大きくはだけた赤い着物から覗く白い乳房。  
まぶしく浮き上がるその膨らみがふるふると上下に揺れる。  
俺は京子に上から蹂躙されるのを楽しみながら、ただじっとその振動を味わっている。  
「ん、んっ…んっんっ…あっ…は、あっ、はぁっ……っん!」  
京子は覚えたての動きに最初こそ戸惑うように腰を揺らし、  
堪えきれずに漏らしてしまう声を塞ごうと袖で口元を押さえていたが、  
徐々に気持ちよさを覚え始めてきたのか我を忘れて乱れ始めていた。  
「んっ!ん…っ…ふはっ、はあっ…あっ……ああっ…」  
天を仰ぎ、胸を弓なりに反らせ喉仏を露わにしてのけぞり、京子は、はあっ!と高く啼いて両手を後ろに付いた。  
その腕で華奢な自らの体重を支え、腰を高く跳ね上げては下ろし、また引き抜く寸前まで引いては押し付ける。  
もはや理性が吹き飛んでしまったかと思うほど、夢中で腰を動かす京子。  
一を教えれば十の答えを返してくる。  
期待していた以上に、いやその何倍も、彼女は「女」の資質があったということだろう。  
 
もっとその淫らな部分が見たくて、ぐいと京子の膝を立たせた。  
俺も後ろに手をつき上半身を起こして、じっくりと舐めるように眺める。  
じゅぶじゅぶと液を絡めながら繋がる卑猥な部分が揺れる蝋燭の光で照らされ、  
その様子にぶるりと武者震いがして興奮が高まった。  
「んぁっ、んぁあっ、んあ、んああっ、ふ、あぁっ、あぁ、れ…ん、さまぁっ、くるっ、ひぃ、やあぁっ…」  
「…ん…っ…仕方ない、手を、貸そう、か……んっ」  
下から動きを手伝って、ぐい、ぐい、と突き上げてやる。  
「ひ、ひゃ、はあっ…!あ、やはりっ…だめっ、だめ、いけま、せんっ!ああ、ああっ、あっ…あっ、きて、しまうっ、から、だめえっ…!」  
「駄目?ほら、これでも?」  
ぐ、ぐ、と押し上げる。今までじっとしていたんだから、このくらいは序の口だ。  
「ぁああ!あっあれ、がっ、ああっ…ぁっ…ゃああっ…だ、めぇ……あ、ん…あっ――…!!!」  
ひくひくと震えて崩れてしまい、絶頂へと達したことを知らされた俺は今度は上から押さえこんだ。  
膝を抱え上げて局部を大きく広げさせ、どくどくと膨れ上がっていく欲望を奥までぐうっと突き進める。  
「あああんっ!ま、待って、待ってくださ、ぃ、おねがっ…!」  
「京子、何故に今夜は大人しい?いつも、もっと激しく啼くだろう?声を抑える理由でも?」  
「な、なんでも…理由など、ありませぬ、何もっ、あっ…だから、待っ…ぁ…や…ん」  
「嘘をつく子には、仕置きをせねばならないが?」  
首筋に這わせる舌を乳房へと下ろし、そのコリコリと固くなっている頂きにキリリと噛み付いた。  
「ぁあああっ…っ…何も…だから、や、やめ…っ」  
「この俺を、怒らせたいのかな」  
俺は半身を起こし、塊を一気に引き抜いた。  
 
 
32 名前:2 投稿日:2006/12/23(土) 04:15:21 ID:V7KKRgNF 
唐突に塞がりを失った京子のそこはぱくりと口を開け、俺を探すようにヒクついている。  
俺の肉棒には京子の膣液がまとわりつき、てらてらと光りながら天を向いて待つ。  
「は…あっ!あっあっやっ…いやいや、イヤっ…!行かない、でっ、行っちゃイヤッ、蓮さまっ!」  
慌てて伸ばされた腕を引き上身を起こしてやると、抱きとめられるのかと京子は一瞬安堵する顔を見せた。  
が、俺はそのままくるりと返してうつ伏せにさせ、布団へと強く押し付けた。  
その腕を背中に回し、傍らに落ちていた腰紐で手首を素早く縛り、  
着物の裾を腰までめくり上げて落ちてこないようにその腕に巻きつけて留める。  
張りの良い臀部が視界に広がる。  
肩をついてこちらを振り返った京子は、潤んだなんとも艶っぽい瞳で俺に誘いかける。  
「こ、このような、格好では、無理で…」  
「試して、みせようか?」  
繋がりを求める京子の秘部からはとろり、とろり、待ちきれぬといわんばかりに愛汁が滴り落ち太股へと流れていく。  
俺は手で支えたその先端でその汁をすくい取り、溝をゆるりと這って往復させる。  
「は、あ、あっ…入るの、ですか、これ、で、も…」  
「ああ、入るよ?ずぶりと奥までぎゅうぎゅうに埋め込める。だが…仕置きの途中だからね、お預けだ」  
「お、お許しくだ、さいっ!お、お願いですっ、入れ込んで、早う、はよ…ぉ…欲しゅうございます、もうっ…」  
「理由は?何故声を抑えた?好きなだけ高く喘ぐようにと教えていただろう?」  
「そ、それはっ…や…はぁ…ぁあ…あ…ん……あ…」  
くちゅり、先を少しだけ入れてやると、待ちかねていた京子は尻を突き出し自ら奥まで飲み込もうとする。  
まだあげないよ、そんなに俺は甘くないからね。  
再び抜き取られて京子は涙目で恨めしげに俺を睨む。  
その眼がますます俺の嗜虐心を煽るというのに、まったく無自覚な。  
 
 
33 名前:3 投稿日:2006/12/23(土) 04:16:10 ID:V7KKRgNF 
「さあ、言うんだ。黙っているのなら、そうだな…」  
「…っ…か、奏江に聞いたのです!」  
「何を?」  
「申し上げれば…続きを…いただけるの、ですか…?」  
「ああ、あげるよ。もういらないと言うまで好きなだけ与えてやろう」  
しばらく逡巡していた様子の京子だが、やがて消えそうな声で小さく語り始める。  
「女中の者たちが噂しているそうなのです、そこの…隣りの部屋に控えている者が最近寝不足なのは…  
 …その…京子の夜の声が淫らにて、高ぶって寝付けぬためだと…毎夜…殿が激しゅうて…ますます色艶が増すばかりと…」  
「事実だろう?」  
「…っ…そ、それで…女中たちがその話に喜んで…今夜は…皆でその声を聞こうと…隣りに集まっておるらしいのです…」  
今夜はやけに隣りに人の気配が多いとは思っていたが、そんな理由だったか。  
なんとも平和というか呑気な女中たちだ。  
「それで?」  
「それで、とは!?き、決まっておりましょうに、聞かれているなど…!  
 京子は恥ずかしゅうて、今夜は殿にお仕えすることすらお断りしようかと思っておりましたのに…なのにっ」  
「ではやめておこうか?」  
待ちわびている京子の入り口を両手で押し広げ、じゅぶ、と緩い動きで押し込めていく。  
「はあああ!あ…あ…あ、熱いっ…ん、んああっ」  
悦ぶのを遮るように、わざと途中で止めて待つ。  
思ったとおり、京子は我慢できずに腰を俺に押し付けて、自ら杭を埋め込んでいく。  
「蓮さまぁ、あっ、いやっ、どう、して、あっ、やだ、いけないっ…女中たち、が、聞いて…っ…のにぃっ…」  
「構わないだろう?いずれは知れる、こと、だ…っ」  
最後まで埋め込むのを待ちきれなくなった俺は自然と腰が動いてしまい、奥へ奥へと律動を与え始める。  
押さえていた反動か、一度始めたらもう止まらなくなってしまった。  
打ち込みも次第に大きく、激しく、たんっ、たんっ、と身を打つその音も高くなる。  
「ひ、あ、あっ、だめですっ、そんな、音、立て、ないでくだっ…ああっ、あっ、やああっ!」  
「京子も、そんなにっ…声上げて、いいのかな?」  
動きを止めて覆いかぶさり、耳元で「隣りの大勢に…しっかり聞こえているよ?」と囁いた。  
京子は、ひやぁ、と脱力して崩れ落ち、そのまま苦しげに息を荒げながら布団に伏せてしまう。  
 
 
 
34 名前:4 投稿日:2006/12/23(土) 04:17:06 ID:V7KKRgNF 
隣りに寄り添い横になり、縛られた手首ごとをぐいと引き寄せ、再度奥まで差し込んでやる。  
並んで寝た俺は京子の片足を高く上げ、後ろからずいと突き上げを開始した。  
「きあっ!やああっ!あっ、こ、こんなっ!ああっ、あっ、い、いけませんっ!あああっ蓮さまっいやあっあっあああっ!」  
「イヤ、ではっ、ないだろう?嘘をつく、子には…っ…」  
「あああっ…い、いいっ、気持ち、よぉ、ござい、ますっ…!あっあっ…欲しかったの、ですっ…これ、がああっ」  
「これ、とは?」  
「れ、蓮さま、のっ…」  
「もっと…大きな、声で、言いなさい」  
「蓮さまのぉっ、熱いっ、熱くてっ…お、おっき…固い、これぇ…っ」  
「これが、好き?」  
「はいっ、ああんっ…好いており、ますっ…ぁあ…愛しゅうて…焦がれて、おりますっ、ああぁあっ、たまりませ…んぁあっ」  
溢れ続ける京子の蜜は飛沫となって布に染みを広げていく。  
じゅぐ、じゅぐ、と上がるこの卑猥な音も女中たちの耳に届いているはず。  
それを思うだけで不思議なことに欲望はますます高まっていく。  
くぁっ、はっ、と哂いとも喘ぎとも区別のつかぬ呻きが俺の喉からも漏れる。  
京子ももはや悲鳴のように高く啼き続け、太股をびくりと震わせ高まりを告げ始めた。  
「ひ、あ、蓮、さまっ、ぁああっ、もぉ、京子は…っ…んぁあん、またぁあっ…ああっ…!」  
「京子…君は…っ…淫らだよ、誰よりもっ」  
「そんな…はああっ、いやあぁああっ!」  
「淫らで、そして、美しいっ…はあっ…っ…ほら、おい、で…っ!」  
「あっ、あああぁぁっ…れん、さまっ……んあっ……あんっ、んんーーーーー…っ…あっっ…!!!」  
 
そこで気を失ったのは、すぐに恥ずかしがって取り乱す京子にとっては幸せなことであったはず。  
隣りの部屋からは女中たちのキャアだのヒャアだのといった奇声が飛び交い、  
興奮した様子でバタバタと走り去る音が一斉にしたかと思うと遠くで大騒ぎが始まった。  
それからしばらくは毎夜大勢で聞き耳を立てる気配が続き、  
その後、隣りで控える者は当番制にすることで落ち着いたらしい。  
まったく女子というものは賑やかな生き物だと呆れもしたが、この賑やかさも京子が来てからだとふと思う。  
「ねえ、京子?」  
「はい…?」  
今宵も隣りの部屋に数人、静かに夜が更けるのを待ち構えている気配。  
「いや…なんでもないよ」  
「ふふ、変な蓮さま」  
彼女たちは果たして、聞くだけで済んでいるのかな?  
時折、その襖がスッとわずかに開けられる音が聞こえるのだが…  
もうしばらくそれは告げずにおこう、俺はくすりと笑って京子を組み伏せた。  
 

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