お母さんはあれからすこし変わった。『勉強』だけではなく、知識を得る事を褒めてくれるようになった。
だから、六法全書を読みたいと言っても心よく受け入れてくれた。ごめんなさい、私悪い子です。
でも、支倉さんを守るにはこうするしかないから。だから、迷いません。
さあ、お兄さん? 悪い、悪いお兄さん?
女子小学生に逆レイプされて、社会的に、法律的に死にましょう?
ああ、支倉さんはどんな顔をするのかな。
きっと天国の門まで案内してくれるよね。
この先を想うと身を裂きそうなこの痛みさえ……気持ち良いです。最後まで続けましょう?
今なお、硬さを失わない変態なお兄さん?
ふふ。始めては好きな人『のために』、そう言った友人の気持ち分かったかも。
あは、そんなかわいい顔してもダメですよ? だって、お兄さん、支倉さんを傷つけますから。
支倉さんを傷つけられる人なんてお兄さん位なのがすごくキライです。でもきっと簡単に傷つけられるんですよね、お兄さんは?
あらかじめ用意していた文章を支倉さんに送る。意訳すれば私がお兄さんに犯されたと、法律的な書式書いてある。
分かるよね? 支倉さんなら。どうすれば、いいか。どうしなきゃいけないか。
それでも、いいえその方がお兄さんの心に残るでしょう。支倉さんから離れるくらいに。
さあ、私を殺しに来て?