4年ぶりに再会したときから、一ヶ月ほどが過ぎて今日は土曜日で志乃ちゃんに塾の予定が入ってない日だ。
「志乃ちゃん、買い物に行ってくるけど、どうする?」
「宿題があるから。」
「そう、分かった。じゃあ行ってくるね。帰りは夕方くらいになると思う。」
「わかった、いってらっしゃい。」
普段通りの会話をして僕は買い物に出かけた。
特に買うものがあったわけではないけど今回は彼女を一人にする必要があった。
アパートの他の住人からの話によれば時々志乃ちゃんは僕が用事があったりバイトで
留守にしているときでもアパートに来ているようだった。
一人でだれもいない部屋で何をしているのか気になった僕は隠しカメラを仕掛けて撮影してみることにした。
志乃ちゃんが帰った後、隠しカメラからテープを取り出し再生をした。
僕が出かけた後、そこには宿題を黙々とこなす志乃ちゃんの姿があった。
一定のリズムで淡々とノートを埋めていく姿は彼女が機械人形であるかのように思えてくる。
宿題を30分くらいで終わらせた時のことだった。
志乃ちゃんは鞄にノートをかたづけて、時間を確認すると鞄の奥からなにか黒いダイヤル式鍵付のケースを取り出した。
ケースを机の上に置くとダイヤルを回し鍵を解除する。
その中にはおよそ志乃ちゃんには似つかわしくない物が、詰め込まれていた。
ピンク色のプラスチックのオモチャ、俗に言う大人のオモチャと言うやつが……
僕は志乃ちゃんの意外な行動に驚いていたけど、彼女はは隠しカメラに気づいていないようで、
ケースからそれぞれに直径2センチくらいの吸盤のついたホース3本が取り付けられた小さなケースと
卵形のリモコン式ローター4つ、ビニールテープ、そして皮製の手錠と見覚えのある古ぼけた黒い首輪を取り出した。
ゆっくりと立ち上がると一枚一枚服を脱ぎ始めた。セーラー服のスカーフを解き上着を脱ぐ。
スカートのホックをはずしそのまま床に落とす。
黒いキャミソールとショーツの下着に僕は驚いた。そして上下の下着を脱ぐと彼女は全裸になった。
実際の年齢よりも幼くみえるその体のストリップに僕は興奮をしていた。
そして、首輪をはめると取り出した道具を机の上に置き、ケースを閉じると志乃ちゃんは脱衣所のほうに向かった。
僕が意図を読めずにいるとすぐに志乃ちゃんは布切れを持って戻ってきた。
彼女が持ってきたものは、洗濯機の中に入れていた僕の洗っていないパンツだった。
画面越しでどうにもできないとはいえ僕は少し恥ずかしい気分になったが、画面の中の志乃ちゃんは
女の子座りで机の前に座るとそんなことを気にせずパンツの匂いをかいでいた。
十分に匂いを堪能した志乃ちゃんは、パンツを丸めると自分の口の中に押し込んでいった。
「んっ…むぐ…」小さな口にめいいっぱいほおばって志乃ちゃんは次の行動をはじめた。
机の上においてあった吸盤つきホースを自分の両方の乳首に押し当て、吸い付けケースのスイッチを入れた。
どうやら、バキュームするらしい。さらにクリトリスにも吸い付けた。
3箇所に吸い付けた吸盤を指ではじき、刺激するごとに志乃ちゃんの体は小刻みに痙攣をしていた。
「んっんっ うぅん…」口からはくぐもったあえぎ声が聞こえていた。
十分に弄繰り回したらしい志乃ちゃんは、今度はローターとビニールテープをもって
ローターを吸盤の上に貼り付けていった。
吸盤で吸った乳首やクリトリスは敏感になっているようでローターを貼り付けるたびにビックッっと痙攣をした。
これも3箇所につけた後、4つ目のローターを蜜の光る無毛のわれめにもって行くと慎重に埋め込んでそこもテープで
ふさいでいった。
そして、少しの間ためらいのようなものを見せてから、今度は皮製の手錠を後ろ手に嵌めるとローターのスイッチを入れた。
「ううぅふぐぅ…んぅ」
大きく痙攣を続けながら志乃ちゃんはのたうち回っていた。
吸盤で敏感になった3箇所をローターで攻められ、快楽に身を任せたままでいた。
一時間ほど経過して体力が尽きたのか志乃ちゃんはぐったりとして小刻みな痙攣を繰り返していた。
手錠をはずそうともがいているみたいだったけれどのた打ち回ったときに鍵は部屋の隅にころがっていってしまった。
ローターのコントローラーもバラバラの方向に転がり、スイッチを切るよりも電池が切れるのを待ったほうが早そうだった。
足に力がはいらないらしく芋虫のように這って行こうとしているけど床にローターが押し付けられてより強く振動を感じてしまい
思うように動けないようだった。
彼女が自らの拘束を解くことができたのはその1時間後だった。
僕は画面越しの彼女の痴態に魅入ってしまっていた。
画面の中の志乃ちゃんはそんな僕に気づくことなく後片付けを始めていた。
オモチャを片付け、床を拭き、机を元に戻すと服を着る。
そして、最後に見覚えのある黒い首輪をはずし鞄のなかにしまう。
何事もなかったように彼女の指定席である部屋の隅に座っていた。
僕は彼女がつけていた黒い首輪と彼女との出来事を思い出していた。