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「なあ、小夜タン…抱いて良いか?」
「もう既に抱いて…」
光太郎に抱き締められている小夜が、訳が分からない、という顔で言うのを見て
光太郎は何とか言葉を探した。
「それはその、契りを交わすって言えば分かるかな…床を共にする、とか」
そして、それを聞いてようやく意味を理解した小夜が赤面しながら言う。
「そ、そんな事…」
急に光太郎にそんな事を言われて、小夜は焦って言葉が出て来ない。
「だ、駄目です…私達はそんな…それに私は、決戦存在として育てられて…」
何とかそこまで言ったものの、光太郎の言葉に遮られる。
「決戦存在云々は関係無い」
そして、小夜は光太郎に持ち上げられ、ベッドに向かう。
「小夜が可愛いから、そういう所をもっと見たいんだ…」
「あ、だ、駄目…」
(そ、そんな事…言われたら……)
光太郎の雰囲気が今までと違い、完全に本気だと分かり、小夜は
抵抗しようとするが、光太郎の発言によって力が抜けてしまい、
易々とベッドに運ばれた。
「俺じゃ、駄目かな…?」
小夜を見つめながらの光太郎の問い掛け。
答えに窮した小夜は顔を赤くしたまま押し黙っている。
光太郎はその小夜の顔をを自分の方に向けさせた。
「何を…」
そう抗議しようとした小夜に口を近づけて行く。
「え……」
ゆっくりと、光太郎と小夜の口付けが交わされる。
小夜は衝撃で頭が真っ白になった。
(!!????)
そして、光太郎が口を離し、訪れる平静。
少しの間の口付けの後の見つめ合いながらのしばしの沈黙。
その間、小夜は胸の鼓動が速くなるのを感じ、そして、
光太郎に口付けをされた事で感情が高ぶるのを感じた。
やがて、沈黙を光太郎の再度の尋ねが破る。
「抱いて…良いか……?」
小夜は黙って首を縦に振った。
小夜の同意を得て、光太郎は口を重ね、舌を入れる。
「んっ…」
小夜は光太郎の為されるがままに、光太郎の舌が小夜の口内で蠢く事を
受け入れた。
というより、小夜はそういう事の知識が無かった為に何をすれば良いのか
解らなかったのだ。
光太郎はそんな小夜の反応を薄目を開けて見ていた。
「んんっ…ふうっ…」
そうして、光太郎は小夜の口内を蹂躙し、反応を楽しみながら、
糸を引いた舌を抜いて、胸に手を置く。
「やっぱり、そんなに大きくないんだな」
「…光太郎さんは大きい方がいいですか…?」
「いや、別に」
「あっ…」
「胸は揉んだら大きくなるって言うし」
「ほ、本当ですか……?」
「さあ…」
「ああっ…!」
光太郎は小夜の胸に置いた手で、胸を軽く揉んだり、
先端を軽く押したりしながら、会話をし、小夜の反応を楽しむ。
(可愛い声出すなあ…)
光太郎はそんな事を考えながら、胸の先端を軽く摘む。
「あああっ…!」
小夜の声が光太郎の耳に響いた。
快感に微妙に体を震わせる小夜。
そして、光太郎は、片手を小夜の胸から、秘められたる所へと移動させ、
服の上から指を秘部に当て、上下に動かしながら、もう片方の手での
胸への愛撫を続ける。
「もう結構濡れてるな…」
「あっ、ああっ…ちょっ、ちょっと待っ…ああっ!」
すると、震えていた小夜の体が弓なりに反れた。
「え…ひょっとして…」
光太郎は小夜が逝ったかどうか、聞こうかと、一瞬、考える。
(…逝くっていう言葉で解るかな…)
しかし、光太郎は小夜に「逝く」という表現が通じるかどうか解らず、
どう言えば良いか、少しの間悩んだ。