「北川さ〜ん?」
「はい?」
「どーして私はこんな格好をさせられてるのかなー?」
「印籠姿のみか先生も素敵でしたけど、やっぱりその格好だとさらに可愛さアップ!になるからです」
「はう〜、27歳にもなって頭巾が似合う自分が悲しい・・・」
ふふふ・・・。
北川理央、ようやく己の欲望を叶える事に成功しました。
どうしてこんな事をしたかというと、話は1ヶ月前に遡るわ。
ホームルームで『文化祭の出し物』を決めてたんだけど、私は「赤ずきんちゃん」を候補に挙げたの。
何故って?
決まってるでしょう、主役の赤ずきんちゃん扮するみか先生を狼役の私が襲って・・・もとい、丸のみして食べちゃいたいからよ。
だってみか先生は私の恋人なんだから。
そう、私とみか先生は半年前にお付き合いを始めたばかり。
私はもともとちっちゃくて可愛い女の子が好きだったけど、この学校に入学して最初にみか先生に出会った時から一目ぼれだったもの。
で、猛烈なアタックの末、晴れて私とみか先生はラブラブカップルになったという訳。
もうその時の状況を思い出すだけで・・・。
・・・おっと、話が逸れたわね。
「で、丸のみして食べちゃいます」
「ああ・・・納得」
「みんな納得しないで〜」
私はこの日の為に配役を決めて如何にこのお話が面白く感動するものか、という事を意気揚々と語ったのよ。
ところが・・・この北川、一生の不覚だったわね。
「北川、もの凄く面白い劇になると思うんだけど・・・一応演劇の規則として『配役を決める際には教職員を主役にしてはいけない』って書いてあるのよ」
「な、何ですってー!」
委員長の言葉に私は思わず絶叫しちゃったわ。
思い返せば、過去の演劇の作品で先生たちが主役のお話って無かったわね。
せっかく二晩徹夜して練りに練り込んだ渾身の一作が・・・。
ああ、何か渡部の気持ちがちょっと分かったかも。
「良かった〜、流石に主役はまずいよね」
みか先生はそんな私の気持ちを知って知らずか、安堵の表情を浮かべている。
まぁ、先生の事だから主役になったら多分顔を真っ赤にさせてわたわたしちゃうかもね。
・・・でもそれがまた私にとっては萌えポイントだったりするんだけれども。
「って言うかこの内容だとまず18歳未満お断りの劇になっちゃうよね」
いつの間にか私の台本をぱらぱらめくりながら小林が呟く。
「何というか・・・配役の性格を知り尽くしてるわね」
富永もやや引きつった表情をしながら同じ様に台本を見つめている。
「猟師が富永・・・猟銃の替わりに女王の鞭か」
「演劇指導まで書いてあるな・・・。おばあさん役が関で、食べられる時の演出はまさにSえ」
「はいストップー、これ以上は如何わしい方向に行っちゃうのでこの話はおしまい」
いつの間にやら男性陣も乱入して茶々を入れている状態を流石に見かねたのか、委員長が止めに入り最初の議題に戻した。
「取り合えず、次の候補に挙がった・・・」
私は却下された台本を握り締め、肩をぷるぷるさせながら悔しさを隠せずにはいられなかったわ。
「ああ、そんな絶望も今日でおさらば・・・!関、感謝するわよ」
目の前には赤ずきんを付け、フリル付きのロリータファッションを身に纏ったみか先生の姿。
勿論私が関を脅し・・・もとい、頼んで作ってもらった衣装なんだけどね。
文化祭が終わった後、駄目もとで私はみか先生を呼んでお願いしてみたのだ。
「お願いできますか?私、先生の赤ずきんちゃんを見てみたいんです・・・」
ちょっと恥ずかしそうな表情を浮かべながら私の言葉に返事をする。
「もう・・・仕方ないなぁ。北川さんの頼みだもん、いいよ」
夕日に晒された先生の顔はとても綺麗で。
その時の私はまさに歓喜、幸運の女神が頭の上で神々しく輝いているといった情景が思い浮かんでくる位である。
そして週末に保健室で待ち合わせ、と約束をして今に至るという訳だ。
「北川さ〜ん、この格好恥ずかしいよぅ・・・しかも北川さんは制服のままだし」
「そんな事ないですよ?ほら、これ」
みか先生がちょっと頬を膨らませて抗議をする姿は、まるで小学生の女の子みたいでとても可愛い。
流石にそのままの表情も可愛いけど可哀想なので、私は鞄から取り出したネコ耳・・・ではなくオオカミ耳を付けてにっこりと微笑んだ。
本当は狼の格好をしたかったんだけど、毛皮はまだこの時期はちょっと早いものね。
「・・・」
「どうしたんですか、先生?」
顔をぽ〜っとさせているみか先生に私は変わらない笑顔で聞いてみる。
「え、あの・・・北川さんがそういうのを付けてるのは珍しいから、見とれちゃって」
「似合いませんか?」
私の言葉に首を横に全力で振るみか先生。
「そんな事ないよ!すごく新鮮で・・・可愛い」
そう言って頬を赤らめて私の隣に寄ってきた。
「北川さん・・・赤ずきんちゃんは、狼に食べられちゃうんだよ?」
目を潤ませ、上目遣いで私を見つめる。
「・・・そう、おばあさんに変装した狼は赤ずきんちゃんを騙して家に入れさせ、そして彼女を食べてしまうのです」
ああ、そんな顔されたら。
すでに私のスカートの中は大変な事になってるのに、これ以上の事をされたら。
「北川さん・・・。もう、分かってるよね?」
私の胸の中に顔を埋め、きゅっと私の身体を抱きしめるみか先生。
「ええ・・・」
大事な部分から蜜が糸を引いてぽたり、と床に落ちる。
「私を、食べて欲しいの・・・」
「先生っ!」
もう我慢出来なかった。
私はみか先生をベッドにそっと押し倒して、そのまま熱い口付けを交わす。
「んんっ・・・んちゅっ」
舌同士が絡み合い、お互いの唾液を味わう。
「ああっ、はぅ、んっ」
ドレスの裾から手を入れて、小ぶりの乳房を優しく撫でてあげる。
もう分かってるもので、このままエッチな事をする為にお互い下着は着けず、その上から服を着ている。
勿論変えの服は準備済み。
・・・癖になっちゃったのか、いつもエッチをすると私達はまず着てるものを汚してしまう。
最初はそれは困るという事で裸でしていたのだが、いつしか着たままする事にも快感を覚えてしまい、
今は色んな服を着たままエッチな事をするというのが半ば私達の愛し合い方になっているのだ。
私としてはみか先生の色々な姿が見れるから大満足なんだけどね。
それにみか先生のなら全然汚くないし。
「んっ、ふぁっ、ああっ」
固くなった乳首を指先で軽く摘むと、みか先生の口からはいつもでは想像できないほどの幼くも色っぽい声が飛び出てくる。
「先生・・・私の、ここも触って下さい」
私はそう言ってみか先生の右手を自分のスカートの中に入れさせる。
「北川さんの、ここも・・・すごく濡れてる」
「だって、んっ、先生のいやらしい声を聞いてたらこうなっちゃいますよぉ・・・」
みか先生の小さな指が私の秘所の入り口を弄ると、にちゅにちゅと水音を立てながら蜜がさらに溢れる。
「あんっ!」
あまりの気持ちよさに全身に電流が走ったかのような感覚に襲われ、思わず身体を仰け反らせてしまう。
「せ、先生・・・気持ち、いいです!」
私の言葉にみか先生は嬉しそうな表情を見せる。
「うふふ、先生の指で気持ちよくなってくれ北川さん・・・可愛い」
「先生っ・・・」
我慢できずもう1回キスを交わし、そして私も負けじと先生の胸を激しく揉む。
「あっ、そこ、気持ちよくて・・・あん」
みか先生も身体を捩じらせて喘ぎ声を出してくれる。
「もっと気持ちいいところを苛めてあげます」
先生、理央はちょっと悪い子です。
だって、これから先生をぐちゃぐちゃにしちゃうんですから・・・。
「え、駄目だよぉ・・・。そんな事されたら、この服が・・・」
今度は抵抗しようと身を捩るみか先生の身体をそっと抱きしめてあげる。
そして耳元で優しく囁くのだ。
「いいんですよ?私は、そんなみか先生を見たいんですから・・・」
「き、たがわさぁ・・・んっ」
何度もキスをして、舌を絡めつけて。
唇を離すと私とみか先生の唾液がつつーっと糸を引く。
私の手はそれと同時に胸から脇腹を弄り、そしてもう片方の手はみか先生の手首へ。
「ふふ・・・まずは1回目」
そう言うと私はみか先生の指先を掴み、それを自分の口の中に入れる。
「んっ、ふふっ」
指先を自らの舌でぺろぺろと舐め、そして前後に動かす。
「やっ!はぁ、んっ!」
みか先生の弱点、それは指と脇腹。
そこを苛めるとみか先生はいつもイッちゃうの。
さらに先生はイクと必ず蜜以外の液体も出しちゃう。
それがまるで小さい子が粗相をしたみたいで、もの凄く可愛くて。
「先生?同時に弄ると・・・どうなるのかな?」
「いやぁ・・・。そんな事しちゃ、ああっ」
身体をがくがく震わせて、もうイッちゃいそうな表情のみか先生。
「いいですよ?いつもの様に・・・私に、その姿を見せて、くだ・・・さいっ」
私も軽くイキそうになるが、まだ我慢。
みか先生の痴態をじっくり拝んでからじゃないとね。
そんな事を考えても、私の口はみか先生の指を愛撫し続ける。
まるで男性器をフェラチオするかの様な舌と口の動かし方だ。
「ああん!駄目、北川さんっ!私・・・出るっ!」
自ら腰を動かし、少しでも絶頂を分散させようとするみか先生。
でもそんな必死の努力も私の舌と手の動きであっという間に意味のない事にさせてしまう。
「ほーら先生、もう出してもいいんですよ?」
「き、たがわさんの、バカぁ・・・」
目に涙を浮かべて絶頂と我慢の境界を行ったり来たりするみか先生の表情はすごく素敵で。
私も多分すごくいやらしい顔になってるんだろうけど、そんな事はお構い無しにくすっ、と笑みを見せる。
「先生、じゃあ私が先生のお手伝いをさせて頂きますね」
「ふぇ・・・ああっ!」
胸を揉んでいた私の左手が今度はスカートの中に潜り込んでいく。
「ほら、先生のここ・・・すごく濡れてて、ひくひくしてて」
「駄目、だめ、北川さん、だめぇぇぇっ!」
私がみか先生の大事な場所を擦ると先生は大きくびくっ、と震えて。
次の瞬間、私の手が温かいもので濡れていくのが分かった。
先生の口からはぁはぁという荒い息、そしてスカートの中からはちょろちょろという音が聞こえてくる。
白のロリータファッションのスカート部分は股間の辺りを中心に黄色い染みが広がり、恥ずかしさのあまり顔を隠すみか先生の様子が私の心をさらに揺るがせる。
「先生・・・お顔隠さないで下さい?」
耳元で囁く私の言葉に首を横に振って嫌がるみか先生。
「駄目・・・恥ずかしいもん」
「赤ずきんちゃんがおもらししちゃったなんて。狼はもっと興奮して食べちゃいますよ?」
そう言って私はみか先生の首筋に自分の舌を這わす。
「あ、ああっ」
「ほら・・・先生のおしっこで私の手が汚れちゃいましたよ?」
スカートから引き抜いた私の手は尿と蜜で濡れ、ブレザーの手首部分まで染みている。
そのぬめりを帯びた液体を私は口にし、ぺろぺろと舐めるのだ。
「うふふ、美味しい・・・みか先生の味がする」
「いやぁ、舐めちゃだめぇ」
私の腕にしがみ付く彼女をそのまま抱きしめてあげる。
「可愛いですよ、みか先生」
「北川さんだって・・・私の事言えないじゃない」
みか先生はそのままの体勢で私の胸に顔を埋めながら呟く。
「・・・バレました?」
私の問いに黙って頷くみか先生。
「北川さんもイッたんだね。スカートがすごい事になってる」
そう言ってみか先生は私の下半身に手を置き、そのまま濡れた太ももを触る。
「あ、まだ触らないで・・・」
「だ〜め」
そう、私もみか先生の絶頂時に1回、そして失禁時に1回と同じ様にイッてたのだ。
しかも彼女の様に失禁のおまけつき。
私のスカートは自分の出したものと蜜とで色が変わり、制服としての役割を完全に失ってしまっている。
「今度は狼が襲われる番だよ?」
「ちょっと、先生・・・!台本には、そんな事・・・あっ」
みか先生の頭が私のスカートの中に潜り込み、蒸れた私の秘所を舐め始めたのだ。
「やっ、先生っ・・・き、汚いですよ!?」
「そんな事ないもん、北川さんのだからむしろいいもん」
そこまで言うとぴちゃぴちゃと音を立てて私の尿と蜜を舐め始める。
「あ、ああっ・・・!」
まるで生き物の様にうごめく舌使いに私は腰を動かし、濡れたスカートの上から彼女の頭を押えてしまう。
「だめ、気持ちいいっ」
舌だけでなく、指も使って私の秘所とその奥が壊されていく。
「北川さんのここ、もう濡れすぎてとろとろになってる」
「やぁっ、んっ!恥ずかしいですッ・・・」
口ではそんな事を言ってるけれども、身体はもっと欲しがっているのか腰をさらに動かし、快楽を貪っているの。
「ああん、あんっ!」
気を抜けばイッてしまいそうになる自分を何とか制して、それでもこの快楽に身を委ねる。
「先生・・・先生も、一緒に」
みか先生も気持ちよくなって欲しい。
私は彼女の顔を離させると、自分の足を広げておねだりをする。
「先生と、一緒に・・・イキたいです」
その言葉にみか先生は妖しい笑みで私を見つめているのだ。
「いいよ?じゃあ、一緒に・・・イこ?」
ああ、それだけで私はまた絶頂に達しそうになってしまう。
でも、さらなる気持ちよさを求める為に何とか我慢して、私とみか先生はお互いの大事な部分が合わさる様にする。
ぬちゅ、という音が私の耳の中に入ってくる。
「あんっ・・・先生、気持ちいいです」
「先生もだよ、北川さん」
そしてお互いの腰がゆっくり動き出すの。
「あ、ああんっ」
先程とは比べ物にならない気持ちよさが全身を貫き、腰が無意識のうちに動き始める。
「みか先生・・・気持ちいい、すごく気持ちいいですっ!」
「私も・・・北川さんの、大事なところが熱くて、すぐイッちゃいそうになるっ・・・」
濡れたスカートとスカートが絡み合い、生地同士糸を引く。
「先生っ・・・抱いてっ!」
私はそう言うとみか先生の身体を抱きしめ、何回もキスをして。
ぐちゅぐちゅと音を立ててお互いの大事な部分はますます濡れていく。
「ああっ、北川さん・・・もう、限界かも」
「私もです、先生と一緒に・・・一緒にっ!」
荒い吐息、濡れたスカート、濡れた秘所。
ベッドの上はお互いの全てを放ち合ってすごい状況になっているのに、それでもその全てが愛しく感じてしまうの。
「あ、駄目、また、あっ!」
みか先生がそのまま身体を仰け反らせ、限界に到達する。
「駄目、北川さん、私、イク、イク、イクぅぅっ!」
「先生、私も・・・ああああっ!」
みか先生のイッた声に合わせて私も限界を振り切っていた。
秘所からさっきよりも激しく蜜が噴き出し、ぴくぴくと全身を震わせる。
「あ、あああっ・・・!」
あまりの気持ちよさに目の前が白くなる。
私はみか先生を抱きしめながらそのまま意識を飛ばしたのだった。
「北川ったら・・・保健室はラブホテルじゃないわよ」
「そういうとみーだって、ひとりで何してたの?」
「う、うるさいっ!」
ベッドの上で気絶している私達を2つの影が見つめている。
私の親友の富永と小林だ。
「えーっと・・・ここに干してあるスカートと、この雑巾は何かな〜?」
「こら、見るなっ!」
ああ、富永も私達の愛し合いに我慢出来なくてひとりでしちゃった訳ね。
富永は濡れっぷりが半端じゃないから、スカートを駄目にするくらい容易に想像出来るわ。
「しかし・・・こんな状態でも肩を並べて眠るなんて、ある意味すごいわね」
「携帯で画像撮っちゃう?」
「いいけど・・・後でどうなっても知らないわよ?」
そして私とみか先生のツーショットが小林の携帯の待ち受け画像になっていたのだが、それに気付くのは大分後になってからだった。