「今度は晶を気持ちよくしてあげるね」  
「わ、私はいいわよ」  
 あわてたように晶が顔の前で手を振る。  
「僕がしたいの!」  
 強く言った僕に、晶は  
「……強引よ」  
 そう答えたが、その顔はそんなに嫌がっているようには見えなかった。  
 
 夏の陽射しに照らされ、体は熱いほど火照っている。  
 そして頭の中は落ち着いているのに、心は晶を求めていた。  
 晶のぬくもりが欲しかった。晶を早く感じたくて仕方がなかった。  
「晶……」  
 名前を呼んで抱き寄せる。  
 さっきは出したいという気持ちだけで行動してしまった。  
 でも今は一度射精したことによって冷静になれていた。  
 
 僕を誘惑するふたつのふくらみにそっと手をあてがう。そのまま軽く力を入れて揉む。  
 さっきの愛撫で晶は胸が感じやすいことが分かっている。僕はまた胸を攻めた。  
「あん……はぁ…あああぁ……んん」  
 晶は甘い吐息を洩らす。その声とやわらかな胸の感触が僕を興奮させる。  
 胸の手触りを楽しむように、僕は何度も何度もこねまわした。  
「はぁ……んん……そ、そんなにさわられたら、私……」  
「私、何?」  
「ば、ばかぁ……」  
 目元を染め、晶が顔を伏せる。  
 
「晶の胸、すべすべしてて、とっても柔らかい……さわっててすごく気持ちいい……」  
 何かに憑かれたように僕は晶の胸をまさぐりつづけた。  
「んんっ! はぁっ…くっ……いやらしいこと……っ…言わないで……」  
「乳首が固くなってきたよ。晶の体、すごくエッチだ……」  
 
 両手で包みこむようにして乳房を揉む。同時に指先で乳首をはさんで愛撫する。  
「だ、だって……好きな人に触られたら…っっ! あぁっ!」  
 乳首をつまみ、こすり合わせるようする。指先で転がし、軽く爪で弾く。  
 ……それらの刺激に晶が身をよじらせるようにして嬌声をあげる。  
「かわいいよ、晶……」  
「あっ……! ああぁぁ…はぁ……っく…んん……」  
 初めて見る晶の乱れた様子に心が昂ぶる。あの晶が、僕の愛撫でこんなに……。  
 
 固く尖った突起を指ではさみ、これまでよりも少し強めに晶の感じるところを突いてみる。  
 コリコリとした乳首の感触が心地いい。僕はそこを重点的に攻めていった。  
「はぁ、ああ…っく……いや、ダメ、なの……んんんぅ…はぁ……っく…んんぅぅ、はぁ……はぁ」  
 晶が淫らな声で鳴く。  
「んく……はぁ、それ、以上……されたら……んんっ!」  
「されたら?」  
「ば、ばかぁっ! いじわる…しないでよ……」  
 恥ずかしそうに目を逸らし、指を口元に持っていって声を押さえようとする晶。  
 その手を押さえつけ、晶の目を見ながらささやく。  
「かわいいよ。……好きだよ晶。晶の感じてる声……聞かせて」  
 瞬間、首筋まで真っ赤に染めて  
「っく……あん、はぁ…おかしく、なっちゃう……んんっ、はぁ……っく、んんぅぅぅ!」  
 左右に大きく首を振りながら晶が悶えた。  
 
「おかしくなってもいいよ。僕がずっとそばについてるから」  
「いやっ……こんなの、こんなの私の体じゃない……んんっ!」  
 なおもあらがう様子を見せながら晶があえぐ。  
 上体を反らせ、小刻みに震える晶は感じすぎる自分を持て余しているかのようだった。  
 そんな晶の態度に僕は燃えた。  
「晶が僕を信頼してくれてるからだよ。僕にだけは本当の姿を見せてくれてるんだ……」  
「……んんっ、でも……」  
「うれしいよ、晶……」  
 僕はさらに胸に攻めを集中した。  
 
 僕の手の中でさまざまに形を変える晶の胸。  
 何よりも、そしてどこまでも魅力的な胸の弾力、重量感、そして手触り……。  
 それに夢中になった僕は、ただひたすら乳房を揉み、乳首をなぶりつづけた。  
「はぁ…んん……っく……ああぁぁ、やん……」  
 晶はそのたびに甘い声で僕の愛撫に応えた。  
 
 まるであつらえたかのように僕の手のひらに収まる晶の胸。  
 大きすぎず、小さすぎず。そしてさわり心地のいい胸。ちょうどよい弾力の胸。  
「晶の胸、いくつなの?」  
 素直な興味で聞いてみた。  
「バ、バカぁ! 女の子になに聞いてるのよ……っく!」  
「ごめん、気になったから……」  
「……んっ…はぁ、は、83の……B……」  
 真っ赤になって、小さな声で晶が教えてくれた。  
 でもせっかく教えてもらったのに、それがどれぐらいの大きさなのか僕にはよくわからなかった。  
 
「……ありがとう晶……顔、赤いよ?」  
「……バカぁっ!」  
「ごめんね……お詫びに、いっぱいさわってあげるね」  
 より一層の気持ちをこめ、僕は晶の胸に攻めを集中させた。  
「あっ…っく……あん、きゃっ……はぁ、はぁ……」  
 感じすぎているのか、焦点の合わないどこかうつろな瞳で晶が僕を見る。  
 
 半開きになってかわいいあえぎをくり返す晶の唇に僕は吸い付いた。  
 そして舌を差し入れると晶と舌を絡ませる。  
 そうしたまま僕は胸の愛撫を続けた。  
「はぁ……んんぅ、はぁ……んっく…ああぁ……ん……」  
「晶……」  
「はぁむ……んんん、っく…ああぁ……んはぁ…っく、はぁ…ひんっ! んんっ……」  
 名前を呼ばれたことも気付かない様子で晶が悶える。  
 目を閉じ、小さく吐息を洩らしてよがる晶の上気した顔がとても淫らに見えた。  
 
「も、もうダメ……か、感じすぎ…ちゃう……」  
 苦しそうな息で晶が告げた。  
「いいよ、イカせてあげる……」  
「ばかぁ……いや……んんっ、くっ! んぁああっ!」  
 晶のイクところが見たい。そう思った僕はますます胸を執拗に攻める。  
 両足をもじもじとこすりあわせるようにして晶が身をよじる。  
 ……イクのが近い?  
 
「ダメ、ダメ……あっあっ、もうっ…もうっ……イッ!」  
 晶の声に差し迫った感じが強まる。両のこぶしを固く握り、引きつるように体を小さく震えさせる。  
 その表情は苦痛に耐えるかのように眉根を寄せているが、声には甘い響きが含まれている。  
 腰を心持ち持ち上げ、僕と密着させるように強く押し当てる。  
「……っく……あっ、あああぁぁっ! イクっ、イクぅぅぅ!」  
 突然、ひときわ大きな声を上げて晶が動きを止めた。  
 体を弓なりに反らせ、ブルブルと小さく痙攣する。  
 イッたのか?  
 ……そのまま静かに力が抜けた。  
 
 初めて女性の体に触れる僕には、すべてが珍しくて仕方がなかった。  
 まして、僕の手の動きに晶が翻弄される。  
 ……これほど興奮することはこれまでの人生で初めての経験だった。  
 暴発とはいえ、一度射精していることも幸いした。冷静に、そしてじっくりと晶の体を観察できた。  
 反応を味わい、それによって次の行動を考え、楽しむこともできた。  
 もっと刺激を欲した僕は、晶の下半身に興味を移した。  
 
「はぁはぁはぁ、はぁ、はぁ……」  
 まだ興奮が覚めないのか、晶は荒い息をついて身を横たえていた。  
 それでも処女の本能から来る無意識なのか、晶の手は下半身に添えられていた。  
 下腹部から股間を隠すように置かれている晶の手にそっと僕の手を重ね合わせる。  
「……ん」  
 僕を見、晶の腕からふっと力が抜け落ちた。その手を取り、太ももに移動させる。  
 そうして僕は晶の股間に指を進めていった。  
 
「…く……あっ」  
 僕の指が秘裂にかかると晶が小さくうめく。そしてとっさに僕の腕をつかんだ。  
「晶……濡れてる」  
 驚きに思わず声が出る。  
「ばかぁ……」  
 
 薄い毛と、しっとり濡れた性器の感触が手のひらを通して伝わってくる。  
 そのまま秘所を覆う肉ひだに沿って指を這わせる。  
 そのたびに僕の腕をつかむ晶の手に力が入る。  
「ひゃ…んん……指が…ああ……や…」  
 恥ずかしい部分を触られていることを、晶が確認するかのように声に出す。  
「どんどんあふれてくる……晶ってこんなにエッチだったんだ……」  
 それにかまわず、僕はさらに大胆に指を使った。  
「はぁ、んんっ…はぁ…っく……ぁあ…はぁっ、やん……んんんぅぅ……あん……」  
 言葉にならないぐらい感じているのか、晶は小さくあえぎつづけた。  
 そんな晶の姿に、もっとエッチな声を出させたくなった僕は指の動きを早めた。  
 
「ああっ……くっ…そんなにっ……! ああっ……ダメ……」  
 僕の愛撫に応え、悩ましげに身をくねらせる晶。  
 そのたびに愛液があふれ出し、僕の指も濡れていく。  
(女の子ってこんなに濡れるんだ……)  
 初めての経験に心がざわめく。  
 いつもはちょっと生意気そうな晶が僕の愛撫に感じている!  
 そう思ったとたん、僕は晶をもっと乱れさせたくなった。  
 
「はぁ……くっ…や……んんん、はぁっ……ああぁ!」  
 くちゅくちゅと淫らな水音を立てて股間で動かしていた指で今度はクリをつまむ。  
「やっ……! あああぁぁぁぁっっ!」  
 悲鳴を上げ、細い体をビクンッとしならせて晶が震える。  
 ……その動きが止まった。  
 
 強烈な刺激だったのか、晶は焦点の定まらない視線を僕に向けた。  
 そのまま荒い息でぐったりと僕に身を預ける。  
「はぁはぁはぁはぁ……はぁ…はぁ…はぁ…はぁ、はぁ、はぁ」  
 せわしない息が少しずつ落ち着いていくまで、僕は晶を抱きしめていた。  
 
 瞳を潤ませながら抗議の目を向ける晶に顔を寄せる。  
「少し刺激が強すぎた?」  
 そして目のはじに溜まった涙に唇をつけると拭うように吸い取る。  
「バカッ! ……急にさわったら苦しいじゃない……大切なところなんだからね……」  
 唇を噛むようにして僕を見上げる晶。  
「ごめん……ちょっと強引すぎたよね」  
「あわてなくても私はどこにも行かないんだからね……優しくしなさいよね……」  
 くすん、と鼻を鳴らし、晶が言った。  
 
「……ごめん」  
「もういいわ。……許してあげる」  
 そう言うと晶は笑顔を向けてくれた。  
「じゃあ続き行ってもいい?」  
 調子に乗って提案した僕を見上げたまま、晶の動きが一瞬止まる。そして  
「……ばか」  
 小さく応じた。  
 
 今度は体を移動させ、晶の足の間に入る。そうしてもう一度晶の足の合わせ目に目を向ける。  
 そこはたっぷりと愛液をたたえてはいるが、入口はぴったりと閉ざされていた。  
 うっすらと生えそろう恥毛。固く突起したピンク色のクリトリス。複雑な構造の肉ひだ。  
 それらが僕の目の前に広がる。  
「そ、そんなに見ないでよね……」  
「……え?」  
 晶の声に我に返る。  
 どうやら長い間そこを見つづけていたらしい。  
「こ、こんなに恥ずかしいの……初めて……」  
 そう言って耳まで赤くなった晶がうつむく。  
 
「晶のすべてが知りたい……晶のどんなことでも知っておきたい」  
 恥ずかしげに下を向く晶に努めて優しく声をかける。  
「……でも」  
 言葉を濁す晶。  
「晶のこと、一生大切にする。どんなことがあっても晶を裏切らないし、僕が守る!」  
「………」  
 強く言い切った僕に、晶は何も答えなかった。  
 それでも目を上げると僕の顔を見て静かに言う。  
「ありがとう……でも…恥ずかしいのは変わらないわ……」  
「晶……僕を信じて。僕にまかせて……だから…ちょっとだけ我慢して」  
「……うん」  
 少し涙目になった晶の頬に手を添えてささやく。  
 ……晶が微笑んでくれた。  
 
 指でひだを割り開き、晶の恥ずかしい部分にそっと触れる。  
 むき出しになった亀裂に指をあてがい、あふれ出す愛液を指先にまとわらせる。  
 そうしておいて、ゆっくりと膣の中に沈めていく。  
「くっ! ……痛っ……」  
 晶の顔が苦悶にゆがむ。  
 きつい。指が締め付けられる。痛いぐらいだ。  
 だけどセックスの経験がない僕にはその締め付けが平均的なものなのかどうかが分からない。  
 
 僕の指はまだ第一関節の少し下あたりまでしか入っていなかった。  
 軽く力を入れた程度ではそこから先に指が入っていかない。  
 もう少し力をいれて侵入を試みる。  
「痛ッ! ……んんっ!」  
 晶が苦しそうに首を振る。晶の入口は僕が想像した以上に狭いようだ。  
 ……中はもっと狭いのだろうか?  
 
「晶のここ……すごくきつい」  
「っく……痛い、ああぁ……んん!」  
 さらに激しい苦悶の表情を浮かべる晶。僕はあわてて指を引き抜いた。  
 
「こんなに濡れてるのに指一本入らないなんて……晶はオナニーどうしてるの?」  
 聞いてからしまったと思った。あの晶がこんな不躾な質問に答えてくれるはずがない。  
「ゆ、指なんか入れたことないわ……いつも…さわるだけだし……」  
 だけど、痛みのせいで冷静な判断を欠いたのか晶は素直に教えてくれた。  
 せっかくの晶のオナニーの告白なのに、僕も頭に血がのぼっていたようで思わず聞き流す。  
 
「どうする? 指でこんなに痛がるんじゃ、僕のなんか入らないよ?」  
 言いながら両手の指で大きく入口を広げる。そしてまわりをなぞるようになでまわす。  
「ひゃっ……くっ、あああぁ! ひ、広げちゃダメぇ!」  
 艶を帯びた声で晶が鳴く。……まわりをさわられるのは気持ちいいらしい。  
「晶の恥ずかしいところ……奥までよく見えるよ」  
 ピンクに充血した粘膜が奥まで続いていた。そんな僕の言葉に、晶は  
「バ、バカッ! んっ、くっ……はぁ、はぁ……」  
 とがめるような声をあげたが、それはすぐに嬌声に変わった。  
 
 晶のそこは晶自身からあふれた粘り気のある液体で驚くほどびしょ濡れになっている。  
 今までは水から上がったために濡れているのだと思っていた。  
 でもそれは、明らかに海水とは違う粘度を持っていた。  
 そして、その濡れ方はとても行為を始めたばかりとは思えない湿り方だった。  
「すごいよ晶……こんなに濡れてる……」  
「言わ……っ…言わなくていいわよ」  
「晶ってオナニーしてるの?」  
 さっきも聞いた気がする。でも晶は返事してくれなかった気がする。  
「そ、そんなこと! ……教えられるわけないでしょ……」  
 僕から目を逸らし、小さな声で晶が言う。……そうか、晶は経験あるんだ。  
 
 自慰をすることよりも、こんな風になってしまった自分の体が恥ずかしいとでも言うように晶が顔を赤らめる。  
 しきりに股間を隠そうとしていたのはこれが理由かもしれない。僕はそう思った。  
「こ、こんなに……濡れることなんて……これまでなかったのよ」  
 無意識なのだろうが、オナニーの経験があることを裏付ける発言を晶がまた洩らす。  
「うれしいよ晶……晶が僕に感じてくれてるんだよね?」  
「……うん」  
 
「ここもこんなに腫れてる……」  
 愛液に濡れ、なまめかしく光るクリを指で軽く弾いてみる。  
「んぁぁあああぁぁ!」  
 大きく声を上げ、背中を反らしてのけぞった晶の体が小刻みに震える。  
 それに呼応したのか、股間からさらに大量の愛液がにじみ出てきた。  
「すごい……」  
 初めて見る女性の体の神秘的な働きに息を飲む。  
「はぁはぁはぁはぁ……」  
 晶はもう何も言えず、ただ荒い息をついているだけだった。  
 
 晶の股間でさらに手を動かす。  
 あたたかく湿った晶のそこ。晶は恥ずかしがっているが、感じてもいる。  
 僕はそのままゆっくりと指を動かした。  
 
 くちゅくちゅと音を立て、晶の恥ずかしい部分が応じる。  
「ん、んっ! ダ、ダメよ、ダメっ!」  
 身をよじる晶だけど、反応はどこか鈍い。敏捷に動けないほど感じている?  
 それを感じ取ったとき、僕の中の理性がわずかに麻痺した。  
 
(晶をメチャクチャにしたい!)  
 少し乱暴に肉のひだをかきまわす。  
 透明のしずくをこぼす秘所はぐちゅぐちゅと湿った音を立てた。  
「こんなになってるってこと……晶知ってた?」  
「バ、バカ! 知らないわよっ!」  
 絶対に認めたくないとでも言うように激しく首を振る。  
 だけど、蜜をあふれさせた晶の淫溝は僕を待ち受けるようにさらに粘液をしたたらせた。  
 
 そっと指先を挿し入れる。  
くちゃっ  
 濡れた音をさせて指が沈む。  
「んあぁぁっ!」  
 晶が乱れる。  
「痛かったら言ってね」  
 そう言いながら、少しだけ深く指を潜りこませた。  
 中ほどまで進ませ、そこで軽く上下する。  
「い、痛ッ!」  
 激痛が走ったのか、晶の顔が不自然にゆがむ。  
 そんな晶を乱暴に扱いたい衝動が湧く。  
 ……その思いを何とか押しとどめる。  
 
「晶……大好き。愛してる」  
 代わりに自分の気持ちを正直に伝えた。  
「……え? ……ぁ」  
 うつろな目で僕を見上げ、晶が何かを言いかける。  
 返事を待たず、僕は股間の中央に伸びる細い切れ目に沿って指先を上下させはじめた。  
「……ゃ……ひんっ…くひっ……んああぁぁ!」  
 言葉を発するために開けた晶の口から、快感を訴えるよがり声がした。  
 
 まわりに誰もいない海の上。開放的な雰囲気。お互いの恥ずかしい姿を知った安心感。  
「ひゃぅっ! ひんっ、あぁっ! んぁ…あんっ、ああぁぁぁっっ!」  
 それらが重なり、晶は今まででもっとも大きな声をあげた。  
 絶叫に近い激しいあえぎ声を出し終えると、晶は  
くてん  
 と力が抜けきった様子で頭を垂れた。  
「晶って敏感なんだね」  
 目を覗きこむようにして言う。  
「あなたが……そう…させたのよ」  
 絶え絶えの息で小さく晶が言った。  
 
 これだけ濡れているなら……。そう思ったぼくはもう一度指を入れてみることにした。  
 膣の入口に指先を当てる。そのまま少しずつ押し入れる。  
 かすかな抵抗はあるものの、先ほどとは違い少しずつ指が飲み込まれていく。  
「ひゃっ! くっ……入って……くる……んんっ! はぁっ……」  
 濡れた音とともに指が少しずつ、少しずつ晶の膣に埋まっていく。  
「聞こえる? 晶のここ、いやらしい音がするよ?」  
「バカぁ! し、知らないわよ……」  
 クリをさわった際に軽く達したのか、晶の体からは力が抜けていた。  
 それが奏効したのか今度は晶も痛みを訴えない。  
「はぁ…くっ! あん、いや……んくっ、んぅぅ……っ!」  
 それどころか媚声を洩らしてもいる。  
 
「はぁ、んん……はぁっ…ッ! ねぇ……」  
 晶が何か言いたげに僕を見る。  
「晶……」  
 僕は膣の中で指を軽く前後させながら晶と胸を合わせ、そっとキスをした。  
 そのまま舌を差し入れ、絡ませる。  
「んっ! んんぅぅぅ……はぁ…んくっ! んん、はぁ…はぁ」  
 突然の行為にびっくりしたのか、驚いたような声を上げた晶。  
 だけど、すぐに僕の舌に自分の舌を絡ませ、強く吸い、甘噛みしてくる。  
 
 唇で晶の下唇をはさむ。そのままこするように動かす。  
 舌の先で歯列をなめ、唇の裏や頬の内側で這いまわらせる。  
 歯の裏に舌が当たったとき、晶はビクンッと身を震わせた。  
 
 お互いの唾液を交換するような激しい口づけが終わる。  
 晶から身を離し体を晶の股間に移動させる。そのまま愛液に潤む性器にそっと唇を寄せた。  
「ダ、ダメっ! 汚い……」  
 僕の体を押しとどめるように晶が手を伸ばす。  
「晶の体で汚いところなんてないよ」  
 そのまま僕は性器に顔を近づけた。  
 
「は、恥ずかしいこと言わないでよ……あんっ!」  
 僕は晶の言葉を聞き流し、舌を肉芽に立てるようにして弾いてみた。  
 続けて淫裂に沿って舐めまわす。ひだの内側も丁寧に舌でなぞっていく。  
ぴちゃ、ちゅっ…じゅるっ、ちゅぱっ……ずずっ、じゅるっ………  
 聞こえるように音を立て、晶の体からしみ出すエッチな液体をすするように舐めた。  
「おいしいよ、晶……」  
「やぁっ! ……は、恥ずかし…いッ……」  
 晶の股間に口を付けたまま、上目づかいに顔を盗み見る。  
 目を閉じて快楽にあえぐ晶のふたつの胸が僕の舌の動きに合わせるように揺れていた。  
 
「ひんっ! ふわぅっ、……んくっ!」  
 くすぐったそうに体を小刻みに震わせる晶の口から淫声が洩れる。  
 限りなくあふれ出す愛液が僕の舌を濡らす。そのまま口のまわりもあごも濡れていく。  
「ひゃ……んんっ、く…くすぐったい……」  
「すごいよ晶のここ……どんどんあふれてくる……」  
 唇と舌とを使うたび、奥から途切れることなく淫液が分泌される。  
「バ、バカぁ! 恥ずかしいこと言わないでよねッ!」  
 これほど嬌態を見せながら、それでも晶が毅然と言う。  
「こういう晶も大好きだよ……」  
 僕だけが知る晶の乱れた姿。僕だけが聞ける晶のエッチな声。僕だけの大切な晶……。  
 
「はぁ、んんんぅ……あっ…っく……変な気持ち……」  
「変な気持ちじゃなくてそれは気持ちいいって言うんだよ」  
「……うん」  
 晶が素直にうなずいた。  
 
 膣のまわりをただ舐めていた舌を立てる。そしてそのまま、閉ざされた入口に突き入れていく。  
「ひゃっ! な、なに?」  
 股間に与えられた違和感からか、晶の体がビクンッと震えた。  
 それには答えず、僕はさらに膣の入口から舌を中に押し入れてかきまわす。  
 
「んんっ! あぁっ、ヒクヒク動いてる……あぁっ、んんっ!」  
 晶の腰が跳ね上がる。  
 僕は太ももを抱えるように押さえつけ、顔が離れないようにしてさらに舐めまわす。  
「いやっ、いやっ! ……んんっ、あふっ! くぅぅっ……」  
「もっと声出していいよ、もっと晶のえっちな声聞かせて……」  
 そんな僕の言葉に後押しされたのか、晶の淫声が激しさを増した。  
「あっ……ああぁ…っく……はぁ…んんんんぅ……!」  
 
 足の付け根にある小さな突起を唇でついばむ。  
 そうしながら、唇にはさみこまれたふくらみを舌でつつくように何度も攻める。  
「ああっ、あふっ……あっ……」  
「すごいよ晶……初めてなのにこんなに感じてるんだ……」  
 そう言いながら濡れた粘膜を指ですくうと、ねっとりした晶の液が糸を引いて僕の指にまとわりついた。  
 それを晶の顔の前に持っていき、指を開いたり閉じたりして見せつける。  
「言わな……んっ、いで……」  
 晶の声が羞恥に染まった。  
 
 そろそろ入れたい。  
 晶の悶えるさまを見ていた僕は興奮しきっていた。極限まで勃起している。  
「入れてもいい?」  
「そ、そんなこと…聞かないの……」  
「晶……晶が欲しい……」  
 身を起こす。  
「……うん、来て」  
 
「行くね」  
 そう声をかける。  
 そして軽く唇を合わせたあとで晶の足を割り、間にひざをついた。  
「……あ」  
 何か言いたげに僕を見た晶は、口を閉ざすとわずかにうなずいた。  
 

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