シノネコのしつけ方 〜おトイレ編〜  
 
「ぁっ……やぁ…」  
志乃ちゃんが絶頂をむかえた瞬間、彼女の秘所から愛液とはまた違った色と臭いのする液体が流れ出てきた。  
まごうことなき志乃ちゃんのおもらしだ。僕のお腹の上にも流れて広がってゆく。  
カフェオレを飲みすぎただろうか。僕も少しばかり尿意はあるけれど、もちろん我慢できないほどではない。  
女の子だからおもらしはある程度しかたないんだろうけど、ここはやっぱりおしおきが必要だろう。  
 
「志乃ちゃん、おもらしするなんて悪い子だね。…そして悪い子には、おしおきだよ?」  
「っあ…ご、めんなさい」  
彼女は顔を羞恥で真っ赤に染めて涙目だ。今さら涙こぼしても遅いよ志乃ちゃん。  
今日…というかもう昨日だけど、今日のこれが始まる前に抑えた鬼畜スイッチが入っちゃったんだ。  
 
「えーと、そうだなぁ。これから一度寝たとして、まず志乃ちゃんは、起きてからしばらく家では、  
 猫耳と尻尾と首輪をつけること。語尾は…わかってるよね?そして僕の足の上に来るときはよつんばいで。  
 君は明日から猫になるんだ」  
 
それを聞いて志乃ちゃんはほっとしたような顔になる。甘いよ志乃ちゃん、これはおしおきなんだよ?  
 
「これだけじゃあおしおきにはならないから……せめて昼頃までは猫用の砂場用意しておくからね」  
 
その意味を理解した志乃ちゃんは、同時に本当のおしおき知り、安心したような顔から一転、不安げな顔に。  
 
「大丈夫だよ志乃ちゃん。おもらし娘に相応の大容量のにするから。あと砂は脱臭の固まるタイプに  
 するから、心配しないで。ああ、でも大きい方は普通にトイレにしてほしいな。だいたい尻尾挿してるしね」  
 
「……馬鹿」  
嫌とは言えない志乃ちゃんであったとさ。  
 
それから僕の部屋にはしばらくの間、脱臭タイプの砂や芳香剤をもってしても消せない臭いが漂っていたという。  
 
おわれ  
 

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