あれからるりかと半同棲のような生活を続けている。  
 僕は実家住まいだから毎日というわけではないが、それでも週に二、三度はるりかの家に泊まっていた。  
 
 その日もるりかの隣りで目覚めた。  
 ゆうべは3度るりかの中に精を放っていた。心地よい疲労と、どことなく重い体で意識だけが覚醒していく。  
「おはよ」  
「うん、るりかおはよう」  
 るりかの声に目を向けると、布団の上に腹ばいになって僕の顔をみつめているるりかがいた。  
「あなたの寝顔ってかわいいんだね」  
「なに? ずっと見てたの?」  
 恥ずかしくなり、顔が熱を持ったのが感じられた。  
「うふふ……」  
 それには答えず、るりかはベッドから降りてキッチンへ向かった。  
 カーディガンを羽織ったるりかの、やや未成熟ながらも女性を感じさせる色っぽい後ろ姿につられるように、僕もベッドを降りた。  
 
「ごめんね、簡単なもので」  
 そう言ってるりかがトーストの乗った皿とインスタントのコーンスープを僕に差し出す。  
 そして同じものを用意し、僕の前に座った。  
「るりかは今日学校行くの?」  
 トーストをかじりながら聞く。  
 性の歓びを覚えはじめたばかりの二人だ。できればずっとるりかと愛しあっていたい。  
「学園祭に向けて練習しないといけないんだ。だから……」  
 残念だけど、それは果たせないようだった。  
「そっか、じゃあ僕も一度帰るよ。ねぇるりか……また今晩、来てもいい?」  
「……え?」  
 一瞬るりかの表情に戸惑いが浮かんだ。そしてはにかみのあとで  
「私はいいけど、あなたは平気? そんなに家を開けておうちの人が心配しない?」  
 僕を気遣うような言葉をかけてくれる。  
「そっちなら大丈夫」  
 大げさに胸を叩いて返した僕の言葉に、るりかは  
「私が断るわけないでしょ……」  
 うれしそうな顔で答えた。  
 
 少しずつ秋も深まっていき、日の落ちるのも早くなってきた。  
 街に明かりが灯りだす頃、僕はるりかの部屋に向かった。  
ピンポーン  
 呼び鈴から数秒後、ドアが開く。  
「いらっしゃい。寒くなかった?」  
「ちょっと風が冷たいかな?」  
 るりかに続いて部屋に上がる。そこはほどよい温度に調節されていた。  
「いま晩御飯作ってたの。ちょっと待っててね」  
 エプロンを着け、てきぱきと料理を作っていくるりかの後ろ姿をぼんやりと眺める。  
 適度に肉のついた腰のあたりに自然と目が行く。  
ピクンッ  
 このあとの行為を想像し、ズボンの下で陰茎が軽く跳ねた。  
 
 るりかの手料理を食べ終え、僕たちはすることもなく向かい合っていた。  
「片付けちゃうからその間にお風呂入れば?」  
 食器を流しに運びながらるりかが言う。  
「一緒に入らない?」  
「先に入って」  
 ……あっさりと断られてしまった。  
 
 簡単に体を洗い、湯船につかる。  
(一緒に入るのはまだ無理か……)  
 何度も体を重ねている。うめき声をあげて性の絶頂を迎える姿も見せあっている。  
(それと一緒にお風呂に入るのは別なのか……)  
 頭に浮かんだそんな思いを振り払うように熱いお湯で顔を洗った。  
 
 と、脱衣所から音がした。  
 曇りガラス越しに見えるるりかの姿。  
 そしてそのまま服を脱いでいく。肌色……。裸?  
「入るね」  
 浴室のドアを開け、体の前をタオルで隠したるりかが入ってきた。  
 
「るりか!」  
「あはっ、二人だとやっぱり狭いね」  
 そんなことを言いながらるりかが洗い場に片ひざをついてお湯を体にかけはじめた。  
 
 二人が交わるとき、るりかは恥ずかしがって部屋の電気を暗くする。  
 だからこんなに明るいところでるりかの裸を見たのは初めてだった。  
 やや小ぶりながら、つんと形よく尖った胸。ふっくらとした腰のあたり。動くたび見え隠れする恥毛……。  
 僕はそれらを凝視してしまった。  
「そ、そんなにじっと見たら恥ずかしいよ……」  
 頬を染めて僕の視線から逃れるように少し体を傾けるるりか。  
 その姿がさらに僕の興奮をあおる。  
「ご、ごめん……」  
 興奮のあまり、声が出にくい。  
「背中、流してあげるね」  
「まさか一緒に入ってくれるなんて思ってなかった……」  
 半ば呆然としながらそんなことを言う。  
「だって……一緒に入ろうってあなたが……」  
 小首をかしげてるりかが答える。どういうことだ?  
「『先に入って』って言われたから、てっきり断られたんだと思った」  
「洗い物があるからあとから入るって意味だったのに……」  
「そ、そうなんだ。あは、あははは」  
 ともあれ、るりかと一緒にお風呂に入ることができた。よかった!  
 
 背中を流してもらうために浴槽から出る。  
 立ち上がったとき、るりかが見るともなしに僕の股間に視線を送った。  
 そしてそそり立つモノを見てあわてたように視線を反らした。  
 僕も恥ずかしくなり、るりかに背を向けて椅子に腰を下ろす。  
「あ、洗うね!」  
 動揺した声のるりかが僕の背中をボディタオルでこすりはじめる。  
「やっぱり男の人の背中って広いのねぇ」  
 そう言いながら膝立ちしたるりかが力を入れて僕の背中を洗っていく。  
 
 背中を洗い終えたるりかが  
「ま、前も……あ、洗ってあげようか」  
 緊張からか、裏返った声で僕に告げる。  
「う、うん」  
 そしてそのままるりかの手が前に回され、僕の勃起を優しく包み込んだ。  
 同時に背中にるりかの胸が押し付けられる。  
 
「!」  
 コリッとした感触はしこった乳首なのだろうか?  
 それを意識した途端、僕の心臓が早鐘を打つように高鳴りだした。  
 それに同期するように勃起がビクビクと脈打つ。  
「あはっ、すごく固い……」  
 るりかの声も熱に浮かされたように艶っぽく変わっている。  
 そのまま僕の肩にあごを乗せるようにして耳に息を吹きかけながら右手を動かしはじめる。  
 袋を静かにまさぐる左手は強すぎず弱すぎず、絶妙な感覚を僕に与えてくる。  
「くっ……」  
 思わず悦楽の声が洩れる。  
「気持ちいい?」  
 言いながらるりかの手がますます激しくしごきたててくる。  
 射精感がどんどん高まる。  
「るりか……そんなにしたら……」  
 僕の言葉を無視するようにるりかは勃起をこすりたてる。  
 右手は茎を上下させながら、左手は亀頭を揉むようにうごめかす。  
「うっっ!」  
 ……我慢することなどできなかった。たちまち僕は登りつめてしまった。  
 
びゅっ! びゅくっ! びゅびゅっ!………  
 精液が勢いよく噴出する。るりかの手のひらにさえぎられたまま何度も射精が起きる。  
 普段と違う行為や振る舞いに興奮しきっていたのは事実だった。  
 それでもあまりにも早い射精に恥ずかしくなる。溜まっていたわけではないのに……。  
「昨日3回も出したのに、こんなに濃いのがいっぱい……」  
 ゆっくりと力を失っていく肉茎から手を離すと、るりかは自分の手を穢した白濁を見ながら言った。  
 
「るりか、今度は僕が」  
 言いながらるりかのほうを向く。  
 そのまま乳房に両手を伸ばすと下から持ち上げるようにして揉みほぐす。  
 柔らかく、それでいて芯に固さを残すふくらみの手触りを存分に堪能する。  
「きれいだよ、るりか」  
 ささやくように言いながらふくらみの中央にある敏感な突起を指先でつまんだ。  
「……んっ」  
 えっちな声を洩らするりかは頬を真っ赤に染めていた。  
 
 指先に力を入れ、乳首を刺激するうち、少しずつるりかの先端は尖っていった。  
「はあぁぁん……」  
 切なそうな吐息を洩らし、るりかが潤んだ瞳を向ける。  
「どんどん固くなっていくよ。僕のさわりながらるりかも興奮したの?」  
「!」  
 そんな僕の言葉に耳まで染めてるりかはうつむいた。  
「るりか?」  
「だって……だって気持ちいいんだもん」  
 僕の問いかけに違う返事をするとそのまま唇を重ねてきた。  
 キスをしたまま固く尖った乳首を引っ張り、柔らかさと弾力を合わせ持った乳房を丹念に揉む。  
「んっ、んんっ!」  
 唇をふさがれたるりかが鼻にかかった声を洩らした。  
 
 唇を離す。  
 るりかがさらに求めるように首を突き出したが、僕はそれをかわすと首筋に舌を這わせた。  
 さらに耳たぶを軽く噛む。  
「ああぁっ!」  
 声を上げるるりか。るりかは耳が弱いことを僕はこれまでの経験で知っていた。  
「ふぁっ!」  
 淫らに鳴くるりかの声に欲望が猛った。  
 もう一度唇を合わせる。と、るりかから舌が差し込まれてきた。  
 僕もそれに応え、二人の舌を絡ませる。  
 るりかの八重歯が舌の先に微妙な痛みを与える。でもそれが気持ちいい。  
 
 キスをしたまま手を下に伸ばす。  
 なめらかな腹部をすべり降り、閉じられた太ももをこじ開けるようにして右手を差し込む。  
「んんっ!」  
 るりかがのどの奥でうめいた。それに構わずに手をねじ込む。  
 そこはお湯とは明らかに違う液体でたっぷりと潤っていた。  
 
 熱を持った肉のひだを指先でいじくる。  
 同時にコリコリとした陰核を指の腹でもむようになでまわす。  
 そうするうちにるりかの太ももの力がゆるみ、僕は一息に手のひらを股間にもぐり込ませた。  
 そのまま手のひらで恥丘に圧を加えながら中指で亀裂を上下にこすり上げる。  
 時折ひだの合わせ目にあるクリを回すように愛撫し、軽く弾いてみる。  
 僕はるりかから唇を離すと頭を下げて胸に口づけた。  
 そうして赤ん坊のようにチュウチュウと音を立てて乳首を吸う。  
「ひっ……んんっ、あ…ん……ンっ」  
 股間をなぶられ、そして乳首を吸われ、るりかは絶えず嬌声を上げつづけた。  
 
 股間に這わせていた指を抜くとるりかの目の前に持っていく。  
「ちょっとさわっただけなのに、ほら、もうヌルヌル」  
 言いながら指を開いたり閉じたりする。そのたびごとにいやらしい液体が指の間で糸を引く。  
「い、いや……」  
 恥ずかしそうに顔を背けるるりか。  
「るりかってほんと、エッチだよね」  
「そ、そういう自分だって」  
 そう言うとるりかが僕の股間に手を伸ばした。  
 射精して間がないというのに、すでにそこは猛り立っていた。  
 
 るりかに握られ、背中をぞくっ! と快感が走り抜ける。  
「ううっ」  
 思わず声が上がった。  
「さっき出したばっかりなのに、こんなに固くして……」  
「る、るりかだって……」  
 そう言いながら僕たちはお互いの性器をいじりあう。  
 
 互いの秘部をくじりながら見つめあう。  
「今度は……口で…してあげようか?」  
 るりかが恥ずかしそうに口にした。  
 一瞬『フェラチオしてもらいたい』という思いがよぎったが、それよりもセックスしたいという気持ちのほうが強かった。  
「いい。るりかの中に入りたい。……しよう?」  
 僕の言葉に  
こっくり  
 恥ずかしそうにるりかがうなずいた。  
 
「るりか、立って」  
 僕の言葉に  
「え?」  
 とるりかはためらいの表情を浮かべた。  
「さぁ」  
 そう言いながら手を引いて立たせる。  
 初めての体位への不安と期待なのか、るりかの表情は当惑しているようにも見える。  
「るりか」  
 安心させるように声をかけるとそのまま片足を抱えあげた。  
 
 大きく開かれた股間で膣口がヒクヒクと動きながらいやらしく口を開けている。  
 限界まで膨脹したペニスをあてがうと、陰唇が絡みつくようにまとわりついた。  
「いくよ」  
 そう声をかけ、  
ぐっ!  
 腰を強く突き出した。  
「んんっ! ……はぁ」  
 るりかの呼吸が一瞬止まる。直後に大きく息を吐き出すようにして僕にすがり付いてきた。  
「るりかの中……熱い……」  
 素直な感想が口をついた。これまで味わったことがないほどるりかの中は熱かった。  
 両手を僕の首に回し、るりかがしがみつく。  
 その体を抱きしめながら、僕はひざのバネを使って肉棒を上下させた。  
 
「ひんっ! あふぅ、んんっ、んっ!」  
 突かれるたびにるりかが鳴く。  
 二人がつながっている場所から愛液が垂れ、るりかの太ももを伝う。  
 僕は何度も何度も、るりかの膣内をむさぼるように淫茎を突きたてた。  
「んくっ……ンっ、あっ……あん、あっんん、は…ひゃッ……ン!」  
 乱れた、そして艶やかなるりかの声が浴室内にこだまする。  
 るりかを感じさせていることが何よりもうれしい。  
 
「るりか、好きだよ……大好きだよ」  
「はぁ、は…あ、や…ぁあっ、はっ! んんっ、あんっ…ぁ……っふっ!」  
 僕の声も耳に入らないのか、るりかはあえぎつづける。  
「るりかのえっちな声、もっと聞かせて……」  
「ふぁ……あ、ンッ! んっ! ヘンな声…出ちゃって……る……んっ、はふっ! あふっ……」  
 何度も声を押さえようとしても、体の奥から湧きあがる快感がそれを許さないらしい。  
 きゅっと眉間にしわを寄せ、小刻みに頭を振るるりかの仕草がかわいらしい。  
 
 るりかの膣が僕を締めつける。  
 それだけではなく、精液をしぼり取ろうとするかのように根元から先端に向けしごきあげる。  
 それらが僕に限界を意識させた。  
「るりか……もうダメ……」  
「いいよ、来て! このまま出して……っ!」  
 膣内がさらに締まり、僕のモノが強く咥えこまれる。  
「うわっ……るりか、イッちゃうよぉ!」  
 僕の首に回されたるりかの腕に力が入る。そうして耳元で  
「あなたを感じたいの……お願い、中で……」  
 そうささやいた。  
「るりか……るりかっ!」  
 だめだ……イク……。  
「来て……来て……あっ、イク、イッちゃうっ!」  
「……くっっ!!」  
 
びゅっ! どびゅっ! びゅびゅっ!………  
 るりかの中で思いっきり爆ぜた。凄まじい快感に体全体が包まれる。  
 精液をすべてしぼり取ろうとするかのようにるりかの膣が何度も収縮する。  
びゅるっ! っびゅっ!………  
 そのたびごとにさらに精液が射ち出される。  
 僕はるりかの柔らかい体を抱きしめながら、最後の一滴まで残らず注ぎ込んだ。  
 
「今日ね、できない日なんだ」  
 汗と体液をシャワーで洗い流しながらるりかがポツリとつぶやいた。  
「え? そうなの?」  
「私はあなたの赤ちゃん産んでもいいって思うけど、まだ私たち学生でしょ?」  
「るりか……」  
「最初のときは仕方なかったけど、そのあとはいつも避妊してたじゃない?」  
「うん」  
 たしかに僕たちは避妊していた。  
 るりかの人生に対して責任を取るには僕はまだまだ未熟だと自覚していたからだ。  
「でもね、安全日は中で出してもらってもいいかなぁって……」  
「……いいの?」  
「あなただって中で射精したほうが気持ちいいんでしょ?」  
「ま、まぁ……」  
 どこで知ったのか、るりかはそんなことを言った。  
「私だって同じだよ」  
 言いながらるりかが頬を染める。  
 そして僕の手を握ると  
「いつかは赤ちゃん……作ろうね」  
 こぼれんばかりの笑顔を僕に向けた。  
「るりか……」  
 僕はるりかを力いっぱい抱きしめると、そっと口づけを交わした。  
 
 
          おわり  
 

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