「……それでですね、先生ったらおかしいんですよ〜!…うふふ〜…」
………ちらり。唯世君を見る。……目を反らされる。
「…先生ってとっても忙しくてですね〜、つまりお手伝いしてるスゥも忙しくて大変なんですけど…」
……ミキ…は…ちょ、ややを連れて何処に行く!?
「…でも先生といっしょならなんでもできますよ〜、後片付けも半分の時間で終わりますし、…」
……おい、誰かりまの口塞げ。クスクス!笑うな、助けて!
「……先生ったら可愛いんですよ〜〜!もう母性本能をくすぐるっていうか、…」
……スゥが戻ってきてから小一時間。あたしはずっとのろけ話を聞かされていた。
「……人間の姿になったおかげで先生に思いっきり抱きつく事ができるんです!それで慌てふためく先生が可愛くって…」
……あ、天使が見える……って、エル!?
((手をひらひらさせながら遠くで)「ふぁいと、あむちゃん。恋する乙女は最強なんです。頑張って下さいね?」(そのまま遠くへ去る))
「…でも先生の体って結構大きいんですよ〜、抱き締められると何か安心するっていうか…」
………あぁ、誰か助けて。
…恋する乙女ののろけ話は(二階堂の登場によって)1時間後に終わったという。