*         *          *  
 
 
楓の悲鳴が上がる少し前、ネリネと麻弓の闘い?も段々過激度を増していった。  
「ま、麻弓さん! だめです! そんな事しては……ああん♪」  
「フッフッフ……良いではないか、なんてね♪」  
麻弓の一瞬の隙を突いてなんとか電気あんまから逃げ出したネリネだったが、  
次の瞬間にはもう背中から捕まっていた。そして、背後から抱きつかれ、思いっきり  
豊満な乳を揉まれる。無論、麻弓の作った隙は次のプレイに移行するための罠であった。  
麻弓とネリネの対決?は最早プロレスではなくなっている……てゆうか、この  
ストーリーが始まってからプロレス技らしい行為は全部で一回しかないが(をぃ。  
 
「リンちゃんのおっぱい、ふかふかで柔らか〜〜い♪」  
自分では『絶対に』出来ない快楽をここぞとばかり堪能する麻弓。  
ネリネはイヤイヤをしながらも、運動神経の鈍さが災いし、全く抜け出すことが出来ない。  
得意の魔法暴走も自分のために発揮する事はなく、ただただ、麻弓に弄ばれる時間が  
続く……。  
 
「ま、麻弓さん……もう許してください……」  
「許す? 何の事かなぁ〜〜? うりうり♪」  
「ひゃあん!? い、今やってるようなことです……わ、私……変になってしまいます」  
可愛らしい悲鳴と悩ましげな熱い吐息。それを目の前で感じさせられてやめろと言う方が  
無理である。麻弓の薄っぺらい小さな胸wはドキドキと高鳴っていく……。  
 
「リンちゃん……」  
「な、何ですか? ……はぅん!」  
「脱がしても……いい?」  
「え? そ、そんな! 絶対にダメです……きゃああ〜〜!!」  
ついに――。麻弓が暴走しだした。  
さもありなん――。丁度横で見ていた亜沙とカレハが首を振る。魅魔の美声を  
間近で何度も聞かせられていたら、女の子であれ、たまったものではないだろう。  
 
「やめて……やめてください〜!」  
半泣きになりながら逃げるネリネだが、元々キツ目のサイズだったスク水は  
あっと言う間に半分が脱げてしまった。  
ぷるん♪ と、たわわに実った甘い果実の様に水着から弾け出るネリネの乳房――。  
「ごくん……」  
麻弓は思わず生唾を飲み込む。そして、お尻のほうも見ようと半脱ぎの水着に  
手をかけた。  
「きゃあああ〜〜!? だめ! 絶対ダメです!!」  
他に人が来ないとは言え自分だけが全裸にされては恥かしすぎる。ネリネは  
水着を掴んで必死に抵抗した。しかし、それは麻弓の嗜虐心を煽っただけかもしれない。  
 
(男の子の気持ち、今、すんごく分かるかも♪)  
ネリネの抵抗など、すぐに外せるのだが、面白いので麻弓はあちこち違う方向から  
脱がす振りをする。  
「きゃ〜〜! きゃあ〜〜! きゃあああ〜〜!!」  
パニック状態で懸命に麻弓の手を振り払うネリネ。しかし、麻弓は余裕で水着を  
掴みなおし、また引き摺り下ろした。今度は白くなだらかな下腹部までが露になる。  
 
「きゃあん! み、見えてしまいます〜!!」  
これが最後の砦とばかりにネリネは渾身の力で水着を引っ張りあげようとするが、  
麻弓が離さない。そればかりか……。  
「ひゃあん!? ま、麻弓さん……!?」  
ネリネは股間に違和感を感じた。見ると麻弓が水着を掴んだ状態でネリネの股間を  
足の裏で押している。  
「あ……♪」  
いつもならこれで手を外してしまうネリネだが、今は最後の踏ん張りどころとばかり、  
懸命に我慢する。しかし、両手は水着を掴んでいるので麻弓の悪戯を外す事が  
出来ない。麻弓はそれをいい事に、ちょんちょん♪とつついたり、クリクリ♪と  
爪先でいじったりしている。  
「だ、だめぇ! 麻弓さん……やめてください〜!」  
(やめてと言われてやめるなら、とっくにやめてるって♪)  
心の中で思いながら麻弓はネリネにえっちな悪戯を繰り返す。  
「はぅん……くぅん♪」  
ネリネの反応がどんどん悩ましくなっていった。  
「う……もう辛抱たまりませ〜〜ん♪」  
「きゃああああああ〜〜!?」  
麻弓は渾身の力を振り絞り、ネリネの水着を剥ぎ取った。ついにすっぽんぽん  
第一号の誕生だw。  
「うう……なんで私がこんな目に……」  
さめざめとしなを作るような格好で泣くネリネ。その姿を見て麻弓は同性ながら  
ドキッと頬を赤らめる。  
(このプリンセスは強力だね〜。土見君、こんな姿見たら一発KOじゃないかな?  
ライバル達は大変ですよね〜)  
 
と、そのライバル達の争いをチラッと見ると――。  
 
「ああう……。こ、この……」  
ネリネと違い、シアのほうは明らかに苦痛に悶えていた。  
「どうしたんです? さっきまでの元気がないですよ、シアさん」  
楓が優しく微笑んでいる。あからさまに挑発するのでなく、いつもと変わらない表情。  
逆にこれがシアの癇に障るのだが、緩急をつけた電気あんまに一方的に翻弄され、  
反撃もままならない。  
「こ、こうなったら……一か八か!」  
神族らしく運を天に任せ、電気あんま返しすべく楓の右足を取りにいく。  
「無駄です!」  
さっきと同様、楓があんまポイントをずらした。シアの股間に痛みが走る。  
「クッ……このぉ!!」  
股間の痛みに顔をしかめながらも、シアは楓の足を掴んで自分の体ごと捻った。  
「ううっ……!! いたぁ……!!」  
涙目になりながら、楓のくるぶしを体全体で捻る。楓の右足はまだシアの股間を  
押しているので、シアの股間は楓の踵に捻られるようになり、電気あんまされている  
時より痛くなる。  
「くっ……これは!?」  
有利なはずの楓がしまった、と言う表情をする。慌てて楓もシアと同方向に体を  
ねじり、電気あんまを安定させようとするが、シアのほうが一歩早かった。  
「いたた……! だけど……ええい!!」  
シアの体が一回転し、楓の電気あんまが外れた。自分の股間を痛めるリスクを  
負った強引な外し方だった。シアはすぐさま楓と間合いを取るが、股間が痛み、  
両手で押さえながら転がった。  
 
「ふぅ……! くっ……! ああ……」  
女の子の急所の痛みを耐えながらの脱出。ダメージは負ったものの、楓の完璧な  
電気あんまを破ったシアに、亜沙は感心したような視線を送る。  
(へぇ、やるじゃない。シアちゃん。流石は神界のプリンセスね)  
カレハとプリムラにダブル電気あんまをしながら亜沙は興味深げに二人の対決を  
見ている。  
楓はシアの反応を見ていたが、ゆっくりと近づく。  
「やりますね、シアさん。『電気あんま破り』を使うなんて」  
「『電気あんま破り』?」  
「知らなかったんですか?」  
楓はちょっと驚いた表情を見せる。  
 
「電気あんま破りは、電気あんま返しが出来る技術のない女の子に残された、唯一最後の  
脱出手段です。電気あんまされている相手の足を引きつけて相手が動けないようにして  
からタイミング良く体をねじって攻撃されている足から強引に体を離させる――  
口で言うのは簡単ですけど、実行するのは大変です」  
楓はシアの右足を掴んだ。まだ電気あんましようと言うのか? シアは股間が  
痛いのか、動かない。  
「急所に大きなダメージを負いますし、それに成功率だってそんなに高くないです。  
私がもう少し気づくのが早ければシアさんは失敗してましたよ。無茶な事をするん  
ですね」  
クスッ……と笑って左足を掴む。ゆっくりと電気あんまの再開の準備をする楓。  
 
「抜け出せれば、反撃の手段があるから……」  
いかにも負けず嫌いな口調でシアが言う。  
「そうですか? でもこうやって……」  
楓がシアに両足を掴んでる事を誇示する。  
「まだ電気あんまされたら同じじゃないでしょうか? シアさん、動け無さそう  
ですし……」  
「動けないんじゃなく、動かなかったの――このチャンスを生かすためにね!」  
「え……?」  
 
ドカッ☆……!!  
 
「はぁうう☆!?」  
楓が後方に飛び、尻餅をつくようにしてひっくり返った。そして……。  
「あああああああ〜〜!! ああっ……!!!」  
絶叫を上げ、白ビキニの股間を押さえて人工芝の上を左右に転がって痛がる楓。  
亜沙の聞いた悲鳴はこれだったのだ。  
 
「いたぁい! いたっ……!!」  
涙目になって苦しむ楓。内股になって股間を押さえる姿はどこか官能的でもあった。  
シアを見ると蹴り上げた状態のままとまっていた。楓が不用意に近づいた時、シアは  
楓の持った足を振りほどき、下から思い切り蹴り上げたのだ。体力を温存して  
この一発に賭けたのだろう。賭け自体は大成功だが……。  
 
((うっわぁ〜〜))  
その瞬間を目の当たりにした亜沙と麻弓の額に冷や汗が流れる。確かに急所攻撃は  
OKと言うルールになったが、それはあくまでお遊び的な要素も多分にあった。  
急所攻撃あり宣言をしてスリルと緊張感を高め、場合によっては遊び要素として  
手加減した急所攻撃を加える、と言う程度のつもりだったが――今のシアのキックは  
マジ蹴りだった。  
(こんなところ、思いっきり蹴られたりしたら……大変だよ)  
亜沙は自分の急所を蹴られたような気がして、そっと股間を撫でる。  
(だけど、楓の反応……)  
麻弓は楓に視線が釘付けになる。楓は悩ましい苦悶の喘ぎを漏らしながら、時々  
小さく悲鳴を上げている。痛さが断続的に襲ってきて、痛い時が耐え切れないの  
だろう。内股になった太股の震えも楓の痛さを象徴している。  
 
(私もリンちゃんに急所攻撃してみようかな……?)  
ついに全裸にされて泣きじゃくっているネリネのスマートな下半身を見て、麻弓の  
小さな胸は高鳴った。電気あんまされて裸にされて泣かされて、さらには急所攻撃。  
そんな酷い事をしてネリネは許してくれるだろうか? いや、ネリネは自分に  
される事に寛容だし、きっと許してくれるはず――。  
麻弓の心の中に悪魔の囁きが聞こえたような気がした。  
 
一方、楓はギャラリーたちがそんな思いを抱いているとは知らず(それどころでは  
ないが)、急所の痛みを抑えるのに苦慮していた。  
(こうすると……少しはマシになるのでしたっけ?)  
何とか立ち上がり、股間を押さえている手を離して両手の拳を握り、両方の太股を  
震わせるように小刻みに叩いた。プルプルと震える艶めかしい太股。しかし、  
あまり痛みは治まった気がしない。  
(気を逸らすには役に立ちそうですけど……)  
殆ど慰め程度の治療法だった。ごまかしだと言っても良い。やはり、女の子の急所を  
打って痛みを鎮める方法などないのだ。じっと耐えるしかない。  
 
その時――。  
「まだあたしの反撃は終わってないよ」  
「え……? きゃああ!?」  
シアが楓の髪を掴んで投げ飛ばした。ヘアーホイップだ。背中から人工芝に叩き  
つけられ息が詰まる楓。  
「うぐっ……!? ごほっ! ……けほっ!」  
「まだまだでしょ。あたしが電気あんまされた屈辱は何倍にもして返してあげる!」  
今度は胸に肘打ちを喰らわせた。胸も女の子の急所。激痛が楓の全身を駆け抜ける。  
「動きが止まってるよ!」  
 
スパァン☆!  
 
「あぐっ☆!? ……あっ!!」  
背後から再び股間を蹴り上げられた。今度は前に飛んで悶絶する楓。  
「あああぁ〜〜〜……おおおおお〜〜〜〜」  
半ば雌獣の様な苦悶の悲鳴。二度目の急所蹴りに楓は全身から冷や汗を流す。冷たく、  
ねっとりとした苦悶の汗――。  
「ひ……卑怯よ……シアさん……」  
ぐったりと人工芝に倒れながらも楓がシアをキッと睨む。  
亜沙たちも流石にこれは止めるべきかどうか、考える体である。  
 
「卑怯? あなただって急所攻撃を容認したじゃない?」  
シアの表情が美しいまま歪んでいる。これは……魔族の表情?   
魔族のハーフである麻弓がそう思っていると……。  
 
「顔を焼いてあげる……こっちに来なさい」  
「え? な、何を……きゃああっ!!」  
今までより大きな悲鳴が上がる。人工芝の外に連れ出された楓は、そこで地面に放り出され  
髪を掴まれた。そして、何かに顔を近づけさせられる。  
「熱っ……! こ、これは……マンホール?」  
「そうよ。灼熱の太陽に焦がされ、フライパンの様に熱くなったマンホール――これに  
楓ちゃんの顔を押し付けたらどうなるでしょうね?」  
シアが見るものをゾクリとさせる笑顔で笑った。  
「や……やめて! そんな……!」  
「顔を焼かれると、稟君の前に出られないでしょうね? クスクス……降参するなら  
やめてあげてもいいけど?」  
「降参なんかしません! でも……あああっ!!」  
懸命に抵抗する楓だが、さっきとは逆に二度の急所攻撃を受けてスタミナを大きく  
消耗している。体勢が悪いせいもあり、シアの力を跳ね返せない。  
 
「ま、まって、シアちゃん!」  
「そうだよ! それはやりすぎ!」  
慌てて亜沙と麻弓が止めようとするが、シアは振り返りもしない。  
「降参しないのね……焼かれちゃいなさい」  
シアが冷酷に言ったその時、  
 
どっかぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!  
 
「きゃああ!?」  
「うわぁ!? な、なに!?」  
楓とシアがいた辺りに大爆発が起こった。これは……魔法?  
二人は爆風で吹っ飛び、二人ともプールの中に放り込まれた。  
「ぷはぁ!?」  
「な、なんですか……これ?」  
放り込まれたのが良かったのか、二人とも無事である。  
しかし、これは……?  
 
「り、リンちゃん?」  
「あっ……」  
麻弓の様々ないじめ?で泣きじゃくってたネリネが魔法を放ったのだ。  
「こ、これは……そのう……」  
一応、ネリネの攻撃魔法は禁止されていたが、このエスカレートしたシアと楓を  
止めるにはそれしかなかった。亜沙と麻弓はホッとする。  
一歩間違えば二人とも爆死だがw、それ以前にシアの攻撃で楓が危なかった。  
「リンちゃん、魔法を使ったね?」  
麻弓がニヤリとする。  
「え? ……でも」  
ネリネがオロオロと周囲を見た。さっきからそうだが誰も助けてくれようとしないw。  
「危ないなぁ……シアちゃんたちが怪我したらどうするの?」  
「そんな……! だって、私……」  
ネリネは既に全裸状態だ。胸を隠しながら恐る恐る後退りする。同じ間隔で迫る麻弓。  
 
「選ばせてあげる。罰はおっぱい揉みと電気あんまと急所攻撃、どれがいい?」  
「そ、そんな! どれもイヤです!!」  
「じゃあ、お尻がいいのかな?」  
「お尻だってダメ! や、やめてください。そんなえっちな事ばかりするの!」  
ネリネは泣きじゃくる。だが、そうすればそうするほど麻弓の嗜虐心は高まり、  
もっとひどい事をしたくなる。  
「選べないなら……全部しちゃうね♪」  
「だ、だめぇ! ……きゃあああ!?」  
ネリネの悲鳴が木霊するプール。その時、さっきの爆発音で目を覚ました人物がいるのを  
彼女達は誰も気づかなかった。  
 

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