シュテン山中腹  
 
「きゃあっ・・・し、しまった!!」  
女剣士の、悲鳴にも似た声が辺りに響く  
 
ケンゴウというモンスターに襲われたのはつい先程  
3対1という数の不利、普段なら蹴散らせる相手なのだが  
この辺りではモンスターも出ないハズ・・・という油断も手伝い  
アッサリと得物を弾き飛ばされた  
 
ジリジリと間合いを詰めるケンゴウ達  
剣は遥か遠く、とても取りにいけそうな距離ではない  
「くっ・・・これまでか・・・」  
覚悟を決めるしかない、諦めかけた・・・その時  
 
「オーイ姉ちゃん、手伝おうか?」  
 
聞きなれない声が・・・カタナが弾き飛ばされた方向から聞こえてきた  
渡りに船とは正にこういう事を指すのであろう  
「そこにあるカタナをこっちに投げてくれー」  
誰なのかは分からないが、こっちが切迫している事くらいは分かるだろう  
すぐにカタナが手元に戻ると思っていた・・・が  
 
何故かカタナは一向にこちらへ来ない  
「ちょっと、は、早くしてくれ!!」  
目の前のケンゴウに怯えながら、恐怖の入り混じった声で催促する  
 
しかし向こうから帰ってきたのは・・・  
 
「こっちのメリットは?」  
 
こんな返答だった・・・段々頭が追いついてくる  
よくよく考えれば他人がタダで何かしてくれる訳がない  
しかしこっちの状況は分かっているだろうに、それでもこんな事を言う相手に心底腹が立つ  
 
「そ、そんなことより、早くしてくれ、頼む、後生だ」  
「なんでオレがそんな事しなきゃいけないの?  
別に投げても投げなくてもこっちに何も無いってんなら、このカタナ貰って逃げた方が得じゃないか」  
 
見捨てられる恐怖、一筋の希望が見えてきたのだ、これを手放すわけには行かない  
「わかった、有り金でもそのカタナでも事が済んだら差し上げる、頼む・・・、早く!!」  
少しの沈黙の後・・・  
「オネーサンが何でも言う事聞いてくれるんならいいよ、なんでも・・・ね  
子供じゃないんだから、何を言ってるかくらいは分かるよね?」  
 
調子に乗っている・・・  
こんなたまたま通りかかっただけのヤツの言う事を聞かなければならない  
そんな理不尽な状況にハラワタが煮えくり返るが、しかし選択権など無い  
そうこうしている内にケンゴウの剣先が目の前に迫っている  
「フュルル・・・ヒュフゥ・・・」  
荒い鼻息が聞こえる  
このモンスターが打ち込もうと思えばカンタンに生命を奪えるだろう  
まるで恐怖におののく様を楽しむかのように、三匹とも剣先を近づけたり離したりする  
剣先に圧されながら後ずさると、石に躓いてハデにしりもちを付く  
これ以上後ろに下がれない・・・だがケンゴウの剣先は無情に迫ってくる  
 
「し、死にたくないよ・・・・・・た、助けて・・・お願い・・・「ヴァァア!!」  
 
掛け声らしき声と共に、正面のケンゴウが上段に構え、太刀を振り下ろす  
 
「き、キャァァアッ」  
 
【ラクライの巻物】  
ズガァァァン・・・という雷鳴が響き渡り、目の前のケンゴウが消し飛ぶ  
 
「あーあ・・・ラクライの巻物が一つ無くなっちゃったよ・・・」  
 
さっきの声と違う・・・子供の声だ  
 
「あ・・・アハ・・・ハハハ・・・」  
乾いた虚ろな笑い声がこみ上げる、  
腰が抜けたようで力が入らな・・・「あ、ああぁ──・・・!!」  
緊張が解けた為か、体中の筋肉を緩めたからか、あまりの恐怖の為か─・・・  
 
生暖かい感触が下半身に広がっていく  
「うわぁ・・・小便漏らしてるよこの人・・・」  
「あ・・・あ・・・あ・・・み、見ないで・・・」  
どうにか止めたいが、一度出始めた物は止めようが無い  
洪水のような勢いで流れ出した小水は、股間を中心に地面に水溜りを作っていく  
「やっ・・・イヤ、ぁぁ」  
 
奇妙な開放感と共に、袴を濡らしていた排出が止まる  
赤面したまま、恥ずかしさのあまり声が出ない  
先に切り出したのは・・・  
「全く・・・人前で小便とは、もう少し恥ってモンを─」  
珍妙な生物が何やら流暢にまくしたたている  
「こ、これは─?」  
「ああ、語りイタチのコッパってんだ、さっき喋ってたのはコイツだよ」  
「お前か・・・!!」  
この生意気なツラを締め上げてしまいたくなる衝動をグッと堪える  
 
「そう言えばさっきの話だけど・・・あの条件を分かった上で『助けて』ってったんだよね?」  
「フ、フン・・・相手が子供に畜生というなら話は別だ、さっさと向こうへ行けッ」  
「オイオイそりゃねーんじゃねーの・・・助けてやったのは事実だぜ、なんか礼でも・・・ムグッ」  
語りイタチを片手で制し、子供の方が歩み寄ってきた  
 
「まぁとりあえず立って立って、その服を乾かさないと」  
 
「す、すまない・・・」  
差し伸べられた手を掴んで立ち上がる、結構体重をかけたのだが身じろぎもしない  
結構こっちの方は悪いヤツではないのかも・・・  
 
 
「誰も来ないように見張っていてくれよ・・・」  
「分かった、任せてー」  
鍛冶屋の裏側で服を乾かす、あの少年に見張りを頼んでみると快く引き受けてくれた  
矢張り性格が捻じ曲がっているのはあの語りイタチだけなのだろう  
「ん・・・うん・・・あれ・・・?」  
急激に眠気が・・・ダメだ・・・立ってられ・・・ない・・・  
 
 
「最初からコレ狙ってたろ?」(ヒマキチ)  
「うん、当たり前じゃん、そうじゃなきゃあ良いコの振りなんか誰がするかよ」(シレン)  
「へぇ・・・キレーな人だね」(リク)  
「お前のネェチャン程じゃないって」(コッパ)  
「ふぅ〜ん・・・コレが新しい玩具か」(キララ)  
何やらガヤガヤと騒がしい・・・もっと他に仲間がいたようだ・・・  
早く逃げなきゃ・・・言ってる事が穏やかじゃない事くらい分かる・・・  
 
 
ダメだ、体が動かない、動きたくない・・・このまま眠気に任せて・・・  
 
「しかしまた巻物がなくなっちまったな」  
「なァに、その分この女にゃ楽しませてもらうさ」  
「どうせバクスイの巻物なんていくらでも手に入るだろ」  
そうか・・・あの子供・・・よく考えれば分かるハズだった・・・  
もし本当に悪気が無い・・・なら・・・語りイタチの暴走を・・・黙って・・・見・・・てるハズ・・・が・・・  
「さて、じゃあ頼むぜカミサマ」  
薄れつつある意識の中、最後に聞いたのはこの一言だった  
 
「マーモリー・シューノー」  
 
 
上級山道  
 
バクスイの巻物の効果も薄れ、何やら振動に反応して意識が覚醒する  
 
暗い・・・狭い・・・ここはどこだ・・・  
ああ・・・そうか、バクスイの巻物で眠らされたのか・・・「っ!!?」  
体中のあちこちが痛い、凝り固まってる・・・  
 
ガタンガタンという音と共に、右へ左へ体がぶつかり、その度に痛みが走る  
 
「もうちょっと丁寧に扱え!!」  
出来る限り大きな声で叫んでみるが、返答は無い  
余りにも無反応、それが叫んでも無駄だという事を雄弁に語ってくれる  
 
もう何度か叫んではみるが、やはり全く反応が無い  
ここがどこかは分からないが、恐らくダンジョンの中だろう、モンスターの叫び声が聞こえる  
 
 
どのくらい時間が経ったか分からない─  
1時間かもしれないし、10時間かも、いやもしかしたら10分も経ってないかも・・・  
分かるのは体中をぶつけた痛み、そして今まさに襲ってくる痛みだけ  
 
「頼む、お願いだ、ここから出してくれ」  
 
・・・・・・さっきから続いていた振動が止んだ  
そして久々の人の声が聞こえてくる  
「じゃあ出したげる?」  
「もう少しこのままでもいいような・・・」  
「この人が下手に出たら出すって話だったでしょ」  
「じゃあいっか、マーモリー、出してー」  
「ワカッタ、マーモリーシューノー」  
 
「うあぁっ!!」  
 
「うぅ・・・怖かった・・・」  
「閉所恐怖症にでもなったんじゃないかな?」  
「そりゃないんじゃない?仮にもサムライだよ」  
「まぁいいや、ダンジョンなんだから立って立ってー」  
 
(※システム・ダンジョン内の敵や仲間は、シレンが行動するまで立ったまま動く事が出来ません)  
 
「はぅあっ」  
起立の姿勢で─何も持っていないのだが─剣を構えた姿勢のまま動けない  
「こ、これは─一体・・・?」  
「まァゲームシステムだね、オレらは潜り抜けれるけどアンタはそうはいかないよ」  
 
それはそうと─  
「キサマ、殺してやる!!」  
この子供に騙された所為でここまでツラい目に遭ってきたのだ  
 
胸倉を掴んで投げようとした時異常に気付く  
 
─重い─?  
 
「オレのレベルがいくつだと思ってるんだよ、その手ェどけろ」  
子供が面倒くさそうにペシッと手で一払いすると、手に激痛が走り、着物から引き剥がされる  
「え・・・?え・・・?」  
 
(※説明・今までタンスの中に篭りっきりだったアスカ(Lv15)と、ダンジョン内で戦い続けたシレン(Lv27)ではそれ相応に差が付いています)  
 
う、動けない─・・・  
 
何故か金縛りに遭ったように、構えの姿勢を崩せなくなった  
 
(※ゲームシステム上1ターンに出来る行動は一つのみです  
今回は「自分が立っている他のマスに攻撃、もしくは移動した場合」を1行動と数えます」)  
 
「全く、いきり立つ前に自分のカッコをよく見て欲しいモンだよ、オレなら少しは隠すぜ?」  
 
「えっ、あぁ!!」  
そう言えば・・・袴・・・脱いでる時に眠らされて──  
 
上半身は普通だが、下半身は褌一丁、靴すら履いていない  
「やっやっ、イヤァァッッ!!」  
どうにか股間を隠したいが、手を当てることはおろか、立ったまま微動だに出来ない  
 
「まぁまぁ、良いケツしてるぜ、嬢ちゃん」  
後ろからカッパ!?・・・に尻を撫で回されている  
そのヌルヌルとした感触に鳥肌が立つ  
「や、めろォ・・・」  
「OK、とりあえずそのジャマな服を剥ぎ取ったらな」  
動けない事をいい事に、下半身を覆っていた唯一の衣類を剥ぎ取ろうとする  
「ダメぇッッ」  
抵抗しようとするが、微かに足が震える程度  
成す術無く下半身が露になる  
 
「返して・・・お願い・・・」  
 
どこか誇らしげに、しげしげと下着を眺めるカッパに頼んでみるが、完全にシカト─  
 
「次は私の番よ♪」  
小さな女の子が歩み寄ってくる─って・・・ツノ!?  
 
「お、お、鬼族・・・!!」  
 
「ふふ、怯えちゃって、カーワイイ♪」  
体を密着させながら、ムネに手を伸ばしてきて─  
 
「ひァっ」  
 
「ふふっ、チクビをちょっとイジっただけよ?」  
乳房を揉まれるだけで喘ぎ声が漏れ出る  
思考を蕩けさせていく愛撫、体が火照っていく  
「あッ・・・」  
秘部に小さな刺激が走る  
「ふふ、もうこんなに濡れてる、Hねぇ」  
「そ、んな・・・こと・・・無い・・・ッッ」  
「ふ〜ん・・・じゃあこれは何なのかしら?」  
今までの胸全体に満遍なく与えてきた刺激から一転、乳首を執拗に弄り始める  
「もうこんなに硬くなってるのよ・・・?感じてるんじゃないの・・・」  
確かに、着物の上からでも分かるほどに硬くなり、ポツンと浮き出ている  
しかし女剣士に答える余裕は無い  
「っ・・・ひゃうぁぁっッ!!」  
快感に押し流されないようにするだけで精一杯、そんな気持ちをあざ笑うかのように  
秘部に指を出し入れし、乳首からむず痒いような刺激を送り続ける  
「やっ、もうやめ─・・・」  
 
イク───ッッ!!  
 
「ふぅ、じゃ、そろそろ交代ね」  
「あっ・・・」  
 
絶頂の寸前で止められ、どうしようもなくなった快感だけが残る  
「そ、そんなァ・・・」  
 
「まァ次のお相手はリク君だ、壊れないようにね〜♪」  
 
リク、このあどけない少年だろう、しかし年齢とは裏腹に、  
着物越しに見える既に硬くなったソレは─余り経験があるわけではないが─明らかに普通サイズではなかった  
 
「大きすぎ・・・ウソ、冗談でしょ・・・?」  
 
着物を緩ませて姿を現したソレは─・・・余りにも生々しく、凶悪そのものだった  
「うぁ・・・うぅ・・・」  
「おねーさん、コレが欲しいの・・・?」  
大きく、凶悪ではあるものの、この火照った体を鎮める為には・・・  
「・・・お願い、滅茶苦茶にして─」  
何かが壊れた瞬間だった  
こっちからは求めていない、そうして自我を支えていた何かを失った・・・  
 
しかし、そんな気持ちは、その逸物を挿入された瞬間にどこかに吹き飛んでいた  
 
「あっ、あっ、んっハ ぁぁッ───!!」  
 
既に絶頂間際だった体はあっという間に達した  
それでも何度も続けられる性交、その快感はプライドを確実に破壊していく  
 
「んぁっ・・・ひゃぃっ・・・ふゃあっ・・・あぁンっ」  
「おねーさんの・・・中っ・・・スゴく・・・キモチ良いよ・・・っっ」  
 
「さて、そろそろかな─」  
 
【金縛りの杖】  
 
突然の出来事─それに頭は付いて行けなかった  
ただ一つ理解したのは快感が無くなった事だけ─  
「いや・・・もっとぉ・・・」  
「まだして欲しいのか?」  
「お願い、ハヤクぅ・・・」  
既に人格も何もあったものではない、快感を求めるがまま・・・  
「だったらこれから、何でも言う事聞いてよ、何でも・・・ね」  
あの時語りイタチが言っていたことを、その主が言う  
アスカには選択肢は無かった  
「分かったから、お願い・・・続きを─・・・」  
「確かに言ったよ・・・」  
何度かその場でシレンが足踏みすると金縛りが解けた  
 
「んじゃあリクの次はオレの相手も頼もうか、オレのもアイツには負けねぇぜ・・・」  
 
無様に子供達に玩具にされ、這い蹲っていいように喘がされている  
         ─女剣士の冒険はまだ始まったばかり─  
 
 

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