乙女3話より。  
 
 
 
「――次の勝負は……これじゃあ!」  
 
織田軍バーサス今川軍の桶狭間れくりえいしょん合戦は佳境にさしかかっていた。  
ノブナガが勢いよく取り出した木札には『おしくらまんじゅう』の文字が。  
自信満々でヨシモトに迫る。  
 
「よーし、押されて泣いた方が負けじゃ! いくぞヨシモト!」  
「負けないですわよ!」  
 
織田軍、ヒデヨシの右にノブナガ、左にミツヒデが腕を絡める。  
今川軍も同様にヨシモトとイエヤスが強固な陣を張る。  
両陣営が背中を向け、始めの合図とともに思い切りぶつかり合った。  
 
「くふっ!」  
 
誰のものともつかないあえぎが青天に響く。  
乙女達の力強い尻と尻がこすれ合い、しだいに汗まみれになってゆく。  
 
「それ! おっしくっらまっんじゅー! おっされってなっくな!」  
「おっしくっらまっんじゅー! おっされってなっくな!」  
 
丸くふくらんだ5つの肉丘がビタンビタン音を立てる。  
 
「ほらヒデヨシ! どうしたもっと押さんか!」  
「ひえぇええっ」  
 
ヒデヨシはそのあまりの迫力に圧倒されていた。  
特にノブナガの尻はたくましくもプリプリしていて、隣で触れ合っているだけで変な気分になってくる。  
その上腕を組んで密着しているので、こぼれそうな胸が容赦なく押しつけられてくるのだ。  
そんな中で自分もがんばってお尻を突き出すも、左右のノブナガ・ミツヒデが出っ張ってるものだから  
相手にはぜんぜん届いておらず空を切るばかり。  
自分の肉体の未熟さに泣きたくなったが泣いたら負けである。ヒデヨシは我慢した。  
勝負は織田陣が優勢であった。  
 
「ちょ、ちょっとお待ちなさい! そっち3人は卑怯よ!」  
 
ヨシモトがたまらず言った。今気づいたのかという表情でイエヤスが将を見る。  
ノブナガは動きを止めると少し考えて、ヒデヨシを見た。  
 
「ふむ、よしヒデヨシ、貴様は抜けろ」  
「あ、はい……」  
 
こんな自身の劣等感を刺激する女体祭りになんて参加していられない。  
ヒデヨシは助かったという表情を隠さずに輪を抜け外に出ようとした、しかし、  
 
「おいどこへ行く、中に入るのじゃ、中に」  
「はい?」  
「どうじゃヨシモト、このままただ押し合っていても泣かすには至らん、  
 ここは誰か一人鬼を決めて、その鬼を泣かした方を勝者とするというのは」  
「それはいい考えですわね」  
「あのー、それって、あたしが鬼ってことですよね」  
「無論じゃ、では始め!」  
「ひい〜!」  
 
こうして突如ノブナガの思いつきにより、ヒデヨシは4つの饅頭に押しくらされることになった。  
右からは織田軍の、左からは今川軍の尻々がグイグイと押し付けられる。  
 
「ひゃやああああ」  
 
尻はどれも女らしくムニムニやわらかくて腰のあたりに激突してくる。  
気持ちいいやらくすぐったいやら、彼女達の体温が全部集まってきてヒデヨシの全身が熱くなる。  
ノブナガの巨尻は肉感のかたまりですでに天下人たる風格を備えている。  
ミツヒデの豊尻は幾分控えめで慎みをもっており主君尻をサポート。  
ヨシモトの美尻は見とれるほどに形が良くて思わず撫で回したくなるのをぐっとこらえる。  
イエヤスの微尻は見た目以上に肉厚でなんとなく親しみがあり寝床の枕にしたいと思わせる。  
女の子のお尻に包まれるのがこんなにいいなんて……ヒデヨシは夢心地だった。  
 
「これではラチがあかんな、ヒデヨシ、さっさと泣かんか!」  
「はい? なんですかあ、おやかた……」  
「これならどうじゃ!」  
「むぎゅ!?」  
 
ぼーっとしてしまっているヒデヨシに、ノブナガは体を反転させ正面から抱きついた。  
顔がすっぽり胸の谷間にうずまってしまう。  
やわらかさとあたたかさと汗のにおいに抱かれて、少し息苦しいのも気持ちがいい。  
ノブナガはゲラゲラ笑いながら胸をゆさぶってヒデヨシをくらくらさせる。  
 
「ほれほれ、泣け泣け、泣かんか」  
「むーっ、う、んむうー!」  
「ちょっと! ずるいですわよ! そっちがそう来るなら……」  
 
対するヨシモトは目の前にあるヒデヨシの尻を強く掴んだ。  
 
「はうぅっ」  
 
ノブナガの胸の中から高い声が上がる。  
全く遠慮なくグニグニ痛いほどに尻たぶを揉みしだかれて、もがくヒデヨシ。  
しかしノブナガにぎゅっと抱き締められているので動くことができない。  
 
「絶対泣かしてみせますわ! ほらイエヤスさんも手伝って!」  
「はい、お姉様」  
 
イエヤスは躊躇なくヒデヨシの脚に手を伸ばした。  
あらわになっている白い太ももをスベスベとさすり、内ももの間に指を這わせてスカートの中に侵入させる。  
 
「とトクニャン、そこだめえっ!」  
 
ヒデヨシがなんとか鼻先を出して声を上げる。  
しかしイエヤスは聞く耳持たず、女の子の一番の弱点を攻め落とさんとする。  
 
「勝負ですから……」  
「やめてぇ〜!」  
 
イエヤスの冷静かつ的確な攻め。  
半泣きになっているヒデヨシに、ノブナガは焦りの色を隠せない。  
 
「ミツヒデ! 何をしておる出遅れるな!」  
「し、しかし御館様……私は……」  
 
ミツヒデは女体攻めにはうとく、少女の肉体を前に真っ赤になってモジモジしている。  
しかし主君のためならと意を決し、ヒデヨシの後ろに立つとその手を胸に回した。  
 
「ふぅ、うんんっ」  
「ヒデヨシ、早く泣け……ほら……」  
 
ミツヒデの手は不器用でたどたどしくヒデヨシの胸をまさぐり、指が無造作に先端をつつく。  
その無骨さと予想のできない刺激にヒデヨシはさらに身をよじる。  
うすい胸と幼い股間の先端に熱を帯びてくるのがはっきりとわかる。  
下半身のイエヤスの指が下着ごしに一番敏感なところに触れて、ヒデヨシは悲鳴を上げた。  
 
「ふぁあああっ!」  
「とても感じやすいんですね……もうこんなになってます」  
 
薄笑いをたたえながらイエヤスの指がおどる。  
布の上から丁寧に割れ目をなぞり、肉の谷をさすり、先端の芽をもてあそぶ。  
普段自分でさわっているのとはまるで違う感覚がヒデヨシの小さな体をビリビリ貫く。  
ノブナガの胸から顔を上げ切なげにあえぐヒデヨシ。  
それを眼下に見てノブナガは、さらに嗜虐的な笑みを浮かべてヒデヨシを強く抱いた。  
体中を包む快楽と息苦しさでヒデヨシはわけがわからなくなった。  
 
「ほら泣け、泣かんかヒデヨシ!」  
「早く、御館様の言うことが聞けんのか!」  
「このままお尻をつねり上げて痛い思いさせますわよ!」  
「もう一息です、ほら我慢しないで、とっても気持ちいいですから……」  
「あ、あ……あぁぁあああああんんんっっ!!」  
 
ヒデヨシは一瞬体をこわばらせると、びく、びくんっと全身をふるわせた。  
その拍子にか、うるんでいた瞳の端から、一筋の涙の粒がこぼれた。  
 
「泣いた、泣いたぞ! ワシの勝ちじゃ! でかしたぞヒデヨシ!」  
 
ノブナガは大喜び。あわててヨシモトがくってかかる。  
 
「ちょっと、あなたが泣かしたわけじゃないでしょう!?」  
「ワシが最初に確認したんだからワシの勝ちじゃ」  
「めちゃくちゃですわ!」  
「ならば本人に聞くがよかろう、誰に泣かされたか」  
 
しかしヒデヨシはがっくりと脱力し、ノブナガの体にしなだれかかっている。  
 
「……聞けたらの話だがのう」  
「くっ……きぃ〜〜〜」  
 
扇子を噛んで悔しがるヨシモト。  
そこにイエヤスが口を挟む。  
 
「ノブナガさん、私の方が先に見てました」  
「何?」  
「ヒデヨシさんの涙のしずくを先に見てました」  
「馬鹿をぬかすな、おぬしは後ろから攻めていたではないか!」  
「ほら、この通りです」  
 
そう言ってイエヤスが右手を広げると、ノブナガは黙ってしまった。  
イエヤスの指先にべっとりと愛液がついていたのである。  
ノブナガは大笑いした。  
 
「ハッハッハ、面白い奴よのう。この勝負、そちらの勝ちでよいわ!  
「ありがとうございます」  
 
早く確認してたんならすぐ申告してくれればそこで終わってたのに……  
ぼやける意識の中でヒデヨシは考えたが、ノブナガの感触が気持ちいいので、  
まぁいいか……と、目を閉じた。  
のちに乳狭間の合戦と呼ばれる激闘は、まだまだ終わらない。  
 
           <終>  
 
 

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