自分から欲しいもの言ったりしない志乃ちゃんのクリスマスプレゼント選びに悩む僕。
そこへ志乃ちゃんからまさかの
「欲しいものがある」
初めてそんな風に言われてテンション上がって
「本当?じゃあ、僕頑張るよ」
「何でも買ってあげる、とまではいかないけど。僕にできる事なら何でもしてあげる――――」
「確かに聞いた」
「……え?」
「私が欲しいのは、貴方の身体。貴方の全て。具体的には貴方との性交」
「そ、れは……え、いや」
「何?」
「駄目、だよ。志乃ちゃんとその、そんな」
カチッ
『僕にできる事なら何でもしてあげる――――』
「……それ、どうしたの?」
「鴻池キララがクリスマスプレゼントにと。ICレコーダーを」
「言質は取った。何なら、クリスマスなんて待たずに今からでもいい」