その日はいつもよりも時間がなだらかに流れていた。  
 
…………「今日は駅前のスーパーでペロキャン1カートンお買い上げの方にオリジナルペロペロランディ人形が貰えんねん!ほなおさきぃー!」  
『しまった!コレステロール戦士オレインリッチを録画し忘れた!俺も先に帰らせてもらう。』…………  
 
そう言って、二人は帰っていった。ガラガラッ  
「姉ぇさ〜ん!あれ?なっなんだ、ボス男しか居ないのかい?」可愛らしい声とは違う、いや、あまり当てはまりにくい端正な顔立ちをした、女の子が飛び込んできた。  
「おう、モモカか。つーかなんだとはなんだよ…俺はこの部の部長だぞ…?居てなにが悪いんだよ…」  
 
俺はこの学園生活支援部、通称スケット団の部長…つっても、部員の中で一番影が薄いのだが。うん…自覚してるんだ。でも、人に言われると傷つくからやめてね。  
 
「ヒメコはランディ・ジョンソン、スイッチはエコナがどうこう言って、帰って行ったぞ」  
「ふーん(らんでぃ…?)ところでボス男はなにしてたんだい?」  
「おっ、オレは特に何もしてないよ。あえて言うならすっごい集中してた!」よもやオナニーしようとしてたなど、言えるわけもない。  
 
「(話題を変えねば…)そういえばさ、お前声優の仕事はどうなんだ?ここ最近来てなかったし忙しいみたいだな」  
「あぁ、おかげさまでね。でも、やっと暇を見つけてここに来たら、ボス男しか居ないなんて、アタイついてないな」  
「悪かったな!それとさっきからあんまりナチュラルに呼ぶもんだから、忘れてたけど、ボッスンだ!」  
「ご、ごめんアタイそんなつもりじゃ…」  
ビクッとして柄にもなく怯み、俯いたモモカ。まさかそんな顔をするとは思わなかった。 
気まずくなったオレは、畳の方に行き前に浪漫が忘れていったスケッチブックに落書きを始めた。  
 
 
「……………」  
「…へー上手いもんだな…」  
「…ちょっ!」オレの悪い癖かもしれない。  
気まずさから逃げるために落書きしていたのに落書きに集中しすぎて、モモカが後ろから顔をだし、話しかけられるまで全く気づかなかった。  
 
「きゃ!」がんっ!どさっ  
 
………やってしまった。  
ビックリした拍子に飛び上がるという浪漫顔負けの昭和リアクションをとり、後ろから肩越しに顔を出していたモモカに肩でアッパーを見事に決めてしまった。  
 
チープな音と同時にモモカは気を失った。  
 
ボッスンは慌てふためきモモカの方に向き直る。  
膝立ちで覗き込んでいたため、足が緩い三角座りの状態で仰向けに倒れている。  
そしてその光景に目を疑う。  
 
「(ぱっぱっパンツ丸見えじゃねぇぇかあぁ!!!)」  
 
普段の彼女からは想像もつかないような可愛らしい桃色のショーツがパンツ丸見えテレビ特捜部であった。  
 
モモカが来なければすでに放出されていたはずだった精が騒ぎ出す。  
おおよそ女性にモテることのない、佑助の河原には既に立派なテントが設営されていた。  
 
「なに考えてんだオレぇええ!カンバック理性!ぬおぉぉおお!!」  
前屈みになりながらも、急いでソファーにかけられた毛布を取りに行く。  
さて突然ですがここで問題です!  
毛布を取りに行ったボッスンは次にどんな行動を取ったでしょう!  
 
A.毛布にこすりつけ慰めた  
B.毛布にくるまり慰めた  
C.平凡にも毛布をモモカにかけ、パンツを隠した  
D.毛布をかぶってモモカを慰めた  
 
 
無事毛布をかけ、ロボット楠田やら所ジョージに名残惜しさを感じながらさようならしたのであった  
正解はCの平凡にも毛布をモモカにかけ、パンツを隠したでした!アナタは何問出来たかなあ?  
 
「ふー…とりあえず保健室連れて行くか」  
抱き上げようと近づきふと、モモカの顔を見る。  
 
「こいつ、こんなに可愛かったっけ…?」  
見る間にボッスンの顔は赤みを帯びる。  
ボッスンはモモカを“女の子”として見てしまった。そうなってしまえばもう容易に彼女に触れることはかなわなくなる。  
しかし、すやすやと眠るモモカから目を離すことが出来ない。  
「(触りたい…)」  
無為に顔が近づく。  
唇が触れ合った瞬間、モモカが瞳を開いた。  
 
「きゃ!」どんっ  
「ぐぅえっふぇ!」  
 
突き飛ばされテーブルで頭を打ち悶絶する佑助。  
「ぼっボス男なにするだよ!」モモカの顔はボッスンの帽子のように赤く染まっている。  
ようやく痛みが引いてきたころボッスンが口をひらく。  
「ごめん。でも、さっき気づいたんだ。お前が気を失った時…怒るなよ」  
「もう怒ってるんだよアタイは!」依然、顔は赤い。  
「じゃあ、もう言う!お前の…モモカの…パ…パンツが見えちゃったんだ!」  
ガン  
鈍い音が部室に響く。  
 
「おまっハダっ(鼻)を!」  
「なにに気づいたってっ!アタイのパンツがよごれてたってでも言うのかい!」  
涙ぐむモモカをボッスンは抱きしめる。  
 
「やめろ!離せ!」  
「ちゃんと聞いてくれ!話すから!」  
「そのはなすじゃないー!!」  
 
 
「モモカ!」  
 
 
驚きポカンとしてボッスンの顔を見つめるモモカ。その頬には既に涙がこぼれていた。  
 
「パンツとかそんなこと言いたいんじゃないんだ!オレ、モモカの顔見たら自然にキスしてた…」  
顔を赤くし、しかし決してモモカの瞳からから目をそらさず  
 
言った。  
 
 
 
「モモカのことが好きだ。」  
 
 
 
「うっ…っ…うあぁぁん」  
堰をきったように泣き叫ぶモモカ。  
「えっあっごめっえっ!?」  
 
ボッスンを細い腕が抱きしめる。  
「ひっく…アタイだっつ…ひっ…好き…なんだよっ!…なの…っに…あんな…ことするから…うぁあああん」  
 
「ごめん!ごめんなさい!…って今!なんて…もっもっかい言って!」  
 
「いっ…わない…!もう許さ…い」  
「ごめんって!どうしたら許してくれるんだよ〜…」  
 
キス…して…  
 
?ワッツ?  
 
モモカの方に頭を垂れる。顔を涙でぐしょぐしょにして、目をつむりこちらに顔を向けている。  
 
《好き…なんだよっ!》  
 
トクン トクン  
 
先程までは早鐘のように響いていた胸の音が緩やかに、なだらかに響く。  
 
気がついたときには唇が重なっていた。  
畳に座り、向き合い、抱き合いながら。  
 
《姉さん…》  
《ん?なんや?》  
《ボス男の…名前ってなんていうんですか…?》  
《ボッスンの名前ぇ?妙なこと聞くやっちゃなぁ?ボッスンは藤崎………  
 
「佑…助…」  
 
「百香…」  
それが二人を溶かしていった。  
佑助は唇を吸い舌を潜り込ませた  
 
「んっ…」  
初めは戸惑っていたモモカもやがて…受け入れ佑助の唇を舐め舌を吸った。  
 
息をすることも忘れ、深く、深く。  
 
チュ  
唇が離れ  
「っふ……はぁ…はぁ」  
「っ…はぁ……はぁ…きゃ!」  
 
我に返ったようにモモカが叫んだ。  
 
「…ボス男のなんか硬くなってる…」  
 
むくれながら佑助が言う。  
「ボッスンだ!…じゃなくて、もう佑助って呼んでくれないのか?…でもなくて、いやこれも大事だけど…。まぁあんだけえっちくされたらな〜」  
 
「う、うるさいよ!こうしてやる」  
そういうと、座ったまま足で佑助の山脈を登り始めた。  
 
「あっ…うっ…」  
 
佑助の反応を見て自分のやっていることが逆効果だと気づく。しかし、もう遅かった。  
佑助はもう、登りきろうとしていた。  
山脈越しに見える、しなやかに美しくのびる二本の白樺を、その先に咲く桃色の花園という絶景を見て  
 
 
 
    登       頂  
 
 
 
「うっあっ…」  
 
自分の足の裏の向こうでそれが確かに、脈打ったことと、佑助の様子でモモカにもズボンの奥でなにかが起こったことに気づき、顔を赤らめる。  
モモカは思い出す。自分の妹分達と話していたことを。  
 
《どうしたんだい?歩きにくそうにして》《なっなんでもないです!》  
《モモカさんこいつ昨日彼氏と初Hしたらしいんですよ!》  
《(ええっちっ)》  
《ちょっと!もう!わかったよ言うよ!彼氏が大事だから怖かったけどしたんです。したら案の定痛くて痛くて》  
《大丈夫だって!すぐ気持ち良くなるから、ねっモモカさん♪》  
《あ、あぁ、すぐだ。すっすぐ》  
 
「ゆ、佑助…したいのか?えっち…」  
「えっ…えっちって…でも、ほんと言ったらしたいけど、良いよ無理しなくて」  
そういうと、佑助は笑い照れながらこう続けた。  
「ちょっと、あっち向いといてくれ。パンツの中拭きたいから」  
「うん…。」  
 
佑助は見られてないとはいえ、恥ずかしさから振り向きパンツを下ろした。  
 
「(よし…こんなもんか。しかし情けねえよな…はぁ)」  
 
溜めていたわけでもないのに大量に放出された精液をやっとのことで拭き終わり、パンツを上げようとしたその時だった  
 
「佑助!」  
「はっはいっ!」  
突然呼びかけられあまりに驚いた佑助は、パンツを上げることも忘れモモカの方に向き直った。  
 
「モモカ…!」  
 
それは一糸纏わぬモモカだった。  
「おまえ、おまえなっなにしてんだよ!」  
 
「佑助になら…アタイの初めてあげてもいいよ…」  
そういってすぐ、はっとしたように顔を赤くし、目を手で覆った。  
 
どうしたんだ!?そう叫んで、すぐにその意味を理解した。  
 
佑助のベニスは自分も気づかぬうちに、雄々しく天を仰ぎ、反り返っていたのだ。  
 
自分の意中の人物が裸で発したそのセリフと、一糸纏わぬと言ったもののカチューシャは外さず、靴下も履いたままのその姿に  
彼女の他意はないのだろうが、えもいわれぬいやらしさを感じ、無意識に勃っていた。  
目を隠したまま、恥ずかしげに言った。  
「アタイして欲しいんだ。怖いけど…恥ずかしいけど、佑助がしたいなら…佑助がしたいことを。」  
 
モモカ…  
 
ひどく哀しげに、そして愛おしいように名前を呼び、佑助はモモカを抱き寄せた。  
 
「本当にいいんだな…?」  
答えを聞かぬまに佑助はキスをした。  
 
「ふぇ…?…んんっ!」  
佑助は唯一の特技である、集中力≠ナ既にどうすればモモカが気持ちいいかを理解していた。  
モモカはさっきとは違う激しいだけではない、佑助の接吻に酔いしれていた。  
 
 
ネチャネチャといういやらしい水音が止み、息を切らしながら、佑助が口を開いた。  
「さっきはオレが気持ちよくしてもらったから、今度はモモカの番だ!」  
 
そういうと、佑助は少し手に余る二つの山の頂上を刺激し始めた。  
「ひゃん…!あっ…んっ!」  
胸に手を当てた瞬間からモモカの声が変わった。いつものつんけんしたものはなく、甘い、耳の奥からとろけそうな声に。  
 
左の乳首を舐め、吸い、右の乳首を愛撫しもみしだく。そのうちモモカが呟いた。  
 
「あっ…ふ…いっ…つん…も…佑助のんっ…こと考えっ…てしてたんだ…あっ…んアっタイだい…すき」  
喘ぎ、顔を紅潮させ言ったその言葉がオレの理性を吹き飛ばした。  
 
「入れるぞ」  
「やっ…んっ、あんまりきつく…しないでくれ…怖いんだ…でも、うれ…しい」  
 
もうなにもきこえない  
 
体を起こし、仰向けのモモカの足を掴み強引に開き一息に突いた。  
 
「んっ…いやぁぁーー!」  
そのあまりの痛みに顔を歪め叫ぶモモカの口を口で塞ぐ。その間も腰は止まるどころか速度を増していく。  
 
その口づけは、ほんの少し前のはずのロマンチックなものとは違う…蓋をするだけのものだった  
 
「んぐっー!!んんんっいぁんんーー!!」  
涙を流し、佑助に抱きつき背中に血がにじむほどに爪をたてる。  
 
 
「っんっんっん…いくっんっんっ…ぐっ」  
 
どびゅるるぅぅ  
 
…  
………  
……………  
…………………  
 
「っ…はぁ……はぁ…はぁ…オレ…オレなんてこと…ごめん…!うっうう…ごめん!モモカ…!」  
我に返り、自分のやったことの醜悪さに涙し押し潰されそうになった佑助にモモカが泣きながら問うた。  
 
「なんで…ひっく…佑助が謝るんだい…?アタイこそ…ひっく…ごめん…我慢できなくて叫んじゃって…背中も…ひっ…痛かっただろ…?」  
 
その言葉に佑助のダムはもろくも崩れ去り涙は止まらなくなった。頭の中の全てがゴチャゴチャになり、唯一の特技すらも失われた。  
 
 
212 名前:ボス×モモ自家発電完了 投稿日:2008/01/19(土) 06:00:35 ID:DhbxaGqJ 
自分の身勝手な快楽のために彼女を傷つけてしまった。彼女はそれでも佑助を想った。  
 
「ごべぇん…!…モモカ…うぁあああ…ごべん…ごべぇん」  
「…佑助…泣かないで…ひっ…おくれよ…」  
「だっで…おれ…モモカに…だにじてもゆるっじでもらえっないようなごと…」  
「………じゃあ…アタイがひとつだけ怒ってることを許してあげるから、アタイの今からいうことひとつだけ聞いてくれるかい…?」  
「だんだっでずる!!!」  
 
 
 
 
 
 
 
《キス…して…》  
 
さっきみたいなのじゃなくて…  
 
うんとロマンチックなやつを…  
 

テレワークならECナビ Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!
無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 海外旅行保険が無料! 海外ホテル