木曜日。
昨晩はついつい暴走気味で妙子とHしてしまった。お陰で今日も腰が痛む。
腰を押さえて朝食のパンを噛り、またバイトへ向かった。
金曜日。週末には妙子は青森に帰る。今日はバイトも休みで、一日中妙子と一緒にいられるので二人でプールに出掛ける事にした。
平日とはいえ夏休み中で、屋外プールは親子連れや学生を中心に大変な賑わいだった。
僕はプールサイドで妙子と待ち合わせし、更衣室へ向かった。すばやく水着に着替えて妙子を待つ。
「お待たせっ」
着替えを終えた妙子が声を掛けてきた。水色のストライプ柄のワンピース水着に身を包み、僕に眩しい微笑みを投げ掛ける。
「……あ…う、うん…」
水着姿の妙子を見るのは何年ぶりだろう。その体のラインがはっきり見て取れる姿に、何度も体を重ねて妙子の裸も何度も見ているのにも関わらず僕の心臓が高鳴る。
「な…何よっ?私の水着、どっかおかしい……?」
妙子は二つ縛りにした髪の右側をいじりながら僕に尋ねてくる。
「………いや、似合ってるよ…すごく可愛いし……」
僕の咄嗟の返事に、妙子は顔を赤らめて舌を出す。
「……褒めたって何も出ないぞっ」
妙子はくるりと身を翻して駆け足でプールに向かい、そのまま飛び込んだ。
「あっ…待ってよ妙子!」
僕も慌ててその後を追う。
ひとしきり泳いだ後、僕たちはプールサイドの白い椅子に並んで座った。
「それにしても、すごい人だね」
妙子は手にしたジュースを飲みながら改めて言う。何も出ないどころか、結局は僕のオゴリだ。
「確かに…でも、東京じゃいつもこんな感じだよ」
「ホントに!?」
驚きの声を上げる妙子。
僕は少し疲れた体を休めながらプールの方を眺めた。必然的に、若い女の子に目が行くのは止むを得ないだろう。
「今年はやけにビキニやらセパレートやらと、ヘソ出しの水着が多いなぁ」
マズイ…ついつい口に出してしまった。僕はそっと妙子の様子を伺う。
「……」
どうやら聞かれずに済んだらしい。僕は心の中で胸を撫で下ろした。
プールから下宿に戻る頃には夕方になっていた。今の時期はまだ日が高い。
「うーん…今日はすごい泳いだから少し疲れたね」
「……うん…」
「帰ってから夕飯作るのは大変だろうから何か買って帰ろうか?」
「……うん…」
妙子は何となくうわの空みたいだ。大分疲れたんだろうか?
僕は敢えて尋ねる事はせずに、コンビニを経由して下宿に戻った。
「………やっぱ変だよ、妙子…どうかしたの?」
夕食の間も妙子はぼんやりと考え事をしてる様子で、時折こちらを伺ってはまた虚空に視線を泳がせた。
「……今日、プールで…」
やっと妙子が口を開く。
「他の女の子の水着見てたよね…?」
「…う……あ、うん…」
…やっぱり聞かれてたみたいだ。
「私の水着、やっぱり地味だよね……」
「え?…いや、似合ってたと思うけど」
それは本音だ。
「……あのね、ホントはもう一つ別の水着もあったんだ……でも、周りの人見てたら恥ずかしくって……」
そう…なのか?僕は考えもしなかった展開に少し戸惑う。
「これ…なんだけど」
妙子がカバンの奥から一枚の手提げ袋を出す。
「それ…こないだ買い物したお店の…」
もう全部宅急便で送ったものだとばかり思っていた。僕は差し出された袋を開いて中身を出した。
それは、黄色を基調としたセパレートタイプの水着だった。「今年の流行!」などとテレビで見た気がする。
「……変だよね、私じゃ…スタイル良くないし、似合わないよ…きっと……」
妙子の表情が少し曇る。
「……見てみたいな」
僕はそれを妙子の手に渡しながら言った。
「妙子がそれ着たの、見てみたいな」
「え………」
妙子は僕の方を見て目を丸くした。
「お風呂で水着なんて、何か変だね」
「部屋で着るよりはマシなんじゃない?」
僕たちは軽口を叩き合う。
結局、僕が押し切る形で妙子は黄色の水着を着る事になった。部屋でだと恥ずかしい、と言うので二人とも風呂場で水着になる事にしたのだ。…僕は先程まで着た奴なので湿っていたのは仕方ない。
そのまませっかくだからと湯槽に二人で浸かる。二人で入る湯槽は正直狭くて、お互いの距離がやけに近くて、それが嬉しい。
……何だか妙な雰囲気だ。
そのまま僕たちは体を寄せ合い、お互いに黙って相手の温もりを感じる。
「ね…私の胸、どうかな」
妙子に導かれて触れた左胸から、その鼓動が伝わる。
「……ドクドク言ってる」
「……それだけじゃ、ないよ……」
妙子の顔が赤いのは、湯槽に浸かっているからだけではないみたいだ。水着越しのその先端は、硬くなって尖っている。
「……勃ってる」
僕は小声でその状態を妙子に伝えた。
「何だか……こういう格好見られてたら……つい……そんな気分になって…………私…どんどんHな女の子になってるみたい…」
妙子はそのままキスをせがむ様に顔を近付ける。僕はその唇を塞ぎ、舌を入れてゆく。
僕が自らの舌で妙子のそれを転がすと、一瞬だけ躊躇いつつもすぐに受け入れてくれた。
僕はその肩に左手を添え、右手で水着越しの妙子の柔らかい膨らみを揉む。時折肩をビクッとさせて妙子が感じてるのがわかった。
「…んっ……ぅん…ん…っ……はぁ…っ…」
長い口づけの後、僕たちが唇を離すと互いの間を糸が引く。妙子の目は潤み、僕の股間は膨張していた。
「妙子……その、口で…」
「……うん…しゃぶってあげるね…」
僕は水着を脱いで浴槽の淵に座り、妙子の頭を足の間に入れる格好になる。
妙子はそこで湯槽に浸かりながら僕のモノを慰め、時折上目遣いで僕の顔を盗み見ていた。きっと僕は気持ち良さを隠し切れぬ表情なのだろう、穏やかな微笑みを浮かべてくれる。
「ああっ…妙子ぉ…ッ!で…出そう…ッ」
そんな妙子の顔を見ていたら、以前よりもずっと上手になった舌技と相まって射精感が一気に込み上げて来た。僕は妙子の口から陰棒を抜き出そうと、その頭の上に掌を乗せた。
すると、妙子は小さくかぶりを振って目で合図した。
『そのまま出して…』
その解釈が正解か否かを確認する間も無く、僕はそのまま妙子の口の中に精液を吐き出した。
「―――っ!!」
妙子は眉間に皺を寄せ、僕を全て受け止めようと必死に咥えた口を締める。
そして射精が終わると、右手を口元に添えた。そのまま喉をゴクッと震わせて僕の精液を飲み干した。
「妙子……大丈夫?」
「………ん、平気…。あなたのだもの……」
少し苦かったのか、目元にうっすら涙を浮かべて、それでも微笑んでくれた。
「……やっぱり飲んでくれると嬉しい?」
妙子はまた悪戯っぽい笑顔で僕に尋ねてきた。
「……そりゃあ…嬉しい、かなぁ……」
照れ隠しにこめかみの辺りを掻いて答えた。
「……ねえ……して…」
妙子は艶めかしい眼差しで訴える。
僕の下半身はまだまだ萎えずに妙子を欲していた。
再び僕は湯槽に浸かって妙子を待つ。お湯の中で左手で自らの水着をずらし、僕のモノに残る片手を添え、妙子はゆっくりと自らを沈めて来た。そして僕たちは繋がる。
「ああん…っ……は…入ったよぉ…あなたのが…っ」
妙子が腕を回してくる。
僕はゆっくりと妙子を下から突き上げだした。くぽッくぽッと結合部から淫らな音が鳴る。
「……あっ……お湯が…入ってきて…すごいよぉ…」
僕が突く度に互いの隙間からお湯が侵入し、それが妙子をより感じさせていた。妙子は大胆に腰をくねらせて僕を包む。
「…あッ……妙子の膣内、すごく気持ちいいよ……」僕は夢中で妙子を突き上げて、より奥まで繋がろうとした。
目の前では、水着姿の妙子が悶えている。お湯と汗で全身が濡れて艶っぽく見える。突き上げる度に、セパレートの水着に包まれた胸が揺れる。
「……綺麗だよ…妙子…っ」
僕は本心で言う。
「あっ…あンッ……」
妙子の両襞がきゅっ、と一段と強く締まる。
「妙子……お尻こっちに向けて」
「…ふぁっ……うん……わかっ…た…」
一旦結合を解き、妙子を湯槽から立ち上がらせ壁に手を付いた姿勢にさせた。僕は妙子の水着の隙間から再び陰棒を挿入し、バックで腰を打ち付ける。
「あ……妙子の膣内……すごく熱くて気持ちいいよ」
「わ……私もっ…き…気持ちいいのぉ……」
妙子は時折僕を振り返り、その気持ちよさそうな顔を見せてくれる。それを見る度に僕は興奮し、腰の動きを加速させた。
「…あっ…あんあンッ……私…もう……イッちゃいそ…うっ……!」
「妙子…僕も…出そうだ」
僕らはそのまま絶頂を迎えようとしていた。
「あっ……あああん…イ…イくぅ……ッ!」
妙子は身体を仰け反らして達した。
僕は妙子から自身を抜き、その隆々と猛るモノを自ら扱いた。
「……うアッ……!」
僕は白濁した精液を妙子の水着のお尻に向けて次々と解き放った。僕の精液が妙子の黄色い水着を白く汚していった。
「……はぁ、はぁ…」
妙子は静かに崩れ落ち、湯槽に身体を浸す。発射した白濁の粘液が浴槽内を漂っていた。
「……可愛かったよ、妙子」
僕は後ろから妙子を抱き締めた。妙子の鼓動が伝わってくる。
「……バカぁ…っ」
妙子は照れた顔で唇を尖らせた。
「………でも、やっぱりこの水着は着なくて正解だったかもね」
「…え……どうして?」
「……だって……妙子と、したくなっちゃうから」
僕はさり気なく妙子の胸を揉みながら耳元で囁く。
「…こんな可愛い格好、他の人には見せたくない…かも」
妙子の耳たぶをペロペロと舐めた後、軽く口に含む。
「あっ……ダメ…ぇ…」
妙子はブルッ、と身体を震わせた。……今夜も疲れた体に、更に鞭打つ事になりそうだ。
終わり。