──ここ数年前から……幼子を怪物の生贄に捧げるという1つの小さな村があった  
その村の名は…月影村といった──  
 
…人通りが少なく質素な平屋が建ち並ぶその通りに1人と1匹がいた。  
1人は大きめの三度笠に縞合羽を身につけた風来人、1匹は今でいうフェレットのように白い毛を持ったイタチだった。  
「おい、シレン…村長にこの村の秘密聞きに行こうぜ!」  
「あぁ…そうだな…」  
俺の名はシレン。  
各地を渡り歩いてきた暇…ではなく風来人だ。  
今回…この辺りで相棒である語りイタチのコッパとはぐれたんで探しにこの村に来たんだが…。  
その最中、ここでは子供を怪物に渡すとか何とか聞いたから放っとけなかった。  
現にフミという女の子がここに俺が来る時に連れて行かれるのを見ている。  
しかもあのテーブルマウンテンのような不思議のダンジョンまでもがあった。  
俺はどうにかこうにか鉄砲玉の如く飛び出した村長の息子ナギを連れ帰り井戸に落ちていたコッパとも再会出来た……が、どうもこの村には秘密が…と、それを今からここの村長さんに…  
「シレンさ〜ん!」  
俺が今までの事を考えていると後ろから知った人の声がした。  
「ん?」  
俺が振り返るとそこにいたのは猫を前に抱えたケヤキちゃんだった。  
ケヤキちゃんは月影村の近くに住んでいて俺が世話になっている民宿『ととや』の手伝いに来ている。  
おとなしくも優しいいい娘だ。  
「こんな所でどうしたの?」  
「あ、いや…ちょっと散歩を…。な、コッパ」  
「え?あ?あぁ、そうだよ」  
コッパは不意に振られ少し慌てながら答える。  
 
「そうなんだ、けっこういい所でしょ?ここ」  
ケヤキちゃんはやんわりと俺とコッパに微笑みかけた。  
「そうだなぁ…でもこの村の人…」  
「えっ?」  
ケヤキはコッパの言葉に首をかしげる。  
「いらん事言うな!…うらぁ!」  
間髪入れずシレンの振る足が空を切る。  
シュッゲシッ!  
「うわぁぁぁぁぁ!!」  
コッパはシレンに蹴りを入れられ見事にロクロウの家の先までふっ飛んだ。  
ヒュー…ドサッ  
「ん?…父ちゃん、スカンク拾ったー!」  
タグラは不意に落ちてきたコッパに動じもせずむんずと首ねっこを掴むと家に入っていった。  
「よしよし…ってそれイタチじゃねぇか」  
「えー?」  
「鍋にするか」  
「わーい!」  
「!?」  
 
「ありゃま、よく飛んだなぁ」  
シレンは額に手を当てて向こうを見る。  
「シレンさん…動物は大切にしてね…」  
「迎えに行くかな…すまなかった」  
シレンは心配そうにしているケヤキの肩をポンと叩き言う。  
「はい。でもさっきのいらん事って…」  
ケヤキは少し照れながら返す。  
「あっ、いやあれは何でもないさ。ケヤキちゃんには問題無いから!」  
「そうなんですか?」  
「そうそう!」  
そして俺達はロクロウの家に来た。  
「あ…いい匂いがする…」  
「ホントだ…ん?何か嫌な予感が…」  
 
「はーなーせー!!」  
コッパはタグラに今だに首ねっこを掴まれジタバタしていた。  
「父ちゃん、このスカンク喋ってる!」  
タグラはコッパに興味津々のようである。  
「はっはっは!タグラ、喋るイタチなんざシレンさんの相棒のあのイタチくらいだ」  
「もしもし?」  
シレンはケヤキを連れ中に入ってきた。  
「お、シレンさん。丁度いい所に来た!ケヤキちゃんも一緒か」  
「ロクロウさん…そのイタチ、シレンさんの相棒のコッパさんですよ」  
「え…?」  
ロクロウはマジっスか?みたいな顔つきで手に持ったお玉をぽろりと落とす。  
カシャーン…  
 
…俺は鍋にされそうになったコッパを助け今はととやの一室にいる。  
「…なーんであそこで蹴るかな」  
「お前がいらん事喋ろうとするからだ」  
「ぐっ…」  
「とりあえず一休みしたら村長さんの所へ行くぞ」  
「へいへい…じゃオイラ昼寝しよっと」  
そう言うとコッパは部屋にの片隅に積まれた布団の上に飛び乗る。  
トントン  
ふと誰かが襖を叩く。  
「シレンさん、いますか?」  
「いるぜ」  
「失礼しますね」  
おずおずとケヤキが部屋に入ってくる。  
「何かあった?」  
「タンモモが…いないの…」  
タンモモはケヤキちゃんが可愛がっている野良猫で俺も1度世話になった…ダンジョンで。  
事もあろうかあの猫、俺に攻撃しやがって…そのせいで俺はあの時に…  
「シレンさん?」  
1人憤慨しているとケヤキちゃんが不思議そうに俺の顔をのぞき込む。  
 
「おわっ!」  
「難しい顔してたから…シレンさんもタンモモの事心配?」  
「…も、勿論!」  
「良かった…」  
ケヤキちゃんは相当な猫好きでタンモモ以外の野良猫も可愛がっているらしい。  
俺は見た事無いが…。  
「とりあえず探しに行こう」  
「はい」  
俺達は部屋を出るとととやの前で立ち止まる。  
そこには酒瓢箪を手にした薬売りのヨシゾウタがいた。  
「これはこれは…お2人さん。どうかしたんで?」  
「あれ?ヨシゾウタさんまだいたの?」  
「シレンさんそりゃひでぇ。俺はまだ薬1つも売ってないんでさぁ」  
ヨシゾウタは背中の薬箱を指さすと瓢箪の栓を抜く。  
「どうだい、前言った通り一杯やらないか?」  
「今ちょっと用があるからまた今度に」  
「そうかい…ん、ケヤキちゃんもいたのか」  
「こ…こんにちは」  
ケヤキは何処かそわそわしながら答える。  
「おっとっと、こりゃ失礼だったな。そんじゃまお邪魔虫は消えるとするか」  
「何だったんだ…」  
シレンとケヤキはカッカッカ…と笑いながら供養峠の方に行くヨシゾウタを見送った。  
するとヨシゾウタは供養峠への入り口の手前で立ち止まり叫んだ。  
「そうだぁ!さっき野良猫を神社で見かけたぞぉ!股が短い妙な猫!」  
「え?」  
「タンモモだ!」  
俺はケヤキちゃんの手を握り駆けだした。  
「あ!ま、待って…」  
 
神社への階段を駆けあがりついた先には賽銭箱の隣で眠りこけているタンモモの姿があった。  
ケヤキはその姿を見て安堵の息をつく。  
 
「あぁ良かった…」  
「行ってやりなよ」  
「ありがとう、シレンさん」  
満面の笑みでケヤキはシレンを見る。  
「う…あ、いや礼ならヨシゾウタさんに言いなよ。あの人が教えてくれた訳だし」  
「………」  
途端に黙るケヤキ。  
「ん?どうかした?」  
「…えっ?何…でもないの」  
「…ならいいけど」  
「じゃあ私タンモモの所に行くね…」  
そう言うとケヤキはタンモモの元へと向かう。  
「する事無くなったし…ととやに戻るか」  
足早でととやに戻ってみるとコッパが小さな鼾を立てながら寝ていた。  
「俺も…寝るか」  
俺はゴロンと寝転がって…やがて深い眠りに落ちていった…。  
 
「…お……レン………シ…レン……おい……」  
誰かが俺を呼んでいる…。  
「後5分だけ…むにゃ…」  
「何が5分だけ、だ!起きろ!そりゃ!」  
バシン!  
コッパは枕で小気味良い音を立てながらシレンの顔をぶっ叩いた。  
「むにゃ……んん!?」  
ガバッと飛び起きたシレンはきょろきょろと辺りを見回す。  
「はい、起きたな。さっさと行こうぜ」  
「…………あ、そうか。村長さんか」  
(さて…どうなる事やら…)  
 
俺達が外に出てみるとすっかり陽が落ち闇に満たされていた。  
「…おいおい、もう夜じゃないか…」  
 
「あははは…オイラ達寝すぎちゃったなぁ」  
「笑ってる場合か!とにかく村長さんの所へ行くぜ」  
…それにしても流石は夜。  
人っ子1人もおらず聞こえるのは虫の音だけ。  
俺達は村長の家の前まで来たが…何か妙な気配が…。  
「シレン…」  
「あぁ…分かってる」  
俺は刀を構え恐る恐る扉を開ける。  
コッパは素早く道具袋の中に入っていった。  
「せーの…それっ!」  
ガッ…ガララッ!  
「むっ!」  
「な、何!?」  
何とそこには多勢のモンスター達がいた。  
気分はさながらモンスターハウスに入った感じで…。  
「どっ、どういう事だ!?」  
すると奥にいたきりせんにんが一歩前に出てきた。  
「落ち着いて下され…ワシらは何もせん」  
「その声は…」  
「そう、ワシじゃよ。村長じゃ」  
シレンは村長の変貌に驚いた。  
「シレンさん…そろそろあなたもこの村について疑問が生まれる頃だと思うておりました」  
「え?」  
「村の者から色々聞いておりましてな…」  
「………」  
そして俺達は月影村の重大な秘密を知る事となった…。  
 
その頃、神社脇の森で…。  
「ふぅ…ふぅ……」  
大樹の陰で綺麗な銀の毛を持つ巨大な猫が息をつきながら横たわっていた。  
その姿はまさに化け猫と言わんばかりだった。  
 
「…苦しそうだなぁ。まぁ今夜は満月…力が強まってるからか…」  
「!?」  
不意に巨大猫の頭上から声がした。  
太い木の枝に立っていたのは…あの薬売りヨシゾウタだった。  
「ふうぅぅぅぅ…」  
巨大猫は全身の毛を逆立たせ激しい威嚇をし始める。  
「まぁそういきり立ってくれるなよ…ククク」  
「がぁぁぁぁっ!!」  
ズジャッ!ダダン!  
巨大猫は瞬時にヨシゾウタのいる所に飛びかかった。  
「…甘い」  
ヨシゾウタはそれをひらりとかわし懐から丸い何かを取り出すと巨大猫に投げつける。  
「!…シャアッ!」  
しかし、爪で一刀両断される。  
スパッ!ボファ…  
丸い何かは真っ二つに割れ中からモヤモヤとした煙のようなものが発生した。  
「ヨシゾウタ特製の…丸薬・浄帰陣…」  
ヨシゾウタは手布で口を覆いながら呟く。  
「……」  
だが巨大猫はその煙が危険なものと気付いてか、とっさに飛び退いた。  
「無駄だ…そいつの効果範囲をなめるなよ」  
煙は増大し飛び退いた先にいた巨大猫をあっさり包んだ。  
「…さぁ戻れ…人の姿に…」  
「がぁぁぁぁ…ぁぁ……ぁ…………」  
シュウゥゥゥ……  
そして煙が僅かに晴れる。  
「ククク……」  
巨大猫がいたそこには一糸纏わぬ姿で倒れているケヤキの姿があった…。  
 
「まぁ…よくも暴れずに耐えれたもんだ…」  
そう言いながらヨシゾウタはケヤキに近づいていく。  
「アレの効果を試したかったが……これじゃ無理か…」  
ケヤキのすぐ側にしゃがみ込むとその裸体をまじまじと見る。  
「そういや最近女っ気無かったな…」  
ヨシゾウタはにやりと笑みを浮かべるとケヤキを抱き起こし後ろに回り座り込んだ。  
「……んっ…」  
ケヤキが小さく声を出したがヨシゾウタは気にせずみずみずしく張りのある双丘に手をつけようとした。  
双丘のなだらかな曲線に沿うようにして下から上へと押し上げるように揉み始める。  
「ほう…やはり年頃の割にはいい体してるな」  
「…………んん…え…?」  
体への刺激によりケヤキは虚ろながら目を覚ます。  
「ありゃ、もう起きちまったのか。まぁいいがな」  
またも構わず手を休めない。  
「あ……!ヨシ…ゾウタ…さん…?」  
ケヤキは変身、変身強制解除時の影響で体に力が入らずぐったりとしていた。  
「…やめ…て……あっ…」  
手をゆっくりと這わして揉み続け微かに膨らんだ先端の縁を人差し指でなぞる。  
最初は触れるか触れないかぐらいかの微妙な所でゆっくりと。  
それでも刺激が来るのかケヤキがか細い声をあげる。  
「ククッ…その反応いいぜ…」  
 
更に指の腹を使いだし、より接触面を増やして指の動きを速めた。  
「んっ……あ…ぁ…」  
中心の乳首に直の愛撫が加えられてはいないがこういう経験には疎いケヤキにとってヨシゾウタのする事はどれもが初めての為どうしても反応しやすくなってしまう。  
そして指先の回転中に不意に乳首が転がされる刺激にその硬さは増しより刺激を求め先端をとがらせるのであった。  
「…は……はぁ……はっ……あっ…ん…」  
ケヤキは目を潤ませ何度も息を短く飲む。  
「ん〜…いいねいいね…初々しくて」  
「も…う……やめて………やめ……あぁっ!」  
ヨシゾウタは乳首を摘み筆の先を整えるように親指と人差し指で根本から先端にクニュ、クニュと摘み上げる。  
「さて、下は…どうかな?」  
愛撫する左手を休めず右手をケヤキの太股をさすらせ秘所へと移す。  
「あぁ…んっ…んあぁっ!」  
ヨシゾウタの指先がケヤキの秘所をなぞるように撫で上げた時ケヤキは大きく嬌声をあげる。  
「ほーう…まぁまぁ濡れてるな。何だかんだ言って欲求不満かぁ?」  
「…そん…な……」  
ケヤキはヨシゾウタの悪態に酷く傷ついたようだった。  
既に全身ぐったりとしており、まさにされるがままなケヤキは抵抗する事も出来ずただただ弄ばれるだけであった。  
 
「まだまだ…ここはどうだ?」  
ヨシゾウタは慣れた手つきでケヤキの陰核の皮を剥き指先でくりくりとこね回す。  
「ああ……だ…め……そんな……とこ…ろ………あくぅ…!」  
「気持ちいいだろ?んん?」  
これまでケヤキが望まぬ性的な所為をされ嫌々ながら感じている姿を見ていたヨシゾウタは益々気分を良くしていた。  
そして陰核をこね回していた指先を秘所に挿し入れる。  
「いっ…あ…あああっ……う、んんっ…」  
「ククッ…お前、普段より声がよく出てるな」  
ヨシゾウタの指がじわりじわりと飲み込まれていくがケヤキの膣内の壁が締め付けなかなか進まない。  
「…初めて…か…。まぁそうだろうとは思ったがな…」  
「おね…がい……もう……これ…以上…は…」  
ケヤキはヨシゾウタから与えられる数々の刺激に顔を紅潮させ呼吸も乱れ声も絶え絶えになってきているがその表情は悲しみをたたえ目から一筋の涙を流した。  
「泣いた所でどうにもならんさ」  
そう言うとヨシゾウタは挿入した指を力強く押し込む。  
「ひいっ!」  
ケヤキが悲鳴を上げるが無視して続けざまに奥深くを探ったり入り口付近を執拗に撫でてみたりする。  
「んぁ、あっ…あぁっ……んっ…はあ、あ、あ……あぁぁ…」  
 
「よく鳴く、よく鳴く…ん〜?」  
「あっ…ん、はぁ…あふぅ!」  
ヨシゾウタは無造作に指を引き抜く。  
と、同時に素早く引き抜かれた指の動きによる刺激がケヤキに快感を与える。  
「ほれよ…これ見てみな」  
ケヤキはぼうっとしながらもヨシゾウタが突き出した指を見る。  
その指には透明な液体が付着しており、指の間を広げると糸が引いていた。  
「あ…あ…あ……」  
「お前のアソコから出た汁だ。トロトロと湧き水のように出てきた…な。ククク…」  
自分の見たくない体液を見せられケヤキは更に顔を赤くさせ背ける。  
羞恥の攻めを受けるケヤキにヨシゾウタはなおもその攻めを続けた。  
「あぁっ!…くぅ…ぁ…っはぁ!」  
再び指が秘所に挿し入れられる。  
先程と違い溢れる愛液で幾分かすんなりと入った。  
が、強引に入れられた為にその衝撃でケヤキの体が仰け反った。  
そして指の出し入れを開始する。  
根本まで埋め、先端まで引き抜く…この運動の繰り返しが行われる。  
「う…だ、だめ……はぁ…あぅ……い…やぁ……」  
ちゅくちゅくと自分の秘所から発する卑猥な水音が森の中で響きケヤキは恥ずかしさも相まって昴ぶっていく。  
「どうだ?いいだろう?もっと早くしてやるぜ」  
 
じゅぷっ、じゅぷっ…  
音が変わり指の動きが早くなる。  
「あぁ…い…あっ……うぅ…んぁぁ…はぁ…うっ、んん!」  
ケヤキは波の如く押し寄せる快感に流されるままであった。  
「そろそろ、最初の行っとくかぁ!」  
「ん…はぁ…は……え…?」  
そう叫んだ瞬間、指の動きがまたも早くなる。  
水音が小刻みになり与えられる刺激の強さが増しその間隔も短くなる。  
「あ、あぁ…あ…だ…だめ…あっ……くぁ…あぁぁ…」  
ケヤキは口からだらしなく涎を垂らし体を打ち震えさせている。  
「そら!イけ!」  
ヨシゾウタはとどめと言わんばかりに指を強く押し込んだ。  
「…も……う…だ……あっ…あああぁぁぁぁぁ!!」  
ケヤキの体がビクンビクンと痙攣する。  
それに伴い指を出し入れされた部分から、まるで蓋が取れたかのように愛液が勢いよく溢れだした。  
「けっこうけっこう」  
へらへらと笑いながらヨシゾウタは指を引き抜きケヤキの愛液がまとわりついた指をぺろりと舐める。  
ケヤキは絶頂を迎えた脱力感で糸が切れた操り人形みたいにぐったりとしていた。  
「……はぁ……はぁ………」  
「クク……次は俺が直々に相手を……んっ!?」  
 
ヨシゾウタは不意に明後日の方へ目線を送り耳をすます。  
「…この神社に巻物が…」  
「…そうらしいぜ…」  
するとシレンとコッパの小さな話し声が聞こえてきた。  
「…ふん…鳴き竜の巻物か…。…と、その前にこいつを…………ん?待てよ?」  
そう言ってヨシゾウタは少し思案するとニヤリといかにもな悪役の笑みを浮かべる。  
「クックック…大切な思い人に…初めてを…。……無理矢理…な……クカカカカ…」  
その邪な笑いはこれからの運命を露知らず倒れている1人の少女に向けられていた……。  
 
 

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