: 140%"> シェリフスターズ  

「ねぇー、しようよーイーザー」  
「・・・何をだ?」  
「セックス」  
「ダメだ、明日から依頼が入っている。無駄に体を使うのは好ましくない」  
「えーー、最近ずっとしてないじゃない。溜まってるとあたし、仕事上手くできないかもよ?」  
「・・・そういうものなのか?」  
「そういうものなの♪それにイーザーだってしたいでしょ?」  
「それはそうだが・・・」  
「じゃ、きーまりっ!バスルームで待ってるねー」  
「・・・サミィ、何故バスルームなんだ?」  
「体も洗えて一石二鳥じゃない」  
「そうか・・・」  
ふふ、イーザーってそれなりに筋通せば扱いやすいのよねぇ。  
あたしは久しぶりの快楽の予感に胸をときめかせ、バスルームに向かった。  

ボディシャンプーを泡立ててると、イーザーがバスルームに入ってきた。  
・・・ったく、これから女の子を抱くってのに、相変わらず無表情なんだから。  
それにしてもバランスのとれた綺麗な躰してるわ。・・・生体兵器なんだから当たり前なんだろうけど。  
少しもの悲しくなった気持ちを隠すように、泡だらけのままイーザーに抱きついた。勢いよく。  
「遅いってば!」  
「サミィの脱ぎ散らかした服を片づけていたのだが・・・」  
「う・・・」  
「それにバスルームで、加速をつけて抱きつくのは危険───」  
「あーー、もうわかったから!少し黙ってて!」  
イーザーを沈黙させるように、抱きついた腕に力をこめる。あ、ヌルヌルした泡の感触がキモチイイ。  
「ね・・・イーザー、洗ってあげる・・・」  
そのまま泡だらけのあたしをこすりつけた。ヤバイ・・・これってなんか癖になりそう・・・。  
ヌルヌルとこすりあわせた肌のカンジがいつもよりいやらしくて、あたしは躰を火照らせる  

乳房をすりよせると早々と乳首がピンッとたちあがった。滑りがいいからいつもより敏感かも。  
逞しい首に泡にまみれた二の腕を回し、キスをする。  
「ん・・・んっ」  
唾液を交換するかのごとく激しく舌を絡ませると、イーザーから甘い味がした。  
ああ・・・そういえばさっき『糖分がほしい』とか言ってミルクセーキ飲んでたっけ。  
普通、こういうトキって甘いのは女の子のほうじゃないかしら?  
「サミィ、何を笑っている?」  
なんかあたし達らしいなって思ったら、笑ってたみたい。  
「ふふっ・・・なんでもなーい」  
腕を骨ばってる背中に沿って這わせると、イーザーが眉根をひそめた。  
・・・もしかして背中、好きなのかな?指でツツッーと撫でると、また、イーザー、表情を変える。  
「・・・背中、かんじちゃう?」  
「他の部位よりは多少」  
なんちゅー色気のない答え方をするんだ・・・この男は・・・。でも、その答えとは裏腹に表情に少し  
色香が含まれつつあった。こういう普段じゃお目にかかれない顔を見るとあたしは安心する。  
ちゃんと、感情が、ある。あたしにもイーザーにも。  
気が済むまでその背中をなで回したあたしの腕は、ゆっくりと下へむかってゆく。  
締まったお尻を撫で、前へ移動させると、イーザーのモノがピクンッと跳ねた。  
勃ちあがりつつあるモノを、泡だらけの指で絡め取る。きっとイーザーもいつもより滑りのいい  
指に敏感になってるんだろう。ヌルヌルと動かすとあっという間に固くなった。  
今度はぬるんだ手のひら全体で陰茎を包み込む。まだ大きくなっちゃうの?  

「・・・っ、サミィ・・・」  
イーザが苦しそうに喘いだ。その声にドキドキしますます躰は熱くなる。  
どうしよう、あたし、イーザーにしてるだけなのに、アソコがキュッってなった。  
ジワッって濡れてるのが自分でもよくわかる。  
「イーザぁ・・・あたしも濡れてきちゃったみたい・・・んっ」  
自ら指をいれると、ソコは確かにぬるんでいた。お湯でもボディシャンプーでもない、あたしの愛液で。  
・・・さわってほしい・・・。イーザーの手を導きアソコへあてがった。  
───くちゃっ・・・くちゅう・・・  
「あっ・・・アアンッ・・・」  
「サミィ、すごく熱い・・・」  
イーザーの太い指に、あたしの躰は悦ぶ。もっと、奥まで来て欲しい。  
指がだしいれされるたびに、クチュクチュとした蜜音がした。泉からはどんどん蜜が溢れてくる。  
「ぁっ・・・もう、挿入ていいよぅ・・・」  
イーザーはあたしの愛液をそそり立った自分自身にまとわりつかせるように腰を動かした。  
「ああっ・・・やぁ・・・っ」  
先端が割れ目をなぞると、あたしは快楽に身を震わせた。なぞられるだけでこんなに感じちゃう、なんて。  
それに気づいたイーザーは少し腰を動かし、クリトリスを探りあてた。  

固くなった先端があたしのクリトリスを弧を描くように刺激すると、あたしはたまらず大きな声を出してしまった。  
「あああっ!」  
あたしは腰を降り、快楽に身悶える。蜜がイーザーの陰茎を伝わり、したたる。  
「ふあっ・・・・あああっ───」  
あっ・・・今、イーザーのが、にゅるん───ってあたしのナカに。  
立ったまま奥までくわえ込まされたあたしの躰は崩れ落ちそうになり、がしりとイーザーにしがみつく。  
イーザーも腰に手を回してきた。それがさらに熱い塊を奥まで導く。  
「はぁぁぁっ・・・」  
イってしまいそうになる意識を、なんとか建て直し、あたしは腰を擦りつけた。  
「ふっ・・・あっ・・・ひ・・・ぁあん・・・いーざぁ・・・」  
「くっ・・・サミィ・・・」  
しがみついた所から、イーザーの体温と鼓動が伝わってきた。だから、あたしは好きなのだ。  
一番、彼が生きてることを感じさせるセックスが・・・。この瞬間だけは、あたし達はきっと、人間達と  
変わらないはずだから。  
「あっ・・・はぁ・・・イイッ・・・おくまでっ・・・もっとっ」  
イーザーが腰をつかみ力強く突き上げた。あたしも快楽の頂点を目指して夢中で腰を動かす。  
「っあ・・・イーザー!いっちゃう!いっちゃうっ・・・」  
「くっ・・・サミィ・・・私もっ・・・」  
壊れた玩具のように腰を打ち付けあう。ああっ・・・もう、ダメ───  
「ああああああっ───」  
ギュウッと締め付けると、イーザーも耐えきれず、あたしのナカに精を放つ。  
ドロリと愛液が溢れで、イーザーの欲望が混ざりあたしの太股を汚した。  

 

案の定、イーザーの心配したとおり、翌日の依頼人との待ち合わせには思いっきり遅刻する羽目になった  

○終わり○  

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