彼女は僕を拒まない。  
それがどんな“僕”であっても赦し、受け入れ…  
そして今日も、健気に僕を求め続ける。  
 
 
「ふう… いい湯だった」  
相変わらず狭い風呂場を出ると、台所の時計は夜10時を指していた。  
こんなボロアパートに脱衣所なんかある訳もなく、当然着替えは台所で済ます。  
さらっと下着とパジャマを着、1Kの居間のドアを開ける。  
 
「お風呂あがったよ、志乃ちゃん」  
と、そこには既に敷かれた布団の上に志乃ちゃんが。  
…何故かバスタオル一枚で座っていた。  
もう一枚のタオルを頭に巻き、髪をアップに纏めたまま。  
 
「ええと… 志乃ちゃん?」  
1月、しかも夜中。一年で一番寒い時間だ。  
少なくとも気の利いた暖房の無い、こんな部屋でくつろぐ格好ではないだろう。  
せっかくお風呂に入って暖まった身体も湯冷めしてしまう。  
「どうしたの? カゼひいちゃうよ?」  
そんな僕の心配を他所に、彼女はポツリと一言。  
「貴方を、待っていたから」  
 
――まったく。まだ小さいのに誘惑の手段は一人前だな。  
無意識に吊り上ってしまう口角を押さえ、平然と僕は返す。  
「待ってた? 今日って何か約束してたっけ?  
 何かするにも、今日はもう遅いよ」  
「貴方は意地悪。何時もそうやって私をからかう」  
そう、僕は意地悪だ。  
意地悪な僕は困っている志乃ちゃんを見ているのが好きだ。  
普段は感情を出さない瞳が、困惑に揺れる瞬間を見るのが大好きなんだ。  
 
「わからないよ、志乃ちゃん。  
 何かあるんなら… ちゃんと、おねだりしてごらん?」  
そんな志乃ちゃんにもっと意地悪をしたくなって、追い討ちをかけてみる。  
彼女が屈服するのも時間の問題だろう。  
 
「……」  
黙りこくったままの志乃ちゃん。  
そして少しの後、幼いけれど聡明な彼女の頭脳は、最大限に僕を篭絡するための台詞を導きだす。  
 
「今日も私を、淫らな志乃を可愛がって… 調教してください」  
言葉とともにタオルを解き、露にする未熟な躯。  
膨らみの兆候が僅かに見られるだけの幼い胸には、虫刺されのような無数の赤い斑点、  
そして蛇の這い回ったような痕。  
――彼女との愛の痕だった。  
 
「うん。よくできました、志乃ちゃん」  
ちゃんとおねだり出来たんだから、褒めてあげないと。  
けれど僕は彼女を直ぐには押し倒したりしない。  
代わりにタンスに向かいあるモノを探し出す。  
 
使うのは毎日のことだし、引き出しの一番手前にそれはあった。  
紐。というよりは縄。  
もう何回も使った、彼女の汗を吸い込んだソレを手に、志乃ちゃんに告げる。  
 
「さあ、志乃ちゃん。後ろを向いて? 縛ってあげるよ」  
「……はい」  
その言葉には明らかに期待の色が含まれているのが分かる。  
それこそ先輩達によく鈍感、なんて言われる僕にすら分かる程の。  
 
膝立ちのまま後ろを向く志乃ちゃん。  
度重なる調教の成果だろうか、何も言わずともコの字に腕を組む彼女の手に縄をかけてあげる。  
志乃ちゃんは後ろを向いているけど分かる。今、彼女の黒い瞳は爛爛と輝いている筈だ。  
両手に巻いた縄の続きを、膨らみと言うには判断に困る、なだらかな胸の上下に通す。  
腕がぶつかる振りをして先端に触れてみると、やはり小さな乳首は硬くしこっていた。  
さらに肩から胸に縄を通して、最後にわきの下で縄を絞って…っと。  
何回もやる内に僕もずいぶん上手くなったなあ、なんてことを思いながら縄尻を処理して縛り終える。  
彼女の好きな高手小手の縛りが完成した。  
これで目の前の少女は僕に対して、抵抗する自由はない。  
 
志乃ちゃんの頭に巻かれていたタオルを解き、髪をいつも通りに垂らしてあげる。  
腰まで流れる黒髪で、縄で硬く戒められた後手は隠されてしまった。  
「さ、できたよ志乃ちゃん。今日はどんな感じ?」  
「…悪く、ない」  
押し殺した声。まるで何かに耐えるような。  
…やっぱり苛めたくなっちゃうんだよなあ。  
「悪くない? それって良くもないってこと?」  
後ろから彼女の胸に手を廻し、耳もとで囁く。  
痛いくらいに硬くなった突起を潰してやると、腕の中の縛られた小さな身体が びくんっ! と震えた。  
「…っ! 少しは…、いい」  
ともすれば荒くなる息を抑えながら言う。なかなかに説得力の無い反論だった。  
「どうしたの? 僕は素直な志乃ちゃんが見たいな」  
「……」  
それっきり押し黙ってしまう志乃ちゃん。今日は随分と反抗的だ。  
――けど、駄目だ。悪い子にはお仕置きをしないと。  
 
彼女を布団の上に押し倒して、仰向けにする。  
縛られたまま無防備な身体は、あまりにも軽くて小さい。  
 
「ちゃんと言うことが聞けないんじゃ、調教の意味が無いの、分かるよね?  
 それとも… 志乃ちゃんはそんなにお仕置き、されたいの?」  
オシオキ、と言われて彼女が少しだけ震えたのを僕は見逃さない。  
それは恐怖から来る震えなのか、それとも期待から来るそれだったのか。  
 
構わず僕は続ける。…どうせ彼女も、それを望んでいるんだ。  
「…そう。そんなにお仕置きが欲しいんなら、してあげるよ。 とびきり痛いのを、ね」  
「……あ」  
僕を見る志乃ちゃんの目に、ひときわ深い妖艶の色が浮かぶ。  
――なんだ、やっぱり欲しいんじゃないか。  
 
それで喜んじゃったらお仕置きにならないよ、なんて軽言を言いながらタンスの引き出しを捜す。  
出てきたのは針山とライター。  
ライターは100円のじゃなくてジッポーの奴だし、針も職人さんが一本々々お手製で打ってくれた、太くて丈夫なヤツだ。  
お値段は… まあ言わないでおこう。  
それらを両手に、志乃ちゃんに向かう。  
 
ライターに火を点け、彼女に言い放つ。  
「お仕置だよ、志乃ちゃん。  
 …危ないから、動いちゃダメだよ?」  
中で針が折れるなんてことはないだろうけど、一応。  
まあ、賢い志乃ちゃんのことだ。  
 
 
「はい…、志乃は、悪い子、です。  
 だから…、たくさんお仕置きを、してください」  
息も絶え絶えに、声を振るわせていう志乃ちゃん。  
そう、これだから… もっと苛めたくなる。  
「やっと素直になれたね。お望み通り…たくさんお仕置きしてあげるよ」  
 
そして僕はマチ針を一本取り、ライターの火の中をくぐらせると――  
 
――彼女の胸に、ソレを突き刺した。  
 
「がっ………!、くぁ……! 」  
声にすらならない悲鳴。  
縛られ、布団に寝かされた身体が、あらん限りに仰け反った。  
痛みに耐えて必死に目蓋を結ぶ志乃ちゃんを見ていると… 僕の中のどす黒いタールのような何かが、胸の奥で沸き返ってくる。  
 
――そう、もっと。もっとだよ。  
僕は2本目の針を火に通し、  
彼女の左の乳首近くに突き立てる。  
「…っ! ……!」  
口をぱくぱくとさせながら、何かを訴えるように音の無い喘ぎを繰り返す。  
「まだだよ。 志乃ちゃんはコレが欲しかったんでしょ?」  
「ゃあっ…、やめっ……!」  
――三本目。  
今度は右の乳首を突き通してあげた。  
「―――っ!!!」  
針が侵入する度に志乃ちゃんの身体は反り返るように跳ね上がる。  
僕はそんな彼女のお腹を片腕で押さえつけた。痛みに苦しみ藻掻く自由すら、彼女には与えない。  
それに。  
「志乃ちゃん? 志乃ちゃんのココ、今凄いことになってるよ?」  
わざとらしく言ってやる。けれど嘘ではない。  
彼女の幼い秘所は今、大洪水、という表現が適当な程に濡れぼそっていた。  
未だ無毛のソコはひくつき、流れ出した愛液が内股を濡らしてテラついていた。  
 
綺麗なスリットに指をなぞらせてあげると、もう一度彼女の身体がびくんっ!と跳ね上がった。  
「僕、まだ一度も触ってないんだけどなあ… どうしてこんなになってるの?」  
「………っく、 ぁ……っ」  
彼女の呼吸も少しずつ元に戻ってきた。折角だし、本人の口から言わせてやりたい。  
「ね、志乃ちゃん。どうして?  
 それとも志乃ちゃんは、縛られて針を刺されただけで濡らしちゃう娘なの?」  
「……ゎた、はっ………、」  
志乃ちゃんはまだ苦しそうに息を飲み込むけれど、構わず言葉で攻め立てる。  
「志乃ちゃん、こんな酷いことされるのが好きな変態なの?」  
「…わ、たし、は……」  
もう少しだ。あと一押し。  
「答えて? 志乃ちゃん」  
「…わたしは、支倉志乃はっ、しばられて、針をさされて、気持ちよく…、っ…欲情するマゾのヘンタイですっ!  
 …っと、もっとわたしを苦しく…、苛めて、可愛がって、ください…っ!」  
息を切らしながら、彼女はそこまで言い切った。  
「…よくできました。素直で良いおねだりだよ。  
 だからマゾでヘンタイの志乃ちゃんが悦ぶ、ご褒美をあげるよ」  
「ぁ…」  
彼女が、肩ではく息に混じらせて、ほんの少しだけ甘く吐息を漏らした。  
 
……正直、こっちももう限界だ。  
パジャマの下からギンギンに反り返ったモノを取り出す。  
「…っ!」  
志乃ちゃんが息を呑む。その視線は僕のそれに釘付けになっていた。淫らな期待に満ちた瞳だ。  
どろどろに蕩けた、娼婦の目。普段の凛とした、冬の沼のような暗さとは全く違う。  
その目を見るたび思う。ああ、征服してやったんだ、この子を。  
もっと、その目に僕しか映らなくなるまで。  
 
壊してあげるよ。  
 
ぐしょぐしょに蜜を含んだ彼女の割れ目に、思い切り自分の肉棒を突きたてる。  
「…く、ふあぁぁっ!」  
間髪入れずにあがる彼女の嬌声。  
その声がもっと聞きたくて、僕は彼女の腰を固定して思い切り乱暴に抽送運動を繰り返す。  
「っと、…っと、もっとぉっっ!」  
後手に縛られた不自由な躯を突き上げられ、淫らに喘ぐ幼い様はひたすら背徳的だ。  
 
…ふと、志乃ちゃんの乳首に突き立てられたままの針が目に入った。  
肌に垂直に立った針を、おもむろに倒してやる。  
「ひ…、……っ!」  
忘れていた痛みが甦ってきたのだろう、嬉しそうに上げていた声を止め、志乃ちゃんは息を呑む。  
けれど、その程度で動きを止めてあげる訳はない。  
 
僕は一度、志乃ちゃんの中から自分のモノを抜き去ると、彼女の身体をひっくり返しす。  
「ひぐ…っっ! っか…っ」  
うつ伏せにされた彼女の口から、呻きにも似た声が吐き出される。  
針の先が布団に擦れて、さぞかし痛いことだろう。  
けれど、それでいい。  
痛みと恥辱があって初めて、彼女を昂ぶらせることができる。  
生ぬるい愛撫では少しの欲情すらすることが出来ないマゾヒストの身体だ。  
何せ、彼女の身体をそう仕込んだのは他ならぬ僕だ。  
 
這い蹲らせた彼女の、熟れて爛れた秘所に僕のものを宛がう。  
そして可能な限りの乱暴さで、再度、僕は志乃ちゃんの中に押し入った。  
「ひゃあン!?」  
肌と肌がぶつかる音と共に、彼女が声を悦げる。  
そのままの勢いで僕はピストン運動を再開した。  
縛られ、一つに纏められた彼女の手首を掴んで彼女に肉棒を何度も突きたてる。  
まだ肉付きの薄い彼女の臀部ではパンッ パンッなんて音はしない。  
「…ゃめ、っく…いたっ…!」  
上下に揺り動かされ、針が擦れるのだろう。  
彼女が悲痛な悲鳴を上げる。  
けれど、その声には明らかな艶が含まれている。  
痛みが彼女に快楽をもたらしている証拠だ。  
「っく、ふぁ、ぁ…ン、ひっ…」  
彼女も絶頂が近いのだろう。少しずつ声のトーンが高くなっていく。  
けど…まだだ。  
 
そのまま志乃ちゃんの中で吐き出したい衝動を必死に抑え、僕は一度、抽送運動をストップした。  
「…ふ、ぁ…?」  
顔をこちらに向け、志乃ちゃんは澱んだ瞳で続きを訴える。  
そんな仕草も可愛いけど、それだけじゃ駄目だ。これは調教なんだから。  
「さあ志乃ちゃん、最後のおねだりだよ。 ちゃんと…言えるかな?」  
「ぁ……」  
一瞬の沈黙の後。  
 
「中に…っ! なかにだしてっ!  
 いっぱい、いっぱいしののなかにだしてくださいっっ!!」  
 
心の底から沸き上がる征服欲の歓喜に身を燃やしながら、僕は、  
「よくできました、志乃ちゃん」  
ピストン運動を再開した。  
出来る限り、可能な限りの凶暴さで。  
 
分泌された愛液が二人の結合した隙間から漏れ出て、じゅぷ、じゅぷり、と音を立てる。  
「ひゃっ、やだ、イっ…う、イっちゃぅ…!」  
彼女の流れる黒い髪を掴み、あらん限りの前後運動を繰り返す。  
痛みと快楽に突き上げられ、彼女はどんどん高みへと追い詰められていく。  
僕はもっと、さらに動きを加速させた。  
「イく、わたし、イっちゃうのっ!  
 ふぁ、ふあぁぁぁぁぁあああああんっっっ!!!」  
「…くっ 出すよ、志乃ちゃんっ」  
そして、僕は思い切り彼女の中に白い欲望をぶち撒けた。  
縄の這わされた身体をあらん限りに反り返らせ、彼女は絶頂を受け流そうとする。  
ビクビクと痙攣する小さな躯を両腕で抱き寄せ、僕は自分の白いモノを残さず志乃ちゃんの中に送り込んだ。  
 
………  
……  
…  
 
それから。  
僕はイったまま気絶してしまった志乃ちゃんから針を抜き去った。  
その身を戒める縄を解き、元通りに均した布団の上に寝かせると、彼女は程なく意識を取り戻した。  
 
「……」  
手首に赤く残った縄の痕を見、愛おしげに跡をなぞる志乃ちゃん。  
針を刺した胸のあとは皮膚が少しが裂け、赤い血が見え隠れしていた。  
そんな傷だらけの彼女を見ていると、堪らなく愛しい気持ちになって。  
僕は思い切り彼女を抱き寄せ、胸に流れる血に舌を這わせた。  
「ひゃっ!? やっ…!」  
未だ敏感な場所を刺激され、思わず声を上げる志乃ちゃん。  
彼女の血は鉄の匂いと… 甘い味がした。  
 
悶える彼女を抱きしめ、傷跡を舐めてあげている内に流れる血は止まったようだ。  
抱く腕を一度解き、志乃ちゃんの顔を見やると、まだ少し赤い顔で僕を見つめ返してきてくれた。  
じっと、なにかをねだるような目。  
「まだ、何か欲しい?」  
そう言うと、彼女は両手を揃えて僕に差し出してくる。  
「……まだやるの?」  
今日はもう遅いし、もう一戦交えるのは勘弁して欲しいところなのんだけれど…  
「違う。…縛ってくれるだけでいい」  
「縛ってどうするの? もう遅いし、そろそろ寝ないと…」  
「私を縛って、そのままでいい。貴方に縛られたまま、眠らせて欲しい」  
 
彼女の素っ頓狂なおねだりに、思わず声に出して笑ってしまう。  
「…そんなに笑わないで」  
正直、恥ずかしいお願いだったのだろう。彼女は顔を真っ赤にして文句を言ってきた。  
「いや、ごめんごめん。何だかちょっと嬉しくてさ。  
 志乃ちゃん、ここまでスゴい変態になっちゃったんだなー、って」  
そう言ってやると、彼女は紅潮していた顔を更に赤く実らせ、おずおずと口を開く。  
「…私は悪くない。貴方が私をこんな身体にしたのだから。  
 だから…、だから責任を取って。私をずっと、貴方に縛り付けていて」  
 
言葉と共にもう一度差し出される、幼い両腕。  
僕は細い手首に縄を巻きつけ、その両手をきつく縛ってあげた。  
 
 
 

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