ホウライ山一帯を震撼させた、かのからくり屋敷騒動より半年の事。  
からくり屋敷が現れ、そして沈んだとされるホウライ山の頂。  
そのカルデラ湖に、小さな舞台が設けられていた。その入口には大きな  
垂れ幕がかかり、朱色の文字で大きく『武芸大会』と記されてある。  
どうしてこんな場所で、個々の腕を競いあう大会が開かれているのか。  
事の発端は数か月前に遡る。  
 その理由とは、山頂付近で温泉が湧き出たためだった。当初こそ近辺に  
住む人々は喜んだものの、知能の高いモンスター達がその権利を主張。  
長い論議の末にも双方譲らず、遂に力で決めてしまおうという結論に  
達したのだった。そしてからくり屋敷騒動を落着させた風来人、シレンの  
身にも主催者推薦という形で招待状が送られていた。彼は乗り気では  
無かったものの、10万ギタンというまぁそれ程の額の賞金が出るという事で、  
コッパに言い聞かされてしぶしぶこの地へと戻ってきていたのだった。  
 しかし大会中に共にからくり屋敷に挑んだ女風来人が、謎の集団に  
拉致されるという情報を彼は耳にする。偶然その場に居合わせた叔父、  
センセーにも捜索を依頼し、彼は試合の合間を縫って彼女の行方を捜していた。  
 彼が血眼になっているその頃…。武芸大会会場より遙か上空。さんさんと  
輝く太陽に照らされ、不気味なほどに黒く光る軍艦が宙に浮かんでいた。  
その形から、幕府の所有する軍艦である事が見て取れる。船の名は外道丸。  
これまで主流であった光陣丸系統に更に改良を重ねた、最新鋭の艦でもあった。  
何故このような所に幕府の船が浮かんでいるのか…。その理由は簡単。  
ただ、幕府配下のくの一がこの大会に参加しているためだ。  
 その外道丸内部…罪人を捕えておくための木牢に、数人の男の姿があった。  
皆群青の忍び装束に身を包み、それだけで彼らが忍者である事が分かる。  
しかし、彼らは腰から下には何も身に着けておらず、男性器と尻は丸見えと  
なっている。何も、男色にのめり込んでいるわけではない。  
 彼らは輪になり、一人の女を取り囲んでいる。女は紫と淡い桃色の配色が  
美しい羽織袴に身を包み、首の回りまで保護された胸当てを身に付けていた。  
そして、濃い桃色の髪をリボンでまとめたポニーテールが何とも愛らしい。  
彼女の名はアスカ。半年前、シレンとその叔父センセーと共に、からくり屋敷に  
挑んだ風来人の一人。街を歩けば誰もが振り向く美貌を持つが、その身には  
不釣り合いにも見える大刀を腰に差し、それを軽々と扱ってのける程の力を  
持つ。  
 しかし、そんな彼女も数人、それも百戦錬磨の忍者達を相手にするには  
少々無理があった。その上不意打ちを食らい、彼女は気を失ったままこの艦へと  
運ばれてきたのだ。自慢の愛刀と盾は取り上げられ、両腕を後ろ手に縛られ  
身動きが取れない。更には布で目も隠された。自分にこんな事をして  
どうするつもりなのか。程無くして、恐恐としていた彼女の鼻腔に吸い込まれる、  
汗と尿の混じったような生臭い香り。そして次の瞬間には、その臭いを  
発する物体が次々と可憐な顔に押し当てられた。それは自分の体温よりも  
遙かに熱く、そしてとても硬い。何が起こったのか理解出来ぬ内に、彼女の  
口にその物体が侵入する。  
 何者かが自分の頭を掴み、それを前後に揺すった。物体が口内を往復し、  
無意識に噴出される唾液が、侵入者に淫猥な化粧を施す。それを繰り返すと、  
物体はぷくりと膨れ、青臭くどろどろとした液体が口内へと放たれた。  
その臭い故、思わず吐き気を訴えた彼女だったが、物体が口を塞いでおり  
液体を吐く事は叶わない。彼女は観念したかのようにこくりこくりと喉を  
鳴らし、液体を胃へと送っていく。これは一体どういう事なのか…。  
これまで一度たりとて男に抱かれた事の無い無垢な彼女にとって、この行為の  
意味を理解するには随分と時間がかかった。  
 4人の忍者達による、口への凌辱が始まってからどれくらい経っただろうか。  
彼女アスカの姿は目を覆わんばかりのものであった。その美しい桃色の髪は  
射出された精液によって白く染まり、紅潮した頬を両の眼から溢れだした  
涙の河が流れている。なおも唇の間には逞しい男根な挿入され、乱暴に  
彼女の口内を蹂躙する。今では抵抗する事も無駄だと悟った彼女は、侵入者を  
なすがままに受け入れていた。ざらざらとした舌で一物の裏を舐めあげ、  
その稚拙な舌使いがかえって男達の性感を刺激した。  
 
 この男達を満足させれば終わるかもしれない…。そんな考えが彼女の中には  
あった。しかしいくら男を射精させても、自分の口には次々と男根が  
侵入してくる。何度も激しく喉を突かれ、口内に満たされる臭いと苦みが、  
彼女の抵抗感を削いでいった。何でこんな事になったのか分からない。  
もう、助からないのかもしれない。諦めの気持ちが彼女の心を支配し始めた頃、  
木牢に一人の声が響き渡る。  
「お前達、いい加減にしろ。」  
 アスカの耳に届いたその声は、自分と同じ女のものであった。しかし、  
自分よりも随分声質は高く、少女の雰囲気を感じ取ることが出来た。彼女の  
声を耳にした時、口から男のものが引き抜かれ、いそいそと男達が衣服を  
身にまとう音が聞こえる。  
 男達は身なりを整えると、声の主に向かって強く礼をする。声の主は、  
歳17、18程に見える少女であった。真ん中で分けた漆黒の髪。腰には一本の  
脇差を差し、女性用の忍び装束を纏っている。少女は呆れたような表情を  
浮かべると、怒気の含んだ声で言った。  
「全く…。楽しむのは勝手だが、当初の目的を忘れてはいまいな?その女は  
我々の欲しがる情報を知っている。それを聞き出せたのか?」  
「そ、それが隊長…。この女、中々強情な奴でして…まだ一言も…。」  
「男4人でその程度か…。もういい、下がれ。」  
「いや、しかし…。」  
「下がれと言っている。分からないか…?」  
 少女はその可憐な顔に似合わぬ、鋭い眼光で彼らを睨みつける。男達の  
額からは冷や汗が流れ、その息を詰まらせた。そして4人の忍者は彼女に  
言われるがまま、そそくさと木牢を後にする。彼らの背が見えなくなると、  
少女は小さな溜息を吐いた。  
 忍者達の性欲の捌け口となっていたアスカは、背を壁にもたれ荒い息を  
続ける。そんな彼女の耳に、また新たな音が飛び込んできた。誰かが木牢の  
鍵を開け、入ってくる。その者は再び鍵をかけ直す。そして…自分の前に立つ。  
一体目の前にいる人物は誰なのか。何のために自分を捕縛したのか。彼女は  
一刻も早く、この目を覆う布を取り去りたかった。それにしてもこの声、  
どこかで聞いたような気がする。  
「悪いね。ここのところ任務漬けの毎日で、あいつらも溜まってるんだ。  
私も相手をしてやっているんだが、何しろ人数が多すぎてな…。」  
「あ…くぁ…。あなたは…あなたは一体誰!?どうして私をこんな目に!?」  
「それは今教えてやるよ。」  
「あっ…?」  
 少女はアスカの後頭部に手を回し、視界を遮る布を解く。黒く染められた  
目隠しの遮りから逃れ、彼女の目に久しぶりの光が届いた。そして、同時に  
飛び込んでくる少女の顔。その顔を、アスカは知っていた。  
「お…おぼろ!?どうして!?」  
「フフ…。それにしても随分といい顔になったね。薄汚い白濁にまみれて…。」  
 彼女の言うおぼろという名の人物。その姿は少女に見えるが、その実は  
変身を得意とする幕府の隠密。類まれなる身体能力と指揮能力を認められ、  
その若さにして忍者達を統率。半年前のからくり屋敷騒動に際しては部下達を  
引き連れ、モンスターで溢れかえるホウライ山地下、ホウライ王国侵入に  
成功した。しかし力及ばず敗走することになったが、シレンを初めとする  
風来人の力を認め、3人を放免とし去っていった。その彼女が何故、今になって  
自分を捕える事になったのか。アスカは益々、彼女の真意が分からなくなった。  
「ところで、そろそろ吐く気になったか?」  
「え、何を…?」  
「何を…?ふ〜ん…あいつら、目的も忘れてあんたを嬲る事だけを  
楽しんでいたのか。処分を考えておかないとな…。」  
 その時、アスカは目の前の少女の瞳の奥に、どす黒い感情が湧いたのに  
気がついた。そして一瞬だけだが、その美しくもあり愛らしくもある顔に  
浮かんだ、凶悪な笑み。これまで多くの悪党やモンスターと対峙してきた  
アスカであっても、全身が震え額には嫌な汗が浮かんだ。違う…。  
この少女はおぼろとは違う。あの実力はあるが、少々間抜けで自信過剰の  
彼女とは…違う。  
 
「あなた、おぼろじゃないわね。あなたは一体誰!?」  
「……。へぇ、気がついたんだ。私達を見分けられる者は、そうそう  
いないんだけどね。」  
 少女は右手で黒く、つやのある髪をさっと掻きあげる。  
「私はそぼろ。あなたの知っている、おぼろの双子の姉。」  
「双子!?…それにしては、雰囲気が随分違うわね…。」  
「私を間抜けな妹と一緒にしない事ね。あの子、この間は船を台無しにした上に  
すごすごと引き揚げてきて…。全く、あれで公儀隠密とは呆れる。」  
「………。」  
 表情こそ崩してはいないが、彼女の言葉には深い冷徹な感情が含まれている。  
この少女にはおぼろと同様に接していては危険だと、アスカは直感した。  
 くの一の少女、そぼろは尻もちをついたままのアスカの顔に、己の顔を  
ぐっと近づける。あと少しでも身を乗り出せば、唇同士が触れ合ってしまう程の  
距離。アスカは彼女の行動を理解出来ずに、困惑した表情を浮かべる。  
そぼろはその距離を保ったまま、淡々とした口調で彼女に語りかけた。  
「私の事なんてどうでもいい。本題に戻るわ。…率直に聞く。からくり屋敷の  
財宝の在り処を話しなさい。」  
「えっ?」  
 予想はしていたが、どうしても驚きが口を突いて出てしまっていた。  
そぼろは表情を全く変えずに、鋭い眼光でアスカの瞳を見つめる。少女の  
視線に耐えられなくなったアスカは目を瞑って顔を反らすと、弱弱しい声で  
それに答える。  
「やっぱり、あなたもそれが目的なのね…。でも…無駄よ。」  
「無駄…?」  
 その時、そぼろの眉がぴくりと動いた。しかし、顔を背けたままのアスカが  
それに気づく事は無い。  
「無駄とは、どういう事だ?」  
「私がからくり屋敷について何を吐こうと、あなたが何を知ろうと、  
もう遅すぎる。からくり屋敷はあの夜、ホウライ山の地下深くへと沈んだ…。  
あなたの求める、財宝を抱えてね。」  
「………。」  
 アスカはもう一度、何かを思い出すように目をつぶる。そして今度は  
そぼろの顔を見つめ直し、言葉を続けた。  
「からくり屋敷は、あなたが考えているような財宝の宝庫だとか、  
そんなものでは断じてない。この世を崩壊へと導こうとしていた存在…  
それがからくり屋敷の正体だったのよ。もうからくり屋敷には誰も  
辿りつけないし、その痕跡を探ることさえ出来はしないわ。素直に諦める事ね。  
………ひうっ!?」  
「………。」  
 アスカが言葉を吐き終えたとき、そぼろの右手がおもむろに彼女の胸当ての  
中へと潜り込んだ。そして、左胸を襲う激痛。斬られたり、殴られたりという  
痛みには耐性が付いていた彼女も、この痛みの前には声をあげる他無かった。  
 そぼろは無表情のまま、親指と人差し指でアスカの左胸の頂上に  
そびえ立つものを摘みあげる。それは愛撫だとか、じゃれているのだとか、  
そんな生易しいものではない。親指と人差し指、それぞれの腹で乳頭を  
ぎりぎりと締め上げる。更にはそれを強く摘んだまま、上方へと引っ張り上げた。  
じりじりとした痛みが胸を襲い、彼女の両目からは自然と涙が流れだす。  
「い…いたっ!痛いっ!!やめ…やめて…。そんな事やめてぇ!」  
「…あんたが正直に話さないからだ。私は苛立っているんだよ?この外道丸も、  
そして捜索資金も、お上に必死に頼み込んで拝借したものだ。私もこのまま  
おめおめと帰るわけにはいかないんだよ。」  
「だからっ!だから本当なのよっ!ひぎいっ!痛いっ!痛いぃっ!」  
 
 今度は明らかに怒りに満ちた表情を浮かべ、アスカの左胸を執拗に責める。  
あらん限りの力を込め、乳首を指で潰したまま上下左右へと引っ張り回す。  
まるで乳房が千切れるかのような痛みに、アスカは涙を流しながらも耐えた。  
それでも口を閉じても自然に苦痛の声が漏れてしまう。そぼろは、  
明らかに彼女の反応を楽しんでいるようにも見えた。  
「それにしても、これは邪魔だな…。外しても構わないだろう?」  
「え…?」  
 そう言うと、そぼろは彼女の乳首を解放した。胸が元の位置へと戻り、  
アスカは少しだけだが安堵の表情を浮かべる。それでも左胸の頂では、  
そぼろに弄り回された乳頭がジリジリと悲鳴を上げていた。  
 アスカが荒い呼吸を続ける中、そぼろは慣れた手つきでアスカの胸当てを  
外し、そして羽織を脱がしていく。手を縛ってあるため胸当て、羽織とも背中で  
まとまっている。そしてその羽織の下からは、晒しにまかれた女の象徴が顔を  
出した。みっちりと肉のつまった重量感のある二つの乳房は、まるで目の前の敵に  
襲いかからんばかりにせり出している。そしてそれぞれの乳肉の中央には乳頭が  
さらしを押し上げ、その身を強く自己主張していた。  
 そぼろは再び凶悪な笑みを浮かべると、彼女の身を傷付けないよう、さらしを  
小刀で切り裂く。さらしの捕縛を逃れた二つの乳球は、本来の位置に戻った勢いで  
大きく上下に揺れた。それぞれの乳房の中央には淡い桃色の乳輪が咲き、  
少々大きめの乳頭が立ち上がりかけていた。先ほどまでそぼろに責められていた  
左の乳首は、充血し赤く染まってしまっている。  
 目の前にいるのは女だとはいえ、初めて他人に裸体を晒す事になった事実に、  
アスカは両の頬をほんのり赤く染めて恥じていた。そんな彼女を見て、そぼろは  
ちろりと舌先を閃かせると、見る者を悩ませるアスカの美しい両肩に両手を着いた。  
「な…何をするの!?」  
「あんたの身体に直接聞くまで。それに…実は私も溜まってるのよ。」  
「!?」  
「私は両刀(バイ)でね…。男もいいけれど、むしろ女の方が好きなのよ。  
特に…あんたみたいな凛凛しくて美しい女が特にね…。」  
 すると、そぼろは両手をアスカの方から両頬へと移動させる。  
優しく撫でるかのように、且つがっちりと彼女の頭を固定する。  
抵抗出来ないように。逃げられないように。そぼろは彼女の顔の前に己の顔を  
近づけると、ペロリと自分の唇を舐めた。そして今度は、これまでと違った  
笑みを浮かべる。  
「あんた、アスカって言ったね?フフ…楽しませてくれ…。」  
「え?そんな…。ダメ!ダメよそんな事!」  
「んっ…。」  
「んふうっ!?」  
 そぼろの顔がぐっと近づいてきたかと思った刹那、唇に何か熱いものが  
覆いかぶさった。柔らかく、そしてしっとりしている。それでもアスカは首を  
振って逃れようとするが、女性とは思えぬ力で抑えつけられ、口元を蹂躙されていく。  
乱暴に唇を奪われた事で、アスカの脳内は混乱をきたしていた。  
(何!?何で私、女の子と口づけを…。私、私接吻は初めてなのに…。  
あぁ、柔らかい…。それにとっても優しい…。  
っ!!わ、私、何を考えて…。気を強く持たないと!)  
 頭では否定しようとしても、そぼろの唇はアスカの官能を刺激し、次第に  
その表情を蕩けさせてゆく。そぼろは彼女の口内はおろか、歯列をも丹念に  
舐めまわすと、己の唾液を注ぎ込む。これが人のものなのかと思えるほどの  
甘ったるい液体は、徐々にアスカの口内を満たしていく。最初は抵抗感の  
あったアスカもそぼろの唇の感覚と味に酔いしれ、その身を震わせた。   
「はぁ…くぅ…。あぁぁ…。」  
「アハハ…。どうしたの、そんなに蕩けた顔しちゃって。もしかして…口付けは  
初めてだった?そんな事無いわよねぇ。その年で、まだ接吻の一つもした事が  
無いなんて。」  
「………。」  
 
 そうよ、とは流石に言えず、アスカは複雑な表情で顔を背けようとする。  
しかし、そぼろは再び彼女の顔を抑え込むと、吸いつくほどにしっとりした唇に  
己の唇を重ねた。繰り返し何度も何度も押しつけると、アスカはまたもや悦楽の  
顔へと変わっていく。彼女は最早抵抗する事も無くそぼろの口付けを受け入れ、  
その漆黒の瞳をウルウルと潤ませた。  
 アスカの身体から力が抜けた事を悟った少女は、両手を女剣士の頬から豊かな  
乳房へと移す。そぼろはアスカの唾液を味わいつつ、乳球を掴む手に力を加えた。  
「あうっ!」  
 胸を掴まれた痛みに、アスカは思わず悲鳴をあげる。しかし、その口はすぐに  
そぼろの唇に塞がれた。アスカの反応を楽しみながら、そぼろは肉付きの  
良く柔らかな乳房を揉み回す。指をぐいと押し込んでみると、ぶるんと  
跳ね返してくる程の弾力。くの一はアスカに構う事無く、グニグニとたわわに  
実った果実を弄ぶ。すると、彼女の息は更に熱を帯び、口からは半ば強制に  
近い声が溢れ始める。  
「くふっ…いや…。そ、そんな事、もうやめて…。くあぁっ!」  
「本当に見事な胸ね…。こんなにも立派なものがぶら下がっているのに、  
あんな剣を振り回せるなんて…。尊敬するわ。」  
「お願い…。触ってもいい。触ってもいいから、もう少し優しく…。うあぁっ!!」  
「本当に羨ましいわ…。私達のようにくの一として生きる事を定められた女は、  
成長期より一日中胸を締め付けて、乳房の成長を阻害する。こんなもの、  
忍びには邪魔だからね…。だから、私はこの胸に憧れる。弄り回したいと思う。  
私が女を好きになった理由は、それにあるのかもしれない…。」  
 今度は唇を離し、勃起した両の乳首を摘まんでみる。今度は明らかに快楽の  
含まれた声をあげた。そぼろはくすりと笑うと、引き続き彼女の乳首をコリコリと  
弄ぶ。少し乱暴に弄ってやるだけで、指の間から飛び出しそうになるくらいに  
乳首が硬くなった。少女はヒクヒクとおののく二つの乳頭を愛撫し、アスカに  
快感を与え続ける。  
「んふうっ!くぁあ…はぁぁ…。くうっ!あふぁ…。」  
「可愛い…。あんた、こんなに可愛い声出すのね…。ね、もっと聞かせて?  
あんたの恥ずかしい声、いっぱい聞かせてよ…。」  
「嫌あぁっ!こんな事、こんな事嫌なのに…。くあぁっ!何で…何で…!!」  
 アスカは歯を食いしばりながら、身体の奥底から湧き上がる快感に必死に  
耐えていた。無理矢理身体を蹂躙されているというのに、心の片隅には  
この快楽をもっと与えて欲しいという思いが浮かんでくる。そんな自分を、  
彼女は恥じた。  
 アスカが身をよじらせる中、そぼろはふいに左手を股間へと移動させる。  
袴の上から女性器を触られ、彼女は驚きと恐れの混じった声を吐いた。既に  
袴が透けるほどに濡れている女性器を、そぼろはグニグニと指先で刺激し始める。  
「あっ!ああぁぁっ!そ、そこは…。」  
「フフ…こっちも胸と同じく柔らかい。それにしてもこれ、脱がしづらいわね。切るよ?」  
 そぼろは懐から先ほどさらしを切り裂いた小刀を取り出し、手際よく袴と  
下着を切り裂く。少女は右手をアスカの胸から離すと、顔を剣士の股間へと  
潜らせた。そのまま、すうっと女性器の香りを嗅いでみる。鼻腔に吸い込まれてくる、  
女の芳香。唇を噛みしめて屈辱に耐えるアスカに対し、そぼろは蕩けた表情で  
この香りを楽しんだ。  
「嫌だぁ!そんなところの…そんなところ見ないでぇ!!」  
「いい香り…。この匂い、本当に興奮するわ。それにしてもとっても綺麗ね、  
ここ。ぴっちりと閉じて…まるで処女のよう。」  
 しっかりと手入れさせた桃色の陰毛をかき分け、そぼろは露になった女性器へと  
指を這わせた。産まれて初めて他人に身体をまさぐられた事で、彼女の秘裂は  
くちゅりと水音を返す程に蜜を溢れさせている。そぼろはわざと卑猥な  
音を立てながら、くすくすと笑い続けた。アスカは下半身から湧き上がってくる  
快感を否定するかのように、首をぶんぶんと左右に振る。  
「やめて!そんなところ触らないで!汚いからっ!」  
「……汚い?何を言っているの?ここは女の身体で最も綺麗な場所なのよ。  
男と交わって…子供を授かる場所。そして…互いの愛を確かめ合うところ。」  
「うっ…。ううぅぅ……。」  
 
 アスカは唇をぎゅっと噛みしめ、その両の眼からは涙が流れる。彼女の仕草に  
嗜虐心をくすぐられたそぼろは、更に人差し指でアスカの割れ目をなぞる。  
爪の先で軽くこすっただけでも、彼女は敏感に声をあげ、身体を狂おしく  
よじらせた。  
 指を動かすたび、粘った水音が少しずつ大きくなり、指に絡みつく液の量が増す。  
アスカの口からは紛れもない嬌声が漏れ、それがそぼろの官能を刺激した。  
彼女は愛液の漏れる秘裂の中央に指を押し当て、くすくすと笑いながら  
アスカへと話しかける。  
「あんた、本当に可愛い…。何だか気が変わってきたよ…。」  
「え?どういう…。」  
「あんたを、私のものにしたい。」  
「っ!?」  
 思いもしなかったそぼろの言葉に、アスカは声にならない声をあげた。彼女が  
言葉を理解出来ぬうちに、そぼろはずるんと人差し指をアスカの膣内へと  
侵入させる。膣口と膣壁は急に現れた侵入者に対し、ぎゅうぎゅうに  
締め付けるという最高の待遇をとっていた。そぼろはますます喜び、更に  
奥へ奥へと指を侵入させていく。  
「くああっ!あぁっ!くふううっ!!」  
「はぁ…凄く柔らかい…。キュウキュウと締め付けてきて…。  
それにとっても熱い…。あら…?」  
「え?」  
 指の第二関節までを膣内へと挿入させようとしていたそぼろが、急に指の  
動きを止める。そして、ゆっくりと指を秘裂から引き抜いた。透明な粘っこい  
液体がまとわりついた人差し指を、そぼろは迷うことなく舐めあげる。わざと  
アスカにも聞こえるほどにぺろぺろと舐めあげ、彼女へと見せつけた。  
甘酸っぱい愛液を堪能したそぼろは、涎の垂れた顔でアスカの顔を  
じっと見つめる。両の頬はアスカと同じくらいに真っ赤に染まり、随分と  
興奮しているように思えた。  
「ア…ハハ…。アハハハハ!!」  
「な、なんなの…?」  
 突然、そぼろの口から笑い声が漏れた。一体何が可笑しいのか…。  
アスカはただただ困惑の表情を浮かべる。  
「アハハハ…。ごめんごめん。まさかあんた、本当に処女だったなんてね。」  
「!!」  
「私よりも年上のくせに、男の一人にも抱かれた事無かったんだ。どおりで  
反応が初初しいはずよ。その歳で処女…風来人のくせに、随分と綺麗な  
生活してるのね。」  
 アスカはぎりっと奥歯を噛みしめ、その顔は更に紅潮する。そして、怒気を  
含んだ声でそぼろに吐きかける。  
「私は…。私は想い人のために、初めては残してあるのよ!  
私が処女である事は、私の勝手じゃない!」  
「……。まぁ、そうだけどね。」  
 彼女の言葉を聞いて、そぼろは不敵な笑みを浮かべたまま立ち上がる。  
そして、おもむろに忍び装束を脱ぎ捨てた。群青の装束の下から現れたそぼろの  
白肌には、いくつもの生傷が見受けられ、これまでの修行の辛さと任務の  
過酷さを伺わせる。しかし、それも彼女の肢体の美しさを引き立てるための  
装飾にさえ、アスカには見えた。  
「想い人…ね。三度笠の風来人の事じゃなくて?」  
「なっ!?」  
 この言葉にも、アスカはただただ驚いた。そぼろは三度笠の風来人…シレンに  
会った事も無ければ、自分が彼と共に行動していた事も知らないはずだ。  
それが何故…。  
「妹から聞いたよ。あんたの瞳、あの風来人を見ている時は宝玉のように  
輝いていたんだって?あれは、女が愛する者を見つめる目だってね…。」  
「………。」  
「そんなあんたの処女、私が奪いたい…。」  
「え…?」  
 すると、そぼろは立ったまま己の股間に右手を添えた。少女は身をぶるぶると  
震わせながら、親指と人差し指で陰核をまさぐる。そしてアスカの眼に  
飛び込んできた光景は、彼女の声を奪った。  
 
 そぼろの陰核が少しだけ膨れ上がったかと思うと、それはみるみるうちに  
大きさを増していく。そしてあっという間に、小さな陰核であった部位は  
へそにまでそそり立った巨大な肉棒へと変貌した。アスカは男の性器を  
目にした事は一度も無いが、雌の本能がそれを危険なものだと認識させた。  
彼女は恐怖に怯えた顔で、その場から逃げようとする。しかし、身動きままならない  
この状態では、壁にすりすりと背中を擦り合せるのが精いっぱいだった。  
 必死の形相を浮かべるアスカに対し、そぼろは股間の一物を握ると、淫猥な  
笑みを浮かべる。分身の先からは透明な汁が垂れ、乾いた床を濡らしていた。  
「う、嘘!?そんな…どうして!?」  
「これ?やっぱり驚くわよね…。少しは知っているでしょう?これは女を  
ぐちゃぐちゃにするためのもの…。」  
 そぼろは再びアスカの目の前へと歩み寄ると、亀頭を彼女の頬へと擦りつける。  
アスカは目をつぶり首を振って逃れようとするが、それによって先走り汁が  
彼女の頬に塗り伸ばされ、卑猥な化粧を施した。  
「これも我々くの一が学ぶ忍術の一つ。妹は変身術を得意としているけれど、  
私が最も得意としているのは房中術なのよ。」  
「房中…術?」  
 これまでに聞いたことの無い単語を耳にし、アスカの頭の上にはクエスチョン  
マークが浮かぶ。そぼろはアスカの頭を押さえたまま、言葉を続けた。  
「簡単に言えば性技の事。性欲の無い人間なんてそうはいない。男は女を、  
女は男を求める。これは必然。そこを突けば、どんな人間だって簡単に崩せるわ。  
そのために、私は男も女も愛せる身体になったの。」  
 アスカにとっておぞましい姿となったおぼろの言葉には、一切の迷いは無かった。  
それどころか、誇りさえも含まれている感じがする。    
 そぼろは膝をつくと、袴で守られるアスカの太ももへと手を付けた。  
そして分身に手を添え、それを剣士の剥きだしの割れ目へと誘う。少女は  
無理やりアスカの脚を開かせると、痛いほどに勃起した一物を女性器へと  
擦りつけた。  
「ひっ!?」  
「私があんたを女にしてやる。そして、私の虜にする。その後でからくり屋敷の  
事はゆっくり聞いてやるよ…。」  
「い…嫌。お願い、それだけは…それだけは!」  
 いきり立つ分身を押し付けられて抵抗するアスカの身体を、そぼろは簡単に  
抑えつける。四肢が自由になればこんな小娘くらい弾き飛ばせるだろうが、  
両腕が自由にならない今…そして快感を与え続けられた身体では、それは叶わない。  
そぼろはアスカの情けない泣き顔を見ながら、分身をまっすぐに突き入れた。  
「うっ…ああああああっ!!」  
「くううっ!!」  
 少女は処女特有のきつい、いやきつすぎると言ってもよい程の締め付けを  
受けながら、更に腰を突き出した。火傷しそうな程に熱くなった膣壁が、  
みちみちとそぼろの肉棒を咥え込んでいく。破瓜の痛みが下腹部を襲い、  
そして口からは苦悶の叫びが放たれる。  
「いっ…痛い!痛いぃぃっ!!お願い!抜いて!抜いてぇぇ!!」  
 涙と唾液を振りまきながら、アスカは必死に懇願する。それでもそぼろは  
笑みを浮かべながら、更に奥へ奥へと腰をうずめていく。  
「最初はちょっと痛むけど、峠を超えればこの世のものとは思えない世界が  
やってくるわ。私も最初は辛かった。けれど、今はこの行為が大好き…。  
んふううっ!あぁ、締まるぅ…。あんたにも教えてあげる!刻みこんであげる!  
性交の気持ちよさを…素晴らしさをっ!」  
「分からないっ!そんな事分からないっ!!あああっ!痛いっ!太いいぃっ!  
苦しい…本当に苦しいのぉ!だから!だからぁ!!」  
 必死に叫び続ける彼女の言葉を無視し、遂にそぼろは腰の運動を開始する。  
歯を食いしばって痛みに耐えようとしている彼女の姿に、そぼろの心には  
ますます劣情が募り、自然とピストンが速くなっていった。狭い穴を肉棒が  
出たり入ったりする事で、彼女は己の身体を抉られているような感覚を感じていた。  
 
「嫌ぁぁっ!もうやめ…もうやめてぇ!あぁ、助けて…。シレン、助けてぇ!!」  
「はぁっ!はぁっ!本当に興奮するわ…。無理矢理処女を奪うのは…。  
女を犯す事はっ!あぁ、凄い…。私のアレを、ぎゅうぎゅうに締め付けてきて…。  
これまで沢山の女を犯してきたけれど、あんたは格別よ…。  
流石に鍛えているだけあるわ。ああああっ!!」  
 一突きごとに下腹部同士がぶつかり合い、ぱちんぱちんと軽快な音が木牢内に響く。  
それと同時に、アスカの膣口からもぐちょぐちょと粘着いた音も聞こえてくる。  
秘裂からは血と愛液の混じった液体が飛び散り、それが互いの身体を汚す。  
自分の出すあまりにも卑猥な臭いと音…。それによりアスカの脳髄は既に麻痺し、  
そぼろに肉体の全てを任せ始めていた。  
 そぼろはアスカの身体の事などお構いなしに、下半身からこみあげてくる凶暴な  
衝動に身を任せる。熱い蜜に溢れ、分身に絡みついてくる彼女の膣の感触に、  
少女の理性も蕩けはじめている。はちきれんばかりの剣士の太ももをがっしりと  
掴み、処女を失ったばかりの秘裂へと向けて少女は剛直を何度も叩きこむ。  
亀頭の先端が子宮口を突くたび、アスカは快楽と苦痛の混じった声をあげ、  
それがそぼろの興奮を更に煽った。  
「あぁっ!何これぇ!?熱い…アソコが熱いぃっ!何!?何なの!?アソコが  
焼けるほどに熱いっ!え!?えぇぇ!?」  
「嬉しいわ…感じてきてくれているのね。あぁ…ここ締まる…。凄く締まるぅ!」  
「あぁっ!嘘!?き、気持ちいぃ…?嘘!嘘よぉ!ふああぁっ!!  
こんな…こんな感覚初めてぇ!」  
 まだ痛みは抜けていないのだろう。しかし、何度も繰り返すうちにアスカの  
表情からははっきりと苦痛の色が消えていくのが分かった。それでも、時折顔を  
歪めては痛みに耐える。そぼろには、自分の分身を受け入れているこの女が、  
誰よりも愛しい存在に思えてきた。  
「ああぁっ!アスカ!アスカぁ!!」  
「そぼろぉ!私、私何か変!変なのよぉっ!何か…何か来る!来るぅぅ!!」  
「イク?イきそうなのね?いいわ…。私がイかせてあげる。いくらでも  
気持ち良くさせてあげるわ。あぁ…アスカ、素敵。素敵よぉ…。」  
「そぼろ…?んむっ…。」  
 腰の前後運動を行ったまま、そぼろは上半身をぐっと曲げてアスカの唇を  
奪った。肉棒を突き立てられる快感を覚え始めたアスカは、そぼろの口付けを  
抵抗する事も無く受け入れる。少女はドロドロになった剣士の口元に唇を合わせ、  
強く吸う。自分とアスカの唾液が混ざり合った甘酸っぱい液体が、自分の口内を  
通り食道へと送られていく。  
 アスカはとても興奮した様子でそぼろの唇に己を押し付け、今度は自分から  
涎をすする。少女はアスカの美しい桃色の髪をなでながら、彼女の愛撫に  
対抗するように舌ごと口内を吸い上げた。リンは快楽に身体をヒクヒクと  
震わせながら、舌を更に激しく絡みつける。じゅるじゅると下品な音を  
立てながら、二人は互いの口内を強く吸引しあっていた。  
 アスカの膣内がぐいぐいと狭まってきて、愛液に満ちた肉壁が男根に  
絡みながら食い締める。倍増した快感に全身がビリビリと痺れ、そぼろは  
無我夢中で腰を揺すりたてる。鍛え上げられた腹筋に守られた膣が、射精を  
促すかのようにグネグネと動く。少女はアスカの膣穴を激しく突き刺し、  
絶頂に向かって快感を貪った。  
「あぁ…アスカ!あんた最高!本当に最高っ!あぁん…このままじゃ、私が  
あんたの虜になってしまう…。くああっ!凄い!凄いいぃぃん!あぁ、ダメぇ…。  
私、アスカの事好きになるぅぅ!!」  
「私も…凄く気持ちいぃっ!知らなかった…。性交がこんなに気持ちいぃだなんて  
知らなかったぁ!私、シレンが好きだけど…こんなにも気持ちいぃ事を教えてくれた  
あなたも好きぃっ!!」  
 盛んに波打ち、そぼろを小刻みに締め付けてくるアスカの膣壁。アスカは舌を  
だらりと出し、そぼろもまた快楽に蕩けきった表情で一心不乱に腰を打ちつける。  
もっともっとこの行為を楽しみたい。二人の気持ちは同じであったが、  
それぞれの性器は限界を迎えようとしていた。  
 
アスカの膣肉の躍動に耐えきれず、そぼろは半ば涙目になりながら亀頭を  
子宮口へと突き立てる。幾重にも重なった膣壁が激しく萎縮し、そぼろの  
分身を締め上げて射精を促す。そして遂に、そぼろは己の欲望を美貌の  
剣士の中へと吐き出した。  
「アスカ!アスカぁ!受け入れて!私の熱い子種、全部受け止めてぇ!!」  
「私も…私ももうっ!ああっ!ふああっ!くあああああっ!!」  
 とどめと言わんばかりにそぼろはぎゅうと剣士の身体を抱きしめると、  
少女は分身をわななく熱い肉壁へと浸した。それと同時に、アスカは背を  
弓のようにピンとしならせて絶頂を極める。痛む程に締め付けてくるアスカの  
膣壁に絞り取られるかのように、肉棒の先からは白くどろどろとした液体が  
噴出し、剣士の膣内を満たしていく。まるで溢れんばかりの量の精液に、  
アスカは全身をビクビクと痙攣させて応えていた。  
 アスカとそぼろの結合部からは、精液と血の混ざった淡い桃色の液体が漏れ出し、  
床を卑猥に染めていく。そぼろは分身をアスカの中に突き入れたまま、彼女の頬を  
まるで犬のようにぺろぺろと舐めまわす。アスカは蕩けた顔で絶頂の余韻に浸りつつ、  
柔らかく且つザラザラとした少女の舌の感触を楽しんでいた。  
「最初はこんなつもりでは無かったのに…。アスカ…私、あんたに夢中に  
なってしまいそうだ…。あんたみたいな女、私は初めてだ…。」  
「そぼろぉ…。はぁ…はぁ…。お願い…もっと教えて…。私にもっと  
教えて…。もうこんな快楽を知ってしまったら…  
私、もう戻れない。戻れないのぉ…。」  
 小さな子供のような可愛らしい声で懇願するアスカに対し、そぼろは  
優しげな微笑みを浮かべた。そして、再び力強いピストンを始める。  
そして、木牢内に響く女の嬌声。今の彼女の声に苦痛や屈辱の感情は感じ取れず、  
心の底からこの行為を楽しんでいるように思えた。そして自ら腰を浮かせ、  
肉棒の出入りをしやすくする。そぼろも我慢する事無く甘い声をあげ、  
それが弾ける水音と混じって淫猥な音楽を奏でていた。  
 むせかえるような甘い臭気の中で、互いの名を叫びながら愛し合う二人の女。  
彼女達の愛の営みは、この外道丸に侵入者が乗り込んできたその時まで、  
決して止む事は無かった。  
 

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