女子トイレ内…  
 
 
「何これぇ〜〜っ!!?」  
「どうしたのあむちゃん?」  
「あっ、なでしこ…それが…その、血がたくさん…」  
「はい?ちょっと落ち着いて話してみて」  
「う、うん…実はお腹が痛くなって、トイレにいったら…血がドバッと!」  
「あ…そっか、あむちゃん…なるほどね」  
「な、何!なでしこは何か知ってるわけ!?」  
「それはね〜うふふ、どうしようかな〜」  
「勿体ぶらず教えててば〜!もう心配でしょうがないんだから〜〜!」  
「はいはい、じゃあ…少し見せてくれる?」  
「えっ?な、何を?」  
「もちろん血が出てきてる箇所をよ」  
 
「な、なでしこ…そんなにジッと見られたら…は、恥ずかしいてば!」  
「仕方ないわ、だってトイレの個室の中じゃ暗いし狭いし」  
「だ、だけど…」  
「それとも個室の外でする?」  
「そ、そんな事したら余計に恥ずかしい!」  
「そうそう、誰が来るかわからないし、というわけで…うふふ」  
「あんっ!あ…な、なでしこ…」  
「ここね…んっ、可愛いワレメね」  
「ちょっ!なでしこ!さ、触ったら…あっ!」  
「さて中は…んっ…綺麗なピンク色…あら血がついてる」  
「だからそれが…ひゃっ!な…何!?」  
「舐めて綺麗にしといてあげるから、んっ…」  
「だ、駄目ぇ!!あっ…あはっ!そんな汚い…んっ…」  
「んっ…あら?あむちゃんちゃんと拭いたんでしょ…あっ、でもちょっとしょっぱいかな?」  
「えぇ!?う…嘘っ!?」  
「うふふ、恥ずかしがるあむちゃん可愛い…んっ、オシッコの味じゃないから安心して」  
「あ、安心なんて…あっ!できないてば…あうっ!!」  
「んっ…それに大きな声で騒ぐと、他の人に注目されちゃうわよ?」  
「!!あ…じゃあ、そんな事もう…んんっ!」  
「ダメよ、こうして血が出てるとこを唾液で殺菌しなきゃ…んっ」  
「ほ、本当にそれが目的なわけ?あっ…そこまで!!」  
「さて、どうかしら?んっ…ひらひらの隅々も舐めてあげる」  
「あっ…駄目ぇ!も…もう…頭の中が…おかしく…あぁ〜〜〜〜〜〜!!!!!」  
 
 
十数分後…  
 
 
「まさか…あむちゃんにオシッコをかけられるとは思わなかったわ」  
「ご、ゴメン…つい、でもあんな事をしたから!」  
「生理よ」  
「へっ?」  
「初潮を迎えると月に一度、あんな風に血がドバッて出ちゃうの、保健で習ったわよ」  
「あ…あれかぁ!うわ…そうだったんだ…」  
「おめでとう、お赤飯ね」  
「は、恥ずかしいな…あ、でも…というわけは、これから一月毎にこんな目に合うわけ!」  
「そうね〜女の子は年寄りになるまで付き合う事になるわ」  
「うわ〜憂鬱…こんな痛くてしんどいのが、これからもだなんて」  
「……じゃあ止めちゃう?」  
「え?そんな事ができるの?」  
「特製の白い薬を、中に塗り込み続ければ…約10ヵ月間は生理の辛さからは解放されるわ」  
「マ、マジ?ほんとにほんとにホント!?」  
「ええ上手くいけばだけど…嘘は言ってないわよ、試してみる?」  
「うんうん」  
「そう、じゃあ…早速二人きりになる場所探さなきゃね〜うふふふふ」  
 
「な、なでしこ?あれ…あたし何か凄く取り返しのつかない選択したような…」  
「気にしない気にしない」  
 
【おしまい】  
 
 

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