雑居ビルの中の一室、夕と言う女の占いの店に南は呼ばれていた。  
「で、何処なの?あたしに面倒見てもらいたい動物って?」  
南は、三十三間堂のOGだと名乗る怪しげな占い使に質問した。  
「こっちよ。」  
夕は南を奥にあるプライベートルームに案内した。がらんとした室内にはベッドに毛布、他に家具はほとんどなく、そこはまるで動物園の飼育室、いや、監禁室と言う言葉が似合うような内装の部屋だった。  
「凶暴じゃないから安心して、爪も牙もたいしたことないから」  
毛布の塊をゆび指しながら  
「あきらって呼んであげてね、正気に戻るまでよろしくね。」  
「なにそれ?」  
南は夕に聞き返しながら毛布の塊に向かう。  
「私の弟。」  
「はぁ?」  
南が夕を振り向くとちょうど扉を閉める所だった。  
「ちょっと催眠暗示かけてみたら犬になっちゃたのよ〜」  
扉の外から楽しそうに女が言う。  
「とってもカワイイんだけど懐いてくれなくて、すぐ脱走しようとして困ってるの♪」  
「え〜!」南は毛布を勢いよく剥ぎ取り中を確認した。  
中学生くらいの男の子が怯えた眼差しで南の事を見つめていた。  
 
素っ裸で、だ!  
 
南が、こんなんありかよ!っとパニックってると、  
「上手に懐かせたらバイト代はずむね♪食事も出すし、学校にも許可とってあるからお泊りでも一週間は大丈夫だよ♪後はよろしくね!」と言うと女は離れていった。   
南がドアを確認すると鍵がかかっていた。  
「マジ?」  
呆然とする南。ナンデ?トジコメられた?ってかマジっすか?ってかコイツ犬チガウシ。  
違う!ふざけるな!  
「このあたしがこのくらいでヤラレると思うな!やる前に殺れだ!」  
突然吠える南にびびってあきらが部屋の角に逃げだす。  
「きゅい〜ん」  
「お前は犬かっ!」  
南が思わずツッコんでしまう。  
「ん?犬なら問題ないじゃん♪この南さまにかかればこの程度、三食昼寝デザートに赤ワイン付きよ!はいつくばってワンと泣け!」  
「ワン」  
南の言葉に素直に反応するあきら。  
「ん?コイツ言葉通じるじゃん。おいで。」  
犬だと思ったとたん、あきらの裸も気にならなくなった南が、しゃがみながら呼んでみた。  
南の制服のスカートの奥があきらからはモロに見えてしまう。ブルーのシマシマパンツだ。  
「クゥ〜ン」  
下半身を隠すようにうずくまるあきらを見て  
「あっ?こいつ発情期?犬じゃなくて人に反応してるのか?うりうり♪」  
スカートをめくって南が挑発すると、あきらは恥ずかしがって動かない。  
「お前本当に犬なの?」  
南は少し混乱してきた。  
動物なら手玉に取る自信はあるが、人間だとさっぱりだ。  
どうするか悩みながらあきらの顔を眺めると、以外と整ったカワイイ顔をしているのに気がついた。結構好みだなぁと思ったら南は悪戯をしてみたくなった。  
 
以前寮で東にやってみせた、ケダモノを一発でメロメロにするあれだ。  
人間相手だと少々恥ずかしいが、あきらが相手ならこっちが得した気分になれるし、うん決めた!  
ポケットからビーフジャーキーを取り出し口に含み噛みほぐす。本来ならそのままでも良いが、この方が気分が出るし、自分の匂いも覚えさせれる。  
ちょっと調子にのって唾液たっぷりにしてから、あきらに近付くと怯えた瞳でこちらを見上げてくる。そんな表情を見て悪戯心を刺激された南がタレ目を細めてニヤリとわらう。  
危険を感じたあきらが逃げ出そうとするのを素早く足を払い、馬乗りになって両手を拘束する。  
「ふんん!ふんんんん!」(甘い!逃がすかぁ)  
そのまま覆いかぶさり、口移しにビーフジャーキーを押し込む。多量の唾液でどろどろのそれを飲み込む間にあきらの抵抗が無くなっていった。  
あきらの喉がゴクリと動き、全て飲み干したのを見届け、おまけとばかりに南は唾液を送り込む。  
とろけた表情でそれを受け入れたあきらを見つめ(落ちたかな?)と、両手の拘束を解いてみた。  
そのまま頭と頬を撫でてやると目を細め気持ちよさそうに身震いしている。その仕草に南は満足し、次の悪戯をはじめた。  
「じっとしてなさい」  
腰の位置をずらし、さっきから立ちっぱなしのあきらのアレに自分の秘所をすりつけてみる。パンツごしの熱い感触に「ニチャッ」といういやらしい音。  
(濡れちゃってた)南は自分が想像以上に感じていた事に気づいてあきらの様子を伺う。目が合うと「くぅ〜ん」とか細い声をだす。  
そんな様子を見て愛おしくった南は「かわいいなぁ♪気持ちよくしてあげるね♪」  
あきらのアレを握りしめ自分の割れ目にそって動かしはじめた。  
パンツの上から膣口に強く押し付けると中から愛液があふれてくる。  
そのまま割れ目にそって動かし、クリにあきらの先端を押し付け弾く。それをくりかえすたびに背筋を快感がはしり、ヨダレが出そうになる。  
「ぅうっ!」  
いきなりだった。あきらが切ない唸り声をあげ、南のパンツに熱い精液が叩きつけられる。  
「え〜!ミコスリ半?」  
呆然と南がつぶやく。  
え〜っと、これが南様の実力、てか私ってば凄いテク?私のあふれる魅力のせい?  
パニクってぼ〜っとしていると下から声をかけられた。  
「南さん?」  
あきらが顔を真っ赤にして南を見つめている。  
「あきら?きゃっ!」  
先程までのあきらとの違和感を感じ、問い質したそうとした所で、秘所を押しあげる二度目の勃起にびっくりしてかわいい悲鳴が出てしまった。  
ちょっと恥ずかしくなり南が睨みつけると、ドアの外から声がした。  
「あきら?元に戻った?全部見てたよ〜南ちゃん凄いね!」  
「姉ちゃん?なにこれ?なんで南さん呼んだの!」  
「楽しそうだったから♪あきらの一目惚れの相手でしょ?感謝してほしいなぁ」  
「私が一目惚れの相手?」  
「ええそうよ〜街で見かけて一目惚れだって♪隠し撮りまでして手帳に写真いれてるわよ♪ホント最近はストーカーみたいになっちゃってね〜」  
「じゃあ、こいつが犬だったのはなんで?てか何?ダマしてたの?」  
「あきらが犬だったのはホント。南ちゃんの事隠してたから暗示かけて自白させたの。そしたら、南ちゃんの追っ掛けしてるのがわかってね、その時に、あきらって犬みたいだね♪って言ったらこうなっちゃったの。」  
「姉ちゃんひどいよ!」  
「でもよかったでしょ♪気持ちよかったみたいだしね。犬の時の記憶残ってるのかな?」  
「姉ちゃんのバカ!」  
「南ちゃんはあきらの事キライ?」  
「う〜ん?そうだね…。ビーフジャーキーならもう一度食べさせてあげても良いかもね。」  
照れて真っ赤になりながら南がつぶやいた。  
「ねえ…食べさせて欲しい?」「ワン」  
 
終了  
 
 
 
 

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