「や…、やっやっ、ダメっ、…いたっ、やだ、そんなとこ…
あっ、ダメってば、変なとこ触らないで、…舐めないでぇ…やあっ…!」
……
「…お疲れ、最上さん」
「あ、敦賀さん撮影終わられたんですね、お疲れ様です。私もCM撮影終わったところなんです」
「…スタジオが近かったから、俺も見てたよ」
「そうだったんですか!あの子犬可愛かったですよね。トムって言う子だったんです。ちょっといたずらっ子だったけど。」
「そうだね、すごく可愛かったね」
…君が、とは口に出さず密かに赤面し…
(トムの奴め…)などと見境ない嫉妬を覚える、蓮であった――…
「やぁ…、ぁっ、やっ、ダメっ、…いた…、やだ、そんなとこ…っ…
あっ、ダメっ、そんなに触らないで、や…まだ舐めないでぇ…やあっ…!
…ぁつるが、さん…はんっ…どうしたんですか…?いつもと、っちがいます…」
「君のかわいい声は、全部俺のものだからね…」
「なんのことですか、っああっ…!」
「されただろう?今日、他の男に、さっきみたいなこと。そして言っただろう?さっきみたいなこと」
「そんな…あるわけないじゃないですか…」
「良く考えてごらん…」
「――…」
「…――…」
「――…っ、なに犬なんかに嫉妬してるんですかーーー!!!!」