「キーン コーン カーン コーン」・・・  
終業のチャイムが鳴り、授業中とは打って変わってクラス中がにぎやかになる。  
部活へ行く者、帰りの寄り道を相談する者、雑談をする者等、話の内容は様々だ。  
「みんな 宿題やってきてよ〜。」  
生徒たちに注意をうながすのは、担任であり国語教師でもある鈴木みか先生。  
小柄な体型、丸顔童顔、パッと見は中学生だが、そのキャラと人柄から、生徒たちからの信頼はとても厚い。  
 
にぎやかだったクラスも、10数分後には皆教室から出て行ってしまい、クラスに残ったのはみかセンセと補習組の「末武」だけになってしまった。  
「どうしてこの漢字テストで赤点とるかな〜(泣)、ここはテストに出すよって授業中に言ったのに・・・。」  
「ハハハハハごめんごめん、ついつい忘れちゃってさぁ。」  
「もう! とにかく、間違えた漢字を10個ずつ書き取りしてね。」  
 
・・・・・・  
末武がノートに書き取りをしている間、みかセンセは教卓にもたれ掛かって本を読んでいた。  
この本は、生徒から薦められて最近読み始めた、みか好みの推理小説本だった。  
だがこの本のウリは推理だけでなく、所々に入ってくる濃密な官能シーンにある。  
みかは、「推理部分が面白いから読んでいる」と、周りに説明しているが、やはり官能シーンにも大きな興味があることは自分で自覚している。  
 
「終わった〜!」  
末武の大きな声が教室中に響く。  
本に集中していたみかは、その声に思わず驚いてしまい、本を落としてしまった。  
そして落ちた本は、丁度濡れ場の挿し絵のページが開いた状態で落ちていた。  
慌てて本を拾うみか、教師が補習中に官能小説(本当は推理小説だが・・・。)を読んでいたことが知られたら問題になると、焦っているみかは勝手に思い込んでしまっていた。  
 
一方、末武はそんなことには全く気がついていない。  
「ハハハハ、みかセンセはドジだなぁ」と、無邪気に笑っている。  
 
みかは焦りながらも,末武の書き取りの漢字をチェックをしようと、末武の机に向かう。  
机を挟んで、末武とみかは向かい合う形でノートに目を通していく。  
「あれっ? 末武君、この漢字は草かんむりだよ。末武君の字は宇かんむりになってる。」  
「え〜、どれどれ?」  
ノートを覗き込むように顔を近づける末武、必然的にみかの顔が目の前にくる。  
末武とみかの顔は、手のひら一枚分の距離まで近づいて、思わず二人とも顔が赤くなる。  
「あっ・・・・・」  
「えっと・・・・」  
お互い顔が近づいたまま離れようとしない  
「こうやって見ると、みかセンセの顔って可愛いよなぁ」  
「どうしよう、さっきの小説のシーンが頭からはなれないよう・・・」  
声には出さないが、二人とも色々な思いが頭の中を駆け巡っている。  
 
「す、末武君・・・。」  
先に声を出したのはみかだった。  
「末武君は女の子に興味はある・・・?」  
「えっ?  み・みかセンセ・・・なに言ってんん!?」  
突然みかの顔が近づいてきたかと思うと、やわらかいみかの唇で口をふさがれた。  
 
「私はこう見えても大人の女なんだよ・・・、だから、私が教えてあげる」  
突然のみかの行動・セリフ、末武の思考回路は完全に停止し、みかの言葉すらまともに聞き取れていない。  
 
みかは末武のYシャツに手をのばし、ボタンを一つずつ丁寧に外していく。  
ようやく頭が働きはじめた末武は、理性を振り絞ってみかに話し掛ける  
「み、みかセンセ、こんなとこで、それに人に見られるよ」  
精一杯理性を振り絞り、みかに話す末武だが、みかは全く耳を貸そうとはしない。  
そうしてる間にYシャツは脱がされ、みかはベルトを外しズボンに手を掛けていた。  
 
「そんなこと言っても、末武君だってほら・・・こんなに」  
末武のモノは固くなり、トランクスの中ではちきれそうになっている。  
「だって、みかセンセのキスが・・・うぁ」  
「ふふっ、末武君のって大きいね。私の手の中には収まりきれないよ」  
気持ちが高まっているみかは、頬を赤く染めながらモノをなで続ける。  
「あっ、みかセンセぇ・・・、そんなに触られたら、オレ・・・もう・・・うぁっ」  
「出そう?ふふ、受け止めてあげる・・・」  
みかはそう言うと、口を開けて末武のモノをくわえ込む。  
「あっ、もう・・・・で、出る!」  
末武はみかの口の中におもいっきり放出した。  
「ん、ん〜あ、ハァッはぁ・・・ふぅ」  
口のなかで激しく脈動する末武を、愛おしく受け止めるみか。  
「ふふっ、気持ちよかった? 綺麗にしてあげる」  
モノから口を離すと、みかは両膝をついて、まだ硬さを保持しているモノに舌を滑らせる。  
みかは丁寧にモノの根元、竿、裏すじ、カリ、を舐めとっていく・・・・。  
ねっとりと絡みつくみかの舌は妖艶で、末武のものは硬さを増していく。  
 
末武は、1度放出したことで冷静さを取り戻していた。  
「みかセンセ、今度はオレにやらせてよ」  
「えっ?  きゃっ!」  
末武はみかの身体を軽々持ち上げると、みかを机の上に寝かせた。  
「オレ、みかセンセが欲しい・・・」  
「うん、良いよ・・・やさしくしてね」  
今度は末武からみかの唇へキスをする。  
先ほどは不意打ちのため、感触などは覚えていないが、今回はみかを味わうように濃厚にキスをする。  
・・・ちゅ・・ぺちゃ・・・  
二人の唇からは、舌と舌が混ざり合い、唾液が奏でるいんび淫靡な音が響いている・・・。  
「脱がすよ・・・・?」  
コクリ、と頷くみか。 先ほどの妖艶なみかとは思えない程、顔を上気させ真っ赤になっている。  
 
白いカーディガン、ブラウス、タイトスカートを順に脱がし、下着姿になる。  
「あれっ?取れない・・・」  
ブラジャーを外そうとした末武だが、ホックの外し方が解らずに焦っている。  
「くすっ。こうするの・・・」  
末武の指を誘導し、ホックを外すみか。  
「まだまだ勉強不足だよ、末武君っ」  
「仕方ないじゃん、初めてなんだから・・・」  
末武はテレながらもブラを外し、あらわになるみかの胸にくぎ付けになる。  
「ちっちゃくてゴメンネ・・・」  
みかは自分の身体にコンプレックスでもあるのか、静かに謝る。  
「そんなことねーよ、みかセンセすげぇー可愛いよ!それに綺麗だ!」  
 
末武の、飾らない素直な心を感じる、まっすぐな感想にみかは嬉しくなり、末武を抱き寄せた。  
 
「ありがとう、末武君。私、末武君のこと大好きだよ」  
「オレも、みかセンセが大好きだ」  
 
お互いの素直な気持ちを確認しあうと、末武はみかの首筋にキスをした。  
「ひゃっ・・・!」  
突然の敏感な部分へのキスは、無防備だったみかに不思議な感覚と快感を与える。  
「ん・・・あっ・・・んふぅ・・・」  
末武の唇が、首・鎖骨・右胸・左胸へと移動すると同時にみかの口からは淡い声が漏れる。  
 
末武は、キスをお腹から下腹部へ移動させながら、両手でみかの胸を揉む。  
正確には、みかの胸は揉めるほど大きくないので、撫で上げるといった感覚だ。  
末武は一旦、唇をみかの下腹部から離し、舐め上げるように右胸へと舌を滑らせていく。  
 
「ひゃんっ!」  
みかは今までに無い感覚に思わず声を漏らす。  
「ひゃっ、ふ・・・はぁ、・・・あぁ・・・・あっ」  
末武は、なだらかに盛り上がっているみかの胸をなぞるように舐め上げる。  
乳首周りの乳凛に沿うように舌を這わせ、乳首に触れるか、触れないかのタッチでみかを愛撫する。  
すこしづつみかの乳首は硬くなり、突起してきたら、末武はやさしく、乳首を甘噛みする。  
「あんっ!」  
今までとは違う刺激に思わず反応してしまうみか。  
 
右胸と左胸を交互に愛撫しながら末武の手はみかの秘部へと伸びていく。  
「みかセンセ、気持ち良い?」  
「うん・・・良いよ、末武君の思いが伝わってくるよ」  
末武の手は、みかのショーツの中へ滑り込み、薄く生えそろった茂みの中を泳いでいく。  
 
「下も脱がすよ?」  
みかの返答を待たずに、スルリとショーツを脱がす。  
「あっ、恥ずかしいよ。そんなに見ないで・・・」  
初めて見る女性の秘部に、末武の目はくぎ付けになっている。  
「うわぁ・・・、すげぇ」  
みかのソコは、透明な液体でうっすらと濡れていて、不思議な光沢を放っている。  
綺麗なピンク色は、末武の理性を吹き飛ばしてしまう。  
「きゃんっ!そ、そんな・・・あぁ、良いよぉ」  
末武は、衝動を押さえきれずに、みかのソコを舐め上げる。  
ぷっくりと膨らんだ突起部を吸い、ヒダに沿って舌を這わせ、指でヒダを広げて、その中へ舌を送り込む。  
決して上手な愛撫とは言えないが、末武なりに一生懸命だった。  
 
ぷっくりと膨らんだ突起部を吸い、ヒダに沿って舌を這わせ、指でヒダを広げて、その中へ舌を送り込む。  
決して上手な愛撫とは言えないが、末武なりに一生懸命だった。  
「あぁ。す、末武君・・・お願い・・・もう、私・・・」  
「みかセンセ、お、オレも、もう我慢できない・・・入れるよ?」  
 
どちらともなくお互いに挿入しやすいように身体を動かし、みかは末武のモノを誘導するように握る。  
「うぁっ、・・・ここで、良いの?」  
「うん・・・。そう、そのまま、ゆっくりと・・・」  
 
秘部にあてがわれたモノを支えながら、末武は腰を押し込んでいく。  
「あぁ!・・・うんっ!・・・い・・・いい・・・」  
「うんっ・・・・は、入ったぁ・・・・」  
「すごい・・・末武君の、熱くて・・・大きい・・・末武君を感じるよぉ」  
「みかセンセぇ、・・・みかセンセの中、熱くて、きつくて、とろとろで、凄いよ」  
 
「ぷちゅ・・・くちゅ・・・ちゅ・・・」  
繋がった状態で濃厚なキスをする、お互いを深く感じあえるように・・・。  
「う、動くよ・・・?」  
「うん・・・。」  
ゆっくりと腰を引き、動き始める末武。  
「あぁ、す、すげぇ、気持ちいい。みかセンセの中すげぇよ」  
初めて感じる女性の快感に、末武は徐々に動きを早めていく・・・。  
「あぁ!・・・あ!・・イイっ!いいよう末武君!」  
末武の動きに反応して、みかも快感に身を預けていく・・・。  
みかは末武の背中に腕を回して、末武を抱く形になっている。  
くちゅ・・・ぷちゅぅ・・・じゅぷ・・・  
みかと末武の接合部からはお互いの快感を示すように、愛液が響く。  
 
みかと末武の接合部からはお互いの快感を示すように、愛液が響く。  
 
お互いに相手の身体に腕を回し、抱き合いながら、相手の体温を感じている・・・。  
「あっあっ!末武君!末武君!」  
「みかセンセ!み、みか!みかぁ!」  
何度もキスをし、何度も名前を呼び合いながら、徐々に絶頂へと上っていく。  
「お、オレ、オレ、も・・・もう!・・・・イ、イクッ!」  
「私も、もう!・・・・ひゃん!ダメェ・・・あぁっ!・・・あぁぁぁぁぁぁっ!」  
力いっぱいみかを抱きしめる末武。  
力いっぱい末武を受け止めるみか。  
激しく脈動する末武を体内に感じながら、みかも絶頂に達した・・・。  
 
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」  
お互いの激しい息遣いが教室に響いている・・・  
 
 
5分ほどたつと、二人の呼吸も落ち着き、タオルで身体を拭き合って、服を着た。  
「ねぇ、みかセンセ、どうしていきなりあんなことをしたの?」  
「えっ?・・・え〜っと・・・それは・・・」  
(い、言えない!小説の官能シーンに触発された、なんて!)  
みかは頭の中でぐるぐると混乱してしまった。  
「ははっ!まぁいいやぁ。気持ちよかったし!」  
末武のあっけらかんとしたストレートな言葉に顔が真っ赤になるみか・・・。  
「あう〜、このことは内緒だからね!末武君!」  
 
「うん!わかってるって!みかセンセ!」  
「あっ、そーだ!二人っきりの時はオレのこと名前で呼んでくれよ!」  
「えっ!?な、名前で!?」  
顔がまたカーッと赤くなっていくみか。  
「・・・え、えと、・・・け、健太君・・・」  
顔を真っ赤にしながら末武の名前を呼ぶみか。  
「うん!、これからよろしくな、みかセンセ!」  
「こんな恋の始まり方もいいかな・・・」  
末武には聞こえない小さな声でささやくみかの顔は、やっぱり頬が赤くそまっていた・・・・・。  
 
END  
 

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