受験勉強の息抜きに買い物に出かけたのが間違いだったんです―――  
CDショップを買ったあとエレベータにのりました。あの人が気に入っていた  
CDをぼんやりと眺めていて男の人と二人きりになってしまったことに  
気がつかなかったです。すぐに降りられるはずだからどうでもよかったはずでした。  
でも突然の停電。エレベーターは止まり私は暗闇の恐怖にすくみました。  
すると息を荒くした男が私の体に密着させてきて、私のあそこをまさぐりはじめ  
たんです。ふとった男の肉がみっしりとわたしについて私は気持ち悪くなって  
泣き叫びました。でも男は容赦しません。声も外にはとどかないようです。  
あの人にもさわらせたことのないあそこを好きなようにいじられました。  
パンティーを脱がされ、私は男のペニスを無理やりにぎらされました。男は  
私が口ですれば挿入するのは許してやるといいました。私はこの逃げられない状況  
の中選ばざるを得ませんでした。臭い匂いが口の中いっぱいにひろがって…。  
私のあそこを男は舐め始めています。私は屈辱的な気分でした。涙がとまりませんでした。  
でも、いまここで大切な処女を失うわけにはいきません。無我夢中で男が満足する  
よう舌を動かしました。いまでもその感触が忘れたいのにしっかりとおぼえています。  
どろりとした液が口の中に広がった瞬間、その瞬間停電が終わりドアが開いてしまったのです。  
 もうあの人にあうことも、大学受験の夢も消えました。今、私は分家の呉服屋に  
身を寄せています。ひっそりと……。 (保坂美由紀の告白)  
 
 

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