「ニャアーッ!!」
小柄な少女が草原の中に吹っ飛ばされる。
「この泥棒猫が、片腹痛いぜ!」
「痛あっ」
ちょうど草むらの上で気持ち良く昼寝していた所に
自分の大切な巻物を盗もうと手を出してきたネコ耳がいた。
それをかるく投げ飛ばしたコランダム。
「ベリルだもん!泥棒ネコなんて言うな!」うっかり律儀に名乗ってしまう。
必殺の爪を立てる暇もなかったので多少混乱しつつも
睨みつけるベリル。
すごい勢いで投げられて満足な受身も取り損なって
お尻も打ちつけて不機嫌極まりなかった。
コランダムはこの後におよんで挑発的な目つきのベリルにカチンと来た。
健康的な小麦色の肌に手をかける。
「や…っ」
圧倒的な体格差で押さえ込まれ、ベリルは真から恐怖を感じた。
コランダムの頭の中には親父からの教えが甦っていた。
生意気な女の攻略法。である。
「抵抗するだけ無駄だって事、教えてやるぜ」
コランダムは相手の脅えた目を見て
自分の強さを見せつける快感に酔ってきた。
「ちいせえなあ」くつくつと口の中で笑うコランダム。
眼光は鋭いが、楽しげな色が瞳に見える。
とりあえず邪魔な衣服を力まかせに剥ぎ取り、
幼い裸体を眺めて反応を見る。
「うっ!五月蝿い!見るな!」小ぶりの胸に視線を感じ、
真っ赤になって叫ぶかわいい子猫。
「まあ、確かにじっくり見てもしょーがねえな」
「なんだとお!!」
「揉むと大きくなるって聞いたぜ、手伝ってやるよ」
「大きなお・・・世話・・・っんっ」
コランダムは片手でベリルの両手を捕まえて、
あいている手で片乳を揉んだ。
ふにふに、もみもみ。可愛らしい突起が硬くなると
「ふにゃああんっ」と、ベリルはたまらず声をあげた。
小さいながらもすべすべの肌で弾力があり、心地よい感触。
コランダムの大きな手の中でベリルの胸はつぶされるんじゃ
ないかと危惧したが、ちゃんと加減はしてくれているようだ。
「はうんっ」
「なかなか気持ち良さげじゃねえか・・・」
「そ、そんな事な…にゃあんっ」
ベリルの表情が恍惚としてきている。
首筋を下から、舐め上げ
のどに軽く歯を立てるとベリルの身体が一瞬震え、
力が抜けた。急所のあたりを責められたせいだろう。
一気に抵抗する気がなくなったのを見て取ると捕まえていた手を離した。
さすがにどうあってもかなわないと感じ、ベリルは生存本能で
抵抗をやめた。無駄に痛い目に合いたくない。
コランダムはベリルのかわいい乳首を口に含んで吸い上げたり、舌先で弄んだり、
先端を甘噛みする。
「ひにゃあっ」
ベリルの身体が仰け反る。
ごつい指でつるつるのかわいい割れ目に触れ、こねくりまわす。
「にゃあっあんっ」
弱い所を指の腹で柔らかく刺激する、爪などは立てていない。
いかつい見た目とは裏腹の
比較的優しい愛撫にベリルはとまどいつつも少しありがたいと思った。
あらためてコランダムの逞しい体を見ると獣牙族の性なのか
身体の中心がひどくうずく。
雄の臭いがまた興奮をかきたてる。
コランダムの方は楽しいおもちゃを見つけたかのように
わくわくしながら割れ目から涌き出てきた愛液を指にからませて
舐めてみた。
久しぶりに味わう雌の味だ。
コランダムの見事な一物も猛々しくそそり立っている。
柔肉を指でいじられ快感に身をよじるベリルは
いつの間にか四つんばいになって形の良いお尻を見せていた。
ハアハアハアハア。
ベリルの息は乱れ、小刻みに身体も震え、揺れる2本のしっぽの間から
赤い皮肉が涎を流し、雄を誘っているのが見てとれる。
コランダムはベリルの細い腰をがっしりと掴み、今度は直接秘肉に舌を押し付け
愛液ごとべろべろと舐めまくり、中に舌を突き入れる。
「ひゃうっ」「にゃっにゃうっ」快感に耐えかねて草むらに爪を立てるベリル。
向き合っていないので見えはしなかったが、コランダムは舌を離した後で
挑戦的に、にやりと笑っていた。
太ももから滴り落ちるおびただしい愛液の量。
「ふにゃうー」 雌は甘えるような声を上げている。
「欲しいんだな、とっておきのをくれてやるぜ」
濡れそぼった秘肉に太くて堅い一物を勢い良く突き入れた。
「うにゃああんっ」ひときわ高い声が響く。
先ほどの以外に優しい愛撫とはうって代わって
激しく抜き差しする。
「ひうっ、あうっにゃああっ」
堅くて太い肉棒が小柄なベリルの身体を翻弄し、支配する。
「狭くてきつきつだが、そこがいいじゃねえか」
「にゃ、にゃあん、太い!裂けるう!」標準を遥かに凌駕するものを
ねじ込まれると目から涙が溢れ、ガクガクと小さな身体が揺さぶられる。
「いいや、大丈夫だ、小さくてもちゃんと雌の身体だ、裂けやしねえよ」
「うにゃああっ」動きを緩めてくれる気はないようだ。
激しく攻められてはいたが、だんだん、この逞しい肉棒が快感をもたらしてくる。
「うんっ、にゃあっ」パンッパンッパンッ、ぐちゅぐちゅぐちゅ。
小気味良い音と淫猥な音が己の耳と草むらに響く。
見晴らしの良い所で大胆な行為であるが、コランダムは気にしない。
それよりも、締め付けの良い、ベリルの中や
腰を振る度、張りのある尻に当たる感触に喜んでいた。
ベリルも同属の雄猫族のモノは刺々しいものが付いててかなり痛いが、
コランダムのは大きくて堅いが、刺はない分良かった。
今やこの交わりがもたらす激しい快楽の波に飲まれ、ベリルは限界に来ていた。
「も、もう…っダメ…ッ、にゃあっ…っ」「はっあっ、にゃああああん」
ビクンッ。大きく痙攣し、ベリルは達した。
その身体はうつぶせに草の上に落ちかけたが、
その顔を掴み勢い良く仰向けにさせ、
コランダムも自分の欲望をぶちまけた。
ベリルの顔は白濁の液まみれになった。
「な…何で…っ顔にかけるんだよ…っ!」ハアッハアッ、息を乱しながらも
抗議する。
「普通、中に出すだろ!」
「何だ、お前、俺の子種欲しかったのかよ?」
はっ!我に返るベリル。
無意識のうちに強い雄の子孫を残そうという意識が
働いていた事に驚く。
「っ!…汚れちゃったじゃんか!」
照れ隠しに悪態をつく。
するとコランダムはベリルの身体を軽く持ち上げ、またほおリ投げた。
「わーーーーーーーっ!!」バシャーン!!
近くに流れる小川に落とされびしょ濡れになる。
「にゃあ…っ!」
「そこで洗えばいいんじゃねえの?」
「!!」
「アンタ…、まさか、気を使って中に出さなかったの…?」
「いや、なんとなく顔にかけてみただけだ」
「な、何だとう…っ!」
それはおそらく無意識に自分が屈服させた
所有物への主張・マーキングの一種であったと思われる。
しかし、冷静になって考えて見ると、コランダムは
そのマーキングの証を洗い流してもいいというかのように川に入れたのだ。
「意味のわからんやつだにゃあ…」ベリルは小さくつぶやいた。
深く考えているようないないような…。
「そこで身体洗って待ってろ」
「にゃ…?」
コランダムが疾風のように去って行き、また同じように現れた。
服を破かれ全裸でいるベリルの前にばさりと着替えを置き、
「じゃあ,後は好きにしろ」
そう行って背を向け歩いて行く。
「ちょっと待ちなって!、コレ、大き過ぎるし!」あわてて広い背中を追うベリル。
あきらかに男物でぶかぶかである。
「しょうがねえだろ、ゆきずりのやつの服剥ぎ取ったんだし」
足を止めず、振り向きもしないが、きちんと答えてくれる。
「盗んだ!?」
「堂々と倒して剥ぎとってきたんだよ」
変な理屈であったが急激に親近感が沸いてきたベリル。
「好きにして良いっていったよね?」
「ああ…」
「じゃあ、アンタについてくから!決めたから!」
「…ふうん、ま、いいけどな」
かわいい子猫に懐かれたのかと思うと悪い気はしなかった。
「ねえ、今度さ、アンタのその…ふかふかっポイしっぽを枕にして寝かせてよ」
目を爛々と輝かせてベリルは言った。
「はあ?何で俺のしっぽがお前の枕になるんだよ」
おちょくるように目の前でシッポを振るコランダム。
「キシャー!」両手でシッポを捕まえ様とするベリルだが、がつんと頭を殴られる。
「うにゃあ…痛い…」思いきり手加減はされているが、やはり痛かった。
ついでに受け入れたばかりの股も痛い…。暴れるのは得策じゃないと悟った。
「大人しくしねえと、飯、食わせてやらねえぞ」
「…飯…」「そういえばお腹がすいた…」
こうして仲良くケンカしながらベリルはいつの間にかコランダムの相棒になったが
…まだ巻物とふかふかしっぽの枕は諦めてなかったりする。
終