自分から迫って肉体関係を持った志乃ちゃん。  
そしてしばらく経った冬の日、僕に自分の首を絞めることを強要し始める  
正常位で繋がったまま、覆いかぶさるようにして首を絞めさせる。  
罪悪感やためらいのせいで僕の指の力が真綿で絞めるような加減になって  
気管が潰されて、呼気が音を鳴らす自分の喉  
潰された頚動脈がより強い圧力をもって伝える自分の鼓動  
今にも泣き出しそうな僕  
僕に命を握られてるという状況  
僕は絶対に自分を殺したりしないという信頼  
そういうのすべてが混ざり合って志乃ちゃんが最高に感じてる最中、ついに限界が来て泣き崩れちゃう僕。  
首に僕の手の痕を付けたまま、僕の頭を優しく抱きかかえて  
母親のように慰めてあげる志乃ちゃん。  
だけど別に慰めるだけじゃなくて  
「ここを、見て」  
とか言って手の跡を見せ付けて  
「とても苦しかった、呼吸も止まりかけたし、血が頭に上らずに目の前が真っ白になった  
――――けれど、私は許す。大丈夫、私は貴方を嫌いになったりしない。貴方を置いて先に行ったりもしない」  
もう完全に志乃ちゃんがやれっつってやったのにいつの間にか行為の主体が強引にすり替えられてるけど  
精神状態がアレな僕は気づかず、志乃ちゃんに抱き締められたまま。  
 
次の日の朝、いつも通りに朝食を作る僕。  
目の下にはすごいクマが。起きてきた志乃ちゃんの首に残る手形を見て、一瞬怯えたような反応を見せるけど  
それに気づいた志乃ちゃんがわざと服の襟を広げて手形を見せつけて優しい笑顔で微笑むと  
それに合わせて泣きそうな笑顔を見せる。  
志乃ちゃんは志乃ちゃんでキララ先輩が見たこともないであろうその笑顔を見て幸福感で胸いっぱい。  
ご飯を食べ終わった後、当然のように僕に着替え(下着含む)を手伝わせて、制服着終わった後。  
「誰にも見られたくない、私だけのものだから。着けて」  
とマフラーを僕に渡して巻かせる。  
布が首を滑る感触とその閉塞感に昨夜の事を思い出して下の方が湿ってきちゃう志乃ちゃんと  
同じく昨日のことを思い出して、巻き終えた後にすがり付くように志乃ちゃんを抱きすくめる僕。  
志乃ちゃんに頭をポフポフ撫でられて、登校時間のギリギリまでそのまま抱き締め合う。  
 
「クリスマスプレゼントは、新しいマフラーが欲しい」  
 
なんつってもう初めてのクリスマスプレゼントの自発的なおねだりがもう最悪にドロドロだったり。  
 

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