蓮と京子での雑誌の水着撮影。
「じゃ、敦賀君、京子ちゃん。ちょっと海の中に入ってくれる?」
カメラマンの指示で水の掛け合いっこをする二人。
蓮にのせられて楽しそうに水遊びをするキョーコ。
海の深みにはまって、キョーコ少し水に沈みこむ。
蓮は冷静にキョーコの脇下から腕を入れてすくい上げる。
「大丈夫? 最上さん」
「すみま……!」
密着状態にどきどきするよりも、青ざめるキョーコ。
勢い余ってキョーコは水中で思いっきり片胸ぽろりしていた。肉厚パッドも外れて大慌て。
(ど、どうしよ……)
とりあえず浮かび上がるパッドをこっそり掴み取るが、はずみで乳が蓮の腕を掠める。
「え」
「あ」
ぷるんとした柔らかな感触。蓮も事情を察して、頭に血が上る。
男性スタッフも多いため、緊張する蓮。
「慌てなくていいから。……着けなおせる?」
(き、気づかれたっ!)
羞恥心で赤面しながらもキョーコ、こくこく頷く。
二人の動きが怪しいため、スタッフがじろじろ見てくる。
キョーコ、公衆の面前で着替えをしている気分になり、蓮の方に回転して水着に胸をおさめようとするが、
水流と貧乳のため、片胸はめては片胸はみ出すを繰り返す。蓮、生乳を見て、うつろな目。
スタッフがとうとう波打ち際から近づいてくる。
「どうしたんだー、二人とも」
(きゃああああっ)
蓮、とっさに腕を巻きつけて胸を隠す。
ますます危険な状態に追い込まれる蓮だが、カメラマンは「いいよいいよー」とシャッター切る。
何枚かセクシーショットを撮られて、蓮はキョーコに巻きついたまま海から上がり、ロケバス行くのを
「ちょっとトイレへ」と言ってしばらく戻らず。
残されたスタッフたちの会話。
「なんで京子ちゃんまで?」
「連れション?」
「いや、オレちらっと見たんだけど、京子ちゃんの水着外れかけててやばいことなってた」
「「「え」」」
「さっきごそごそやってたのってまさか……」
「まさか敦賀君にかぎって」
「まさかねぇ」
と言いながらも、二人の水中エッチを妄想する男性スタッフたち。
水中でキョーコの頬が紅潮していたのは、蓮に胸もまれてあまつさえ乳首くりくり摘まれて、あんあん喘いでいたとか。
下半身は水着の隙間からズッコンバッコン抜き挿ししてたとか。そしてそれだけでは我慢できずに今は――。
敦賀蓮だったらエッチ上手そうだよな〜京子ちゃんもメロメロになるんじゃないか〜と浸っている間に、二人が戻ってくる。
恥ずかしそうに謝る艶っぽいキョーコに、スタッフの妄想炸裂。
(((((何があった?!)))))
その日一日中、撮影スタッフは悶々としていましたとさ。