「えっ!ちょっ…なでしこ!?」
「ふふ…やっぱり可愛い、あむちゃん」
えっと…何が何だかあたしにもわからない状況なのだけども、まぁ説明しますと…
それは放課後の家庭科室で、友達のなでしこと一緒にお料理の勉強をしていた時でした、
お菓子作りの材料に使うシロップにワインを少量入れて…いや入れたつもりだったのだけども〜
入れすぎたのかも…だって、まさかあんな事になるなんて!!
「だ!だめぇ!ちょ…顔をくっつきすぎぃ〜〜〜!!!」
「ふふふふふ〜〜〜〜!!もっとあむちゃんの顔を間近で見たいわ〜!」
「だぁぁぁ!!!酔ってる…なでしこ酔ってるてばぁ!!」
そのあたしが作ったシロップを、なでしこが味見した時に異変が起きたのよ、
そう…なんだか少し震えてからフラフラとしたと思ったら、突然に顔を赤らめて、
そして…大丈夫?と声をかけたあたしに…あたしに抱きついてきたの!
唐突のなでしこの行動に、あたしは呆然としちゃったわ…
次に頭によぎるのはどうして?なんで?てな疑問符…でも理由は一つしか考えれない!
つまりこの作ったシロップに含まれたアルコールで、
あんな風に酔っ払ってしまったというわけ…正直とても信じられないけれどね!
「ねぇ…いいことしない、あむちゃん」
「いいことって…というか、上からどいてほしいのだけど…」
しかもしかも抱きつかれたまま、床に押し倒されちゃってたあたし、
どかそうにもなでしこが強い力で押し付けてるから立ち上がれないし!
「ん…あむちゃんの匂い、甘くていい香りする…」
「わぁぁぁぁ!!そんな間近で嗅いじゃだめ!!」
なでしこの鼻が近い…吐息が肌で感じるくらいにまで迫ってる!!
うぅ…恥ずかしいよ〜、いくら女の子同士でも、こんな鼻同士が当たりそうな間近まで迫られたら、
しかも体臭を嗅がれちゃうなんてぇ!
にしてもなでしこって…こうなるほどにアルコールに弱かったの?
ペロッ
「きゃぁっ!!な…なに?」
「ん…あむちゃんのほっぺ…柔らかくてマシュマロみたいね」
「ええぇぇぇぇぇぇ!!!?」
な…何?舐められちゃってる…頬をなでしこが!?
ほら証拠に、今もなでしこの舌が舐めた箇所がヒヤッとしてるの感じる…
濡れた小さな舌先が…きゃ!ま…また…
ちょ…だめ、そんなとこを舐めちゃ…あ!ちょ…!!
かむっ
「ひぅぅぅぅぅ!!あ…なでしこ…んあぁ!!」
「耳たぶも…んっ、柔らかい…」
嘘ぉぉぉ!!今度は耳たぶを歯で…甘噛みされちゃてる!!
どうなってるの〜もぅ!んっ!!
駄目…そんなところを刺激されちゃ!あ…
あたし…翻弄されちゃってる!なでしこの悪戯に…んっ!!
「んっ…感じてるあむちゃんも可愛い…」
「か、感じてなんて…えっ!あ…ど…どこを…あぁぁ!!!」
待て待て待てぇぇ!!もう…幾らなんでも、なでしこ…調子にのり過ぎだってば!
今度はその…胸を触ってきてるし!制服の上からだけど、あたしの胸の辺りを、
なでしこの手が擦り撫でてきてるぅぅ!!
ひゃっ!ちょっと…揉まれてるみたいに手を動かしてもいるし!?
「ん…小さいけど、触り心地はいいよ」
「だ、だからって…触っちゃ!あっ!んっ!」
「あれ?あむちゃん…感度いいのね、やっぱり可愛い〜」
うぅぅぅ!!恥ずかしい…こんなの恥ずかし過ぎだってばぁ!
んっ!やだ…あたし、何だか顔が熱くなってきて火が出そう…ひぅ!
クチュッ…
「あんっ!あ…え?なでしこ…あ!そこはぁ!!」
「んっ…やっぱり熱くなってる、それに蒸れてるし…」
ちょ…嘘でしょ!また一段と強い衝撃を感じちゃったのだけども、
これが信じられない事をされてたからだったのよ!
いや…今までも信じられない状況なんだけどもね、なでしこったら次に…
「あむちゃんのここ…濡れてる」
「ひぃぃぃ!!あ…どこを触ってるぅぅ!!」
「え?ん〜っと…女の子の大切な場所よ」
あっさりと答えて、その箇所を指でクィクィと回すなでしこ、
だからより弄られちゃって、あたしのそこからまた強い刺激が送られてきてたの!
「あんっ!だから…なんでそんな恥ずかしいとこを…あ!」
「だって、あむちゃんのその可愛い表情をもっと見ていたいから…いいでしょ?」
「良くない〜〜!!!あっ!だから…んっ…だめぇ!!」
や、ヤバイよ…こんなとこを何度も何度も弄られちゃ、あたし…頭がおかしくなっちゃいそう!
やだ…身体が勝手に震えちゃう、それに熱い…頭の中が真っ白になってきてるし、
怖い…あたしなでしこに変にされちゃってる…頭も身体も!!
「ん…我慢できない、んしょ…」
「はぁ…あ…えっ?何…なでしこ?」
なでしこは唐突に今度はあたしの身体を強引にうつぶせにさせてくる、
そして…あたしの後ろで何かしてるみたいだけど…
すでに朦朧とさせられた意識の中で、そんな状況を感じてると…
突然にまた強い刺激が襲い掛かってきたの!
ジュブッ
「!!!?え…あっ!!何…えぇ!」
「だ、大丈夫…んっ…少し、少しだけ入れるだけだから…」
それは初めての感覚だった…スカートの中に忍び込んだなでしこの手で、
パンツをどけられてる、それはわかるけど…
なでしこはそれから何かを押し当ててきたみたいなのよ。
背後だから何かわからないけれど…少し固い、そして熱い…
これ指じゃないみたいだけど…んっ!
そ、それが触れてる…あたしの大事なとこに、今度は直で!
クチュッジュブゥ…
「あっ!んあぁ!!」
「擦るだけ…んっ…本当に少しだけ入れて擦るだけだから…あ!」
耳元に呟くように何かを言うと、なでしこはそれを動かせていく…
すると激しいのがまた襲ってきた!な、何この感覚…、
この股のとこからまるで電気を流されてるみたいに、
強い刺激が駆け上ってきてるみたい!?
くっ…あっ…なんかますます頭がおかしくされちゃっていくみたい…
「あむちゃん…あ!んっ…」
なでしこの声…凄く色っぽい響きしてる、何かドキドキしちゃうような…
するとあたしも声がでちゃう、恥ずかしいけど勝手に大きな声が!
「あ!んっ!!あぁぁ!!…いつっ!」
「!ごめん…もうちょっと…んっ!」
触れてる何かが徐々に動きが活発になってきたら、時々だけどピリッと痛みがしてた、
でもそれに苦痛で呻くと、すぐになでしこは謝って、
そして…押し当ててきてる何かの動きが少し大人しくなってた。
だけどもまたしばらく動いて、あの刺激を感じてたら…またビリッて痛みが感じるのだけどね。
そんな繰り返しが続く…だけど本当に何をされてるのよ、
でも…んっ、すっかり頭が呆けてるあたしにそれを確認する事は無理だったみたい。
そして…ますますおかしくなるのを感じていく中で、ついに…何かがきちゃった!!
「んっ!あぁぁぁぁぁ───────────!!!」
「んんん〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」
互いに頭の中で何か弾けるような感覚を感じてたみたい…
そして股の大事なとこに、熱い飛沫がかかったの…
な、何…変にべっとりしたのが股にかかったみたいだけど?
そんなのを感じてあたし達は、床に完全に倒れちゃったのでした。
「えっと…ごめんねあむちゃん、どうやら迷惑かけちゃったみたいだけど…」
「…本当に何も覚えてないの?」
「ええ、何も」
あれからしばらくして正気に戻ったあたし達、なんとこんな事をしでかしたなでしこは、
さっきまでの記憶が綺麗にトンでしまってたらしいの。
いや…嘘の可能性もあるけど、あのさっぱりした微笑を見てると…
というか…スッキリしてるようにも見えるような?
「だけどねあむちゃん…」
「何?」
「何だかとっても気持ちよかった…そんな感じは残ってるわね、あむちゃんも」
「!?」
「良かったら教えてくれない?あたしが何をしたか…」
「そ、それは…その…」
い、言えるわけない…そう心で呟いた時に、
急に胸が高鳴ったの!だって…なでしこの顔が、さっきみたいに…
「ん?」
「な、何も…無かったからぁぁぁ!!じゃあ…さよならぁぁぁ!!」
「え?あむちゃん?」
また目と鼻の先に迫ってきたから、思わず意識しちゃって思い出しちゃって、
たまらなくなって家庭科室から逃げ出して出てきちゃったのでした。
あぁ…そういえば結局、お菓子を完成できなかったよね…まぁ仕方ないけど。
でも…その女の子同士だったけど、あんな事するのって…
冷静に考えると凄く変…だけどだけど…
「気持ち良かった…」
『何が?あむちゃん?』
「きゃ!ラン…いきなりびっくりした!?」
何処に遊びに行ってたやら、しばらく姿を見せなかった
あたしのしゅごキャラのランが目の前にでてきたの!
『ねぇねぇ、何が気持ちよかったの?』
「え…そ…それは…あんたには関係な───い!というか聞くなぁぁ!!」
『えぇぇ〜!あむちゃんのケチぃぃ!!』
はぁ…言える訳ないじゃない、あんな恥ずかしい事…それにこんな風に感じちゃった事なんて!
う〜もしかしたら、しばらくなでしこの顔をまともに見れないかも…
『ねぇねぇあむちゃん…』
「ん?何?」
『何か変な匂いする〜あむちゃんから臭うけど』
「え…あっ!」
そしてあたしもハッと気付くの、そういえば…ん…結構生臭い感じする、
それってどこから…と考え込むと直ぐに原因に気付いたわ、
それは…あたしのパンツの中、ここの大事な所に今びっしょりと内側にまでかかってる白く粘ったのが原因…
これまるでヨーグルトみたいだけど、うぅ…少し指で拭って鼻先で嗅ぐと…うぅ凄く変な臭いする!
やっぱりなでしこがかけたものだよね…でも何だろう?
だけどこの変な匂いに、あたしの胸はまた変に高鳴らすのでした。
「うふふ、どうやらバレなかったみたいね、ごめんねあむちゃん」
その頃、家庭科室に一人残ったなでしこは後片付けをしてました…
そして調理に使ったワイン瓶をこっそり回収してたの。
そう…あのシロップに入れたアルコールが全く含まれてない、ノンアルコールのワイン瓶を…
【おしまい】