「京子ちゃん、これ台本ね」 そう言って渡された台本を京子は嬉しそうに胸に抱えて、軽やかな足取りではある場所に向かった。  
 
向かった先で、誰もいない事を確認し、そこに座り、台本をパラパラと読み始める。  
 
ー今度のドラマは、私、主役なのよね〜ー  
ニヤニヤと台本を読み続ける。  
 
「身分違いの恋か…これ…なんだか私みたい…」  
 
先程嬉しそうにしていた京子だが、今度は寂しそうにつぶやいた。  
 
ーでも、私の本当の物語は、叶わぬ恋…でしかないけど…ー  
 
哀愁漂う中、静かに台本を閉じた。  
 
「最上さん?」  
 
1人の世界に入り込んだ京子をに、突然声がかかる。  
 
「つ、敦賀さん!?」  
 
「やぁ。どうしたの?こんな所で。」  
 
「敦賀さんこそ、どうしてこんな所に?」  
 
暗い気持ちを引きずる京子は、質問には答えず、聞き返した。  
 
「ここなら、誰もこないだろうと思って来たんだけど、まさか最上さんに会うなんてね。最上さんは?」  
 
優しい紳士スマイルで話す蓮  
 
「私も、ここなら誰もこないと思って…」  
 
京子は向かった先は、以前、コーンを蓮に拾って貰った所だった。  
 
ー敦賀さんも台本を読むつもりだったんだ!ー  
 
京子は蓮が台本を右手に持っている事に気がつく。  
 
「最上さんも台本を貰ったんだね。もう読んだ?」  
 
蓮は京子の手にある台本を指差して尋ねた。  
 
「はい…今読み終えた所です。」  
 
悲痛な面もちで答える京子。  
 
蓮は抱きしめてあげたい衝動を抑えながら、京子が暗い理由を考えた。  
 
ー今回のドラマは、美緒の時と違って、彼女が喜ぶ話しのはずなんだけど…。どうしたんだ?ー  
 
一方京子は、難しい顔で考え込む蓮に対抗するかのように、得意の妄想を広げていた。  
 
ー敦賀さん…きっと、読み終えたなら早く消えてくれって思ってるんだわ。すごく不機嫌な顔してるものー  
 
「あの、私、もう帰りますから…お疲れ様でした。」  
 
泣き出してしまいそうな顔を隠す為、、頭を下げ、顔も上げず走り去る京子。  
 
「えっ?ちょっと、最上さん!?」  
 
突然の京子の行動に深く考え込んでいた蓮は、対応も出来るはずもなく、京子が走り去っていった方角を、ただ呆然と眺めた。  
 
いつも元気な京子の突然の不可解な行動に、結局台本も手に付かず…。  
その後の収録も仕事人間の蓮には有り得ないような失態を見せ、初の後日撮り直しの結果となった。  
 
京子はというと、何とか涙をこらえ、着替えを素早く済ませると、人とは思えぬ速さで、立ち去っていった。  
 
今にも泣き出してしまいそうな顔じゃ、だるま屋に帰る事も出来ず、京子は1人、途方もなく歩き続ける。  
 
ー敦賀さんは、私が嫌いなのよ…。顔も見たくないぐらい…。そんな私が、敦賀さんの恋人役をやってもいいの?いくらドラマの中とはいえ、嫌いな人の相手をしないといけないなんて…。私なら絶対嫌…。  
もし私が、ショータローの恋人役をやれなんて言われたら…。私、敦賀さんの気持ちも考えず、初めての主人公で、しかも、敦賀さんの恋人役だって浮かれて即決してしまったんだ…。どうしようー  
 
考えれば考えるほど、悪い方に向いてしまい、どう考えても、被害妄想だろ?って所まできた頃、空から1粒、また1粒と、まるで京子の変わりに空が泣いてるかの様に雨が降り注ぎ、次第に激しく降り出した。  
 
京子は傘も持たず、雨宿りをする事もなく、雨の中を、迷子の子猫のように、行く当てもなくさまよい続けた。  
 
ーこれなら、泣いてもいいよね?今なら私が誰か誰にも判らないよね?我慢しなくてもいいよね?ー  
 
豪雨と言っていいほどのどしゃ降りの中、ようやく京子は一筋、また一筋と涙を流し、我慢する事もなく泣き続けた。  
 
ーねぇ、私の…この気持ちも…一緒に流して…。もう、悲しい思いはしたくない。私を見てくれる人なんて、誰もいないんだって、解ってるの。  
解ってるのに…。どうして?どうして恋をしてしまったの?ー  
 
京子は、とうとう泣き崩れてしまう。  
 
ーもうイヤなの…ー  
 
それから、どのくらい経ったのだろう。  
 
京子はもう立ち上がる気力もなく、ただ無表情のまま、涙だけが雨と一緒に流されていた。  
 
そんな時、京子の近くに1台の車が止まった。  
 
車から、1人の青年が降り、京子の元へ駆け寄ってきた。  
 
「最上さん!」  
 
青年の声も届いてないのか、京子は身動きひとつせず、視点は虚空を泳いでいた。  
 
青年は、急いでびしょ濡れで、薄汚れた京子を抱きかかえて 助手席に運んだ。  
 
ポルシェの座席が汚れるのも全く気にせず、彼女の身だけを心配して、ゆっくりと座席に下ろし、自分も素早く車に乗り込むと、すぐさま車を走らせた。  
 
 
向かった先は、どこかの高級マンションだった。駐輪場に車を止めると、鍵を閉めるのももどかしいぐらいの勢いで。  
 
入り口へと向かい、京子を抱きかかえているのにも関わらず、器用にオートロックを解除し、エレベーターに乗り込んだ。  
何階かのボタンを押し、京子の様子を見る。相変わらず、視点の定まらない、無表情な京子に焦りをみせるも、すぐに鍵を開けれるよう、部屋の鍵を握り、エレベーターの着いた先で降り、走って部屋へと向かった。  
 
部屋に着くと、まず明かりを付け、ソファに京子を座らせ、青年はどこかへ行き、バスローブやタオルを持って帰ってきたかと思えば、またどこかへ消えて行った。  
 
しばらくして帰ってきた青年の手には、湯気の立ち上るマグカップがひとつ。それをテーブルに置いて、京子の元へと  
 
「最上さん?最上さん!…」  
 
何度呼んでも返事はなく、仕方なく青年は少し力を入れて、京子の頬を叩いた。  
パシッ  
 
音がした後に、京子の視点が定まる。  
 
「えっ?」  
 
頬を押さえ、今の状況を把握しようと、当たりを見渡した。  
 
「つ、つ敦賀さん…?」  
 
青年をみつけるやいなや、京子の口から、信じられないという感じの声があがる。  
 
「最上さん。今までの事覚えてる?」  
 
安心した蓮は、顔を緩ませ、微笑みながら尋ねた。  
 
ーえ?えっと…行く当てもなく、歩き回ってて、雨が降ってきて………あ…ー  
 
視点も定まらず、意識のないように見えた京子だったが、自分がしていた事や、蓮に抱えてもらった事など、全て覚えていた。  
 
「すっすみませんでした〜〜〜〜〜。」  
 
毎度同じみの土下座をしようとする京子。  
 
「謝るのは後でいいから、とりあえず、お風呂に入って、冷えきった体を温めておいで。それからいろいろ聞くから。ね?」  
 
蓮は京子の土下座を止めると、お風呂に入るよう促した。  
 
「いぇ、これ以上、ご迷惑をかけるわけには…」 と言いかけた京子だったが、蓮の有無を言わせない、キュラレストを見、おとなしくお風呂へと向かうのであった。  
 
濡れた衣服はなかなか脱げず、冷えきって疲れた体には、その作業もひどく時間のかかるものだった。  
 
ようやく全てを脱ぎ終えた頃には、お風呂へと向かってから、15分は確実に過ぎていた。  
 
その頃の蓮は、着替えを出そうと、クローゼットを漁りはするも、体格の差から、調度よさそうな物があるはずもなく、1枚のシャツを持ち、お風呂場へと向かっていた。  
 
お風呂場へと到着した蓮が見た物とは…。  
 
目に毒な真っ白で透き通った肌の、彼女の裸だった。  
 
「きゃ!」  
京子は驚き、叫び声をあげ、浴室の方へと向かい、風呂のドアを閉めた。  
 
「ごっ、ごめん。もうそっちに入ってると思って、着替えを持ってきたんだけど…まさか、まだ入ってないなんて…ノックもせず、入ってごめん」  
 
京子の裸体に思考を停止させる中、なんとか謝る蓮  
 
「いえ、気にしないで下さい。ちょっと驚いただけですから。  
……こちらこそ、変な…醜い物をお見せして、申し訳ないです。」  
本当に申し訳なさそうに言う京子に、なぜか蓮は怒りを覚えた。  
 
「君は何を言ってるのかな?醜い?誰の体が醜いって言うのかな?」  
 
トーンの下がった、声で、蓮に尋ねられ、固まる京子。  
 
ー怒ってる…どっどうしよう…良く考えたら、敦賀さんは紳士的な人だから、醜いって思ってても、言えないのよね…。ー  
 
妄想を繰り広げる中、いきなりお風呂のドアが開いた。  
 
「え!?」  
 
予想外の展開に思考が停止した京子は、体を隠すのも忘れて、蓮を凝視した。  
 
 
「返事がなかったからね、何処が醜いっていうのか、教えてもらおうと思ってさ。」  
 
とにっこり笑いながら近づいてくる蓮。京子は次第に思考を動かすも、蓮の笑顔の裏にある、邪悪とも言えるオーラに、身動き出来ないでいた。  
 
「さぁ、教えてもらおうか。何処が醜いっていうのかな?」  
 
そう言った蓮は、京子の両手首を掴み、立たせた。  
 
「やぁ!はは、離して下さい。」  
 
恥ずかしさで頬を赤らめ、涙目になる京子。  
 
「駄目だよ。ちゃんと教えてくれるまで、離さないから。」  
 
そう、微笑みながら言う蓮。しかし、京子の邪悪オーラ探知機が物凄い勢いで反応する。  
 
京子には抵抗するすべは無かった。  
 
「だって…む…胸は…ちぃ…さいし…お尻なんかも、ペッタンコで…色気なんかもないし…胸が無いのに、細い訳でもなく、ただスタイルが悪いだけだし…」  
 
消え入りそうな声で呟きだした京子だったが、次第に、声が大きくなり、言い終わる頃には、涙をポロポロと流していた。  
 
「最上さん…」  
 
蓮はそっと京子を抱きしめた。  
 
「つ、敦賀さ…ん?」  
 
どう対応していいのか判らない京子は、とりあえず、名前を呼んだ。  
 
「最上さん。俺は、君の体…好きだよ!このお尻も、胸も!」  
 
言いながら全身を触り出す蓮。  
 
「ここも、ここも…全て、大好きだよ。」  
 
思いがけない蓮の言葉に、京子はただ泣き出すだけだった。  
 
京子が許否してこないのをいい事に、蓮はくまなく触りだす。  
 
全てを触り終える頃、京子の声に熱が入りだす。  
 
「もぉ、止めて下さい。」  
 
京子はようやくそれだけを伝えた。  
 
「判った。ゆっくり体を温めておいで。」  
 
蓮はそう言うと、すんなりと風呂場を後にする。  
 
ーあれ?やっぱり魅力がないのかな?ー  
 
必死の思いで止めた蓮の気持ちも知らず、京子は体は火照り、心は冷めたまま、湯船に浸かった。  
 
体が温まり、脱衣場の方へ行くと、バスタオルとシャツが用意されていた。  
 
体を拭いて、シャツを着ようと思った京子は、ある事に気づく。  
 
ー下着が…ない…どうしよ〜。さっきまで着けていた下着はびしょびしょだし…ー  
 
迷ってる京子に蓮の声が掛かった。  
 
「大丈夫?のぼせてないよね?」  
 
心配そうな声を聞き、京子は決断する。  
 
「大丈夫です。もうあがりましたから。」  
 
ー胸は小さいから目立たないし、下着なくても…きっと大丈夫よね…ー  
 
決めるやいなや、京子には大きいシャツを着た。  
 
ーわぁ、大きい〜。敦賀さんのシャツ…嬉しいなー  
 
これから先に待っている出来事も知らず、幸せそうに、リビングへと戻っていった。  
 
「やっぱり大きいね。それが一番小さいかと思ってだしたんだけどね。」  
 
好きな女が自分のシャツを着てる姿を見て、欲情しない男なをていないんだな〜  
なんて思いながら、わずかに残った理性で、押し倒したい衝動を押さえた蓮は、極力、普通の話しをしようとしていた。  
 
「すみません、着替えまで貸していただいて…」  
 
頬を染めて、恥ずかしそうに話す京子。  
ー下着つけとないのバレてないよね?どうしよう。さっき、敦賀さんに触られた所が熱くて…ー  
 
何故かどんどん頬の赤みが増す京子に、蓮の理性は崩壊寸前まで追い込まれていた。  
 
「あ!敦賀さん。敦賀さんも濡れてるじゃないですか。早くお風呂に入って下さい。」  
 
京子は今になって、ようやく蓮が濡れている事に気づいたのだ。  
 
「あ、あぁ、入ってくるよ。」  
 
京子に助けられた蓮は、返事もそこそこに、お風呂へと向かった。  
 
ーふぅ〜、気づかれてないみたい。良かった〜。ー  
 
「あ!!!!」  
 
蓮があがるまでに、何か夕食でも作ろうかと考えだした京子は、とんでもない事に気づく。  
 
ーどうしよう。下着が…敦賀さんを止めなきゃー  
 
「敦賀さん、ちょっと待って下さい」  
 
慌てて蓮を止めようとするも、時すでに遅し。  
 
蓮は京子の下着を凝視していた。  
 
「あ…あの…敦賀…さん…その…」  
 
なんとか誤魔化そうと言葉を並べようとする京子。  
 
京子の言葉が終わらぬうちに、蓮は神々しいまでの笑顔で。  
 
「最上さん。ごめんね。さすがに下着は無かったよ。言ってくれれば、買いに行ってきたのに。」  
 
 
ーバレてる…ー  
硬直する京子  
 
「最上さんは、下着無しで、そんな大きなシャツを着て、俺を誘惑してるのかな?」  
 
「ゆ、誘惑なんて、してません!」  
 
京子が言い返すも虚しく、蓮の耳には届かなかった。  
 
「せっかくだから、一緒に入ろう。」  
 
「きゃ、ちょっ、つるがさん!?」  
 
蓮は返事を待たず、京子を抱き上げ、浴槽へと浸からせた。  
 
「ちょっと待ってね。」  
 
京子を浴槽に入れ、脱衣場に戻ると、乱暴に服を脱ぎ捨て、浴室へと入っていった。  
 
「京子、逃げられないから。」  
 
浴槽から出ようと立ち上がっていた京子を抱きしめ、一緒に浴槽へと入っていった。  
 
「あの、つ、敦賀さん…どうされたんでしょう?」  
 
どうしていいか判らず戸惑う京子。  
 
「京子に誘惑されたからね。ほら、見て、シャツが濡れて、京子の綺麗な体が丸見えだ。」  
 
「え?あ!あぁ!?」  
蓮に言われ、気づいた京子が体を隠そうとするが、それを蓮が許すはずもなく、両手をなんなく捕まえ、  
京子の体を凝視する。  
 
「綺麗だよ、京子」  
 
蓮の手が胸へと伸びていった。  
 
「んっ、つるがさん、やぁ、やめて、ん、下さい」  
 
蓮の手が、容赦なく京子の胸を揉みしだく。  
 
「本当に止めていいの?」  
 
蓮に耳元で囁かれ、返事に戸惑っていると、蓮が耳を愛撫し始めた。  
 
「ひゃ、んぅ、ふぁあぁん」  
 
蓮の耳と胸への愛撫だけで、もう何も言えなくなる京子。  
 
蓮は京子を向かい合わせに自分の上に座らせ、キスをした。  
 
「んっ」  
 
浅く深く…。  
 
「つ、っるがあぁあん、わ、私…変になぁあん、ちゃう」  
 
唇、首筋、鎖骨、胸へと愛撫を続ける。  
 
「変になって。乱れる京子を見せて。」  
 
「ん、あぁっ、そっそこやぁ」  
 
「ん?ここが気持ち良いの?」  
 
「んっ、いぃのぉ〜っ、あ、あん、あぁん、ひゃ」  
 
乳首をしつこく攻める蓮の愛撫に翻弄され、京子は淫らに変わっていく…。  
 
「京子、そこに座って。もっと、気持ち良くさせてあげる。」  
 
浴槽の縁に座るよう指示する蓮。もっと気持ち良くって言葉に、京子は蓮に言われるまま、縁に腰掛けた。  
 
「京子の、見せて」  
 
京子の足を広げ、密の滴る茂みを見つめる。  
 
「やぁ、恥ずかしい。」  
 
いやいやする京子を無視し、  
 
茂みへと顔を埋める蓮。  
 
「やぁ、き、きたなぁ、んぃ。」  
 
茂みの周りから、中心へと、徐々に舌を這わせる蓮。  
 
「綺麗だよ。京子のここ。」  
 
「ひゃ、ん、あ、あぁん、もぅ、だめぇ〜」  
 
蓮は茂みの中の小さな突起物を攻め立てた。  
 
「んふっんっ、くっあぁ、あぁぁん、やぁ〜〜〜。」  
 
京子はびくっと体を震わせた。  
 
「はぁ、はぁ はぁ。」  
 
蓮は荒く肩で息をする京子の耳元で囁く。  
 
「イッた顔も、可愛いよ。もっと見せて。」  
 
囁きながら、蓮は指を茂みの中へと沈めていく。  
 
京子の中はきつく、指を入れるだけで、一杯になった。  
中は、熱く、入ってきた指を離すまいと、締め付けてくる。  
 
「動かすよ」  
 
「んんっ、きゃぁぁあ、そっそこ、やぁ、や、やぁ」  
 
中を探り、少しざらつくところを撫でると、京子はいやいやしながら、蓮にしがみついてきた。  
 
「京子、ここが気持ち良いの?ここ好き?すごく濡れてるよ。」  
 
「すき、そこっ、も、もぁあ、っもっとしっ、て〜。」  
 
蓮の繰り出す快感に溺れる京子。  
 
ふと蓮が指を抜く  
 
「いゃ、抜かないで」  
 
蓮は指の変わりに、自分の反り立った物を差し入れた。  
 
「ぃぐっ、いったっ……っつ。」  
 
突然の痛みに顔を歪め、涙する京子を抱きしめ、優しくキスをする。  
 
「京子、少しだけ、我慢して。出来るだけ、優しくするから。」  
 
蓮の言葉に京子は、力なく頷いた。  
 
少しずつ進み、最後まではいりきった頃。京子の中のうごめきに、蓮は耐える事に必死だった。  
 
「つ、っるがさん、動いて?敦賀さんの、好きに、して?」  
 
思いがけぬ京子の言葉に、蓮は貫きたい欲望を抑える事は出来なかった。  
 
蓮は自分の思うままに腰を動かし続ける。  
 
「んっんん。ひゃ、んっ、つぁ、っるがさぁぁあん、ひもちいい?」  
 
「気持ち良いよ。京子の中、別の生き物がいるかのようにすごい。もう、イッてしまいそうだよ。」  
 
「んっ、んふ、うれ、うれしぁあんいん。」  
 
京子も少しずつ感じ始め、蓮はラストスパートをかける。  
 
「あっあん、ひゃ、そんなっ、激しい。」  
「京子、シャツが貼り付いて、裸よりエッチだね。こんなに乳首も立たせて。」  
 
「んぁ、やぁ、さわちゃ、だぁあめんあ、ひゃぁぁぁああ」  
 
「んっ」  
 
京子がイクと同時に、きつい締め付けに耐えられず、京子の中に白い液体を吐き出した。  
 
蓮は、気を失った京子を綺麗にして。新しいシャツを着せ、ベッドまで運んだ。  
 
可愛い寝顔を見ながら、幸せに浸る蓮。  
少しの間、京子を眺め、名残惜しそうにしながら、部屋を出ていった。  
 
それからしばらく経ち、京子が目覚めると、隣にも何処にも蓮の姿は無かった。  
 
絶望的な気分になり、涙を我慢する事なく、流し続けた。  
 
ーそうよね。敦賀さんが私を好きだなんて事は…有り得ないもの。私ったら、バカね。ー  
 
カチャ  
 
突然部屋のドアが開いて、蓮が入ってきた。  
 
「京子、目が覚めた?」  
 
蓮が部屋に入ってきながら京子に話しかける。  
 
何も言わない京子の異様に気づき、慌てて近くへいく。  
 
「どうして泣いているのかな?俺とした事を後悔して?」  
 
悲しげに尋ねる蓮。  
その表情に、また期待しそうになる気持ちを抑えながら、京子は静かに口を開く。  
 
「後悔しているのは…敦賀さんでしょ?」  
 
無表情に問いかける京子。  
 
「え?後悔なんてしてるわけないだろ!」  
蓮が、静かにだが、強くはっきりと答えると、京子は更に涙を溢れさせた。  
 
「だって…敦賀さんは…その、エッチしたかっただけなんでしょ?」  
 
京子の言葉に少しムッとして蓮は答えた。  
 
「最上さんは、俺が気持ちも無く、君を抱いたと思ってるってんだよね?」  
 
蓮の言葉に京子は、小さく頷いた。  
 
「どうしてそうなるかなー?」  
 
考え込む蓮  
 
「俺は最上さん…京子の事、好きだよ。愛してる。だから、京子が欲しいと思って抱いたんだ。」  
 
蓮の告白を信じられない様子の京子。  
 
「京子は俺の言う事は信じられない?」  
 
違う涙を流し出す京子が静かに話し始めた。  
 
「私…敦賀さんの事が…好きです。もう恋はしないと決めていたのに、気持ちを止める事が出来なくて…。好きになればなるほど苦しくて。  
敦賀さんには、嫌われると思ってたし、今までも、私なんかを見てくれる人なんていなかったから、恋人になんかなれないんだって…  
言い聞かせていたんです。」  
 
京子が少し寂しそうに話した。  
 
「あんまりベッドにいると、また襲っちゃうからね。とりあえず、ご飯を作っておいたから、食べよう。」  
 
「え?敦賀さんが作ってくださったんですか?」  
 
「あぁ、京子がお腹空いてるだろうと思ってね。」  
 
「すみません。何から何まで…。」  
 
「気にしなくていいよ。お礼にして貰うから!」  
 
「お礼ですか?」  
 
「そう、お礼。さっき、俺の気持ちを疑った分、沢山もらうから、覚悟しておいてね。」  
 
「え?えぇ!?お礼って何ですか?」  
 
「京子…ドラマの演技練習もかねて、いろいろね!」  
 
「はい!恋人役ですもんね!」  
 
この後、ドラマ設定のまま、何度も貫かれる京子でした。  
 
ドラマ設定  
 
蓮 ある国の王子  
 
京子 王子に使える侍女 メイドさん。  
いろんな事をご奉仕する京子でした。  
 

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