ネットサーフィン中の蓮を横から覗き込むキョーコ。
蓮は幾つかの画像をキョーコに見せる。
「これ、可愛いですね」
「気に入った?」
「はい、可愛いです。でも何ですか?これ?」
「気に入ったなら買ってあげるよ。その時に教える」
「いいんですか?楽しみにしてます!」
数日後。
「…っ…ヤ…っなんですか、コレ、敦賀さん、変な感じ、っする…っ…!」
「ひどいな、忘れちゃったんだ?君のために買ってあげたのに」
「しりませ…っあぁ…やぁっ!!」
「あんなに喜んでたのに」
「だって、こんなの…ぉ…っあんっ、欲しいなんて…っ」
「…ああ。こっちは覚えてくれてるみたいだね。こんなに欲しがって、悦んでくれてる…」
「ああんっ、ああっ、も、…ヘンに、なっちゃ…!!」
「ああ、そんなにせっつかないで。これだけ欲しがってるのに、君は覚えてないんだ?」
「はぁっ…だって、そんな、の、欲しいなん…言って、な…やああんっ!!」
「ウソツキだね…いらないなら、あげないよ」
「や…やだぁ…ああっ!くだ、さい…つるがさ…っ!あああっ!」
たっぷり遊ばれて気を失ったあと、使われたお道具が可愛いと思ってたアレだったと知らされるキョーコ。
以来蓮の画像戦法には注意深くなったキョーコだが、
可愛いもの好き、メルヘン好きを巧妙に利用され、また何度も思わぬプレゼント攻撃にあうのだった。