「んん…もう朝?ふわぁぁ…」
とある冬休みの朝、まだ少し早い目覚めに、目をゴシゴシと擦らせてから、
頭がボーっとなったままで顔を洗いに起き上がろうとするんだけど、
ふと横に何かが居るのがわかり、ハッと驚いちゃって眠気が完全に覚めちゃったわ。
で…それが何かを確認すると、そうだったって安堵の息を吐くのだけど…
「って、慣れちゃいけない…慣れちゃ…」
と自分の頭をぐりぐり押さえ呟きつつ、朝から頭を痛めるのでした。
だってね…ちなみに悩ます当人はというと、
何だか気持ち良さそうに、横で呑気に寝息を繰り返してたわ。
全く可愛い寝顔で人の気持ちも知らずに…大きなネコなんだから。
そんな風にあたしのすぐ横で、ぐっすりと眠ってるイクトの顔をジッと眺めてた…
こいつは月詠幾斗…あたしよりもずっと年上の高校生の男の人、
エンブリオをめぐるイースタとの戦いの中で、あたし達は敵同士な関係…
そんな奴が今、同じ屋根の下、そして同じベッドの上で寝てる状況になってるの。
言っておくけど、べ…別にそういう関係じゃないんだからね!
ただ…何だか追われてるらしくて、体調だって悪いらしいし、
行くところが無いらしいから、仕方なく…
そう仕方なくあたしの部屋に置いてるだけなんだから!
「そこんところわかってるのかな…こいつ」
寝てるイクトの顔をジッと見つめ、悪戯心で指先で突いてみる、
う〜ん…プニプニ、反応が無いところ、よほどぐっすり寝てるぽい。
そういえば最初はドキドキして、全然眠れなかったっけ…
だって凄く近くに居るんだもん…ほら匂いだって、温もりだって感じるくらいに…
今だって、あたしイクトを感じてる…ん?
ふとシーツに隠れた下の方で違和感を感じたみたいだけど、
何だろう…何か足下に当たったよね?
膝?違う…何に?それを感じたとき、何故か騒ぎだす胸…なんだろうドキドキが加速していく、
だけど興味が収まらなくて…それであたしは、思い切ってバサッとベッドシーツをのけてしまい、
ソレを目撃してしまったのでした!?
「これって!」
も…盛り上ってる、イクトの股間の所…えっ?これって…
あたしの頭は衝撃の光景に一瞬思考が止まるけど、また直ぐに働いて、
頭の中に以前に保健で習った事を思い出させる、まさか…もしかしてアレ?
「勃起…男子の生理現象で、朝立ちという現象…これが」
確か、あれがこうなって…こんな風になる…保健で習った男子の仕組みの事を、
次々と思い出しつつ、そのイクトの朝の生理現象を眺めてた。
嘘…初めて見ちゃった、このズボンの中で、そんな事が…
ゴクッと息を飲み込み、その圧倒される光景を見てた、
だって初めてだから仕方ないじゃん、こういうの見るのって…
まぁ普通はそんなの見れる機会ないしね。
「イ、イクト…まだ寝てるよね」
ベッドシーツをのけても、イクトは気持ち良さそうに寝てたままだった、
という事は…もう少し観察してもいいよね、せっかくなわけだし…
何でそんな考えになるのだろうか?とにかく予想だにしない展開に、
いつしかあたしの手は、ゆっくりとそこへ伸びていく…
『あむちゃん…まさか…』
『見るねあれは…』
『アウトですぅ〜』
ちなみにそっちに気が集中してたせいで、いつからか覗いてる小さな三つの視線に、
あたしは全然気付いてなかった。
少しだけ…少しだけだから、そう心に言い聞かせ、
あたしはゆっくりとイクトの穿くズボンに手をかけ、
それを下ろしていく…すると、まずはイクトのパンツが見えた!
はぁはぁ…ダメ、ここで躊躇っちゃ!もう一枚…
「も、もう一枚…はぁはぁ…」
『あの目…ヘンタイだね完全に』
『あむちゃん…』
『アウトのアウトですぅ〜』
それすらも下に下ろしていく、すると盛り上がりを隠すのが全部どけられ、
それが外に曝け出される!こ…これが…
「イクトの…」
ドックンッ!!凄く大きく高鳴る胸、物凄く衝撃的な光景だった、
だってこんなにも初めて間近で見たんだし、イクトの…朝からこんな風になってるんだ
もう凄い形になってる…これが男のアレ、おちんちん…だっけ。
いつしかあたしの顔は、吸い込まれるようにそれの直ぐ間近にまで迫らせてた、
んっ…匂いが濃いい…それに固そう、血管も浮き上がって見えてるし…
中でドックンドックンと熱いの流れてるみたい。
あたしの瞳は、すっかり夢中におちんちん観察してた、
そういえばこれが女の子のここに入るんだっけ…
こんな大きくて凄い形のが、信じられない…だけど、
そんな変な事を考えてしまったせいか、あたしのここは酷く疼かせてる…熱い、
そう…あたし何だか、変な気分になりかけてた…だから。
「んっ…あっ…」
チャプッ…
まだパジャマ姿な自分の下部に、左手を伸ばし…その熱く疼く箇所を触った、
あっ…濡れてる、ここ…こんなにも…それに凄い熱。
だからあたしは、そこを弄って慰めて…右手で今度はイクトのおちんちんを掴む、
うわっ!ここも熱い…それにやっぱり固い、こんな風になるんだ…
びっくりしつつも、左手は熱心に動いていく…この高まる感情に流されるままに。
「はぁはぁ…んっ、イクトの…もっと固くなってる」
「まぁ…そりゃな、そんなに弄られたら固くなるさ」
「へぇ…って、えぇっ!!?」
「……ようっ」
イ………イクト!いつの間に起きてたわけ!?
本当にいつからだろう、起きたイクトはジッとあたしの顔を見てた、
イクトのおちんちんに熱い眼差し向け、そして…片手で握ってるあたしに…
「こ、これは…違う!全然違う!?」
「何が違うんだ?しかも…オナニーまでしてるし」
「あわわわわわ〜〜〜っ!!?」
あたし完全にパニックになっていたかも、だって…見られた、
イクトのおちんちんを握って、しかも一人エッチしてるとこまで!?
うぅ…完全にヘンタイに思われた〜〜絶対に!!
「で、つづきはしないのか?」
「えっ…」
「こんな中途半端な状態で放置されてもな…それに、あむだってすっきりしないだろ?」
「あ…その、えっと…」
「つづき…できるか?」
「う、うん…」
あれ?何でこんな風になるわけ?でも…頷いちゃった。
まだ頭の中で今の展開に疑問を感じつつも、イクトがリードするままに、
あたし…ベッドの上で上半身だけ起き上がったイクトの股間に、
顔を埋めて…握ってるだけじゃない、もっと凄いことをはじめていく。
それは…フェラという行為。
「はぁ…んっ…」
「うっ…」
チャプックチュッ…
あたし…イクトのおちんちんに、舌を絡めてる…んっ、変な味するけど、
でも…不思議に口を離せない、それどころか舌が勝手に動いて、
この大きな塊の表面を這わせていく。
「はぁ…あ…どう?」
「ああ気持ちいいぜ、先端をもっと弄ってくれると嬉しいかな」
「わかった…んっ」
別にイクトにそれを強制されたわけじゃない、ただ無意識に口が動いてた…
イクトのおちんちんを欲してたの、口で咥えて舌で舐めて…
「うっ!そこだ…あむ…」
「んん…うん…」
とにかくイクトを気持ち良くさせたかった…
だから恥ずかしく感じつつも、大胆に舌を動かせてたんだと思う。
「はぁ…うっ…そんなに美味しいのか、俺のは?」
「べ、別に美味しくなんか…ないんだから…んんっ」
「…のわりにすっかり夢中みたいだが」
「か、噛むよ!んっ…別に夢中になんか…んっ」
なってる…かも?止まらない…イクトにからかわれても、
あたしの口は少しも離す気になれない、離したくない…ずっと舐め続けるの、
そこ全部をあたしの唾液で塗りつぶすくらいに…
「んんっ…イクト…んん…んっ!?」
「どうした…あっ!?」
それに気付いたのは、偶然だった…いや、気配が強かったからかもしれない、
きっかけは窓から入ってきてた朝日の光がが、何かに遮られてたと気付いたから、
そして見えたの…二階のあたしの部屋の窓を覗く人影の存在を!
泥棒?違う…あ、あれは…
「う、歌唄!?」
「イクトの匂いを辿ってきたら、あむぅぅ!!」
何でそこから入ってくる!というか…何で歌唄が来るわけ!?
そこに歌唄が…ほしな歌唄がベランダに立ってる!
唖然と突然の来訪者に驚いてしまうあたし、
うぅ…またあのキツイ殺し屋のような目してるし!
って…この現場を目撃されたら、そうなるのは当然かもしれないけれど…
歌唄の視線は、確実に二人のやり取りを目撃していた、
あたしがイクトのをフェラしてたとこを…
『こ…これは凄まじい修羅場の予感なのです』
『きししっ、ワクワクするぜ〜』
うわっ、この二匹まで居たんだ…
すると次の瞬間に、勢いよく窓は開かれ、あたしの部屋に歌唄の声が響く。
「ちょっとあむ、どきなさいよ!」
「えっ…きゃっ!」
靴を脱ぎ部屋の中へ入ってきた歌唄は、そのままあたしに近づいてくると、
ベッドの上に上がってくるなり、あたしをいきなり押し退けてきて、
何をと思って振り返る間にコートを脱ぎ捨てていた、そして…
「おい…歌唄!おまえな…うぅっ!」
「イクトの気持ちいいとこなんて、あたしの方が知ってるんだから」
「へっ?」
「んっ…あむっ…」
な、何これぇぇ!!歌唄は、さっきまであたしがそうしてたように、
顔をイクトの股間に埋め…その小さな口で、あの大きくなってるおちんちんを、
咥えこみ…舌で舐めていく!?つまりフェラぁぁ!!?
イクトと歌唄…兄と妹の関係なのに、それにしても歌唄って…
あたしは目撃する、この目の前の淫靡な光景を…
何だか本当にそれが上手いように見えてる、
少なくともあたしよりも手馴れてるよね…歌唄って。
「んっ…どうイクト、あむよりも上手いでしょ?んっ…」
「うっ…うぅ…」
凄い…そんな場所まで舌で舐めていくなんて、根っこのところや、
袋の箇所まで…あんなにも熱い眼差しで見つめて丁寧にしてる、
いつしかあたし…見惚れてたかも。
だけどそんなボーっと見学していたあたしに、イクトが震えた声をかける…
「い、いいのか…あむ」
「えっ?」
「このままじゃ、歌唄に俺が…うっ…イかされちまうが…うっ!」
「!?それは…」
歌唄の舌使いに、イクトは悶えてた…あたしがした時以上に、
あのドキドキさせる喘ぎ声も出してるし、ダメ…そんなの…
何でだろう?とにかくあたしはこのまま歌唄にイかされるのを、
黙って見過ごせる事ができなくなっていた、
だって…あたしはまだ一度もイかせてないわけだし!だから割り込むの!
「!ちょ…あむっ!」
「あたしだって…んっ…あっ…」
すると…再び、あたしはイクトの股間に顔を埋め、
ちょうど左右に分かれ挟むように、あたしと歌唄は同時に、
イクトのおちんちんをフェラし合う形になっていた。
「あむ…負けないから!んんっ…」
「あ、あたしだって…んんっ」
二つの舌先が、その固い表面を舐めまわしていく、
卑しい音を鳴らせながら、隅々まで舌先を這わせ…拭っていく。
「うぅ…くっ、もう…そろそろ…うっ!!」
ビュクッ!ビュゥゥゥゥッ!!
「えっ!きゃっ!」
「あっ…熱っ!あ…あぁ…」
それは突然の出来事でした、目の前に白いのが飛び散ったの、
何だか粘々した白いのが…顔にかかってる。
これって…イったんだ、イクト…あたしと歌唄のフェラで…
「んっ…イクトの精子…美味しい…」
すると歌唄はその顔にこびり付いた、白いのを指で拭い…
口に運んで舐め取るの、その口周りに付いた分も一緒に…
だからあたしも同じように、この粘々したのを口に含むのだけど…
「うっ…!?」
な…何これ!凄い味…口いっぱいに拡がってくる!?
こんなの飲み込めない…吐き出さないと!
でもそんな風に苦しみ悶えるあたしを、歌唄は勝ち誇るように微笑むのでした、
歌唄はゴックンと喉音を鳴らし、それを飲み込んでたし…だから。
「んくっ…んっ」
ゴックン…
って飲んじゃった、イクトの精液を胃の中に…
んっ…何だか食道にひっついてる気がして、ちょっと気持ち悪いかも。
「へぇ…やるじゃない、経験豊富じゃないくせに」
「べ、別に…こんなのどうって事ないし」
「あらそう?あ…まだ頬にイクトの精子が付いてるじゃない、もったいない…」
「へっ?あ…」
ペロッとあたしの頬を舐める歌唄!ちょ…いきなりだったからドキッとしちゃったじゃん!
だけど歌唄というと、その舐め拭ったイクトの精子を味わうのに、
何だかうっとりしてて…夢中だったみたいだわ。
「イクトの赤ちゃんの素…美味しい、ねぇ…今度はこっちでお願い」
「おい、歌唄!うわっ!!」
って、押し倒した!?あたしのベッドの上に、イクトを押し倒し、そして…
今度は上着も脱ぎ捨て、次には下も…スカートの中から下着だけを下ろして…
「んっ…ほら、イクト…もうあたしのここ、こんなに濡れてるから…だから」
「歌唄…うっ…!」
クチュッ…
小さくエッチな音が鳴るのが聞こえた、歌唄のスカートの中から確かに…
そしてゆっくり腰を下ろしていく、あのまだ固いままのイクトのおちんちんを、
まるで覆い隠すように…あっ!
「んっ!あぁぁっ!!入ってきた…あぁ…」
「うぅ…歌唄…くうぅ!!」
えっ…これって、入ってる?
あの中で…イクトのおちんちんが、こ…この中に、
女の子の大切な場所…歌唄のアソコに入ってるわけ!?
そう…入ってるみたい、つまりしてる…セックスというのを!
「はぁ…あっ、イクトのおちんちん…気持ちいいぃ!」
歌唄は大きな声で喘いく、うわ…あんなに腰を動かしてるし、
顔も…見たことの無いエッチな顔してるし、イクトもそうかも…凄く感じてる、
さっきのフェラされてた時よりも感じてる顔だもん、
当然かもしれないけれど、あたし…ドキドキしてた、
目の前の過激な光景に目が背けない…
すると…イクトの視線がこっちを向いてるのに気付いた、
しかも手が…誘ってる!?
「イ、イクト?…きゃっ!」
あたしはその手に誘われ、恐る恐ると寄っていく…すると、
寄って近づいたあたしの手を掴み引っ張ると、
今度はパジャマの下を掴んで、完全に脱がせようとしたの!
「イ、イクト!?えっ…ちょ…あっ!」
「どうせ我慢できないんだろ、うっ…慰めてやるよ」
「な、何を…きゃっ!あっ!!」
そして激しい刺激が流れてくる!
それは、その脱がされ晒された股間からだった…あっ、
腰を下ろしたあたしの股間がちょうどイクトの口元にきてて、
だ、だから…イクトが舌を伸ばすと、舐められる場所に来てたわけ。
「だ、だめぇ…あっ!あぁぁ!!」
「んっ…んむっ、ふぅ…お前の舐めても舐めても、溢れてくるぞ」
「う、うそぉ!!あぁぁっ!!」
イクトの舌が、あたしのアソコを弄ってる!舐めて突き動かして…
あぁ…中にまで入ってきてるし、その奥まで舐められそうかも。
なんて凄い刺激だろ…頭がガッツンガッツン叩かれてるみたい。
それに卑しい音…鳴り響いてるし、これって舐められてる音だよね?
こんなにチャプチャプッ鳴ってるなんて…あっ!
だけど舐められるだけでこれなら、歌唄は…
「もっと…もっとっ!イクトぉ…ほしいのイクトの…あぁ!!」
「うぅっ!」
歌唄がまた一段と激しく腰を動かし、イクトのを挿入させてる、
太いので奥まで突かれて感じて、あんなに乱れて…
何だかとっても気持ち良さそうかも、身体が動いて服が乱れるのも気にしてないし、
それはあたしもかも…だってさっきから刺激で身体が反応して動いて、
もうパジャマ…くしゃくしゃに乱れて脱ぎかけてるし、下着も…
「はぁ…あぁ…イク…もうイっちゃう!」
「歌唄…あ!あたしも…あぁぁっ!!」
そうだ頭の中で何も考えれなくなっていく…それは歌唄も一緒、
ビクビク震えだす身体が、もうすぐイっちゃう兆しだった。
そしてあたしと歌唄は…
「あぁっ!イ、イクぅぅぅぅ!!!!」
「うぅっ!うあぁぁ──────!!」
「あっ!あぁぁっ!!」
ドビュゥゥゥビュクゥウゥゥゥ────!!!
次の瞬間に弾けたの、頭の中が…
そして歌唄にとっては、身体の中にも熱いの感じてたみたい。
「あ…熱い…イクトの赤ちゃんの素、あたしの中にはいって…あぁ…」
「あ…あぁ…」
悶えてる…歌唄、身体を震わせて…うっとりした表情になってて、
それで腰を上げると…ゴボッと、その挿し込まれてたアソコから、
白いのが…つまりイクトの精子が零れさせたの。
あんなにいっぱい…出されたんだ、この中に…んっ!
あたしもイっちゃったのに、何だろう…酷くびしょびしょに濡らせたここが、
まだ…ううん、もっと燃えるように熱くなってきて、疼かせているみたい。
「ふぅ…ん?どうしたあむ?」
「イクト…えっと、別に…」
「ふ〜ん、さて歌唄も満足した様子だし、服を着るか」
「えっ…あっ…」
イクトは下がっていたパンツとズボンを穿き直そうとしたのだけども、
そこに…あたしは思わず手で押さえてしまってた!
「おい…どうしたんだ、あむ…何か頼みごとあるのか?」
「別にそんなんじゃ…ない」
「そっか、じゃ…手を離してくれないか?」
「えっ…それは…」
あたし、何してんだろ…何で邪魔してるの?
わかってる…だけど、言葉にできない、素直に…なれない。
「んっ…さすがに二回も出すと、萎えてくるか…」
「えっ!ダメ!!」
思わず叫んでしまった、そして見えたの…まだ小さくなってない、
イクトのおちんちんは固くて太いままだった…って騙された?
「い、イクト…」
「嘘は言ってないぞ、このままだと…時間の問題だな」
「えっ、そうなの?あ…」
つまりそれは時間制限、イクトにお願いするまでの…
あたし震えてた、だって…こんな恥ずかしい事を言えるわけないじゃん。
でもでも…我慢できない、疼きが収まんないし…こんなの耐えれない!
もう身体の奥から早く頼めと急かしてきてた、もう一人のあたしが…騒ぐ。
「イクト…お願いがあるの」
「んっ?」
「あたしも…あの…歌唄みたいに、その…」
「声が小さくて聞こえないな、もう少し大きな声で言ってくれないか」
「うぅっ!あたしも歌唄みたいに、最後までしてって頼んでるの!」
って、言っちゃった!口を慌てて塞ぐけど後の祭りで…
イクトはクスッと微笑むと、そのままあたしの手を掴み、
また近くに引き寄せたの!
「そんなに熱い目でせがまれたら仕方ないな、あむの希望通りにしてやるよ」
「あっ…だめっ!きゃっ!!んぐっ…」
えっ…目の前が暗くなる、何かに覆われて…違う、
見えてる…イクトの目蓋、そして…唇にぬくもり、
それはイクトの唇の温もりだった、つまり…キスされてる!?
しかもキスの余韻も醒めない内に、パッと離されると、
今度はイクトの手があたしの股を強引に開いていくの、
そう…その間、股間を晒させる体位にさせていく!
「もうびっしょりだな…これは俺の唾液だけじゃないようだし」
「や、やだ…そんなにジッと見られたら…あっ!」
溢れてる…まるで漏らしてるかのように、びっしょりとアソコが濡れてた。
エッチな蜜が溢れてくる、湧き水のように…するとそこに、
イクトのおちんちんの先が迫ってきたの!
それは…さっきよりも、大きさを感じた…
「いくぞ、あむ…力を抜くんだ」
「うん…あっ」
ズチュッ!
んあっ!は…入ってくる…イクトのおちんちん、
あたしの中を拡げて、ゆっくり…んっ…奥に…
「し、しゅごい…あっ…あぁぁ…」
「くっ!やっぱ絞まるな…うっ、だが…いい感じだ」
どんどんお腹の中に、大きなの収まっていくのがわかる、
それに擦られ進んでくるのが…恥ずかしいけれど気持ちいい。
「もう奥に辿り着いたな、小さい膣だ…うっ」
あっ!一番奥にイクトの当たってる…凄いのくる、
舐められるよりも弄られるよりも凄いの…
ダメ…喘ぎが止まらない、淫らに反応しちゃう!!
「イクト…イクトォ…あぁぁっ!!」
「よっぽど欲しかったんだな、あむの中…絡んできてるぜ」
「う、うそぉ…そんなわけ、ない…あぁぁ!!」
あたし…気持ちよさに沈んでいく、イクトに突かれる度に深く深く…どこまでも。
今ならわかる、歌唄が何であんなに乱れてたのか…
「あ…あむ、エッチな顔してる…」
「!?う、歌唄…あっ!んっ…」
いつのまにだろう、イってからぐったりしてた歌唄が起き上がってきて、
エッチな快感で乱れ悶えるあたしを見下ろしてた。
イクトにこんな事されてるあたしを見て、まさかまた怖い顔してないだろうか?
そんな心配が一瞬胸に過ぎるけど…さっきイクトにされてた時と同じような表情を…
赤く染まった頬で、熱い潤んだ瞳をしてた。
「ねぇ…イクト、あたしにも…」
「おまえ、さっきしたところだろ?」
「でも…また疼いちゃって…」
ポタポタ…雫が股間から垂らしてる、イクトの精子の雫が…
イクトはあたしに挿入を繰り返しつつ、仕方ないなという感じの溜息を一つすると。
「ほら、歌唄もあむの横に並べ」
「うん…」
頷くと歌唄は悶えるあたしの横に、並ぶように横たわると、
次に指でイクトは、歌唄の精液まみれのアソコを弄っていく!
クチュッ…クチャッ…
「やんっ!あぁぁっ!!おちんちんの方がいいのにぃ…あぁ!!」
「歌唄は、これで我慢するんだな、じゃ…あむ」
「な、何…あんっ!あ…」
「そろそろ本気で腰を動かすからな…んっ」
「えっ!本気って…あっ!あぁぁぁ!!!」
次の瞬間、目の前の光景が白く弾けた!
それは…衝撃、お腹の奥から内臓を持ち上げられるかのような激しい突き上げをくらい、
あたしの意識は瞬間的に弾け跳ぶ、まるであたしがあたしでなくなるような感覚。
嘘…これ以上に激しいのあるわけ!?
こんなの耐えれないかも…あっ!でもそう感じてる間にも、
次々と激しい快感の波が押し寄せてくる、
もう気持ちよさが止まらない…このままじゃ気が狂いそうになるくらいに!!
「あぁぁん!あ…あぁっ!イクトぉ…もっと優しく…んっ!」
「すまん、はぁ…俺も腰が止まらねぇ…うっ!」
「イクトぉ…あっ!あたしにも…んっ、もっと激しくしてぇ!!」
いえ…もう狂ってたかもしれない、だってあたしは気付いてなかったけれど、
自分から腰を動かしてたの、さっきの歌唄…今もそうみたいだけど、
イクトのを自分から迎え入れていくの、もっと奥に…もっと一つになりたいから。
それに狂ってるのはそれだけじゃない…
「あむ…んっ…アンタ…今、すごくやらしい顔してる…んっ」
「歌唄だって…あっ、涎…たれてる…んっ」
「お互い様じゃないの、んっ…あぁっ!!」
クチュッチュパッ…あたしと歌唄の顔の間から、卑猥な音が鳴ってる…
それは舌同士を絡め合わせてる音だった、実はいつからだろう…
気付いたらあたしと歌唄は、互いに舌を絡め合わせてたの。
互いの唾液が混ざり合い、それぞれの口にも流れ込む…やっぱり狂ってた、
あたし気持ちよさにすっかり飲み込まれ、理性を失っていた。
そしてついに…
「うっ…出すぞ、中でいいな…」
「はぁ…あ…イクトのちょうだい、あっ!あたしにも…いっぱい!」
「うぅっ!!!」
ビュクゥゥゥッ!!!ドクゥドクゥゥゥゥゥ!!!!
「あぁぁぁぁぁ───────っ!!!」
熱いのが中に流れ込んできたの、その勢いはあたしを更に深く深く…
快楽の底なし沼に誘っていく…頭の中を真っ白にさせ、どこかに飛ばせたの…
そうイっちゃった、イクトとセックスして…精子というのを出されて絶頂しちゃった!
「うぅっ!あ…搾り込まれてるようだな…あむの膣が…うぅっ!!」
「はぁ…あっ!あ…あたしも…イカされちゃった」
歌唄もほぼ同時に再びイったみたい、
しばらくしてすっかり柔らかく小さくなったイクトのおちんちんが抜けると、
あたしの…そして歌唄のアソコからも、イクトの精液が溢れて零れてた…
こんなにもいっぱい出されてる、ボーっとした感覚のまま、それを眺めるあたし、
精子って赤ちゃんの素だったよね、もしかして本当にイクトの赤ちゃん…できちゃったかも。
そんな事を考えたら、あたしの胸がドックンて高鳴ってた…
しばらくして落ち着いてきて冷静な頭になるまで。
「あわわ…しちゃった、おもいっきり最後までやっちゃった!」
『しかも膣出しだしね…』
『あむちゃん、今日は大丈夫な日だっけ?』
『歌唄ちゃんも、安全日でしたかね〜』
『きししっ、スリル満点だな』
『もう、避妊はたいせつですよ〜』
さっきまでの自分の痴態を思い出し、ポッと火照りつつ震えるあたし、
身体はすっかり汗ばんで、股間からは白いのが垂らしてた…
ちなみにイクトは、疲れたのか…今はあたしのベッドの上で二度寝中…
なんて呑気な奴!こっちはドキドキが止まらないのに!
そして歌唄は、サッと身体を拭くなり素早く元の格好に着替えてたわ、
で…ビシッと唐突に、あたしに指を向けたの!
「こうなったら、どっちが先にイクトの赤ちゃん妊娠するか勝負よあむ!」
「はい!?ちょ…」
「今回は引き分けだったけど、次こそあたし…絶対負けないんだから!」
「え…あの…ちょっと!」
言うだけ言って、また窓から飛び出して外に出る歌唄、
あのせめて普通に玄関から、って…妊娠勝負って何!
しかも引き分けって…今回って、どんな勝負だったわけ!?
残されたあたしは気持ち良さそうに眠るイクトを見つめ、
ただ頭を痛めるのでした…はぁ。
『その後、まだ○学生のくせにおめでたになってお腹を大きくさせちゃったあむちゃんと、
同じくおめでたで、腹ボテアイドルとして有名になった歌唄ちゃんが、
今度はどっちが正妻の座をつくのかと、またベッド上での争い事になりますが…
それはまた別のお話なんです』
『きししっ、揺れるボテ腹に、噴出す母乳…凄まじいベッド上のバトル開始だぜ!』
って、こらぁぁぁっ!そこのフリーダム天使に悪魔!!
そんな勝手に後日談を語るんじゃない!あってたまるかぁぁぁ〜〜!!!
『ありえない話じゃないけどね…』
『うんうん』
『ですぅ〜』
「え゙っ!?」
【おわり】