「ねえ……今日のシレン、やけに不機嫌そうじゃない。何かあったの?」
「お竜も知ってるだろ。竹林の村の鍛冶屋にいた、見習いの娘」
「ああ、あの子犬みたいな目のカワイイ娘? 彼女確か故郷の村に戻って、鍛冶屋始めたんでしょ?
……分かった。彼女から結婚しましたって手紙が来て、幼さの残るあの身体が毎晩毎晩旦那に開発されるのを
想像してムラムラし
「そりゃ一周遅れの気遣いだ、お竜。実は彼女、時々こばみ谷にも来ることになって、その時は竹林の村の鍛冶屋
で武器を鍛えてくれるって約束してくれてたんだが」
「へぇ、いいじゃない。ついでに俺の『肉のカタナ+20』も鍛えてくれよげひひひとか考えてたでしょ?」
「まあな。だがそんな妄想以上に期待してたのは……」
「?」
「鍛冶屋の親父って、武器を鍛えた後『ぜーっ、ぜーっ』って荒い息してるだろ? まあ鍛刀なんてのは重労働だか
ら当然だが……まああんな筋肉親父の呼吸音なんてどうでもいい。問題はあの娘だ。あの可憐な少女が、汗みずく
なって切なく激しく喘ぐ情景を想像して興奮してたんだが……」
「なるほど、実際は期待外れだったと。本当にシレンはド変態さんね」