっはっはっは!!入れて早々に果てるとはさすが童貞!  
 ま、まぁほ、本番はこれからじゃ。動くぞ。」  
「あっ、ああっ。し、信玄様、激し、っいぃ!」  
脳がとろけるような刺激。こんな、なにも考えられない。気持ちよすぎる。  
「んっくぅ。いいかヤスタカ、お前は俺のもんだ。これから何があってもお前は俺だけを見ろ。  
 俺以外の女に目がいったら承知しないからな!」  
「は、はいっ!信玄様、だけを、見ています!!」  
「そ、それで、・・・いい!」  
ぐりぐり。  
そ、そんないろいろと刺激されると、また。  
「し、信玄様。ま、また、また出ます!!」  
「少しは我慢しろ!俺はまだだ。」  
「そ、そんなこと、言われて、あああああ!!」  
びゅるるっ!!びゅく!どくっ!どくっ!どっく!どっく!!  
き、気持ちよすぎ、あ、あああああああああ!!  
「し、信玄、様な、何を!!?」  
「何をも何も俺がまだ気持ちよくなっとらんだろうが!!」  
「そ、そんなこと、いわれても、射精した後に、そ、そん、な、激、しくはあああ!!」  
「呆けきった顔をして、俺も、そろそろ・・・・」  
「ま、また!また射精します!すいません射精してしまいます。」  
「こい!」  
ビクンッビクンッ!! どくっ!びゅる!どくっ!どくっ!  
「も、もう無理、です。もう・・・出ません。」  
「・・・情けない男だ。俺が一回果てる間に3回も果てて。・・・っんぅ。」  
抜いた膣からごぽっと精液と血が・・・血?  
「あ、あの信玄様?こ、この血は・・・?」  
彼女の顔が一瞬にして真っ赤。  
「は、初めてじゃ・・・悪いかよ。初めては、好きな人と俺は決めてたんだ。」  
そのままそっぽを向く・  
「信玄様。」  
気付いたら押し倒してた。  
 
「なっ、お前!もう出ないんじゃなかったのか!!」  
「信玄様が可愛すぎるのがいけない。」  
俺はそのままイチモツを彼女の膣へ挿入していく。  
「い、いきなりっ。んぅっ!」  
「俺が一回果てるまでに最低3回は果てて貰いますから。」  
「そ、そんな、んうぅ!?」  
舌を絡めながら口付けをしつつ、胸を弄る。  
「信玄様は胸が弱点のようで。」  
「そ、そん、な、に、する、はぁっ!!」  
じゃぁこことかどうだろうか?クリトリスをつついてみる。  
「そ、そこはもっとダメぇあっ。あっ、だめだめだめ、いく、いく!」  
「いってください。」  
ビクンッビクンッ!!!  
「あ、ああああああああ!!!・・・・・はぁーー、はぁーーー、はぁーーー。」  
「二回目いきますよ。意外と信玄様は敏感ですね。」  
「ちょ、ちょ、ちょっと、す、すぐはら、らめええぇぇ・・・。」  
「呂律が回ってませんよ。」  
「ら、らめっ!すぐはダメらのぉっおお!」  
「じゃぁ止めます。」  
ピタリ。  
「・・・。」  
「・・・。」  
「お、おい・・・。」  
「何ですか?」  
「う、動かない、のか?」  
「信玄様を怒らせたくはないので動かないことにします。お手数ですが自分で動いてくれませんか?」  
「・・・むぅ。ふ、ふん。急に生意気になりおってからに!よかろう。勝手やってやる。・・・  
 んっ。あぁ。んうぅっ!あはぁ。」  
暫く自分で動くがどうも上手くいかないようでモジモジし始めた。昂ぶっているのに思うよう  
に快楽を得られない。そのフラストレーションは溜まっている。  
腰が引けたのを見計らって、一気に肉棒を中に突き入れる。棒の先が壁のようなモノを叩いた。  
 
再び膣が痙攣を起こす。  
ビクンッ!ビクンッ!ビクンッ!  
「い、いきなりいぃぃ!!・・・はぁーーー、はぁーー。」  
「あと一回ですね。一緒に行きましょう。」  
乱暴に腰を動かす。ギリギリまで引き抜き一気に奥の奥まで突き入れる。荒々しく乱暴に、貪るように腰を振る。  
「ちょ、だ、だめ、もうダメ!!」  
「信玄様好きです!!」  
「お、お前ここで、そんな事言われたら!!!」  
きゅっと膣が締まった。  
「愛してます!!」  
「ダメ。ダメ!!幸せでいっちゃ・・・も、もう・・!」  
「お、俺ももう・・・信玄様は、俺のこと好き、ですか!?」  
今まで以上に激しく突き入れる。肥大していく肉棒。限界まで溜められた精液が噴火する。  
「す、すきぃぃぃいいいいいいいいい!!!!!!」  
びゅるるる!!びゅぅっ!!びゅぅっびゅくっっ!!ビクンッ!!ビクッ!!ビクン!!  
「・・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・。」  
「はぁーーー、はぁーー、はぁーーー。」  
そのまま倒れこむ。  
「信玄様、愛しています。」  
「お、俺も愛している。」  
幸せの中二人は無意識のうちに抱き合って眠っていた。  
 
余談だが、この日の前日にヤスタカに告白するはずだったのに、結局告白できなかった  
信玄公を見兼ねた山県と馬場、高坂に秋山が結託して今日の事を仕組んだと知ったのは  
次の日の朝だった。  
滅茶苦茶からかわれたのは言うまでもない。  
 

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