「渡部先輩・・・本当にこれでいいんですか?」
中山はきょとんとしながら床に体育座りで、上目遣いに渡部を見上げる。
「よしっ!創作意欲がわいてきたぞ!!」
「そっ、そうですか!?がんばります!!」
しゃかしゃかとスクール水着の中山をスケッチする渡部に、中山は大喜びで渡されたローターを秘部に押し付ける。
ヴィィィィ・・・
「きゃうっ」
強すぎる快感に、中山は眉根を寄せて耐える。
そんな中山の姿を観て、渡部は先ほどよりも早い手の動きでペンを動かしている。
(先輩が・・・わたしを漫画のモデルにしてる・・)
大好きな渡部の漫画に自分が出演する。それだけで中山はうれしくなり、当てただけだったローターを
水着の上から割れ目にこすりつける。
伸縮性の優れた水着ごしに中山の乳首が徐々に固くなっていくのがわかる。
小柄な胸を押し上げるようにして乳首が立ち、そのせいで水着による皺も完璧にスケッチしていく。
「せ、先輩・・・気持ちいいですぅ〜」
びくびくと震える中山は左手で体を支え、右手でローターをがむしゃらに動かしている。
大きい瞳は涙で潤み、頬といわず体全体がほんのりピンク色に染まっている。
自然に腰が動くのを、気づいていないのだろうと渡部はゆっくりとグラインドする中山の細い腰を見て口の端を持ち上げる。
紺色のスクール水着の股(まち)の部分がより深い紺色になっているのが目に入る。
肝心のあと一押しの快楽がなく、中山は後一歩というところまできているのだが絶頂に達することができない。
もちろんそんなことになるとわかっていて渡部は水着を渡したのだが。
(うむ、やはり水着の上からの行為じゃ無理か)
それでもそういうことがわかり、渡部はスケッチブックの端にメモをしておく。
「せんぱ・・・も・・・イキたいです・・・っ」
「よし、じゃあ水着をずらしてローターを入れていいぞ」
「は、はいっ!」
スケッチブックは中山の快楽に我慢した表情が幾つも書かれている。
次は・・・羞恥にまみれる表情を描く番だ。
卵形のローターは遠隔操作ができるのでローター自体にスイッチはついていない。よってコードなどない。
中山は倒れかけた体を震わせて水着の股の部分をそっとずらし、そこにローターを当てる。
「せんぱ・・・い・・・」
水着の上からでもきつい快楽を与えた道具だ。じかに触れさせ、また挿入したらどうなってしまうのか。
中山は怖気づいたように渡部を見上げたが、渡部はスケッチブックのページをめくっていて気づかない振りをした。
もちろん横目でそれと気づかれないように中山を盗み見るのは忘れない。
紺色の水着から伸びる白い肌。そしてピンク色に潤む秘部。そこに濃いピンクのローターが押し当てられる。
「せ、先輩・・・入れちゃいます・・・」
意を決したように中山が言うのと、その細い指からローターが吐き出されるのはほぼ同時だった。
「ひゃううっ!!」
にゅるん、と音がするくらいにローターはあっさりと愛液で潤んだそこに吸い込まれた。
ローターの全てが中山の膣に入りこみ、暴れだす。
紺色の水着はすでに秘部を隠すように元に戻っていたが、その様子は先ほどの比ではない。
厚い水着をぷっくりと押し上げる陰核。
吸収性に優れた水着でも吸い込みきれない大量の愛液がじわじわと滲み出す。
すでに座るというより倒れこむ形となった中山がびくんびくんと震え、腰を動かす。
「せんぱいぃ・・・だめ・・・ですぅ・・・イッちゃいます」
ゆらゆらとゆれる腰に、無意識に秘部に伸ばされる手。
かわいらしい顔をくしゃくしゃに歪め、達してもいいか中山は渡部に問う。
だが、渡部はそんな中山の姿をスケッチしながら冷たくだめだ、と言い放つ。
「もうすぐ夏の祭典なんだ!そこでただイカせるだけの作品なんかじゃ足りない!」
「は、はい・・・我慢・・・します・・・。渡部先輩のためです・・っ」
秘部にもっていきかけた手を、なんとか押しとどめて中山が笑みを浮かべる。
しかし眉根を寄せ、絶頂に耐えるそんな表情すら渡部はノートに描きこむ。
「よし、がんばれよ!一度イクと次もすぐにイッてしまうからな」
「は・・・いぃ」
そうしている間にも絶頂に達してしまいそうで、中山はぐっと力を入れて耐えようとする。
しかしそうすることによって膣内に入っている異物の存在を、動きを強く認識してしまう。
「んんっ!せんぱ・・・もうちょっと・・・緩めて・・・ください・・」
こらえれれません・・・と中山に懇願され、渡部はしかたがないといった風にローターをゆるめてやる。
「じゃあ、散歩に行くぞ」
「は、はい!」
強から弱に変えて動きを緩慢なものにしたローターを入れた中山をなんとか立たせて、渡部は部室のドアを開けた。
もちろんローターの威力を弱めるのは渡部の考え通りだが。
ぐしょぐしょになった秘部に、じれったすぎるローターの力がどれほどなのかも、渡部が調べねばならぬことだった。
こうして渡部は、淫猥な姿の中山とともに部室という区切られた空間から廊下へと進むのだった。
みんみんと蝉が煩い。夏休みとはいえ、渡部たちと同じく部活動に勤しむ生徒や、用務員をはじめとする教師も建物内にはいるだろう。
そんな日常の中でスクール水着を着て、乳首を立たせ、よろよろと歩く中山。
こうしてみるとわからないが、膣内にはローターをくわえ込み、陰核はひくひくと動いているだろう。
「せんぱい・・・どこへいくんですか?」
さすがに恥ずかしいのだろう。部室にいたときより頬の赤い中山が左手で胸を隠すようにしながら聞いてくる。
「そうだな・・・とりあえずまずは二階にあがるか」
そういいながらローターの威力をほんの少しだけ強める。
「きゃう!せ、先輩!」
熱い吐息を吐いてむくれる中山だが、それでも速度を緩めて渡部においていかれないようにしながらついてくる。
そして、渡部のスケッチの題材の一つである階段へとたどり着いた。
「よし、じゃあ中山、四つんばいで階段を上るんだ」
「四つんばいですか?はい」
尊敬する渡部の言うことに、中山はあっさりと返事をしてぺたんと両手をついて階段を上り始める。
渡部はというと、階段は上がらずにしゃがみこんで下から中山の小柄なお尻を眺める。
あがるごとにぷりぷりとゆれるお尻だが、渡部の狙いはそれだけではない。
愛液の染みている股の部分にはなかなかそそるのがある、とスケッチするのは忘れない。
「落ちるなよー」
「え?」
手元のスイッチを入れると、きゃあああっ!と中山が大きな悲鳴を上げる。
落ちないようにしっかりと重心を前にかけるが、おかげでお尻が突き出される形になってしまう。
秘部で蠢くローターの、中山の水着から含みきれなくなった大量の愛液が滲み、ついにゆっくりと太ももを伝い階段を汚す。
しゃがみこんだ渡部からはその様子が良く見える。
「せんぱ・・・やああっ!」
「よし、イッていいぞっ!」
「は、はいぃぃっ!うう・・・ふぁぁぁあああっ!!!!」
ぷしゃぁぁっと一気に水着から愛液が溢れ出す。
渡部はすぐにスイッチを弱に戻し、めがねを凝らして秘部を覆う水着を覗き込む。
ぐぷぷ、と水着が持ち上がり、元に戻る。
弛緩した秘部からずるりとこぼれたローターが伸縮性の水着のせいで行き場をなくし、再び秘部の入り口を刺激して元に戻るのだ。
ひくひくと震える秘部だからこそ起こる現象で、渡部は一瞬も逃すまいと今にも崩れそうな中山のお尻をスケッチする。
水着からねばねばとした愛液がこぼれて糸が伝うのを確認したうえで渡部は階段を上り中山をとりあえず踊り場まで連れて行く。
「せん・・・ぱい・・・」
荒い呼吸で渡部を見上げる中山の瞳はゆらゆらと快楽の涙で揺れている。
小さい口から覗く赤い舌がエロティックだと渡部は思った。
「今日はここまでにするか?」
ぐったりとした中山を抱きかかえたまま渡部が聞く。
本当はほかにも色々としたかったのだが、肝心の中山がこの様子だとどうやら明日移行に持ち越しのようだ。
「せんぱい・・・でも・・・」
こ、コミケに・・・と泣きそうな顔な中山に、渡部は大丈夫だと告げる。
「とりあえず構成と今日した分のところまでは進めておくさ」
「は・・・はい・・・」
中山の水着をずらしてやるとこぷん、と大量の愛液とともにローターが転がり落ちる。
白く粘ついた愛液に包まれたそれはほかほかと湯気がでそうなほどだ。
「よし、ちょっと休んだら着替えて帰るか」
「はい」
そして渡部は達したばかりのまだ発情している中山の姿を再びスケッチするのであった。