明日香ちゃんをイカせた私は年甲斐もなく興奮していた。  
 これ以上ないほど膨脹した一物を明日香ちゃんの下腹部にこすりつける。  
 少し腰を前後させ、そこから立ちのぼる快感を味わう。  
 私の行動に気付いたのか、明日香ちゃんが私を見上げた。  
「口でしてくれるかな?」  
 いきり立つ剛棒に視線を落とすと  
こっくり  
 首を縦に振って明日香ちゃんがひざまずいた。  
 
 袋を手のひらに受け止めるように持ち上げ、竿に頬ずりする。  
 袋を持った手は力を入れずに、静かに睾丸を揉む。  
 疼痛にも似た奇妙な感覚が快感へと変わっていく。  
 ……肉棒の硬度が増した。  
 
 限界まで張りつめた先端のふくらみに明日香ちゃんはそっと口付けた。  
 尿道口に唇を当てるとそのまま口を開ける。それにつれて先端が広がる。  
 広がった割れ目に明日香ちゃんは舌先を当てると小刻みに動かした。  
「うぅっ!」  
 あまりの愉悦に思わず声が出る。  
 それを何度かくり返すと、続いて先端をぱっくりと咥えた。  
 そのまま唇を左右に動かしてカリ首と裏スジを同時に攻める。  
 手は根元から茎の中ほどまでをゆっくりと上下させていた。  
 
 その手を離すと腿を抱えるように腕を回し、口だけで私の剛直を奉仕する。  
 首を振って唇でカリをしごく。舌を小刻みに動かして裏スジを攻める。  
 強い力で亀頭を吸いながら上あごに押し当ててこすりたてる。  
 口の中で舌を回し、尖らせた舌先を鈴口にねじ込む。  
 頬の内側の柔らかい部分でこねまわすように刺激する。  
 私の肉茎はそのたびにビクビクと反応し、精液を吐き出してしまいそうになった。  
 
 射精感がどんどん強まる。このまま快楽に身をゆだねたい自分がそこにいた。  
(このまま明日香ちゃんの口を汚したい……)  
 何度も射精の誘惑に負けそうになる。  
 だがここでイッてしまっては明日香ちゃんの体を楽しむことはできない恐れがあった。  
「明日香ちゃん……」  
 必死の思いで明日香ちゃんを振り払う。  
「ベッド行こう……もう我慢できない」  
 明日香ちゃんはあっさりと淫棒から離れると、私の胸に頭を押し当て  
「……はい」  
 小さく言った。  
 
 ベッドに行く。  
 私は枕の下から用意しておいた避妊具を取り出した。  
 イメージキャラクターとして半年活躍してもらう子を妊娠させるわけにはいかない。  
 そう思ってのことだったが、明日香ちゃんは手の中のコンドームを見ると  
「膣中で出しても平気ですよ。ピル飲んでますから」  
 と言って私の手からそれを奪い取った。  
 そして  
「社長さんを……そのまま感じさせてください」  
 頬を染めてうつむいた。  
 
 明日香ちゃんを抱きしめる。すると明日香ちゃんから唇を重ねてきた。  
 考えたらキスをするのは初めてだ。  
 今まで抱いたどの子も口づけは拒んだ。好きでもない相手とキスはできないということだろう。  
 だが明日香ちゃんは違った。自分から積極的に舌を絡めてくる。  
 私もそれに応え、お互いの口の中を蹂躙し、唾液を交換し、音を立ててすすり飲み干した。  
 
 唇が離れる。  
 うっとりした表情で明日香ちゃんが私を見ている。  
 私も純粋な気持ちになっていた。欲望や楽しみのためだけではない一途な想いだった。  
 『愛』と言い換えてもいいかもしれない。そんな気持ちになったのは初めてだった。  
 
 何度も唇を交わす。  
 技巧も計算もない稚拙なものだったが私は満足だった。これほど熱い思いのキスはなかった。  
 
「社長さん……抱いてください……」  
 何度目かに唇が離れると、明日香ちゃんが私の瞳をまっすぐに見て言った。  
 そのとき気付いたが、私の肉棒は力を失っていた。  
(どうする?)  
 それを見た明日香ちゃんが  
「また口で……してあげます」  
 そう言って股間に顔を寄せた。  
 
 咥えようとする直前に、明日香ちゃんは小声で  
「恥ずかしいから目つむってて、ね?」  
 と言った。  
 私はうなずくと、言うとおりに目を閉じた。  
 
 まだ柔らかいままの私のモノを両手に持ち、軽く唇を押し当てる。  
 明日香ちゃんは何度かくり返したのち、おもむろに口に含んだ。  
 そして優しく吸い立て、舌を揺らめかせる。  
 その刺激に次第に硬度とふくらみが戻っていく。  
 半分ほどに回復した肉棒を口から外すと、右手を添えて舌先を這わせる。  
 先端部から根元へ、根元から先端へ、何度も舌が往復する。  
 くびれの下の敏感な部分を尖らせた舌先で撫で、唇を当てて吸う。  
 太ももをさわさわと指先でくすぐるように攻めたかと思うと、袋に指を移動させる。  
 そうして決して痛くない程度の力で睾丸を転がすように揉みたてる。  
 おそらく天性のものなのだろう。もしかしたら例の彼に仕込まれたのかもしれない。  
 どちらにしても明日香ちゃんの口技は卓越していた。  
 ……そうするうちに私は完全に硬直した。  
 
 勃起しただけではなく、射精感もどんどん高まっていった。  
「明日香ちゃん……抱かせて」  
 手を差し伸べる。  
 明日香ちゃんは肉棒から口を離すと私ににじり寄り、胸を合わせた。  
 見つめあう。……自然に唇が重なった。  
 そうしながらも明日香ちゃんは右手で勃起をしごきたてる。  
 親指をカリに当て、残りの指は裏スジを刺激する。鈴口を指の腹で揉みこむようにこすりたてる。  
 すでに私の先端は先走りでヌルヌルになっていた。  
 
 その粘液を手にまぶし、さらに亀頭全体を強く、時には弱く圧搾する。  
「くぅっ!」  
 あまりの快楽に、私の口からは知らずに声が漏れる。  
 体をずらすと明日香ちゃんは私の乳首を左手の指で転がした。  
 男の乳首が感じるなどこれまで考えたこともなかったが、その快感は強烈なものだった。  
 明日香ちゃんの左右の指と唇に翻弄され、私は気が遠くなるほどの悦楽の境地を漂っていた。  
 頭の中が真っ白になる。後頭部がしびれるような甘美な感覚が走る。背すじがゾクゾクする。  
(ダメだ! イク!)  
 その瞬間、明日香ちゃんは猫のようにスルリと体位を入れ替えると淫棒を咥えこんだ。  
 生あたたかい感触が隆起した欲棒を包み込む。  
 ……ひとたまりもなかった。我慢することなど到底できなかった。  
「っっっ!」  
びしゅっ! ずびゅっ! どぴゅっ!………  
 マグマが噴き出すような高まりが下半身を襲い、精液が尿道を通過していく。  
「んんっ!」  
 口内に飛び散る白濁の勢いに明日香ちゃんはのどの奥でうめき声を上げた。  
 だが肉棒から口を離さなかった。それどころか首を動かし、唇でカリ首をこすりあげる。  
 舌は裏スジを弾くようにうごめき、その刺激に呼応してさらに射精が起こる。  
びゅびゅっ! びゅくぅっ!………  
 肉茎にからみつく舌と唇との巧みな動きが快感を何倍にも高めた。  
 私は体をぴくぴくと引きつらせると、遠くなりそうな意識の中、何度も何度も精を放った……。  
 
 
 ……射精が終わる。  
 腰が抜けるかと思えるほどの愉悦に息が整わない。私はあまりの快感に放心していた。  
 明日香ちゃんは私が射精を終えても口を離さなかった。  
 そのまま萎えたペニスを口に含んでじっとしている。  
 
 しばらくそうしていた明日香ちゃんがようやく口を離した。  
 ハムスターのように頬を膨らませて私を見上げる。  
(あの中に私の精液が……そうだ、ティッシュを……)  
「明日香ちゃん、ここに」  
 そう言いながらティッシュを渡そうとすると、明日香ちゃんは天を仰いだ。  
 白いのどを上向けると  
こくん  
 小さな音とともに細いのどが上下する。  
「あ……」  
 言葉を失う私。まさかこんな美少女が……。  
「けほっけほっ……社長さんのけほっ、量が多くて、濃いぃ。けほっ」  
 少し涙目になりながら明日香ちゃんが言った。  
「あ、明日香ちゃん!」  
 驚いたせいか、語調が鋭くなってしまったのだろう。明日香ちゃんが  
「こんなことする女は……イヤですか?」  
 そう言って不安そうな目を向ける。  
「いや、すごくうれしかった。明日香ちゃんみたいなかわいい子にしてもらえて……幸せだよ」  
 それを聞いた明日香ちゃんは私の胸に頭を乗せてきた。  
 
 肉体的にはすでに充分な満足を得ていた。  
 明日香ちゃんのような美少女が私の精液を嚥下してくれた。それだけで満ち足りていた。  
 それでも、一方では明日香ちゃんを力のかぎり貫きたい欲求もあった。  
 しかし40歳を超えた私の年齢では短時間で2回勃起することは無謀に近かった。  
 ましてや発射ともなればほとんど絶望的だ。  
 普段だったら密度の濃い交わりを一度持ち、そのまま女性を帰して私は眠った。  
 だがこの時の私は明日香ちゃんを手放したくなかった。もっと一緒にいたかった。  
 
「明日香ちゃん、今度は私に口でさせてくれる?」  
 もう一度射精するのは不可能と判断した私は、せめて明日香ちゃんの乱れる姿が見たかった。  
 そう思い、提案した。  
「……はい。してください」  
 頬を染めてそう言うと、明日香ちゃんはもう一度ベッドに横になった。  
 
 抱きしめる。  
 そっと唇を合わせる。触れるか触れないかで唇を離すと、明日香ちゃんの目を見て  
「かわいいよ。明日香ちゃんのこと……好きになっちゃいそうだ」  
 自分の気持ちを告げた。  
「………」  
 言葉はなかったが、明日香ちゃんは真っ赤になって小さくうなずいた。  
 
 唇の横。下唇とあごの間。のど。チュッと音を立てるような軽いキスをいろいろな場所に降らせる。  
 明日香ちゃんがいとおしくてたまらない。明日香ちゃんに唇を押し当てるのがうれしくてたまらない。  
 首筋。耳たぶ。頬。鼻の頭。まぶた。額。そのまま何ヶ所も口づけていく。  
「くぅ…んッ……ふん、んん……」  
 明日香ちゃんは私に抱きつき、のどを鳴らして小さな声であえぐ。  
 さらさらした前髪から、シャンプーなのか甘い匂いがする。  
 官能的な気分に満たされた私は明日香ちゃんの唇を再び求めた。  
 
 下唇を唇ではさむようにしごく。少しだけ強く噛んでみる。  
 同時に耳のあたりの髪を指先に取り、手触りを味わう。  
 ゆっくりゆっくりと舌先を明日香ちゃんの唇でうごめかす。その舌を押し込むように挿入する。  
 歯に沿って舌を動かす。唇の裏側を舐め、唾液をすする。  
 力が抜け、かすかに開いた歯から舌をもぐりこませると歯の裏に当てる。  
 歯の裏や舌の裏を力を入れた舌先でなぶるように蹂躙する。  
「んっ…んっん……んんっ……」  
 唇をふさがれた明日香ちゃんが声にならない声を出して悶える。  
 明日香ちゃんの肩を抱きながら私は何度も明日香ちゃんを攻めた。  
 
 私は体をずらすと胸に口を寄せた。  
 片方の乳房は手で、もう片方は口で愛玩する。  
 柔らかいのだが張りのある若い乳房。そこでは薄桃色の突起が先端でかわいらしく尖っていた。  
 
 手のひらを下からあてがうようにして全体をソフトに押し上げるような感じでゆっくりと揉む。  
 そして付け根から指で円を書くように頂までなでまわす。  
 そのまま指先で乳輪をグルグルと軽くなでたり、乳首をはじくような感じで触ってみた。  
 乳輪に爪を立てる感じでそっとくすぐり、乳首を軽く転がす。  
 続けて乳首を指先でつまんで軽く引っ張る。反対に少し押し込んでみる。  
 乳房全体をふもとから頂上にかけ、強弱を変化させながら指先だけでもみ上げてもみた。  
 
 口では舌を使って乳首をなぶる。舌の腹を使って強く圧を加える。唇にはさんでしごく。  
 蕾がコリコリと膨らみ、固くなっていくのが分かった。  
 固くなった部分を甘噛みする。歯を立て、何度か噛み合わせるように刺激もする。  
 先端にむしゃぶりつき、音を立てて吸う。  
 私は長い時間をかけて明日香ちゃんの胸を攻め、性感をあおった。  
 
「んん、ァんっ……くぅ、ん……」  
 明日香ちゃんが艶を帯びた声を出し、足をこすり合わせるように動かす。  
 腰を押し付けるような動作もくり返す。  
(下も触って欲しいのか?)  
 合わさったひざを手で割り、太ももから上に向かって滑らせる。  
 ……そこはすでに熱く濡れていた。ヌルヌルした感触が指に伝わる。  
「ひぁっ!」  
 私の指が秘裂に到達すると、明日香ちゃんののどから嬌声が上がった。  
 
 本格的に愛撫するため、私は体を移動させて明日香ちゃんの股間に顔を寄せた。  
 ……淫靡な匂いが強くなった。  
 
 淫らにヒクヒクとうごめく二つの肉ひだにそっと口づけをする。  
 唇が熱い液体を感じた。  
 
「あぁ、くっ……うんっ、あっ……」  
 明日香ちゃんが悶える。  
 あとからあとから分泌される液体を私は必死に舐め、すすり、飲み込む。  
 抵抗感は少しもなかった。愛しい明日香ちゃんの体から出るものならどんなものでも愛せた。  
「ふぁっ! ううんっ、あぁア! あンっ……ンっ」  
 明日香ちゃんの匂いやひだの微妙な舌ざわりといった初めての感触に興奮が高まる。  
 私は膣口をチロチロと舌先で味わい、さらに奥へと浅く潜りこませた。  
 なめらかで柔らかい内部で舌をうごめかす。  
 すると、ひだの収縮と新たな愛液が感じられた。同時に明日香ちゃんの嬌声が激しさを増す。  
「あぁン…き、気持ち…いい……ンっ! ぁ……」  
(明日香ちゃんが感じている。)  
 陰唇を唇にはさんだまま鼻を恥丘に押し付ける。コリコリとした恥骨を弾力の中に感じる。  
 とらえどころがなくトロトロと潤う膣からの分泌液で、私は口の周りはおろかあごまで濡らしていた。  
 それがシーツにしたたり、新たなしみを作る。  
 
 そのまま今度はクリトリスを攻める。小粒でありながら自分の存在を主張する肉芽を強く吸う。  
「きゃん!」  
 と、明日香ちゃんが声を上げ、張りのある太ももがギュッと私の顔をはさみつけてきた。  
(気持ちいいんだ!)  
 他人に愛撫を与えられることに慣れていないだろう明日香ちゃんが身悶える。  
 ビクンビクンと腰を跳ね上げて反り返る明日香ちゃんから離れまいと懸命に押さえつける。  
 そうしておいて必死に伸ばした舌でクリを転がすように揉みこんで刺激する。  
 さらに肉芽を唇で押しつぶしながら舌でしずくをすくい取る。  
 続けて突起を唇にはさみ、筒状にすぼめた舌の先で根元をくすぐるように舐める。  
 
「ぅんっ、ふんっ…あ……ンっ、あ……」  
 えっちな声を上げる明日香ちゃんの匂いを感じながら、ふっくらとした恥肉のかたまりに吸い付く。  
 私は中心から流れてくる粘り気のある液体を音を立ててすすった。  
「くぅ……っん! んッ……」  
 明日香ちゃんが身をくねらせて悶える。  
「ぃゃ……吸わないで! 恥ずかしいぃ〜……」  
 自分の体から出てくる液体を私に吸われるのが恥ずかしいらしく、明日香ちゃんが身悶える。  
 
 明日香ちゃんの言葉に従ったわけではないが行為を中断し、尖らせた舌を膣内に差し込む。  
「あぁあ! んっ……はぁ…はっ……っん! んっ……社長…さん……」  
 入口の付近しか舐められないが、それでも充分に快感を与えているようだ。  
 腰を前後に揺するように動かし明日香ちゃんがよがる。クリが大きくなったのもわかった。  
(明日香ちゃんが感じている。イクのが近いのか?)  
 私の頭に手を置き、自分の股間に押しつけるようにして明日香ちゃんが体を反らす。  
 
 舌の根が疲れ果てるまで、私はクリをこすり、生あたたかい愛液をすすった。  
 そのとき、  
「だめっ! だめぇ……イクっ……イッちゃう!」  
 もう少しだ!  
 クリを舐めながら膣に指を入れるとコリコリするひだを押しつぶすように強く揉んだ。  
「ひゃうぅ!」  
 明日香ちゃんの体が硬直した。足をピンと伸ばし、腰を跳ね上げるようにして動きが止まる。  
「んんっっっ!」  
 のどの奥から絞り出すような声を上げ、明日香ちゃんの体が大きくのけぞる。  
 その反動で私の顔が明日香ちゃんの股間から外れる。  
 私が目にしたのはパクパクと口を開け、ぜいぜいと声を漏らしている恍惚とした表情の明日香ちゃんだった。  
「あぁぁ………」  
 そして静かな吐息とともに力が抜けた。  
 

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