朝、登校した志乃にクラスメイトが駆け寄る。
「ねえ支倉さん。ちょっといい?」
「……なに?」
「昨日、支倉さんを見かけたんだけど……一緒にいた人ってお兄さん?かっこよかったよねえ〜」
「……違う。ただの……恋人」
「え!?」
静まり返る教室。
「彼がどうしてもと言うから付き合ってる」
「ええ〜!?ウソウソホント?相手何歳?高校生くらい?」
「大学生」
それを聞いた女子たちがきゃーきゃーと騒ぎ立てる。密かに志乃に憧れを抱いていた男子たちはその場に崩れ落ちた。
「ど、どんなことするの?キ、キ、キスとかした?」
「……別に、そんなことは取り立てて騒ぐことじゃない」
「じゃあ、もっと凄いこともしてるの!?」
「凄いことでもないと思う。ただ、彼がしたいと言うから、させてあげてるだけ」
そんな感じでその日、志乃は一日中クラスの女子から質問攻めにされ、彼との関係を根ほり葉ほり聞かれたのだった。
後日………
「ねえ志乃ちゃん、最近外に出るたびに周囲の視線が痛いんだけど」
「私は知らない」
「……なんでも、僕が小学生の女の子に酷いことをしているって話らしいんだけど」
「……知らない」
「僕がその小学生にべた惚れで無理矢理そういうことしてるって」
「…………」
「まったく……悪い子だね、志乃ちゃん。誰が誰にべた惚れで、離れられないって?」
「ご、ごめん……なさい……」
「そんな悪い子は僕、要らないなぁ……」
「ごめんなさい!!ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!!」
「……煩いなぁ。ご近所に迷惑だよ?志乃ちゃん」
「ごめん……なさい……。捨てないで……嫌いにならないで……」
「まったく……どうしようもないなぁ」
「なんでもする。あなたの精液でもおしっこでも飲む。裸でお散歩でも、電車で中だしされても構わない。だから……嫌わないで」
「それ、志乃ちゃんのしたいことだよね……」
「お願い……お願いします……」
「しょうがないな……この変態さんは。……じゃあ、今日から一週間、ネコちゃんになってくれるなら、考えてあげてもいいけど?」
「なる……なります……ならせてください……!」
「猫耳を着けて、お尻に極太ディルドー付きのしっぽを挿して、首輪を着けて」
「はい。はい……!」
「学校にも、そのまま行くんだよ?」
「……え……?」
「い・く・ん・だ・よ?」
「…………はいv」