シレンがナタネ村を救って早くも6年。  
今、女風来人のアスカはある村に立ち寄っていた。  
「ふぅ……久しぶりに宿に泊まれそうだな」  
最近は野宿ばかりで警戒していたが、今回はゆっくりできそうだ  
宿さがしをしている間に、突如後ろから知っている声がする  
「アスカさん?」  
「シレン殿!?」  
後ろに見える、信じられない人物に目を丸くする。  
「シレン殿が喋った!? めったに喋らないはずなのに」  
「俺が喋っている訳が知りたいんですか?コッパがいなくなったせいで……」  
いきなり、顔をそむける。  
 
 
宿を見つけて数時間もう黄昏時  
シレン殿から色々な話を聞いた、やはりコッパがいないと普通に喋るようだ  
ただコッパの話は避けているようだった  
今アスカは温泉に浸かっている  
「シレン殿は拙者のことをどう思っているのだろうか。」  
もうアスカも年頃、恋をして結婚してもいい時期である  
風呂からあがり部屋に戻る。  
お互い浴衣姿であり、シレンの方は少し帯を緩めている  
本人に自覚はないのだろうが、性知識のあるアスカは変な想像をしてしまう  
この者が愛しい、だが明日にはもう別れてしまう。  
切ない気持ちが心の中を支配する  
想いだけでも伝えたい、この気持ちが暴走して、とんでもないことを口走る  
「シレン殿、拙者を抱いてくれぬか?」  
シレンは少し落ち着いた感じだった、  
アスカは自分がとんでもないことを口走った事にきずき顔が赤くなっていくのを感じた  
 
「本当にいいんですか?」  
立ち上がり静かに尋ねる  
しかし本心では女を抱いたことがないので緊張していた、それもずっと恋をしていた相手なら尚更だ  
アスカが小さく頷く。  
すると、唇を奪われる、いきなりの行為に赤くなるアスカの口内に舌が進入してくる  
濃厚な口付けに初めは恥ずかしがっていたが少しすると自分からも舌を絡めていった  
「…………っは」  
銀色の糸が2人の間にできる。そして自分の物とは思えない悦ましい声  
「本当にいいんですよね?あとで止めてといってもだめですよ」  
「シレン殿となら」  
最後の方に一人赤面しながら答える  
いきなり帯を解く、すると白い肌が剥き出しになる。  
 

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