つい最近、子供番組に出た。
敦賀さんは、わざわざそれを、録画して見て下さるそうで…。
「じゃあ、敦賀さんが見てる間、ご飯作っときますから」
「どうして?一緒に見ようよ」
「でも、ご飯…」
「いいから」
敦賀さんに押し切られて、隣に座った。
子供たちに囲まれて、わいわいがやがやと楽しそうな様子を、にこやかに笑いながら二人で見ていた。
『キョーコちゃん、胸ちっちぇーなー』
テレビの中、1人の男の子が突然私の胸に触った。
瞬間。
隣から、ものっすごく、冷たい空気…。
「……キョーコ」
「はっ、はい?」
敦賀さんは、低い声で私を呼んだ。
「ひゃっ、つるがさっ」
「胸くらい、俺がいくらでもおっきくしてあげるよ」
キュラキュラと神々しい笑みをたたえて、敦賀さんは、私の服の中に手を入れてきた。
胸どころか…。
「あっ、あっ、つるがさっ、…んっ、だめっ、だめぇ」
「駄目なの?キョーコ。キョーコの中、こんなに、熱くなって、締め付けてくるのに」
「あんっ、い、言わなっ、…でぇっ」
体の隅々まで、弄ばれた。
「もうっ!敦賀さんったら。子供にまで、ヤキモチやかないでください」
言った私に、ごめんと笑う敦賀さんは、全く悪びれてなかった。
おしまい