仕事から帰り、ソファにドサリと座った。  
そのまま横になる。点けたばかりの明かりが眩しくて目を覆う。  
 
「疲れた…」  
 
キョーコはまだ帰っていない。  
最近、連続ドラマへ出演が決まり、忙しく撮影に通っている。  
脇役とは言え飛び上がって喜んでいた。  
そんな様子を見て、俺も嬉しくなった。  
 
仕事で大成していくのをそばで見ているのは喜ばしいことだ、と思う。  
今までずっと一人きりで、自分ひとりの人生を送ってきた。  
誰かと生きて、相手の幸せに自分も嬉しくなる時が来るなんて考えもしなかった。  
嫉妬、不安、猜疑…自分の汚い面を思い知らされることもたまにあるが、  
キョーコに教えられる毎日が新鮮で喜びに満ちている。  
 
それにしても、自分も多忙な上にキョーコまで忙しくなると、  
こんな風になかなか会えないのだということを初めて知った。  
 
自分が早い時はキョーコが遅い。逆もまた然り。  
朝方目が覚めると無邪気な寝顔が隣りにあるか、  
または真夜中に彼女の寝顔を見ながらこっそり隣りに潜り込む。  
会話は朝、出かける前に。  
そんな毎日だ。  
今朝早くに見たキョーコの寝顔を思い出していると、うとうとと浅い眠りに落ちた。  
 
夢の中ではキョーコが笑顔で抱きついてきて、背伸びをして頬にキスしてきた。  
そのまま抱き上げて、唇にキスを落とす。  
温かくて甘い、キョーコの味…。  
 
あまりに感覚がリアルで――そして目が覚めた。  
 
「起きちゃいましたか?ご、ごめんなさい…」  
 
キョーコが目の前で真っ赤になっている。  
 
「…おかえり…あぁなんだ、夢かと思った」  
「あのっ…風邪ひくといけないと思って、毛布をかけて、そしたら…つい…」  
 
どうやらキスを知られたのが恥ずかしくて焦っているらしい。  
付き合い始めて数ヶ月になるのに、こういうところは変わらない。  
 
「キョーコ、お願い」  
「なんですか?」  
「もう一度、キス」  
 
恥ずかしがりやのキョーコは滅多に自分からキスをしてこない。  
たまに物欲しそうにじっと見つめてきたり、  
なにか言いたげに俯いたりして匂わせることはあるが、  
キョーコからしてくる前に、それを見た俺が我慢できずに奪ってしまう。  
 
「なんですか、急に」  
「お願い」  
「いいですけど…」  
 
じっと見つめる俺に、目を瞑ってください、と赤くなって請い、ソファのそばで膝を立てた。  
ちゅっと軽くキスをしてくる。  
 
「これでいいですか?」  
「もう一回」  
「ん…」  
「もっと」  
「んっ」  
 
何度も求めるうち、キョーコのキスが深いものになっていく。  
舌を入れ込み、俺の舌を追いかけなぞってくる。  
起き上がって押し倒してしまいたいが、今日はこのまま任せてしまいたい気分だった。  
 
「ん……つるがさん…お疲れですか?」  
「あー、そうかもしれないな」  
「そうですか…」  
 
しゅん、と小さくなるキョーコの頬に手を伸ばす。  
 
「どうした?」  
「いえ、なんでも…」  
「したい?」  
 
キョーコは顔をみるみる桜色に染めるが、否定もせずに黙ってうつむいている。  
 
「いいよ、ベッドに行こう」  
「でもっお疲れならいいんです!ただ最近、なかなか夜に会えなかったから…ちょっと淋しくて、それで…」  
 
彼女も同じ気持ちだったことに胸が熱くなって頬が緩む。  
 
「いいんだよ、俺も同じだった」  
「ほんとですか?」  
 
嬉しそうな笑顔を見て、俺もたまらなく抱きたくなってきた。  
 
「おいで」  
「でも敦賀さん、疲れちゃいます」  
「いいから」  
 
手をひいて、ソファの俺に跨らせる。  
顔の近くまで移動させて膝を付かせる。  
目の前の位置に戸惑っているキョーコのミニのスカートをめくり、つつっと下着の中央に指を這わせた。  
 
「あんっ」  
 
思わず出した声に慌てて手で自分の口を押さえるキョーコ。  
反応の良さに興奮を高めながら、俺は陰核がある場所を軽く爪を立てて突付いてやる。  
 
「あっ、あんっ」  
「もうシミができてる。キスで濡れてた?」  
 
濡れている部分を指でぐりぐりと押すと、中でくちゅ、と音が立った。  
 
「やっ、はぁっ」  
「透けてきた。見えちゃいそうだ」  
 
キョーコは倒れないように片手でソファの背を必死に掴んで身を捩らせるが  
それは狭い位置でかえって淫らに見えるだけ。  
久しぶりの愛撫なせいか、いつもよりずっと感じているようだ。  
大きく膨らんできた突起を集中してこすってやると、可愛らしく甲高い声を上げてイってしまった。  
 
息を整えているのも構わず下着をズラして性器を露わにする。  
舌でペロリと溝を舐めあげると、キョーコはビクンと身体を跳ね上げ驚いた。  
 
「ああんっ!やっ、明るいし、恥ずかしい、ですっ」  
「だからこんなに濡れてるの?」  
 
逃げる腰を掴んで引き下げてショーツを脱がせ、じゅるじゅると溢れる蜜を吸い上げる。  
花芯の先、根元、と舌の先で弄りながら、指を蜜壷の中へと差し入れる。  
2本でも栓には足らず溢れてくるそこを、くちゅくちゅと音を立てながらかき回す。  
 
「あ!あ、あ、あん、あっ、またっ…はぁ、あ、んっ、んぁ、…あぁっ!!」  
「イったね…キラキラ光ってて綺麗だ」  
 
それに、その達したときのキョーコの顔も最高に綺麗だ。  
淫らな彼女が美しいのは、自分しか知らないという俺の誇負がそう見せるのか。  
いや…それでも構わない。もっと彼女を美しく淫らにしたい。  
俺はまだ息をするのに精一杯な彼女に、少しだけ甘えたように懇願する。  
 
「キョーコ、入りたいな」  
「え、もう、ですか…?でも…ちょっと、待ってください、まだ…」  
「お願い」  
「…っ…もう…」  
 
キョーコは照れたような困ったような顔をしながらソファから降り、向こうを脱いで服を脱ぎ始めた。  
スカートを下ろし、キャミソールに手をかけたところでそれを制した。  
 
「それは残してていいよ」  
「どうしてですか?」  
「そのほうがいやらしくていいから」  
「敦賀さんってば、変な人…」  
 
赤くなりながらもキョーコは俺の服を脱がせ始めた。  
シャツのボタンを外しはだけさせてから、ズボンと下着を取る。  
時間がかかってもどかしいが、同時に丁寧で懸命な様子が愛しくてたまらず  
俺はたまにはされるがままってのもいいな、などと考えて待つ。  
 
キョーコは脱がせ終わると俺のモノをしごきながら先をチュパチュパと吸い、  
大きく脈立たせたところで恐る恐るといった様子で腰のあたりに跨った。  
そうか、この体勢は初めてだったな。  
 
「できる?」  
「はい…」  
 
俺の胸に手をつき、小さく「んっ、んふっ」と呻きながら杭を入れ込む。  
 
「上手だよ」  
「ほんと、ですか…?」  
 
目を潤ませて頬を上気させて首を捻る。  
 
本当だよ。おまけにその表情は罪だよ、まったく…  
 
ゆっくりと腰を振り、時々俺が教えた通りにきゅっと締め付ける。  
キョーコの臀部の肉を広げてやりながら動きを手伝ってやる。この動きもいいが…  
 
「抜き差ししてごらん」  
 
俺の言葉に素直に腰を上下し始める。  
全て抜いてしまいそうなポイントまでくるとまた腰を落として欲深く呑み込んでいく。  
何度か繰り返すうち、快感を覚え始めたキョーコの喉から我慢できずに声が漏れ始める。  
 
「気持ちいい?」  
「んぁ、あ…ぅん…ふぁ…やだどうしよ…きもちぃ…ん…あぁ…ん」  
 
掴んでいる手で上下の動きを早めてやる。  
タン、タン、と身体が重なる音がリズミカルに響き、それに合わせて喘ぎの声も高くなった。  
 
「あっ、あっ、はやっ、いぁっ、あっ、んんっ!きも、ち、いいっ、あっ、ぁあっ!」  
「うまいよ、俺も、気持ちいい」  
「もっと、ほめ、てぇ、つるがさ…んんっ」  
「キョーコ…すごくいやらしい顔してる」  
「やだ…それ、ほめてない、です…」  
 
キョーコは顔を赤らめてそむけ、スネたように無理矢理動きを止めた。  
俺は思わず吹きだしながら身体を起こし、座って向かい合い背中に手を回して支えてやる。  
 
「褒めてるよ。いやらしく喘いでるキョーコ、すごく可愛くて好きだよ」  
「んんっ…なんか…複雑です…」  
「怒った?」  
「…怒っては…ないです、けど」  
「もうやめようか?」  
 
下を向いたままぶんぶんと首を振るキョーコ。  
顎をつかんで上を向かせる。  
 
「目、見て」  
「…っ」  
「ちゃんとお願いしてごらん」  
「も、もっと…」  
「もっと?」  
「もっと、いっぱい…気持ちよく、して、ください…」  
 
たまらず唇を強く塞ぐとキョーコは首に手を回ししがみついてきた。  
キャミソールをめくり両方の乳房を揉みしだき、突起を摘みあげる。  
腰を大きく突き上げると、キョーコもその律動に合わせて跳ね始めた。  
苦しそうに唸るので唇を解放してやると、待っていたかのように啼くキョーコをそのまま抱え、  
くるりと回ってソファに押し付ける。  
両足を肩のあたりまで高く上げさせ、深くゆっくり、奥まで突き上げ、  
突き当たったところで押し付けるように回し上げる。それを何度も繰り返した。  
 
「あぁあっ!んぁああっ!ふぁっ、んんーーーっ!」  
 
表情に余裕がなくなってきたのを確認し、動きを早めて激しくした。  
 
「ああぁっ!だ、だめっ、きちゃ…、あぁっ、あぁっ!」  
「キョーコ、おいで…」  
「ぁああっ…!…あんっ!あぁああっーー…!」  
 
 
二人で達したあとも、俺はキョーコを抱えて座り直したまま肩にキスを落とし、彼女の熱を楽しんでいた。  
 
「敦賀さん…ぅんっ…まだ、離してくれないんですか?」  
「んっ…まだ、だめ」  
「でも…敦賀さん、明日も早いんでしょう?」  
「キョーコはオフだろ」  
「敦賀さんの話をしてるんです!」  
「あぁ、早いよ。だから充電しないと、ね」  
「だめですっ!ちゃんと睡眠…わっ」  
 
充電が優先、とキョーコを抱え上げてベッドルームへ連れて行く。  
 
「キョーコ不足を補わなきゃね」  
「何おっしゃってるんですか、ほんとに…」  
 
呆れながらもしがみついてくるキョーコにキスを落として、再びこの温もりに溺れていった。  
 

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