鈴虫の羽の音が響く夜のこと・・  
外では夜風が潮の臭いと相まってどこか懐かしい空気を作り出していた。  
「・・」  
場違いなのかな・・私・・  
しかしそんな空気とは裏腹に  
コテージのベランダの淵に手をかけ頬杖をつき堀先生は眼下に広がる木々に目を落としていた。  
その口から思わずため息が出る。  
折角健太くんが誘ってくれたのに・・  
 
この度、彼ら・・末武の一家は避暑地へと出向いていた。  
本来ならば一家水入らずの予定だったのだが  
久々の再開・・ということで、はとこである堀先生も同行していた。  
日中こそ温かく迎えてくれていた。  
しかし夕方になれば酒盛りを始めた彼らは大いに盛り上がり・・  
堀先生のことなどまったく目に留めない様子で宴会を繰り広げていた。  
現にこうして場を離れた場所でもその声は届いている。  
「鳩子姉ちゃん?」  
待っていたわけじゃない。しかし、聞きなれたその声に堀先生は安堵を覚える。  
「ごめんな、うちの家族・・あんなんで・・」  
そう言い末武は困ったように頭をかきむしる。  
「ううん、大丈夫よ。」  
そう言い切ない笑顔を見せる堀先生。  
まったく、誰が主役なんだか分かんねぇよ・・これじゃ・・。  
末武はそう小言で言うと堀先生の隣に立ち、空を見上げる。  
 
「ここの空、キレイなんだぜ。」  
毎年来てるからいくらかは知ってるんだ。  
そう言うと末武は堀先生の顔を見て得意気な表情を見せる。  
「ええと・・都会とは違って・・ええと・・何か悪いもんがないからキレイに見えるんだって。」  
ん〜っ・・工藤の奴・・何て言ってたっけ・・、そう言い頭を抱える末武。  
「そうね、ここの空気はキレイだから・・。」  
あえて末武の知識の・・記憶力の無さには横やりを入れずに、受け入れるように切り返す。  
そして満天の星空を見上げる。  
そこには星が宝石のように輝いていた。  
「本当・・綺麗ね・・」  
夜空を見上げた堀先生の頬を髪を、彼女の全てを月明かりが照らし出す。  
その日は満月だったこともありその輝きは彼女を一層引き立たせていた。  
「・・キレイだよ・・」  
「えっ・・?」  
末武の視線が星空から自分へと向かっていることに気がつく。  
そしてそれに惹かれるままにそちらへと顔を向けると  
見たこともないくらいに大人びた彼が自分の前に立っていた。  
そしてその手は自分の頬へと伸びてゆく。  
そしてそれを遮ることなく受け入れると二人の影が・・口が重なってゆく。  
軽くそれが離れると、今度は視線と視線を絡ませる。  
 
しばらく経つと堀先生は我に返ったように目を落とす  
しかし、それを追うように末武の視線が追う。  
「ゴメン・・嫌だった・・?」  
「そんなこと・・ないけど・・」  
末武の気持ちを受け取りたい、  
しかし恥らいが取り払えない様子で堀先生は言葉を濁す。  
「と・・っ!」  
そんな堀先生の気持ちを察したのか、  
末武は今まで何事も無かったかのように飛び上がるように踵を返す。  
「健太・・くん??」  
「そろそろ親父達が寝ている頃だ。布団かけないと風邪ひくだろうからな。」  
そしてリビングへと足を向ける。  
−いつから健太くん・・あんな顔をするようになったのかな・・?  
先刻までの末武の表情が堀先生の中を通り抜ける。  
「・・何してるの?早く行こうぜ。」  
考え事をして視点の定まらない様子の堀先生の手を引く末武。  
「うん、そうだね。」  
何処かに疑問を抱えつつ堀先生はリビングへと足を向けた。  
 
そこでは案の定、末武の家族がソファーに床に寝そべっていた。  
「最悪だぜ・・」  
再度頭を抱える末武。  
「・・きっと貯まってることがあったんだよ、ねっ。」  
あくまでなだめるように穏やかな声で言う堀先生。  
「鳩子姉ちゃんの優しさに感謝しろよ!」  
そう言いツカツカと寝室へと向かう末武。  
それを追うように堀先生も寝室へと足を向けていた。  
 
 
「・・と、よし!」  
全員に綿毛布を掛けきると末武は掛け声を出す。  
それなりの声の大きさだったのであるが  
寝入っているのか彼らは胸郭を動かすのみで微動だにしない。  
「さぁて・・っと、オレたちも寝るか。」  
と、末武は堀先生に視線を移す。  
 
「そうだね、もう遅いし・・」  
時刻は0時を回っていた。普段の末武であれば熟睡している時間だ。  
堀先生がそう思うと案の定、末武があくびをしていた。  
「健太くん、おんぶしようか?」  
冗談じみた顔で歩く末武の顔を覗きこむ堀先生。  
「いっ・・いいよっ。」  
そう言い末武が視線を逸らすと、丁度寝室のドアが目に付く。  
「あ・・着いちゃった。」  
「鳩子姉ちゃん!」  
そう言いムキになる末武を何処となく楽しそうな顔で見ると  
堀先生は向かい側のドアに手をかける。  
と、その手に覆いかぶさるように末武の手が重なる。  
「?」  
不思議に思い堀先生が振り返ると末武が真剣な眼差しを自分に向けていた。  
「どうしたの・・?」  
「忘れてた、さっきそこの部屋の綿毛布使い切っちゃったんだよな。」  
「・・だっ・・大丈夫よっ。私、バスタオルを重ねて寝るから・・」  
「カゼひくよ・・ほら・・身体もこんなに冷たいし・・」  
ドアのノブを持つ手が離れてもなお、彼女の手を離さない末武の手。  
先刻まで外の風に吹かれていた堀先生のその身体を  
その手で次第に彼女を温めるように被ってゆく。  
−どうしよう・・  
末武の気持ちが嬉しかった。  
しかしそれを受け止められるだけの自信がなかった。  
−こんなに・・こんなに・・好きなのに・・  
 
そう思うと次第に身体がこわばってゆく。  
「昔みたいに・・一緒に寝よう。」  
と、末武は堀先生の耳に向かって囁く。  
昔・・?  
思いがけない末武のその言葉に思考を巡らす。  
 
あの頃は恋とか愛とかそんな言葉は知らなくて。  
ただ、ふざけあって  
ただ、じゃれあって  
ただ、一緒に居て・・心地よかった  
だから、一緒にいたんだよね。  
 
「うんっ・・」  
ただ、うなづく。  
「ありがとう・・鳩子姉ちゃん・・」  
それだけで彼・・末武には十二分に通じていた。  
いつになく穏やかな顔をする末武。  
すると彼の手は堀先生の腕から胸からありとあらゆるところを愛撫し始める。  
「ちょっ・・・やっ・・」  
刺激が重なり思わず身体をのけぞる堀先生。  
その息遣いは徐々に荒くなってゆく。  
「温かい・・いつもの鳩子姉ちゃんだ・・」  
その言葉に頬をピンク色に染め愛らしくも色香を漂う眼差しで末武を見つめる。  
 
すると末武は寄りかかっていたそのドアを開け  
堀先生を前で抱え部屋へと向かってゆく。  
そしてあらかじめひいてあった布団に丁寧に横たわらせると、額にキスをする。  
それに恥らうように綿毛布で顔を隠すようにする堀先生。  
「それじゃ、顔が見えないよ。」  
そう言い一瞬堀先生の顔を覗きこむ末武であったが  
彼女のことを考えたのか無理に綿毛布をはがすことはなく堀先生に背を向ける。  
するとその末武の腕を堀先生が掴む。  
「一緒に寝ようって言ったのに・・」  
「じゃ、オレにそれをかけて。」  
すると堀先生はぎこちない動きで末武に綿毛布をかけようとする。  
しかしその腕を末武の手が掴む。  
と、堀先生が驚く間もなくその身体が床に押し倒される。  
 
「あっ・・」  
またさっきの眼だ・・  
上から覆いかぶさる末武の眼が自分を離そうとしない。  
堀先生が驚いたような顔をすると末武は彼女に温かい視線を向け  
その身体をそっと抱きしめる。  
「いい臭いだ・・」  
抱きしめた手で堀先生の髪を梳き彼女の首元で末武は呟く。  
そしてその手は再び愛撫を始め徐々に下方へと向かってゆく。  
「あ・・んっ・・」  
手が秘部で止まるとそこを集中的に擦ってゆく。  
回数を増すごとに甘い声がとめどなく漏れてくる。  
「けん・・た・・くん・・っ・・」  
そう堀先生が声をもらすと末武の舌が彼女の首筋を這ってゆく。  
「やだっ・・変に・・なっちゃう・・」  
全身を絡められる、そんな感覚が襲う。  
「そうだね・・ここも・・こんなに濡れてきて・・」  
そう言い下着の横から堀先生の秘部へと指を差し込む。  
「あんっ・・う・・んっ・・」  
思わず身体をのけぞらせる堀先生。  
指を動かす度に秘部からはくちゅくちゅと音をたてている。  
と、末武は耐え切れなくなったように堀先生のショーツを降ろす。  
そして膝を立たせそこに口をつけようとする。  
「・・健太くんは・・いいの・・?」  
と、そこに思わぬ堀先生の一言が耳につく。末武は動きを止め彼女を見つめる。  
 
「私ばかり・・いいの?」  
「・・」  
一瞬考えたような顔をすると末武はズボンのチャックを下ろし始める。  
そこから出たものに思わず目を逸らす堀先生。  
「十分なんだよ、鳩子姉ちゃんを見られるだけで。」  
それは十二分に充血していた。  
一度見たことがあるものであったが驚きは隠せない様子であった。  
しかし時が経つにつれ堀先生の逸れたその眼は徐々にそれに魅かれてゆく。  
「やっ・・私・・何を考えて・・」  
「いいよ、今だけ・・あげるから・・」  
そして堀先生は末武のそれに顔を近づける。  
ゆっくりと手を出しそれを包み込む。  
そして頬擦りをする。  
「こういうとき、どうしたらいいのかな・・教えてくれる?」  
純粋な気持ちでそう訴える堀先生に末武はたじろいでいる様子だった。  
「その前に・・オレが・・やばい・・よ・・鳩子姉ちゃん・・」  
末武のそれは更に怒張し始めていた。  
「こう・・するの・・・?」  
そう言うなり堀先生はそれに向かい舌で愛撫を始める。  
「そっ・・そうなんだろうけど・・そんなことしたら・・鳩子姉ちゃんが汚れちゃうよ・・」  
 
あくまで堀先生の頭を引き剥がそうとする末武。  
そんな末武の顔を上目使いで見つめる堀先生。  
「前にも言ったじゃない、優しくしてくれるなら・・いい・・って。」  
その瞳には優しさだけではなく普段の彼女が見せることのない妖艶さですら漂っていた。  
それに刺激を受けたのか末武は思い立ったように堀先生の肩を持ち彼女を床へと押し倒す。  
「入れちゃう・・よ・・」  
衝動に駆られながらも何処か遠慮をはらんだ声音で堀先生を諭す末武。  
「・・いいよ・・」  
末武を見上げ穏やかな顔を見せる堀先生。  
すると末武は怒張したそれを堀先生の秘部へと押し込んでゆく。  
「んっ・・はぁんっ・・」  
挿入されたことで歓喜の声をあげる堀先生。  
途中痛みを感じたのか歯を食いしばりながら腰を動かし末武を受け入れようとする。  
「動かす・・よ・・」  
その声とともにそれはゆっくりと動き始める。  
「あんっ・・うんっ・・」  
それのもたらす刺激に忠実に声をあげる堀先生。  
刺激から逃げようと幾度となく身体を動かす。  
そして動くたびに隙間から愛蜜があふれ出してくる。  
「いやっ・・あんっ・・けんた・・くん・・」  
末武の動きが早くなることで身体の歓喜が近づいてゆくことが分かる。  
 
「んっ・・?」  
言いかけた堀先生の言葉にいつもの無邪気さを保ちつつ  
何処となく意地の悪いような顔を見せる末武。  
「・・いっちゃうっ・・」  
そう言うと末武は腰を巧みに動かし始める。  
「オレも・・だよ・・一緒に・・いこう・・」  
「いやぁぁっ・・あぁ――――っ!」  
「んっ・・」  
そして快楽にたどり着くとそれを抜き堀先生の身体にかけてゆく。  
「ほら・・こんなに・・たくさん・・」  
息を整えながら散らばる愛液を、堀先生を見つめ末武は呟く。  
外からの月明かりに照らされそれは輝いてですらいるようだった。  
「たくさん・・愛してくれてるんだね・・」  
堀先生から出されたあまりにも直な台詞に末武は頬を染める。  
そんな末武の額を指で軽くつつくと  
身体を起こし彼の額にキスをしてやる。更に頬を染める末武。  
「さっきのお返しだよ。」  
そう言うと堀先生はいつもの穏やかな笑顔を見せた。  
 
 

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