「ちょっとお客さん?店の壁掘って何してるんで?」
「ダンジョンのドコを、(ザク)掘ろうと、(ザク)私の勝手だろう、(ザク)捨て置け」
「・・・。」
「弟切草は食べて…、杖、要らないな変化の壷行き、と、
腹は減っていないが折角だ、巨大おにぎりも(もぐもぐ)」
「お客さーん、買ってから食べてくださいよー、変化させたものもお代いただきますからねー」
「わかっている、時に店主、私の武器防具、道具、所持品あらいざらい買ってくれ」
「ちょっ、てめっ、泥棒する気マンマンじゃねーかっ!」
「言いがかりだ、買うのか買わんのか」
「?祝福されたものでもあったかな?買い取り価格が500ギタンほど高いようだが」
「それがお前の値段だよ…」
ゴツ
「ざまぁねえぜ、盾を手放した風来人なんざ俺の前じゃマムルも一緒よ」
「くっ、くくく、なんだお前、この歳で未通娘か、もう50ギタンほどつけてやっても良かったか
もっとも、その価値ももうすぐ無くなっちまうけどな」
ここはとあるダンジョンの中層、名も無き風来人が到達し、しばらくして店を発見した。
店の品揃えは草や盾、盾や武器、等が取り揃えられていたのだが、その風来人は店の中に
一つ異質な物を見つけ、店の売り物など目には入らなかった。
「なぁ、親父…、そこの縛られた裸の女みたいなモノ、何?売り物?」
「はいはい売り物ですよ、アスカの肉壷
お値段通常価格2万ギタンのところ、特別価格2万2千ギタンでのご提供と…、」
「ちょい待ち、高くなってるじゃん、祝福価格?と言うか、本当に売り物かよ?」
「勿論ですとも、ただお買い上げいただいても、お持ちかえりじゃなくて店内での使用に限るのですが
お値段が割増なのはね、この娘…、ご覧いただいたほうが早いですな」
店主は、アスカに見事にかけられた亀甲縛りの縄を引き、風来人の前まで引き出すと
脚の付け根、股間の中心、陰唇の肉ヒダを指でめいっぱい広げてたいまつで照らす
「ぐうぅ、痛っ、やあぁぁ・・・」
「正真証明処女でしょ、色も綺麗な薄桃色だし、壷の狭さは極上モノですよ。」
「いや・・、暗くて良く見えないが・・・、言われてみりゃそんな感じだな
にしても2万は高けぇ、もうちっと負からんか?」
「ま、お気に召さなきゃ、他にも商品はありますから。色々見ていってくださいな」
と言われたものの、このアスカと呼ばれた娘に風来人は心奪われていた。
髪は結っておらず、武家の男の一部がそうするようなマゲの形にまとめられ、
町の遊女のほどに肉感的な体をしているわけでもなかったが、
整った眉目だが勝気そうな顔立ちの娘が、白い肌に縄を食い込ませて
風来人の視線で不安と羞恥に悶える様は、激しく劣情を催させる
冷静に考えればこの先進むのに、2万ギタン分で他の商品を買うべきだっただろう
しかしアスカの望むと望まざるとに関わらず、彼女放つ雌性がそれを許さなかった
「よっしゃ、買った2万だな」
「はい、2万と2千になります、因みに製品の性質上現金先払いとなります」